今日もkojitakenに悪口する(2023年1月19日記載)

『週刊朝日』5月末で休刊へ。1974年の「インチキスプーン曲げ」暴露記事が思い出される - kojitakenの日記
 id:kojitaken(現在60歳代前半らしい:つまり1960年代前半生まれで1974年当時は中高生)て本当にジジイなんだなと実感します。小生(1970年代生まれの団塊ジュニア)は勿論1974年と言えば「まだ物心ついてない」ので「ユリ・ゲラーなどの超能力ブーム」についてはまるで実感がない。
 共産国の問題について、天安門事件(1989年)についてはさすがに「物心ついていました」が文革(1966~1976年)、プラハの春弾圧(1968年)、ポルポト虐殺(1975~1979年)についてはまるで実感はない。

 宮崎は勘の良い人で、昨年も山本太郎の「目が怖い」という的確な批評をした(笑)。

 そういう印象批評はほとんど何の意味も無いと思いますね。俺は別に山本の「目が怖い」とは思いませんし。
 勧善懲悪時代劇じゃあるまいし「目が優しい→好人物」「目が怖い→悪党」と見た目で分かるなら誰も苦労しません。
 批判するなら「戦前の田中正造北原泰作じゃあるまいし天皇直訴なんてやめて欲しい」とか「具体的な山本の言動」に対してじゃないと意味が無い。

 「もともとスプーンは手で曲げることができる」とは、当時ローティーンだった私もずっと持っていた疑問だったが、周囲は同級生どころか晩年に極右化する前の亡父まで「超能力信者」と化した者ばかりだった。この当然の疑問を口にすることさえ憚られる空気があの当時には確かにあったのだ。現在のヤマシン*1だの「泉信者」だの「共産党信者」だのも同じなのではなかろうか

 ヤマシンだの「泉信者」だの「共産党信者」だの言動について「何が問題なのか」、そもそも「信者とは具体的に誰なのか」具体性がまるでないので「はあ?」「お前はアホか、id:kojitaken」ですね。
 いずれにせよkojitakenのように「政党支持者」と「超能力シンパ」を同一視するのは馬鹿げています。前者は価値観の問題であるのに対し、後者は明らかなデマだからです。

 稲垣は1989年に朝日を辞めたあとは右翼言論人として古巣批判に精を出した。1994年には第3回山本七平賞を受賞しているが、これは右翼が受ける賞である。

 大部分の受賞者、及び受賞作は確かに

山本七平賞受賞作品一覧 | PHP研究所 PHP INTERFACE参照
◆第5回(平成8年)
 嫌韓国本『攘夷の韓国 開国の日本』の呉善花
◆第15回(平成18年)
 『語られなかった皇族たちの真実』の竹田恒泰
◆第13回(平成16年)
 大東亜戦争を美化する『大東亜会議の真実:アジアの解放と独立を目指して』の深田祐介
◆第19回(平成22年)
 『この命、義に捧ぐ:台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』の門田隆将
◆第20回(平成23年
 張作霖暗殺「関東軍犯行否定」陰謀論本である『謎解き「張作霖爆殺事件」』の加藤康男
◆第23回(平成26年
 反中国本『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』の石平
◆第25回(平成28年
 嫌韓国本『なぜ私は韓国に勝てたか』の加藤達也

等、非常識ウヨですが

◆第4回(平成7年)
『将軍と側用人の政治』(講談社現代新書)の大石慎三郎*2
→大石は晩年、つくる会歴史教科書の監修者に名を連ね晩節を汚していますが。
◆第6回(平成9年)
 『物語 フィリピンの歴史』(中公新書)の鈴木静夫

など「まともそうな受賞者、受賞作」もわずかながらあります。


立憲は泉氏の就任以来、関東で大きく票を失っています。(三春充希氏) - kojitakenの日記
 泉による「維新へのすり寄り、共産、社民からの離反」で「リベラル、左派層が大幅に離反する一方、それをカバーできるだけの右派からの支持獲得がない→参院選で惨敗、今後の統一地方選などでも惨敗の危険」というkojitakenや三原某氏以外からもよく指摘される話です。

 弊ブログでは泉健太を批判し続けているが反応は少ない。

 泉批判記事などネット上にいくらでもある(拙記事もその一つ*3)でしょうに、無名人の分際でどれほど思い上がってるのか。
 なお、俺個人はkojitaken記事については、このブログでいろいろとコメントしています。
 「投稿拒否設定にされてる」ので向こうの記事にはコメントできませんが。

 そうそう、弊ブログにいただいたコメントに、橋本健二*4の分析によると無党派層の1割が新自由主義右翼で4割が穏健保守、5割がリベラルだという指摘があった。この分析自体は確か橋本氏の本*5にも載っていたはずなのでそれを読んで知っていた

 本を読まないと何とも言えませんが「本当かよ」ですね。なんでそれで安倍政権が長期政権化するのか?
 穏健保守やリベラル*6の「橋本版定義」がおかしいのではないか。
 なお、この橋本氏、「俺の記憶が確か」ならば、確か「細川元首相*7が立った都知事選」では、山口二郎などとともに「共産は宇都宮を下ろせ」と抜かした人間(日本の自称リベラルに多い「共産を見下してかかってる輩」)なので俺的には橋本には「強い反感」がありますね。
 「政策協定を結ぼうならまだしも、何言ってやがる」「共産を馬鹿にするのも大概にしろ」と不愉快だったことをよく覚えています。まあ、反共分子id:kojitakenが高評価しそうな御仁ではありますが。

*1:山本太郎信者の略称

*2:1923~2004年。学習院大学名誉教授。著書『天明浅間山大噴火:日本のポンペイ・鎌原村発掘』(1986年、角川選書→2023年2月刊行予定、講談社学術文庫)、『徳川吉宗とその時代』(1989年、中公文庫)、『徳川吉宗と江戸の改革』(1995年、講談社学術文庫)など

*3:俺はkojitakenほど「尊大な人間」ではないので、「反応(コメント)が少ない」のは俺が無名人なので当然のことだと思っています。

*4:静岡大学教授、武蔵大学教授を経て早稲田大学教授。著書『現代日本の階級構造』(1999年、東信堂)、『階級社会日本』(2001年、青木書店)、『階級・ジェンダー・再生産』(2003年、東信堂)、『階級社会』(2006年、講談社選書メチエ)、『新しい階級社会・新しい階級闘争』(2007年、光文社)、『階級都市』(2011年、ちくま新書)、『居酒屋ほろ酔い考現学』(2014年、祥伝社黄金文庫)、『居酒屋の戦後史』(2015年、祥伝社新書)、『はじまりの戦後日本』(2016年、河出ブックス)、『盛り場はヤミ市から生まれた(増補版)』(共著、2016年、青弓社)、『新・日本の階級社会』(2018年、講談社現代新書)、『アンダークラス』(2018年、ちくま新書)、『中流崩壊』(2020年、朝日新書)、『〈格差〉と〈階級〉の戦後史』(2020年、河出新書)、『東京23区×格差と階級』(2021年、中公新書ラクレ)など。なお、橋本が研究テーマとする「闇市と飲み屋」については以前拙記事新刊紹介:「歴史評論」6月号(その2:ヤミ市) - bogus-simotukareのブログ新刊紹介:「歴史評論」2021年11月号 - bogus-simotukareのブログで触れましたので紹介しておきます。

*5:ここで「具体的記述の引用」や「ページ数紹介」どころか、著書名もあげず「本当に読んだのか?」という疑念を生む辺りがkojitakenらしい。

*6:そもそも橋本定義における「リベラルと穏健保守の違い」も不明ですが。

*7:「細川と宇都宮(桝添が当選)」ではなく、「浅野史郎(元宮城県知事)と吉田万三(元足立区長)(当時は石原知事)」だったかもしれませんが。どっちにしろ当時の橋本と山口が共産を不当に見下していたことは確かです(今もそうかもしれませんが)。