常岡浩介に突っ込む(2021年8月18日分)

常岡浩介*1リツイート
石田昌隆
 西谷文和*2の「いただいた募金はアブドラがまずキャンプに持って行きます。なんとか冬を越せた家族たちが待っています。生きる希望につながればいいですね」というツイートに使った写真がパクリだった。これは特に悪質。

 常岡にとって「西谷氏が常岡相手に起こした名誉毀損訴訟*3」で「西谷氏の言い分を事実上、常岡が認め、和解金も支払う*4常岡敗訴も同然の和解」をしたことはよほど屈辱だったのでしょうが、勿論「今回の一件」で西谷氏に何らかの落ち度があろうとも、そしてその落ち度が「ジャーナリスト廃業に値するような代物(捏造や盗用など)」であろうとも常岡の「西谷誹謗」が正しかったことにはなりません。
 常岡も全く呆れたバカです。
 それにしても「また訴訟沙汰になりたくないのか」、常岡自身のコメントがないのが何とも滑稽です。
 なお、この一件については西谷氏の釈明朝日新聞の記事公開終了とカブール陥落後のSNSにつきまして(お詫びと今後の決意) - イラクの子どもを救う会ブログを紹介しておきます。事情がよくわからないので、西谷氏に対して、批判コメントも擁護コメントもしません。

常岡浩介
 ドバイでガニ前大統領がいろいろいうとるが、聞くだけ無駄な内容っぽい。「俺はアフガニスタンを追い出された」とか。逃げたやん*5

 吹き出しました。「ジャーナリストとして廃業状態」でツイッターも「読むだけ無駄な内容」しかない、「ツイートのほとんどがメディア報道にノーコメントでリツイート(従って常岡が記事についてどういう感想なのか以前に、何故リツイートしたのかさっぱり解らない)」の常岡がよくも言ったもんです。
 おそらく「コメント能力が常岡にはない」が「ジャーナリストとしてそれなりに活動してるフリ」をしたいが故に「ノーコメントのリツイート」なのでしょう。
 とはいえ「テレビやラジオへの出演」「著書の刊行」などといった「目立った活動がない常岡」が「ノーコメントのリツイート」では「こいつ、まともな活動は何一つしてないよね。そもそも能力がないからできないんじゃないの?。それを本人も自覚してるからやる意思もないんじゃないの?」と思われるだけでしょうに。
 つうか「常岡が国を訴えた例の裁判」て一体どうなってるんでしょうか?。常岡以外に「被告として訴えられたわけではなく、自分から原告として訴訟を起こしながら、訴訟の状況について何一つ報告しない*6」なんて奇天烈な人物は他に「見たことがない」ので心底呆れます。
 一時は『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社)という共著があった高世仁が、今や常岡について言及しないのも当然と言えるでしょう。
 高世ブログを「常岡」でググってヒットする一番新しい記事は後手後手と無策で続く過去最高 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2021.1.6)ですが

後手後手と無策で続く過去最高 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2021.1.6)
 2001年10月7日に始まった「アフガニスタン戦争」と03年3月20日からの「イラク戦争」では、状況が危険と判断された時期、日本のテレビ局はフリーランスや制作会社に取材・リポートを「委託」した。
 のちに「戦場ジャーナリスト」として知られるようになった人びと―遠藤正雄綿井健陽*7渡部陽一*8、常岡浩介、佐藤和孝*9橋田信介*10などの各氏―はこのときのテレビの立ちレポで「デビュー」したのだった。渡部陽一氏などは「戦場カメラマン」の肩書でバラエティに出演、子どもが「なりたい職業」を聞かれて「戦場カメラマン」と答えるというまでになった。

ということで「常岡だけが取り上げられてるわけではありません」し記事のメインの内容も常岡では勿論ない。
 「常岡メインの内容」と言える一番新しい記事は旅券返納命令取り消しを求めて国を提訴 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2019.4.24)ですが、その後、高世は「常岡の裁判の現状」についても「ジャーナリストとしての常岡の近況」についても何ら言及しません。
 言及するのは「常岡との昔のつきあい」だけであり、それは記事のメインではありません。高世が「常岡から明らかに距離を置いてること」は明白でしょう。

*1:著書『ロシア 語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2011年、アスキー新書)、『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社)など

*2:著書『南ア・ボスニアカンボジア』(1997年、ウィンかもがわ)、『報道されなかったイラク戦争』(2007年、せせらぎ出版)、『戦場からの告発:アメリカがイラクにこだわる5つの理由』(2008年、せせらぎ出版)、『オバマの戦争』(2010年、せせらぎ出版)、『戦火の子どもたちに学んだこと:アフガン、イラクから福島までの取材ノート』(2012年、かもがわ出版)、『後藤さんを救えなかったか』(2015年、第三書館)、『戦争のリアルと安保法制のウソ』(2015年、日本機関紙出版センター)、『「テロとの戦い」を疑え』(2017年、かもがわ出版)、『戦争はウソから始まる』(2018年、日本機関紙出版センター)、『こんなものいらない! 消費税、戦争、そしてカジノ』(2019年、日本機関紙出版センター)、『西谷流地球の歩き方(上)(下)』(上が2019年、下が2020年、かもがわ出版)など

*3:これについては西谷記事常岡被告との裁判、勝利和解について - イラクの子どもを救う会ブログを参照下さい。

*4:常岡はあれこれ言い訳していますが、「判決を求めず和解した」「和解金を支払った」時点で「常岡敗訴」以外の何物でもない。

*5:『西谷氏の裁判』での常岡の言い訳も『常岡がいろいろ言うとるが聞くだけ無駄な内容っぽい。「俺は西谷に負けてない」とか。和解金払ったやん』としか言い様がない醜悪な代物です。

*6:「自分から裁判を起こしたわけではない」被告の場合は「原告の言い分が正しいので、報告したくない→報告しない」ことは何ら不思議なことではありません。

*7:著書『リトルバーズ:戦火のバグダッドから』(2005年、晶文社

*8:著書『ぼくは戦場カメラマン』(2012年、角川つばさ文庫)、『戦場カメラマンの仕事術』(2016年、光文社新書

*9:THE JAPAN PRESS(ジャパンプレス)代表。著書『戦場でメシを食う』(2006年、新潮新書)、『戦場を歩いてきた』(2017年、ポプラ新書)

*10:1942~2004年。日本電波ニュース社に入社し、ハノイ特派員、バンコク支局長、ローマ支局長を歴任。1988年(昭和63年)フリーとなる。著書『走る馬から花を見る:東南アジア取材交友記』(1993年、新潮社)、『戦場特派員』(2001年、実業之日本社)、『イラクの中心で、バカとさけぶ』(2004年、アスコム)、『戦場の黄色いタンポポ』(2004年、新潮文庫)(橋田信介 - Wikipedia参照)