今日の中国ニュース(2021年7月3日分)(副題:楊海英と『阿呆ウヨ・加藤健』に呆れる)

台湾有事で集団的自衛権行使も 麻生氏が見解 - 産経ニュース
1)「台湾が独立宣言しない限り」台湾有事の可能性が低い
2)憲法上の問題がある
3)日中関係が悪化する
ということで安倍政権時代において曖昧な態度だったところ、麻生が今放言する理由は何でしょうか。まあ、麻生だと「考えなしに放言」の疑いもありますが。


海峡両岸論 第128号 2021.07.04発行 - 民主の「魔力」に寄りかかる危うさ 「自己正当化バイアス」で曇る目 - | ちきゅう座
 中国を「反民主的」と批判するバイデンは例えば「インド・モディ首相のヒンズー至上主義」のような「親米国家の反民主主義的言動」は容認している*1、バイデンの「民主主義」云々は全くご都合主義だ、単に「中国を攻撃するための政治的道具に過ぎない」と批判する岡田氏です。俺も全く同感ですね。


◆楊海英のツイート

楊海英
 小池百合子さんへの同情云々以前に、対中融和姿勢に都民もウンザリしている。
自民に衝撃 こんなに負けるのか - Yahoo!ニュース
 自民党内では当初、「50議席は取れるだろう」という楽観論もあっただけに、それを下回りそうだとの情勢*2が伝えられ、「こんなに負けるのか」と衝撃が走っています。
 当初、都議選の序盤に自民党が行った情勢調査では、自民党は50議席以上を狙えるとの結果が出ていました。こうしたことから、政権幹部も「自公で過半数は、間違いなく取れるだろう*3」と語るなど、一時は楽観的なムードすら広がっていました。
 しかし、雰囲気を一変させたのは小池都知事が過労を理由に静養を発表したこと*4です。自民党の幹部職員は「小池さんへの同情票が都民ファーストに流れている。予想外の展開だ」と危機感をあらわにしました。

 都議選で自公が不振(自民は8議席増、公明は現状維持)だったのは「二階幹事長と山口代表が中国非難決議案に反対したからだ」と明らかなデマを飛ばす楊です。
 「投票理由に対中国姿勢を挙げた都民が多数いるという統計データを出せるもんなら出してみろ」「お前それでも学者か?」という話です。そもそも「不振」とはいえ自民は「都民ファを抜いて第一党」ですし、都民ファは「当初予想(46議席から23議席に半減)より健闘したとはいえ」15議席も減らしているのですが。
 そして共産や立民はともかく「都民ファ」が中国批判してるなんて事実はないでしょうに。
 まあ、普通に考えて「自公=制限するとはいえ有観客開催(ただし最近は無観客開催もありうると言い出し始めた)」「都民ファ=無観客開催」「立民、共産=中止」が「自公伸び悩みの理由」でしょう。

楊海英
 今日*5は、東トルキスタン*6ウルムチ*7ウイグル人が虐殺された事件の12周年になる、悲しい日。中国人は他民族に向かう際は貧しい人も金持ちも、一致団結する。他民族にとって、良い中国人も悪い中国人もなく、差別する中国人しかない。共産党と一般の中国人を分けるのも無意味。

 「中国人はすべてウイグル差別者だ」などというのは事実に反するヘイトスピーチでしょうがもはやそんな常識をこの男に求めるのは「無駄なこと」なのでしょう。

楊海英
 (ボーガス注:最近のある世論調査によれば)対中好感度は最悪で、中国に良い印象を持たない日本人は88%。それでも、習近平来日か。日本の政治家はどうかしている。

 別にそんなことで国賓訪問は決めるべき話じゃないですからね。そもそも「よい印象を持たない」と答えた人間すべてが「国賓訪問に反対である」かのように楊が印象操作していることにも呆れますが。「人権問題などでよい印象は持たない*8」が「国益の観点から国賓訪問には賛成だ」という人間は当然いるわけです。


加藤健の「天を回せ! ロビー活動で挑む」 : 中国協力科学者への家宅捜索を実現しよう!
 呆れて二の句が継げません。もちろん「何らかの違法行為」があれば加藤が騒ぐまでもなく捜査はされるでしょう。
 一方で、例えば「日本と中国の大学の共同研究」、「日本の大学での孔子学院」「日本人研究者の中国研究機関での就職」など「何の違法性もない行為」について「家宅捜索しろ」というなら無茶苦茶な言いがかりでしかない。で、アホ右翼・加藤の場合は「言いがかり」のわけです。

*1:勿論、例は「インドのモディ」でなく「トルコのエルドアン」でも「サウジの皇太子」でも誰でもいいですが。

*2:実際には33議席

*3:実際にはとれなかった

*4:同情票が出たとしたらむしろ静養それ自体よりも「自分でまいた種」という麻生発言への反発ではないか。まあ自民都連からしたら(副総理・財務相を批判しづらいとはいえ)「麻生の余計な発言がなければ」という怒りを禁じ得ないでしょう。

*5:7/5のこと

*6:新疆ウイグル自治区のこと

*7:新疆ウイグル自治区の首府

*8:もちろん「靖国参拝批判」「福島原発汚染水の排出方針批判」など正当な批判(これらの批判の多くは中国以外も日本批判している)で「よい印象を持たない」等というのは「居直り」で論外ですが。