「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2024年6/4日分:荒木和博の巻)

力による救出【調査会NEWS3834】(R6.6.11)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro

 連絡事務所の話の次に力による救出となると矛盾しているように思う方もおられるかもしれません。しかし拉致被害者を取り返すためには可能な手段は全て使うべきだと思います。

 第一に居場所が分からないのに、そんなことはできるわけもない。
 第二に「可能な手段は全て使うべき」と言いながら荒木は「バーター取引(制裁解除)」は否定するのだからデタラメ極まりない。
 第三に「力による救出」なんてことを公言していたら交渉が到底できないし、そもそも「事務所設置」すらできるかどうか。

 予備役ブルーリボンの会でシンポジウムを行います。1979年11月イランのイスラム革命で学生たちに占拠され人質となったテヘランアメリカ大使館員を救出するため翌1980年4月に米国が行った「イーグル・クロー作戦」がテーマです。

 第一に「イラン人質事件」と拉致事件は色々と性格が違うので仮に「イーグル・クロー作戦」が成功した作戦だとしても「だから日本も同じこと(自衛隊の軍事作戦による拉致被害者救出)ができる」とは言えません。
 第二に「イラン人質事件」について知識がある方ならご存じでしょうが、この軍事作戦は結局失敗し、米国は外交交渉で人質を取り戻しています(例えばイランアメリカ大使館人質事件 - Wikipedia参照)。「エンテベ空港奇襲作戦 - Wikipedia*1等ならまだしも、そんな事件が何で「武力救出」正当化の材料になるのか?
 「あの時、Aという失敗が無ければ、作戦は成功した」、「当時はBという問題があったが、今はそれが技術の進歩で解決したので今なら成功する」等と言う気か。
 仮にそうだとしてそんな「たられば」話に何の意味があるのか。
 例は何でもいいですが、むしろ参考にすべきは「シベリア抑留者帰国」「第18富士山丸船長帰国(金丸訪朝)」「5人の拉致被害者帰国(小泉訪朝)」等の身柄拘束された人間を取り戻した「成功した外交交渉」でしょう。


平壌事務所もありではないか【調査会NEWS3833】(R6.6.9)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro

 拉致特は特定失踪者家族会*2の竹下珠路事務局長(特定失踪者調査会副代表)と拉致被害者家族連絡会の横田哲也事務局次長、平岩俊司*3(ボーガス注:南山大学)教授が参考人として陳述しました。その中で横田哲也さんは連絡事務所設置に反対すると述べていました(録画をソウルで見たのですが接続がうまくいかず全部見られなかったので勘違いがあるかもしれません)。
 「連絡事務所設置反対」は救う会の西岡会長も、(ボーガス注:哲也氏の)兄の家族会代表の横田拓也さんも言っていたと思います。
 「全拉致被害者の即時一括帰国」と言っていてもそれで待っていて状況が改善されるわけではなく、リスクを負っても様々な方法で北朝鮮の情報を得なければなりません。その意味ではあえて事務所を設置するのも一つの方法でしょう。
 ただし、外務省や警察に任せていたら適当に誤魔化される可能性があるので、私も含め民間の人間*4が責任ある立場に就ければ、という話*5ですが。向こうは当然様々な嘘をつき、こちらを騙そうとするはずですが、その中に見えてくるものもあるのは間違いありません。ちょっとした言葉、見える風景の中に必ず何かがあるはずです。
 「時間的制約」というなら、これまでと違うやり方が必要です。

 「事務所設置容認」を荒木が本気で言ってるとはとても思えませんが、俺も「何故家族会は事務所設置に反対するのか?」と心底呆れてます。


横浜現地調査から分かってきたこと【調査会NEWS3830】(R6.6.4)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro
 本物の北朝鮮拉致だって今更調査をして分かることなどない。
 それは「3億円事件」「国松警察庁長官狙撃事件」の現場を今更調査しても意味が無いのと同じです。
 しかも荒木らの場合「特定失踪者=北朝鮮拉致か怪しい」のでそれ以前の話です。

*1:勿論エンテベのような「成功した軍事作戦」も、拉致事件とは色々と性格が違うので、「だから日本も同じこと(自衛隊の軍事作戦による拉致被害者救出)ができる」とは言えません。

*2:特定失踪者(国内で40人以上発見され全て北朝鮮は無関係、ほとんどが自発的失踪)の家族なんか呼ぶなと心底呆れます。

*3:著書『朝鮮民主主義人民共和国中華人民共和国』(2010年、世織書房)、『北朝鮮』(2013年、中公新書)、『北朝鮮はいま、何を考えているのか』(2017年、NHK出版新書)

*4:勿論救う会の「拉致右翼」のこと。田中均氏、和田春樹氏等、「救う会に批判的な人間」は含まない。

*5:日本も北朝鮮もそんなことを認めるわけはないし、仮に認めたところで荒木ら「救う会の拉致右翼」に平壌事務所で何ができるというのか(呆)