「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年9/28日分:巣くう会関係の集会の巻)

全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会

 今年7月、政治家として拉致問題に最も早くから取り組んでこられた安倍晋三元総理が、奈良県で銃撃により殉職*1されました。トランプ米大統領をして、北朝鮮金正恩委員長に、「拉致被害者をすぐに返せ*2」と言わせたのも安倍総理でした。

 安倍など「拉致解決に全く役立ってない」のに、そして山上の銃撃で「安倍と統一協会の異常な癒着」が白日の下になったのに良くもこんな寝言が抜かせたもんです。

 10月23日に、私たちは「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」を開催します。

 いい加減段階的帰国を認めたらどうなのか。しかも全ての拉致被害者の中に、既に日本国内で40人以上発見されそのほとんどが自発的失踪、犯罪被害の場合も北朝鮮とは関係なかった「特定失踪者」など入れてるようではお話になりません。

 北朝鮮が日本から多額の経済支援を得るためには親の世代の拉致家族が健在のうちに全被害者を一括して帰すしか道はないのです。

 「親の世代の拉致家族」が皆死んだら、拉致被害者は帰国しなくても構わない、としか理解できない暴言には心底呆れます。というかそういう形で救う会、家族会が「拉致問題から逃亡したい」という自白ではないのか。

 特定団体の制服でのご参加もご遠慮ください。

 「何じゃそりゃ?」ですね。「特定団体」とは一体何なのか?

櫻井よしこ(司会)

 女性MCなら

NHKクローズアップ現代』キャスターだった国谷裕子*3
◆日テレ『ニュースゼロ』キャスターの有働由美子*4
◆TBS『報道特集』キャスターの膳場貴子

などいくらでもいるのによりによって「国家基本問題研究所理事長」という「プロ右翼活動家の桜井」とは心底呆れます。

*1:「暗殺」と言いたがらないのが謎です。

*2:ただのリップサービスであり、金正恩もまともに取り合わなかったでしょう。むしろ「金大中政権」を通じて拉致被害者5人帰国を実現した小泉首相の方が偉大でしょうに(米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。

*3:著書『キャスターという仕事』(2017年、岩波新書)など

*4:著書『ウドウロク』(2018年、新潮文庫