「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年4/4日分:荒木和博の巻)

4月3日付労働新聞: 荒木和博BLOG

 正恩かもしれない人物*1も〜しも〜私が〜家を〜建てたな〜ら〜
一番左「(じ〜んみ〜ん〜ぐ〜ん(人民軍)が〜疲〜れるでしょう〜*2)」
と言っているかどうか分かりませんが労働新聞2002年4月3日付「敬愛する金正恩同志が瓊楼洞に建設された普通江川辺階段式住宅を視察された」という記事。

 拉致解決(荒木らの建前上の目的)に寄与するまともな文章ならともかく「愚にもつかない北朝鮮への悪口」の上に、書き出しが「も〜しも〜私が〜家を〜建てたな〜ら〜*3」などという「くだらない冗談」だから呆れます。
 「竹島問題(北方領土問題)の解決」「沖縄基地問題の解決」を建前とする団体が「島の返還と全く関係ない韓国政府(ロシア政府)への悪口(たとえばウクライナ侵攻問題)」「基地問題と関係ない米国への悪口」をしている(その上愚にもつかない冗談も飛ばしてる)ようなもんであり、ただただ荒木のバカさに呆れます。
 それはともかく、荒木のように、小坂明子の歌をパロディー(?)すれば

も〜しも〜私が〜拉致被害者家族なら〜荒木ら救う会を批判したでしょう

ですね。いやそれとも俺も「小心者のへたれ」なので「横田滋*4」など「小心者のへたれ」同様に、「横田早紀江」ら「声のでかい無法者」に怯え黙りだったか。ただ早紀江のように無茶苦茶な言動を自分から率先してすることはなかったのではないか。

【参考:小坂明子

「あなた」’73ヒット DTMアレンジ版 - キラGトーク
 この曲は レコード版と世界歌謡祭用版と2種あるようです。
 で最初のレコード版のアレンジを聴いた作者の小坂明子ご本人が編曲(宮川泰)にあらためて要望したのが「ジャズのスタンダードのような雰囲気を」というものだったそうです。そこで世界歌謡祭用ではそのようなアレンジに変わったというエピソードがありますがなる程あらためてレコード版を聴くとチャラチャラのポップス調でした。プロのアレンジャーというのはどうとでも出来るんですねえ。
 この世界歌謡祭のヴァージョンが動画でアップされていてこれが結構な盛り上がりなんですよ。特にドラムスが終盤ノリノリに叩きまくっていて気持ちイイ! これはライブ演奏なのでアドリブでガンガン行ったんでしょうね。
 ちなみにこの時指揮をしていたのは小坂明子の御父上とのことです。

あなた/小坂明子 - <たそがれ -Twilight->【なつかしの歌謡曲】昭和-平成ヒット・ミュージック
 1973年、世界歌謡祭最優秀グランプリを獲得した小坂明子のデビュー曲。
 かなりの大ヒットを記録したが、その当時の様子を覚えていない。
 当時、自分は4、5歳だったので無理もないのだが、子どもが見るようなテレビ番組で歌われる機会が少なければ、耳にすることもなかったのだろう。
 その頃、小坂明子も高校生だったので、そうそうテレビ出演もできなかったわけだ。
 この曲は理想の家庭を夢見て歌った歌だと思ったら、歌詞には「あなたは今どこに?」という、どうやら失恋ソングだったようだ。


自衛隊による拉致被害者救出準備ができていない?(R4.4.4): 荒木和博BLOG

 大昔*5から「自衛隊による拉致被害者救出」について「(ボーガス注:拉致被害者の居場所について)情報がない」「準備ができていない」「法的に制約がある*6」などと言う人間がいましたが、そんなことを言っている暇があったら準備していればとっくにできただろうというお話しです。

 7分38秒の動画です。タイトルと説明文だけでうんざりします。(ボーガス注:拉致被害者の居場所について)情報がないで「それでは仕方がない」で終わる話です。
 先日の拙記事で

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年4/2日分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログ
予備役ブルーリボンの会「レブラ君とあやしい仲間たち」(吉本正弘予備三島陸佐): 荒木和博BLOG
 6分39秒の動画です。
 さて荒木と類友が動画で「たとえ可能性が低くても自衛隊特殊部隊で拉致被害者を救出すべきだ。そうすれば小泉訪朝から20年たっても進展がないなんて事はなかった。20年の間に拉致被害者の居場所がわかったはずだ」と言い出したのにはいつもながら呆れます。
 「可能性が低くてもやるべき事」はそんなリスキーなことではなく「日朝の外交交渉」でしょうに。
 世界最強の軍事大国「米国」ですらプエブロ号事件 - Wikipedia解決やワームビア君救出は外交交渉でした。
 日本にも「金丸訪朝(第18富士山丸船長、機関長が帰国)」「小泉訪朝(5人の拉致被害者が帰国)」という外交成果がある。
「20年の間に拉致被害者の居場所がわかったはずだ」なんて主張には何の根拠もない。
 ところが一方で外交交渉については「成功の可能性が低い」「騙されるだけ」と言い出すのだから心底呆れます。拉致を口実に自衛隊北朝鮮に突っ込みたいだけの馬鹿話です。
 大体、拉致被害者の居場所もわからないのにどこに自衛隊を突っ込むのか。「自衛隊が現地に行けば何とかなる」で済む話ではないでしょうに。

として荒木の寝言「自衛隊救出論」を批判しましたが、繰り返しますが大体、拉致被害者の居場所もわからないのにどこに自衛隊を突っ込むのか。「自衛隊が現地に行けば何とかなる」で済む話ではないでしょうに。で終わる話です。
 ところが荒木は「調べればわかるはずだ」「わからない自衛隊はやる気がないか無能だ、そんなことでいいのか。そんなことで戦争ができるのか(当たり前ですがこの荒木の理屈では『ワームビア君を外交交渉で取り戻した米国はどうなるのか』という話です、米国は勿論アフガンやイラクなどで戦争していたわけですから)」「(『ならば荒木には居場所がわかるのか』という批判については)我々は素人だからわからない。プロの自衛隊とは違う」「素人がプロを批判してはいけないのか!」と居直るから呆れます。
 まあ、荒木も「勿論わかります、ここです」とはいえないので「素人に無茶ぶりするな」と逆ギレでごまかすしかないわけですが。
 勿論「素人がプロを批判してもいい」。しかし

◆現在の医学では完全治癒が不可能となった末期がん患者の存命
エホバの証人の言う『輸血なしでの外科手術(勿論輸血が必要な場合限定)』
世田谷一家殺害事件 - Wikipedia(2000年)など未解決の殺人事件の犯人逮捕

など「技術的にできないこと」を「プロならやればできるはずだ。できないのは無能かやる気がないのだ!」と言い出すことは当人の主観が何であれ「荒木のこの件に限らず」客観的には言いがかりでしかありません。
 大体、それならば何故荒木は「外交交渉など無意味」といって拉致被害者救出の外交交渉を否定するのか。それこそ「やればできるはずだ」「20年のうちに外交すべきだった」ではないのか。
 自衛隊が「拉致被害者の居場所がわからないから単純に技術的にできない」ということを「やればできるはずだ、やれ」といい、外務省が進めようとしていた外交交渉を「無意味だからやめろ」と反対する。荒木のやってることは拉致解決に逆行する無茶苦茶でしかない。
 但し、荒木の真の目的が「拉致を口実とした日朝国交正常化妨害」と「自衛隊の海外派兵」だと認識すればこうした言動は十分に理解できます。
 頭痛がするのは家族会が荒木(特定失踪者問題調査会代表)や島田(救う会副会長)、西岡(救う会会長)といった「救う会右翼」とズブズブな事です。
 荒木ら救う会右翼は「拉致被害者家族」という当事者ではない。あくまでも建前は支援者、応援団です。従って、家族会が、蓮池透氏のように「救う会は信用できない」といって縁切りすれば連中の政治力はすぐさま消滅します。
 ところが
1)「自衛隊で救出」などという実現不可能な主張をし、より実現可能性の高い外交交渉に反対する
2)小泉訪朝を「たった5人の帰国か」と悪口し、その立役者である田中均氏を個人攻撃し外務省退官に追い込む
3)「特定失踪者(国内で既に40人以上発見され全て北朝鮮とは無関係、多くは自発的失踪)」というデマを垂れ流す
など「拉致解決に逆行する無法」を行う荒木ら救う会と付き合い続け、荒木らを批判した蓮池氏を家族会から除名するというのだから呆れます。
 以前、id:Bill_McCrearyさんは「救う会のウェブサイトしかなく、家族会独自のサイトもないのはいかがな物か」と批判していました。
 「独自サイトがなければ絶対にいけない」とは言いません。しかし今の家族会の「救う会言いなりぶり」を見るに「自立のためにも今からでも独自サイトを作るべきではないのか」とは思います。
 勿論「本当の独自サイト」であって「見てくれだけ独自サイト」で「記事掲載前に救う会に事前許可をもらう」「あるいは独自サイトのはずなのに記事の執筆者が荒木、島田、西岡など救う会関係者ばかり」などというのでは論外ですが。ただ今の家族会だと本当に「見てくれだけ独自サイト」で「記事掲載前に救う会に事前許可をもらう」などになりそうですが。

*1:根拠レスで影武者と放言する気のようです。バカというかアホというか。

*2:実際の歌詞は『小さな家を建てたでしょう』ですね(例えば小坂明子 あなた 歌詞 - 歌ネット参照)。

*3:ググればわかりますが小坂明子のヒット曲「あなた」(1973年12月発売)の最初の歌い出しの部分ですね。荒木は1956年生まれ、小坂が1957年生まれですの年齢的に近い世代ですね。あなた (小坂明子の曲) - Wikipediaによれば、小柳ルミ子ちあきなおみ天地真理あべ静江南沙織青江三奈いしだあゆみ、森山良子、岩崎宏美後藤真希徳永英明宮本浩次 (エレファントカシマシ)、テレサ・テン松田聖子手嶌葵など多くの歌手がカバーしています。

*4:彼が内心では救う会の無茶苦茶さに疑心を抱いていたこと、にもかかわらず、妻・早紀江、息子・拓也らが救う会ズブズブであることから救う会批判をできなかったことは明白でしょう(これについては例えばけっきょく反北朝鮮の道具として使い倒されただけじゃないか(横田滋氏の死) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。

*5:自衛隊による拉致被害者救出」を荒木が言い出したのは勿論「2002年の小泉訪朝以降」のことですが、20年前が「大昔」ねえ(苦笑)

*6:こうした問題がないとは言いませんが、これは主な問題ではありません。主な問題は「拉致被害者の居場所がわからないこと」です。「世界最強の軍事大国」米国だってプエブロ号事件 - Wikipedia解決やワームビア君救出は外交交渉でした。