今日の中国ニュース(2021年9月22日分)

【産経抄】9月24日 - 産経ニュース

 米国不在の機会を中国が見逃すわけがない。

 そもそもバイデン政権は「未だ復帰してない」とはいえ「復帰の方針」と言われますし、「米国不在」云々での「中国の加盟申請」ではないでしょう。
 何故素直に
1)加盟するかどうかを検討の上、加盟すべきとの結論に最近達した
2)当初から加盟する気だったが「申請しても認められない」と思ってすぐに申請しなかった。申請して認められる見込みが立った*1ので申請した
と理解しないのか。


台湾・最大野党、25日に党主席選 親中派候補が話題 - 産経ニュース

 「中国と平和協定の交渉を直ちに始めるべきだ」と主張する親中派の学者、張亜中氏(66)

 張氏の他の主張はともかく、「平和協定=内戦を正式に終了させるべき」は正論でしょう。そうした主張自体は親中国でも何でもない。
 もちろん「どういう協定を結ぶか」という各論、具体論はなかなか難しい物がありますが。何せ「中国政府&台湾住民*2」双方が納得するものでないと意味がない。


【総裁選 政策を競う】対中国 3氏と野田氏で温度差 - 産経ニュース
 産経記事によればはっきりと「外交関係を考えれば靖国参拝すべきではない。中韓だけでなく米国も参拝には否定的だ」と言ってる人間が「野田しかいないらしい」ということにげんなりですね(まあ問題は外交問題だけでなく政教分離問題もありますが)。
 その結果、「野田に悪口する極右・産経」ですが俺的には当選可能性を無視すれば「あの四人の中では一番まともなのが野田」「次が岸田」「ツイッターブロック河野と安倍の傀儡・高市は論外、問題外」ですね。


対中非難決議、総裁候補3氏「採択すべき」 河野氏回答せず - 産経ニュース
 実際には誰が総裁になってもそんな決議は採択しないでしょう。無責任発言もいいところですが、何で「中国敵視の非常識で危ない候補」しかいないのか。「靖国参拝すべきではない」の野田まで中国敵視とは「げんなり」です。
 今の自民党がそういう「極右(日本会議日本遺族会など)が支持する政党」に変質しているのか。はたまた「最大派閥・細田派の悪影響」か。
 「採択すべき」とは言わなかった河野にしても「ノーコメント」で逃げるのだから評価に値しません。
 と言うか河野の場合、今回の質問に限らず、都合の悪い質問には「次の質問どうぞ(外相時代の日露外交への質問)」「ツイッターブロック」ですからね。
 「極右・高市」とは別の意味「政治家として不誠実」と言う意味で俺は河野は「大嫌い」だし政治家として全く評価しません。
 しかし父親・洋平氏も太郎並みのクズだったんでしょうか?。いずれにせよ、太郎のクズさには心底呆れてますし、俺の洋平氏評価も太郎のせいで「下降」しています。
【追記】
 ならば最初からそう答えろという話です。「(党内の反中国議員にも、父・洋平氏の中国人脈にもいい顔をしたいので)曖昧にごまかした方が選挙に都合がいい→ウヨを中心に党内外から批判→選挙の都合から賛成と回答」という「選挙の勝敗」しか脳内にないらしい「不誠実さ」「デタラメさ」には心底呆れます。


習近平国家主席「国連における中華人民共和国の合法的議席回復50周年を盛大に記念」--人民網日本語版--人民日報

 習主席は、「今年は中国共産党創立100周年であり、国連における中華人民共和国の合法的議席回復50周年でもある。中国はこの歴史的な出来事を盛大に記念する」と表明。

 中国共産党が誕生した1921年には「安田財閥総帥・安田善次郎暗殺、原敬首相暗殺(いずれも右翼テロ)」などの出来事がありました(1921年 - Wikipedia参照)。
 中国が国連に復帰した1971年には「金とドルの交換停止&変動相場制への移行」「ニクソン訪中発表」の二つの「ニクソンショック」がありました(1971年 - Wikipedia参照)。
 ちなみに1972年が「ニクソン訪中」「田中訪中&日中国交正常化」の年であり「来年2022年=ニクソン訪中50周年、田中訪中&日中国交正常化50周年」になります。
 また、1972年は「沖縄が正式に日本に返還」なので「来年2022年=沖縄返還50周年」でもあります(1972年の日本 - Wikipedia参照)。
 来年、「米中間」「日中間」「沖縄」でどんな記念式典が行われるか(あるいは行われないのか)気になるところです。

*1:そうした見込みの是非はひとまずおきます。

*2:「一つの中国」支持の立場なので「国民」でなく「住民」と書きました。