今日の産経ニュース(2021年12/26、27日分)

【産経抄】12月27日 - 産経ニュース

 大阪・北新地で起きた放火殺人事件は、衝撃的だった。
 テレビのコメンテーターには優しい人が多いようで、「厳罰化では犯罪をなくせない」「犯人を社会から孤立させてはいけない」としたり顔でおっしゃっているが、ではどうすればいいのか。何の落ち度もないのに非業の死を遂げた犠牲者より、犯罪者の「人権」を重くみる世の中は、絶対におかしい。

 産経らしいですが「おいおい」ですね。そもそもテレビコメンテーターが「そういう人物ばかり」どころか「逆ではないか(厳罰論の方が多いのではないか)」と思いますが、それはさておき。
 こうしたコメンテーターも「処罰するな」とは何一つ言ってない。勿論

 犠牲者より、犯罪者の「人権」を重くみる

なんて話ではない。
 京都アニメーション放火事件の犯人が、もっと他人から優しく扱われる経験をしていれば、また事態は変わっていたのかもしれない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)のような話をしているに過ぎない。しかし既にマスコミでも指摘がありますが、「ビルへの放火(しかもどう見ても殺害が目的)」という犯行方法から見て大阪の事件は明らかに「京都アニメ放火事件」の影響を受けてるでしょう(犯人とみられる人物が意識不明の重体で未だ事情聴取できないとはいえ)。
 「京都アニメの悲劇」の後に「同様の悲劇が起こってしまったこと」については「一体どうしたらいいのか」という複雑な思いを感じます。
 

【主張】山口県副知事辞職 県は異常な慣例断ち切れ - 産経ニュース
 記事タイトルに「唖然」ですね。林外相が関与した疑いがある「公選法違反」なのに、県副知事ばかりを非難し「林氏や自民党山口県*1」は全然批判しないのだから心底呆れます。勿論、林氏や県連を批判しないのだから『林氏を外相に任命して、更迭もしなければ、調査もしない岸田首相(自民党総裁)』、『選挙に責任を負う立場の茂木幹事長や遠藤選対委員長』ら党中央も全然批判しません。


東京・東久留米市長に富田氏 自公推薦 - 産経ニュース
 「前職から後継指名を受けた自公候補」「都民ファ、国民民主」「共産、社民」の三つ巴で「基礎票で勝る自公」が勝利したわけですが、「立民の名前」が無いことが気にはなります。「都民ファ」と「共産」のどちらに協力すべきか、結論が出ず、自主投票で逃げたと言うことなのか。そもそも最大野党である以上「立民が候補を立てるべき話」ですが。


政権幹部、続々沖縄入り 参院選、知事選へてこ入れ - 産経ニュース
澤藤統一郎の憲法日記 » 岸田政権は卑劣で汚い。- 沖縄を愚弄するな。「米軍再編交付金」を使っての名護市長選挙介入をやめよ。

澤藤統一郎の憲法日記 » 岸田政権は卑劣で汚い。- 沖縄を愚弄するな。「米軍再編交付金」を使っての名護市長選挙介入をやめよ。
名護市長選挙      1月23日
南城市長選挙      1月23日
沖縄県議会議員選挙   6月24日
参議院議員通常選挙   7月25日
沖縄県知事選挙     9月29日
那覇市長選挙      11月15日

 ということで来年は「参院選プラス沖縄県議選、沖縄県知事選」の年です。まずは「1月早々の名護市長選挙」で何とか野党共闘で勝利したいところです。


変容した自民派閥 「領袖を首相に」は1派のみ - 産経ニュース
 その「一派閥」がどこかと言えば「茂木幹事長の茂木派」です。
 とはいえ「細田派→安倍派」「二階派」「麻生派」は「ボスを首相にする方針でないこと」は以前からの継続(さすがに産経も安倍の再々登板という気は無いらしい。まあ、岸田が総裁に選ばれた選挙でも安倍は、高市支持でしたからね)。
 今回「石原伸晃の落選による石原派消滅」「岸田が石破を干し続けることに寄る石破派崩壊(干されることに耐えきれなくなった子分の多くが派閥を離脱)」によって「茂木派だけがボスが首相を目指してる事態」になったので、以前に比べ状況が大きく変わったわけではない。まあ「三角大福中(三木派、田中派、大平派、福田派、中曽根派)」の時代などとは随分と状況が変わったとは思います。
 こうしたボスの態度について「竹下登田中派からの独立劇(創世会騒動)」のような不満も表向きは出てこない。例えば河野は総裁選に出馬しても「親分・麻生」に「派閥を譲れ」とはいえないわけです。


参院選へネット活用強化 河野氏「広報本部が支援」 - 産経ニュース
 こんなことを言う前に「Dappi疑惑についてまともに調査しろ」と言いたいですね。


【許さない 未解決事件のいま】(2)消えたシルビア「コグレは生きている」 群馬一家殺害 - 産経ニュース
【許さない 未解決事件のいま】(4)逃走続ける「迷惑な男」 三鷹男性強盗殺人 - 産経ニュース
 未解決事件と言っても今回は「容疑者が誰か分からないケース」ではなく「容疑者が全国指名手配されているのに逮捕できないケース」です。
 「容疑者が分からないケース(【許さない 未解決事件のいま】(3)ポツンと一軒家の惨劇 私的懸賞で解決願う長男 茨城高齢夫婦殺害 - 産経ニュース)」に比べれば「まだマシ」とはいえ、

◆20年前の事件(【許さない 未解決事件のいま】(2)消えたシルビア「コグレは生きている」 群馬一家殺害 - 産経ニュース
◆15年前の事件(【許さない 未解決事件のいま】(4)逃走続ける「迷惑な男」 三鷹男性強盗殺人 - 産経ニュース

で「既に死亡*2して遺体が確認されてない*3」のか「国内で潜伏してる」のか、「国外逃亡」かわからないというのもつらいものがあります。
 おそらく「よほどの僥倖が無い限り」今の「逮捕できず所在不明、生死も不明」という現状は残念ながら「このまま変わらない」のでしょう。

*1:何を勘違いしたのか「広島県連」と誤記していたので直しました。

*2:病死であれ、事故死であれ、自殺であれ

*3:遺体は身元不明遺体として既に埋葬であれ、遺体が未発見であれ