「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年10/2日分:荒木和博の巻)

◆荒木ツイート

荒木和博 on Twitter: "令和4年10月3日金曜日「荒木和博のショートメッセージ」第902号。同じ旧領土でも韓国と台湾では日本への対し方がかなり違います。もちろん個別に見ていけば様々なのですが。 https://t.co/X2Do21Hykd @YouTubeより" / Twitter
韓国と台湾 対日感情の違い(R4.10.3) - YouTube

 8分43秒の動画です。まず第一にそんなことが拉致被害者帰国と何の関係があるのか。何の関係もない。
 第二に荒木は過去にも

◆拙記事「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年1/17日分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで批判した台湾と韓国 なぜこんなに対日感情が違うのか(R4.1.17): 荒木和博BLOG
◆拙記事「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年3/3日分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで批判した韓国と台湾 対日意識の違い(R4.3.3): 荒木和博BLOG

でほぼ同じ内容の記事や動画をやっています。「またかよ、何度目だ(呆)」ですね。
 第三に「韓国は反日、台湾は親日」というのは認識として間違いです。既にそれについては過去記事で述べましたが、一言だけ書けば荒木の「韓国は反日」はプーチンロシアの「ウクライナは反ロシア」並の暴論と言っていいでしょう。プーチンロシアが「ブチャの虐殺」とか、無茶苦茶やるからウクライナはロシアを憎む。
 これは「カチン虐殺のポーランド」「プラハの春弾圧のチェコ」など東欧諸国の「反ロシア感情*1」も同じです。「シベリア抑留のロシアは酷い」等といいながら「日本は韓国を近代化させてやった」と放言できる荒木ら日本ウヨのクズさには心底呆れます。 

荒木和博 on Twitter: "令和4年10月2日日曜日「荒木和博のショートメッセージ」第901号。プラットホームには様々な思いが凝縮されています。皆さんそれぞれの思い出があるのではないでしょうか。 https://t.co/eOhQ8IGW1r @YouTubeより" / Twitter
私的鉄道雑談(プラットホーム) - YouTube

 6分42秒の動画です。荒木の鉄道趣味話であり拉致は何一つ関係ない。

荒木和博 on Twitter: "予備役ブルーリボンの会「レブラ君とあやしい仲間たち」104回目は会員の著書・訳書の紹介です。とりあえず手元にあった本を中心に紹介しました。これでもごく一部です。ぜひご一読下さい。https://t.co/FJ3qSqX7nW @YouTubeより" / Twitter
レブラ君とあやしい仲間たち その104 - YouTube

 13分46秒の動画です。勿論「拉致問題に関係ある著書、訳書」なら問題はない*2でしょうが、

◆中村秀樹*3自衛隊が世界一弱い*438の理由』(2009年、文藝春秋
◆伊東寛『サイバー・インテリジェンス』(2015年、祥伝社新書)、『サイバー戦争論』(2016年、原書房
◆リチャード・ウィッテル 『ドリーム・マシーン:悪名高きV–22オスプレイの知られざる歴史』(影本賢治訳、2018年、鳥影社)
◆高井三郎*5『国防態勢の厳しい現実』(2020年、勉誠出版
◆荒谷卓*6『特殊部隊vs.精鋭部隊』(2021年、並木書房)
◆飯塚泰樹『平成の自衛官を終えて』(2021年、幻冬舎
◆木元あきら『国を守る覚悟 :予備自衛官が語る自衛隊と国防の真実』(2021年、ハート出版)

ということで、「拉致と関係ない著書、訳書が多数登場」だから心底呆れます(「荒木の類友右翼」なので、どうせくだらないクズ本、駄本だと思いますが未読なので評価はしません)。予備役ブルーリボンの会は「拉致被害者救出」が活動目的の団体でしょうに。 
 まあ、関係ある場合でも

◆荒木『山本美保さん失踪事件の謎を追う:拉致問題の闇』(2012年、草思社
山形県の海岸で遺体(自殺ないし事故死と見られ事件性はない)が発見された特定失踪者・山本氏について「警察の捏造であり、遺体は別人。山本氏は北朝鮮にいる」と強弁
◆荒木、荒谷卓、伊藤祐靖ほか『自衛隊幻想:拉致問題から考える安全保障と憲法改正』(2016年、産経新聞出版
◆伊藤祐靖*7『邦人奪還:自衛隊特殊部隊が動くとき』(2020年、新潮社)
→どちらも自衛隊特殊部隊で拉致被害者を救出せよという与太

と言う与太なので話になりませんが。

*1:但し「ハンガリー動乱(ナジ首相をモスクワに連行し、処刑)」の記憶を持ちながらもハンガリーのオルバン政権はプーチンロシアに接近してるようですが。「オルバンのプーチンへの接近」についてはハンガリー オルバン首相 再選の背景に迫る | NHK | WEB特集 | NHKスペシャルを紹介しておきます。

*2:とはいえ後述するように拉致と関係がある場合でも「自衛隊特殊部隊で拉致被害者を救出せよ」など、酷い内容ですが

*3:1950~2018年。潜水艦「あらしお」艦長など歴任。著書『これが潜水艦だ:海上自衛隊の最強兵器の本質と現実』(2008年、光人社NF文庫)、『第二次日露戦争:失われた国土を取り戻す戦い』(2013年、光人社NF文庫)、『新説ミッドウェー海戦:海自潜水艦は米軍とこのように戦う』(2016年、光人社NF文庫)、『日本の軍事力:自衛隊の本当の実力』(2017年、ベスト新書)など

*4:勿論「世界一弱い」などということは常識で考えてありえない話です。

*5:著書『第四次中東戦争』(1981年、原書房)、『ゴランの激戦』(1982年、原書房)、『機械化歩兵部隊のすべて』(1993年、原書房)、『知っておきたい現代軍事用語』(2006年、アリアドネ企画)

*6:陸上自衛隊特殊作戦群群長など歴任

*7:著書『国のために死ねるか:自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動』(2016年、文春新書)、『自衛隊失格:私が「特殊部隊」を去った理由』(2021年、新潮文庫