今日の産経ニュース&しんぶん赤旗(2021年11/18、19日分)

「国民と相乗りあり得る」 地方選挙で維新・松井氏 - 産経ニュース
維新代表、来夏の参院選で国民との選挙協力に含み - 産経ニュース
 最終目的は「石原・たちあがれ日本」との「合同(失敗に終わったが)」のような「国民民主との合同」でしょうね。維新も「大阪以外では地盤が弱い」ので。


免許更新制、4年度中に廃止 法改正後すぐの施行目指す - 産経ニュース
 廃止後、どんな制度ができるのかという問題はありますが、廃止(来年の通常国会で廃止法案提出予定)自体はいいことです。


共産「暴力革命の方針に変更ない」 政府答弁書を決定 - 産経ニュース
 呆れて二の句が継げません。よくもこんなデマを閣議決定できるもんです。

自共共闘 - Wikipedia参照
 地方政界における独自の「お国事情」により、自民党共産党の共闘が見られることがある。「小沢一郎王国」岩手県や「維新王国」大阪府など、自民党が比較的弱い地域で共闘関係が成立することが多い。
【自共共闘の例】
◆1975年の京都市長
 社会党公明党民社党の推薦と共産党の支持のほか、自民党も支援を打ち出したことから、保革中道5党相乗りにより、現職の舩橋求己*1が再選。この時の選挙は京都名物に擬えて五色豆選挙と呼ばれた。1979年の市長選でも従来の5党に新自由クラブを加えた6党による支援を背景に3選。3期目途中の1981年5月、自宅でクモ膜下出血で倒れ、同年7月引退を表明。
◆1977年の神戸市長選
 1969年の宮崎辰雄*2市長の初当選時は、自民党社会党公明党民社党を与党としていたが、1973年の市長選では自民党が支持を撤回、替わって日本共産党が推薦に加わる。自民党が支持した砂田重民*3を破って再選を果たした。その後、1977年の市長選挙以降は自民党も加わって全国的にも稀な「自民、社会、公明、民社、共産」と全政党が与党であるオール与党体制となった。
◆1995年の高松市長選
 脇信男*4市長の下で助役を務めていた増田昌三*5が自共共闘により当選している。
◆2003年の陸前高田市長選
 共産党市議であった中里長門(2011年2月の陸前高田市長選には出馬せず、病気引退を表明し、同年7月に死去)が自民党系会派「爽風会」の支援を受け、5選を目指していた現職の菅野俊吾を破り初当選を果たした。陸前高田市のある岩手県は当時は「小沢王国」と呼ばれるほど小沢一郎の政治力が強く、「反小沢」の旗印のもとに自共共闘による市長の誕生として話題になった。2011年2月に選出された戸羽太市長(元自民党市議、中里市政で副市長)も自共共闘により当選している。
◆2011年の大阪市長
 民主党自民党に加え共産党から支援を受けた現職の平松邦夫と、大阪維新の会代表で、大阪府知事からの異例の転出により立候補した橋下徹による選挙戦となった(橋下が勝利)。
◆2013年の堺市長
 民主党推薦、自民党支持に加え、共産党社民党の支援を受けた現職の竹山修身が、堺市の「大阪都構想」への参加を主張する大阪維新の会公認の新人候補である西林克敏を破り、自共共闘を成功させた。
◆2014年の花巻市長選
 「反小沢」により自民党社民党に加え、共産党の支援を受けた上田東一が現職の大石満雄を破り当選。
◆2015年の大阪市長
 大阪維新の会が公認した吉村洋文(元衆院議員)に対し、自民党が推薦した元大阪市議の柳本顕を日本共産党民主党が支援(吉村が当選)。
 また、大阪市長選挙と同時に行われた大阪府知事選挙でも大阪維新の会公認の現職の松井一郎に対し、自民党は元府議の栗原貴子を推薦。これに日本共産党民主党が栗原を支援(松井が再選)。
◆2017年の堺市長
 自民党民進党社民党日本のこころの推薦と共産党の支援を受けた現職の竹山修身が、大阪維新の会公認の永藤英機を破り三選。

古賀自民元幹事長、96条改憲 やるべきでない/「赤旗」日曜版に登場/「自共が二大政党」
 「赤旗」日曜版6月2日号(写真)に、自民党古賀誠*6元幹事長が登場、憲法改正の発議要件を緩和する安倍内閣憲法96条改定の動きについて「絶対にやるべきではない」とのべ、強い反対を表明しました。自民党元幹事長が「赤旗」紙上で、96条改憲反対を表明したことが反響を広げています。

加藤、古賀、野中氏…元自民幹部 宿敵「赤旗」に続々登場で首相批判 - 政治・社会 - ZAKZAK
 加藤紘一*7ら元自民党幹事長の共産党機関紙「しんぶん赤旗」への登場が相次いでいる。
 加藤氏は18日付赤旗日曜版の1面で、安倍政権が目指す集団的自衛権の行使容認について「徴兵制まで行き着きかねない」と反対を訴えた。

「地方自治で思想信条こえ協調、特殊ではない」/自民党大阪府連や地方議員 「自共共闘」批判に反論
 自民党大阪府連は、大阪府知事大阪市長ダブル選挙(22日投票)に向けた特設サイトで「自民党共産党と共闘しているというご批判について」の見解を掲載し、「住民に最も近い地方自治においては、各党が思想信条を超えて協調をはかることは特殊なことではありません」と反論しています。

という事実をどう説明する気なのか。
 「宏池会出身だし、岸田はいくらかまともではないか」と思っていたのですが(呆)。そして、「積極支持」ではさすがにないでしょうが、こんなデマに加担してる時点で「夫婦別姓支持」主張でリベラル派ぶったところで野田聖子(現在、少子化担当相)も「お里が知れる」というべきでしょう。


文通費の日割り合意は「ごまかし」 維新・吉村氏が批判 - 産経ニュース
 既に各方面から批判されていますが、9月末に議員をやめればいいところを、わざわざ10月1日にやめて、10月の文通費100万を全額かすめ取ったクズがよくも言ったもんです。
 「日割りに反対」「領収書ガー」てのは恐らく「日割りじゃ俺が議員時代にやった手口でかすめ取ることができないじゃん!、これからもああいう手口をやりたいんや!」「セルフ領収書で全額使い切ったことにすれば濡れ手に粟」つう話ではないのか。「語るに落ちてる」というか何というか。


「政権の受け皿たる政党に」代表選立候補表明の小川淳也氏 - 産経ニュース
 小川が「野党共闘について、『否定論』の泉*8に考えが近いとされる大串博志*9」の支援を受けて、出馬を強行する気のようで心底呆れます。
 「へらこい」小川淳也、立民代表選に立候補へ - kojitakenの日記も指摘していますが、おそらく小川は「西村*10菅直人グループ)、逢坂*11(枝野グループ)の出馬立候補」でリベラル票が割れるとみた上で、「大串の支援を受けて、泉から票を奪えば俺が代表になれるかもしれない」「『ゴリゴリの反共であることを隠さない』泉に比べれば『枝野グループだった』俺はリベラル層の支持が多少はあるから、リベラル層からも票を取ってなんとか代表になれるかもしれない」と考えたのでしょう。まずは「西村と逢坂」で候補者を一本化してほしいところです。
 勿論「候補者一本化がならず、不幸にして泉や小川(泉よりは多少『マシ』そうですが)が代表に当選→懸念通り、野党共闘破壊を画策」でも俺的には「今まで通り共産支持&野党共闘再建(枝野や菅の奮闘、巻き返しを期待)を主張」ですが。


赤旗「改革」叫ぶ維新の実態は…
 先の衆院選で躍進した維新が『改革パフォーマンス』で国民だましを仕掛ける以上、こうした維新批判を『今まで以上に行う必要がある』でしょう。そうでなければ『自民党への批判』は『維新を肥え太らすだけの皮肉な結果』になりかねません。
 なお、「維新は極右だ」という批判が「どうでもいい」とは言いませんが、私見では、それよりも「必要なこと」は

◆維新の改革アピールはでたらめだ。
◆維新こそがむしろ税金を私物化している(例えば、kojitaken氏が吉村洋文に特大ブーメランを突き刺した某組・大石晃子が一躍注目の的に/小川淳也立民代表の線はほぼ消え、サンクチュアリは逢坂誠二を推す模様 - kojitakenの日記で評価するれいわ・大石議員などによる『吉村の文通費全額ぼったくり問題(9/30に辞任すればいいところをわざわざ10/1に辞任して10月分全額もらう)』批判)
◆維新は『弱者への当然の支援(生活保護など)』を既得権などと言って攻撃している。維新の『改革』では弱者が殺される

などといった「インチキ改革」批判でしょう。

*1:京都市住宅局、民生局、水道局の局長、助役を経て、1971~1981年(3期10年、3期目の途中で病気辞任)まで京都市長舩橋求己 - Wikipedia参照)

*2:1969~1989年まで5期20年、神戸市長(宮崎辰雄 - Wikipedia参照)

*3:福田内閣文相、海部内閣北海道・沖縄開発庁長官など歴任

*4:1971年から1995年までの6期24年にわたり高松市長を務めた。当初は社共共闘により市長に当選したが、のちに自民党公明党民社党の支持も取り付けており、「オール与党体制」を構築した(脇信男 - Wikipedia参照)。

*5:1995年から2007年までの3期12年にわたり高松市長(増田昌三 - Wikipedia参照)

*6:橋本内閣運輸相、自民党国対委員長(小渕、森総裁時代)、幹事長(森総裁時代)、選対委員長(福田、麻生総裁時代)など歴任

*7:中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政調会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)など歴任

*8:希望の党、国民民主党国対委員長などを経て立憲民主党政調会長

*9:鳩山、菅内閣財務大臣政務官、野田内閣復興大臣政務官民進党政調会長蓮舫代表時代)など歴任

*10:鳩山、菅内閣外務大臣政務官、野田内閣厚労副大臣など歴任

*11:菅内閣総務大臣政務官民主党副幹事長(野田代表時代)、立憲民主党政調会長など歴任