「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年8/18日:島田洋一の巻)

島田洋一
 山上信吾*1大使とは面識があるが、外務省の中では腹の据わった人だ。日豪関係の深化に尽力してもらいたい
駐豪中国大使、豪州対中政策を評価の日本大使を論難 戦狼外交の一環か - zakzak:夕刊フジ公式サイト

 安倍政権時代に「安倍の命令で仕方なく会った*2」ということでしょうが、島田に褒められてもぶっちゃけ迷惑でしょう。
 特に

駐豪中国大使、豪州対中政策を評価の日本大使を論難 戦狼外交の一環か - zakzak:夕刊フジ公式サイト
・中国大使館はホームページ上で、大使館の報道官による声明を掲載し、「先日、キャンベラで行われた外交行事で(日本大使は)第二次世界大戦における日本の軍国主義者による残忍な侵略と残虐行為を白紙に戻し、さらには美化しようと露骨に試みた」などと指摘(ボーガス注:ただし日本側はそうした発言はないと否定)

という状況ですからねえ。「島田が褒めるような人物では中国の批判はもしかしたら正しいのかも?」という印象を明らかに与えるでしょう(なお、駐豪中国大使、豪州対中政策を評価の日本大使を論難 戦狼外交の一環か - zakzak:夕刊フジ公式サイトは「日本大使は発言を否定している」と露骨に山上擁護*3ですが、現時点では『発言の有無』については真偽不明なので特にコメントはしません)。

島田洋一
 それなら、それを一般庶民についても原則とすべきだ。
自公幹部、5人で会食 政府要請の人数オーバー:時事ドットコム
 会合には二階*4、石井*5両氏のほか、自民党森山裕*6国対委員長、林幹雄*7幹事長代理、公明党高木陽介*8国対委員長が出席した。 
 政府は新型コロナウイルス感染防止の観点から、会食の際は「4人以下」を呼び掛けており、二階氏らの行動には批判が出そうだ。
 高木氏は報道各社に「5人とも2回目のワクチン接種を終えており、感染リスクが従来低下していることも考慮して、広い個室で距離を置いて黙食した」とのコメントを発出。その後、追加でコメントを出し、「国民に誤ったメッセージを出したことは申し訳ない。反省している」と謝罪した。

 勿論「本気ではなく皮肉」でしょうが、「5人とも2回目のワクチン接種を終えており、感染リスクが従来低下していることも考慮して、広い個室で距離を置いて黙食したという言い訳が通用するのなら、二回目のワクチン接種が終わった一般国民(優先接種の対象である基礎疾患患者、65歳以上の高齢者、高齢者施設や病院の職員、学校教職員など)も広い個室で距離を置いて、黙食なら、四人以上で会食できるはず。今からでも二階幹事長らはそうするように菅首相に要求すべき」「もしそのように動かないのなら間違った行為だと素直にわびろ」という島田の批判は「トンデモ右翼・島田には珍しく」全く正論です。
 しかし、「安倍から菅に変わったこと」で島田の政権に対する態度も随分冷たくなったもんです。
 それにしても

高木氏は「会食ではなく打ち合わせだ」と強調した。

だそうですが「黙食で打ち合わせ、てどういうことやねん?」「言葉を発しないで、食べながら打ち合わせするんか?。筆談か?」「それとも打ち合わせが終わった後*9で食事して食事の時は一言も発しなかった。打ち合わせの時はマスク装着で何一つ飲食しなかったんか?*10。でも本当に黙食だったら日本料理屋に5人で集まる意味ないやろ?。自民党(あるいは公明党)の会議室で打ち合わせやった後で、個別に飯食えばいいやろ?」ですよねえ。まあ、要するに口から出任せですが。

*1:北米局北米第二課長、国際法局条約課長、外務省経済局長等を経て駐オーストラリア大使(山上信吾 - Wikipedia参照)

*2:まさか島田の同類(デマ右翼)ではないでしょう。

*3:中立的な第三者の証言ならともかく当事者の発言では「中国の主張は事実誤認」とはとても言えません。

*4:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)などを経て、現在、自民党幹事長

*5:公明党政調会長、第四次安倍内閣国交相などを経て、現在、公明党幹事長

*6:第三次安倍内閣農水相などを経て自民党国対委員長

*7:福田、麻生内閣国家公安委員長、第三次安倍内閣経産相などを経て自民党幹事長代理

*8:小泉内閣国交大臣政務官、第二次安倍内閣経産副大臣公明党選対委員長などを経て公明党国対委員長

*9:勿論、前でもいいですが

*10:まさか食べながら『言葉を発しないで筆談などで打ち合わせ』などと無茶苦茶なことも言えないので「打ち合わせの後(あるいは前)に食事した」と言い訳するのでしょうが。