「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年7/3日:島田洋一の巻)

◆島田のツイート

島田洋一
 自民党もとんでもない議員がいるが、「50歳近い俺が(とサバを読んだ上)女子中学生と性交して何が悪い」と憲政史上最低の雄叫びを上げた本多平直衆院議員(56)を立憲民主党が後生大事に抱える以上、相対的にマシに見えるのはラッキーだ
【政治月旦】立民の性犯罪議論 身勝手な「自由」振りかざす勢力 - 産経ニュース(政治部次長 水内茂幸)
「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」
 立憲民主党本多平直衆院議員(56)が、党の性犯罪刑法改正ワーキングチーム(WT)会合で語った言葉には耳を疑った。14歳の娘を持つ父親として、怒りを通り越して悲しくなった。

 ぶっちゃけた話

◆「LGBT差別暴言で新潮45が廃刊」「女はいくらでも嘘をつく(レイプ告発した伊藤詩織氏への当てこすりらしい)」杉田水脈
◆「コルテス議員は巨乳」の島田洋一(例えばいいかげん家族会も、島田洋一に対して苦言くらいは呈したらどうか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)

などに比べたら、まだ「本多の方がまし」でしょう。それにしてもこの島田ツイートも「最低最悪」ですね。
 「本多氏は議員辞職すべきだ」「立民は党から除名すべきだ」ならまだしも「自民が問題発言しても、ごまかせるからラッキー」て、立民支持層は勿論、「性犯罪被害者」「本多批判者」等も敵に回す暴言でしょう。

島田洋一
 ウイグル等人権非難決議案に尽力した長尾敬議員が述懐していたが、稲田朋美*1馳浩*2議員らが野党と談合*3し、改悪したLGBT「左翼活動家支援」法案で自民党内が揉め、貴重な時間を浪費したことが人権決議案不成立の一因になったという。
【正論8月号】対中非難決議阻む国会の闇を告発する 衆議院議員 長尾敬 - 産経ニュース

 LGBT法案の件など「中国非難決議不成立」に全く関係ないので言いがかりも甚だしい。もちろん「中国ビジネスを犠牲にできない」という自公の政治的判断による「決議不成立」です。
 というかこんなバカなことを島田らが言うと「島田、長尾らアンチ中国連中はLGBT差別者のクズ」「人権云々での中国非難はデマで本心はただの反共・反中国ウヨ」と理解され*4「誰がそんな中国非難決議に賛成するか!、ふざけんな!、ゲス野郎」となる恐れがあるとは思わないあたり長尾も島田も呆れたクズです。むしろ「LGBT法案に賛成するから決議に賛成してくれ」という働きかけをどうして考えないのか。そもそも「お前ら本気で決議を通す気があるのか」ですね。単にウヨ支持層連中に「反中国アピール」したいだけじゃないのか。
 しかしこの長尾も元々は民主党ですからね。長尾のような「民主→自民」に鞍替えした連中は

【あいうえお順】
長島昭久
 鳩山、菅内閣防衛大臣政務官、野田内閣防衛副大臣など歴任
細野豪志
 野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)など歴任
松本剛明
 民主党政調会長(前原、小沢代表時代)、菅内閣外相など歴任
鷲尾英一郎
 野田内閣で農水大臣政務官。現在、菅内閣外務副大臣

など多数いるわけで、おそらく今後もいるでしょう。俺的には「共産、この道しかない」ですね。
 長島や細野みたいなクズがいた(そしておそらく今もいる)政党「立民や国民民主」を支持する気にはとてもなりません。
 正直「立民や国民民主」など野党共闘の相手たり得るのか、共産党はもっと枝野らを批判すべきだと思いますね。
 正直「本心が何であれ」、LGBT法に一定の理解を示した稲田の方が長尾よりずっとマシです。大体、稲田(自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相など)や馳(第三次安倍内閣文科相)が賛成するような法案が島田や長尾が悪口するような「左翼的な法案」のわけもない。
 しかし「いわゆる百人斬り訴訟」に関わり、島田らウヨに「高く持ち上げられた稲田」が今やここまで罵倒されるとはねえ。

島田洋一
 公明党は、山口代表を中心に盛んに媚中にいそしんでいるが、中共が日本を併合すれば、創価学会は確実に弾圧される。

 吹き出しました。勿論、公明党を批判するのは島田の自由ですが「中共が日本を併合」なんてことがあるわけもない。つうか「あくまでも島田への皮肉」でいっていますが、「中共が日本を併合」なんて可能性があるならむしろやるべきことは「中立」か「へいこら」でしょうね。中国敵視なんかして挑発するのは逆効果でしょう。また「日本ローカル宗教の神社本庁」はともかく世界展開している創価学会にとって「中国に限らず」外国政府を敵視することは「その国での布教が難しくなる恐れがある」つうデメリットもあります。
 まあ、公明党の「日中友好路線」は「日本財界の意向」「日本財界の意向に従う連立相手・自民の意向」が最大の理由であって「創価学会の中国での布教」は「サブの理由」でしかないでしょうが。
 つうか、創価学会など「神社以外の宗教勢力(仏教、キリスト教など)」からすれば「我々は戦前、国家神道に弾圧された(創価学会の場合は初代会長・牧口常三郎が獄死)。だから日本会議神社本庁など右翼勢力が主張する首相や天皇靖国公式参拝に反対している。神社本庁などは公式参拝をてこに国家神道復活を目指してるに違いない」という話ですが、「宗教弾圧」云々言う「靖国万歳右翼」島田はそういう主張に賛同するのかと言えば敵視でしょうからね。
 戦前日本の宗教弾圧を免罪するウヨがよくもまあ「中国の宗教弾圧」云々なんていえたもんです。創価学会公明党からすれば、島田など「黙れ、靖国右翼」でしょう。

【参考:戦前日本の宗教弾圧】

戦前の宗教弾圧とは?2006.4.5(水)
 宗教弾圧の先触れが1935年の大本教弾圧です。
 神殿などをダイナマイトで破壊し、教祖の墓を移して通路にする辱めをくわえ、20人以上が拷問死しています。
 ついで、「ひとのみち教団」(現・PL:パーフェクトリバティー)、天理教から派生した天理本道(現・ほんみち)などの新興宗教や、キリスト教が、国家神道に反するという理由で残虐な弾圧をうけました。
 戦争末期では、創価教育学会(現・創価学会)の幹部が、「今上陛下こそ現人神」(牧口常三郎)という立場でしたが、「神宮の尊厳冒涜」などで逮捕、投獄されています。

【参考:中国共産党創立100年】

公明代表、創建100年の中国共産党に祝意 - 産経ニュース2021.7.1
 公明党山口那津男代表は1日、創建100年を迎えた中国共産党について「一つの政党で100年を迎えること自体、なかなかないことだ。なお一層、世界の平和と発展、安定のために力を尽くしていただきたい」と述べた。東京都内で記者団に語った。
 同党関係者によると、中国共産党側からの要請により、山口氏の名義で祝意のメッセージも出した。

中国共産党100周年/志位委員長がコメント
 日本共産党志位和夫委員長は1日、記者団から中国共産党創立100周年について聞かれ、以下のようにコメントしました。
 「中国による東シナ海南シナ海での覇権主義的行動、香港やウイグルでの人権侵害は、社会主義とは無縁であり、共産党の名に値しない。国際社会が中国に対し『国際法を守れ』と求めていくことが大切だ」
 日本共産党広報部は1日、中国共産党創立100周年にあたりメッセージを送ったかどうかのメディアからの問い合わせに対し、「わが党は送っていない。中国側からもその要請はない」と回答しました。

*1:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相など歴任

*2:第三次安倍内閣文科相

*3:談合も何も野党案をある程度与党が飲んで全会一致で通そうとするのはLGBT法案に限らず当たり前の話です。まあ、稲田が、自民党極右派の圧力に屈して野党案を飲まず、野党側も「それでも法律がないよりはまし」と妥協して与党案に賛成に回っても、島田らは「LGBT法案絶対反対」で法案潰し(与党案の提出撤回)に動いたでしょうから、嘘も大概にしろという話です。

*4:その理解で正しいと思いますが。