今日の朝鮮・韓国ニュース(2022年4月9日分)

ゼレンスキー大統領、韓国国会で演説 軍事支援要請 | ロイター
 ゼレンスキーが日本向け演説で軍事支援など要請しなかったのは「やはり憲法九条に配慮していた」ということがうかがえますが、「九条がないから韓国なら軍事支援してくれる」と思っているのなら脳天気すぎでしょう。NATO加盟国でもない韓国がそこまでしてくれると何故思えるのか?。
 そもそもロシアのウクライナ侵攻では「国連総会ロシア非難決議」で北朝鮮が反対票を投じており、ここで非軍事支援ならともかく、軍事支援などしたら北朝鮮との関係が悪化しかねません。日本では憲法九条に配慮したのに、何故その点にゼレンスキーは配慮しないのか?
 「保守政権に政権交代した」からこうした発言になったのであり、今も「共に民主党政権」ならこうした発言はしなかったのかどう子も気になるところです。
 それとも演説前に「軍事支援の内諾」でもとれたのか?。つうか、韓国に軍事支援(韓国製武器の提供など)要請などせずとも、NATOの軍事支援で必要十分な気もしますが、客観的な問題はともかくゼレンスキーらウクライナ側の主観ではそうでもないのか?。これは「韓国への要請」というより「遠回しなNATOへの嫌み(英米などの軍事支援には俺たちウクライナは不満がある)*1」である意味「韓国が要請に応じるかどうか」はどうでもいいのか?。
 それにしても嫌韓国ウヨはこれについて「憲法九条がなければ、ゼレンスキーは日本に軍事支援を要請しただろう。韓国に後れを取って恥ずかしい。早急に改憲したい」とでも言うんですかね?


◆美術教師・青山武美さん

終戦直後、朝鮮学校で教え続けた日本人がいた 足跡に注目、シンポ開催|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞
 終戦直後から朝鮮学校で子どもたちを教えた日本人美術教師、青山武美さん(1908-80)の足跡に光を当てた企画展のシンポジウムが27日、京都市上京区同志社大寒梅館で開かれた。青山さんの教え子や研究者らが参加し、「子どもの未来を思う青山先生の精神は今も息づいている」「記憶に残さないといけない人物だ」などと語り合った。

朝鮮学校で教え続けた日本人教師・青山先生が残したものとは 京都でシンポ(京都新聞) - Yahoo!ニュース
 終戦直後から朝鮮学校で子どもたちを教えた日本人美術教師、青山武美さん(1908-80)の足跡に光を当てた企画展のシンポジウムが3月、京都市上京区同志社大寒梅館で開かれた。青山さんの教え子や研究者らが参加し、「子どもの未来を思う青山先生の精神は今も息づいている」「記憶に残さないといけない人物だ」などと語り合った。

 備忘録的な意味で書いておきます。


【詳しく解説】北朝鮮 来週は特別な週 10年に1度の節目相次ぐ | NHK | 北朝鮮情勢

 4月11日は、キム・ジョンウン総書記が朝鮮労働党のトップ*2に就任してから10年という節目です。
 そして4月15日は、キム総書記の祖父キム・イルソン主席の生誕110年で、こちらは「民族最大の祝日」とされています。

 つまり金正恩朝鮮労働党トップに就任したのが今から10年前の2012年4月11日です。2012年4月13日には国防委員会第一委員長にも就任しています。
 また朝鮮労働党トップに就任する前の「2011年12月30日」に朝鮮人民軍最高司令官に就任しています(なお、父である金正日国防委員長(朝鮮労働党総書記兼務)の死去が2011年12月17日)(以上は、金正恩 - Wikipedia参照)。


安倍氏、拉致解決諦めない 地村さんと対談 - 産経ニュース

 対談に先立つ講演では、ロシアによるウクライナ侵攻に触れ、防衛費は国内総生産(GDP)比2%超を目指すべきだと重ねて強調。令和5年度の防衛費に関し、4年度当初予算と3年度補正予算を合わせた約6兆円から「さらに積み上げる予算を考えなければならない」と語った。

 そもそも

地村保志さん「拉致問題の早期解決を」 安倍元首相と対談|NHK 福井県のニュース
 小浜市の商工会議所の創立70周年を記念する式典

で地元福井の政治家を呼んだり、経産省政務三役(大臣、副大臣政務官)を呼んだりして福井経済について語らせるのならともかく、あるいは経済評論家を呼んで経済対談をさせるのならともかく「何で安倍(福井選出ではない)の右翼演説?」「何で地村氏との拉致対談?」ですね。
 そして「拉致と関係ないウヨ演説」を対談前にやる安倍も酷ければ、それが予想できたにもかかわらず「安倍と対談した地村氏」も愚かです。
 そもそも首相時代の安倍ならまだしも「派閥ボス」とはいえ「無役の安倍」と対談して「拉致解決」という意味で、何の意味があるのか。首相時代に何の成果も上げられなかった安倍に何の期待ができるのか。
 「岸田首相、松野拉致担当相、林外相と言った政府・与党の拉致担当政治家」「拉致議連会長(拉致議連 - Wikipediaによれば現在は古屋圭司)」ならまだしも。
 なお、産経がためらいなく「ウヨ演説の事実」を書くのに対し地村保志さん「拉致問題の早期解決を」 安倍元首相と対談|NHK 福井県のニュース安倍元首相“拉致問題 風化させないことが大切” 地村保志さんと対談がウヨ演説の事実に触れず隠すのが興味深い。


【ソウルからヨボセヨ】他国教科書への介入 - 産経ニュース
 中国にせよ、韓国にせよ「日本の歴史教科書」に問題があれば抗議するのは当然の話です。

*1:ゼレンスキーの主観が嫌みでなくてもNATO側が「嫌み」と理解して不快になる可能性は十分あるでしょう。まあ不快になってもその結果「そんなに不満があるのなら何をどうして欲しいのか言ってみろ(バイデンなど)」でゼレンスキーの要望に応じ「結果オーライ」の可能性もありますが。

*2:就任当初の名称は第一書記。その後、「委員長→総書記」に改名するとともに総書記代理的なポストとして「第一書記」が総書記とは別に新設され、趙甬元・朝鮮労働党組織担当書記(党政治局常務委員兼務)が第一書記に就任したとされる。