今日の産経ニュース(2022年7/29、30日分)(副題:安倍暗殺続報ほか)

「なぜ高齢者だけ」不満の声も 大阪府 65歳以上の外出自粛要請後初の週末 - 産経ニュース
 「高齢者が感染したらやばいことになる」ので「高齢者の外出自粛」自体には俺個人は異論はありませんが「感染の主要ルートはむしろ、【1】コロナを舐めてワクチン接種しない人間が多く、【2】行動が老人に比べて活発な若者」という説が確か有力なので「年齢制限なしで全員に自粛要請すべきでは」と思います。


「血みどろの争いを」 創業者なき維新、「ポスト松井」の行方は - 産経ニュース
 「汗だく」等ならともかく「武器を持った殺し合い」でもあるまいに「血みどろ」ねえ。松井らしい下劣さと言うべきか。


維新国会議員13人が旧統一教会側と接点、党が氏名公表へ - 産経ニュース
 勿論「この13人に本当にとどまるのか」といった問題もありますが、別の問題として「この13人をどうするのか」ですね。
 除名するなど何らかの処分をするならともかく「単に氏名の公開」では全く意味はありません。


【産経抄】7月30日 - 産経ニュース

「私たちは安倍(晋三元首相)氏の生涯を祝福しなくてはならない。彼の人生は、それほどの成果をもたらすものだった」。
 オーストラリアのアルバニージー*1首相は26日、連邦議会安倍氏の追悼演説をした。

 で延々「外国は安倍に好意的なのに何故、日本の安倍批判派は国葬に反対するのか」の一点張りです。
 こんなのはただの社交辞令だし、「安倍と豪州首相」に限らず、どこの世界に「他国の政治家(それも暗殺された)に悪口雑言する政治家」がいるのか。そんなことをすれば外交関係が悪化するだけです。
 豪州首相だって「安倍の統一教会との付き合いを擁護するのか、モリカケ桜は冤罪だというのか」と聞かれれば「そういう話ではない」「安倍は少なくとも我が国にとっては豪日友好関係を推進した素晴らしい政治家」というでしょうよ。
 この産経記事は「モリカケ桜」「統一教会との癒着」といった「安倍の問題点」については批判者への反論どころか何一つ触れないから呆れます。

 ところが肝心のわが国はというと、8月3日召集の臨時国会で予定していた安倍氏の追悼演説が、先送りとなった。演説中に野党が退席したり、ヤジを飛ばしたりする事態を避けたのだという。

 野党誹謗の「完全な嘘」です。実際には「甘利(第一次安倍内閣経産相、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相、自民党政調会長、選対委員長(第二次安倍総裁時代)として安倍が重用)が演説する予定」だったところ、安倍派から「『安倍派が集団指導体制で、会長がすぐに務まる器がいないのは問題だ』などと我が派を誹謗する甘利氏に追悼演説をして欲しくない。何故甘利氏にしたのか?」と抗議が来たところ、岸田が「甘利がやって何が悪い」と「党内最大派閥」安倍派に言い返せず、しかし、甘利に代わる候補もすぐに決められず、ぐだぐだになったことはマスコミが既に報じています。
 ここで「安倍派の抗議は不当だ」「追悼演説候補決定がぐだぐだの岸田首相は無能だ」等というならともかく「野党をデマ中傷」とは全く産経も何を考えてるのか?


磯崎副長官が関連行事出席 旧統一教会、来賓で - 産経ニュース
 既に「岸防衛相(安倍の実弟統一教会から選挙支援を受けた)」「末松文科相統一教会が政治パーティー券購入)」「二之湯国家公安委員長統一教会イベントで来賓挨拶)」「萩生田経産相統一教会から政治献金)」が発覚(このうち、岸、末松、萩生田が清和会)していますが、岸田政権に波及し続ける統一教会疑惑です。
 勿論「安倍派幹部・下村」と統一教会の関係も忘れてはいけません。


旧統一教会と政治の関係、与野党で発言相次ぐ - 産経ニュース

 公明党山口那津男代表は首相官邸で記者団に「一般論としては、社会的に批判され、トラブルを抱えているような団体にかかわっていくことは避けるべきだ」との考えを示した。

 自民党の友達らしい弱腰ぶりです。何故「統一教会との交遊は不適切だ」といえないのか。何故一般論に逃げるのか。しかもその一般論ですら「辞めるべき」ではなく「避けるべき」というのだから心底呆れます。


安倍氏追悼演説は自民・高木国対委員長から打診 甘利氏「静かな環境で」 - 産経ニュース
 「何故甘利が追悼演説なのか?」という高まる甘利批判に「安倍派幹部でもある高木国対委員長に『遺族(実弟・岸や妻・昭恵?)の意向だ』といわれた。高木氏の働きかけがあったから追悼演説を引き受けた。俺が言い出したわけじゃない。高木氏の依頼がなければ引き受けなかった」といいだした甘利です。
 遺族や高木氏、「高木氏がメンバーの自民党執行部や安倍派」の反応が注目されます。


旧統一教会の名称変更「政治家の働きかけない」 末松文科相 - 産経ニュース
 「何を根拠にそんなことが言えるのか」と実に腹立たしい。安倍派の末松が「安倍首相、下村文科相(認可当時)」をかばってるだけでしょう(そもそも末松自身が統一教会から政治パーティー券を購入してもらったことが発覚していますが)。しかし文科官僚も「加計疑惑」「統一協会疑惑」と「安倍と下村のせいで酷い目に遭わされた」と内心では怒り心頭ではないか。


IR賛否問う住民投票 実施せず 大阪府議会、条例案否決 - 産経ニュース
 つまりは「マスコミ世論調査」あるいは「維新が独自に実施した世論調査」の結果(維新支持層にすら反対派がかなりいる)から「大阪都構想住民投票敗北」の再現を恐れたと言うことでしょう。楽観論は言いませんが、意外と「大阪でのカジノ反対論」は強いのかもしれません。こうした「個々の問題(都構想、カジノ)での維新批判」をどう「選挙での維新打倒」につなげていくかは難問ではありますが考えるべき事の一つでしょう。


岸田首相、第7波で行動制限せず 「特性に即した対策を」 - 産経ニュース
 本当に行動制限しなくていいのかと疑問に思いますが、「2類から5類にしろ(神奈川県知事の黒岩など)」という「コロナを舐めてる連中」に比べれば岸田の方がましなのが何ともかんとも。


学術会議の軍民両用見解「前向きに評価」 小林科技相 - 産経ニュース
 ひとまずは「拙速な評価」は避けますが、この新見解が「政府に対するこびへつらい」であるなら勿論問題です。学術会議の意義を「自ら否定した」と酷評してもいいでしょう。


ガーシー氏、臨時国会「100%出てこない」 N党・立花党首が断言 - 産経ニュース
 N党に投票する連中もバカですが「国会に出ない」と放言して恥じない立花も呆れたバカです。「歳費だけかすめ取ろう」という考えなのか。もはや他党は「議員辞職勧告」や「除名処分」を考えてもいいのではないか。

*1:ちなみに アンソニー・アルバニージ - Wikipediaに寄れば「2017年の同性婚合法化法に賛成票を投じた」そうなので、リベラル派であり、「本音の話」をすれば実際には安倍(同性婚合法化反対のウヨ)にそれほど好意的ではないのではないか。