今日の産経ニュース(2021年7月29、30日分)

自民、総裁選へ動き本格化 「衆院選前か、後か」焦点 - 産経ニュース
 今の支持率では衆院選前に総裁選をやったら、たとえ「党員選挙否定、議員選挙オンリー&二階幹事長(二階派ボス)、麻生副総理・財務相麻生派ボス)らによる議員締め付け」でも、「菅おろし」が起きかねません(場合によっては二階、麻生が菅を見捨てて、菅おろしに動くことすらあり得る)。とはいえ「9月30日には総裁任期満了」なので、「選挙後に総裁選をやりたい」なら、9月30日より前に解散して選挙にするか(これならば衆院選中に9月30日になっても、『衆院選後に総裁選』を正当化しやすい)、解散時期に制約をつけたくない(10月以降の解散の選択肢を残したい)なら任期を無理矢理延長するかどっちかしかない。しかし前者は「今のコロナ状況、支持率状況で解散できるのか」と言う問題があり、後者は「任期延長の理屈をつけづらい」問題がある。
 菅にとっては「衆院選前に総裁選」も「衆院選後に総裁選」もどちらも「茨の道」でしょう。


【政界徒然草】小池都知事、女性初首相に3本の道 その最善手は - 産経ニュース
 『希望の党の惨めな失敗』でもはや、小池には『国政復帰』の考えはないでしょう。当初予測(議席半減)に比べれば『健闘した』ものの都議選では都民ファは大幅に議席減し第一党の地位から転落(第一党は自民)。また、共産や立民が議席を増やしており、「自民批判派」として都民に評価されてるのはもはや「都民ファだけではない」。
 しかも議席減をできる限り回避するために小池がやったことは体調不良やコロナ対応を口実に、選挙応援演説などせず雲隠れすることでした。『私、小池の都民ファを是非支援してください!』と自らアピールすることではなかった。東京の感染が高止まりしていることについても『五輪開催反対派』を中心に『菅首相だけではなく、小池都知事の責任も大きい』と批判する声も強い。この状況で国政復帰を企むほど小池も無謀ではないでしょう。そもそも何を基盤に国政復帰するのか。「当時の前原民進党」が小池を担いで、希望の党を結成したようなことを、枝野立民は考えてないでしょう。小池の「排除の論理」で希望の党から枝野らが排除されたときに『枝野を支持したアンチ小池』が立民の有力支持層です。小池と手を組むことはその有力支持層を切り捨てることであり不利益が大きすぎる。前原が政治的に失脚した(現在の国民民主代表は玉木)ように「枝野が失脚」するでしょう。
 とはいえ、最大野党・立民以外に『小池と手を組んでくれる可能性がいくらかでもあり、手を組むことがメリットがある政党』なんか他にないでしょう。左派の共産や社民は小池と手を組みたがるわけもなく、一方ウヨの小池も手を組みたがらない。
 保守政党とは言え、支持率の低いれいわや国民民主と手を組んでも小池に利益がないし、最大与党・自民と手を組めば『自民とは違う政党』として宣伝してきた都民ファの自己否定になる。都民ファで国政復帰では、「東京しか勢力がない」わけで小池としてもそうしたことを「やるメリットがない」でしょう。


【正論】犠牲が尊敬を生むオリンピック 東京国際大学特命教授・村井友秀 - 産経ニュース
 無料記事ですが登録しないと途中までしか読めません。引用は省略しますが、タイトルから予想されるとおりの内容です。しかし、例えば「東京で感染者3000人越え」なんて犠牲が本気で「日本人選手のメダルラッシュ(柔道など)で国民に選手への尊敬(感動)を生んでる。だから貴い犠牲だ」と強弁する気でしょうか?。まともな人間なら五輪開催派でも「感染者増加」については仮に「五輪は続行する」と居直るにしても「犠牲(感染者)を増やしたこと」については村井のように「貴い犠牲」などとバカなことは言わず「犠牲の減少に努力する」というでしょうに。
 尊敬(感動)のためならそうした犠牲も許されると言う村井には
「感動」とは安全に優先するものではないと思う(そもそも「組み体操」で「感動」なんか私はしない)(1) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
「感動」とは安全に優先するものではないと思う(そもそも「組み体操」で「感動」なんか私はしない)(2) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)と言う言葉を贈呈したい。
 全く正気じゃないですね。村井のようなバカには「感染して死ねばいいのに」「死なないまでも高熱や倦怠感で苦しめばいいのに」「後遺症で苦しめばいいのに」と言いたい。


団交拒否訴訟で大阪市敗訴 地裁「労組を軽視」 - 産経ニュース
 維新ではおそらく控訴するのでしょうし、控訴審判決がどうなるかも何とも言えませんがまずは維新の悪事が断罪されたことを素直に喜びたい。