「拉致被害者はもう日本に帰りたくないのでは」という意見について（R4.1.8）: 荒木和博BLOG
7分15秒の動画ですが、タイトルと動画説明文だけで見る気が失せます。実際見る価値はありません（一応見ましたが）。
完全に「捕らぬ狸の皮算用」ですよね。「生存拉致被害者はもはや我が国にはいない（北朝鮮）」と言われて、どうにもならない状況で「拉致被害者は日本に帰りたくないかどうか」なんか議論しても意味が無い。「私は帰りたがってると思います（荒木）」と言ったところで帰れるわけでも何でも無い。
そもそも荒木は「荒木批判派（田中均氏、蓮池透氏、和田春樹氏）」に対して、彼らが「帰りたがってるか分からない→拉致問題なんかどうでもいい」と言っているかのように「印象操作してネガキャンしたい*1」ようですがどこにそんな人間がいるのか。彼らの荒木批判は勿論そういう話ではない。
いずれにせよ北朝鮮に「生存拉致被害者はもはや我が国にはいない（北朝鮮）」と言われて、どうにもならない状況なんですからこんなことを云々しても何の意味も無い。何で荒木もこうバカなのか。
なお、「寺越武志さん（彼が救う会が言うように拉致なのか、北朝鮮や武志さんが否定するように、そうでないのかはひとまずおきます）」は「北朝鮮の家族（武志さんは現地女性と結婚し、子や孫がいますし、どれほどの実権があるかはともかく、平壌市職業総同盟副委員長という役職にも就いています（寺越武志 - Wikipedia参照））」というしがらみもあって、あの国に在住しています。
あるいは「中国残留日本人孤児」の中には、帰国しても、結局、日本に適応できずに中国に帰った人も中にはいる。
あるいは「岡田嘉子」はいったん日本に帰国して、女優として日本の映画やテレビドラマにも出演しましたが、結局は「ロシアに戻って、ロシアで死去しました」。従って今後、北朝鮮拉致被害者の存在を北朝鮮が認めたからと言って「必ずしも、拉致被害者が日本に帰国するとは限らない」でしょう。まあ、「生存拉致被害者はもはや我が国にはいない（北朝鮮）」と言われて、どうにもならない状況なんでそんなこと議論しても無意味ですが。「繰り返しますが」、まず、すべきことは「拉致被害者が日本に帰国できる状況」を作り出すことです。つまりは北朝鮮に「生存拉致被害者の存在*2」をまずは認めさせることであって、それなしで「私は帰りたがってると思います（荒木）」と言ったところで帰れるわけでも何でも無い。
北朝鮮はなぜあんなにミサイルを撃つのか（R4.1.7）: 荒木和博BLOG
7分程度の動画です。タイトルと動画説明文で分かるように拉致問題は全く関係ありません。見る気が失せます。実際見る価値はありません（一応見ましたが）。
何せタイトルと動画説明文が「北朝鮮拉致」ではなく「ミサイル発射」ですからね。
荒木の主張の是非はともかく「アホか」「拉致の解決と何の関係があるんだ」「お前らの活動目的はいつからミサイル発射実験阻止に変わったんだ？」と心底呆れます。
「北方領土返還を語る場」で「何故プーチンはシリアに軍事介入したのか」と全く関係ないことを言い出すくらい馬鹿馬鹿しい。
ちなみに荒木は
1）ミサイル商売のデモンストレーション
「うちのミサイルは高性能だ」と宣伝することで、ミサイル売却による外貨獲得につなげる
2）「ミサイル発射をしてほしくないなら米国や韓国は外交交渉に応じろ」という、いわゆる瀬戸際外交
3）いつもの「北朝鮮崩壊するする詐欺」
軍部の暴走を金正恩が止められない、あるいは軍の暴走を抑えるため、金正恩が発射実験で軍をなだめている
のどれか、あるいは全てではないかと主張しています。
なお「北朝鮮のミサイル発射実験」については「どうでもいい、やりたければ勝手にやれ」と思うのなら黙認すればいい。
「まずい、辞めさせたい」と思う場合は「北朝鮮での外交交渉しかない」でしょう。「経済制裁」でどうにかなることではもはや無いと思います。今まで効果が無いわけですから。
「瀬戸際外交に応じるな」と荒木などが言ってもどうにかなる話ではない。
それにしても荒木が「日本共産党は良く、自民党は無駄な軍事費を減らして福祉や教育に使えと言いますが、その逆（ミサイル開発など）をやってるのが北朝鮮です。その結果、北朝鮮では国民が苦しい生活にあえいでいる。同じ共産党でもそこが日本と北朝鮮は違う」と言ったのには吹き出しました。
なんかうまいこと言ったつもりのようですが、その理屈なら「日本共産党の軍縮主張を荒木は褒めるのか」。
といったらそうではないでしょうね。「日本の軍拡は正しい、北朝鮮の軍拡は間違い」つうでたらめが荒木でしょう。
「日本共産党をここで持ち出す必要は無い」のに「そしてそんな日本共産党を『国民生活重視で偉い！』と褒める気も無い」でしょうに荒木も変な奴です。
