八紘一宇−田中智学−北一輝−岸信介−安倍晋三の「ギミック」の連鎖を切れ - kojitakenの日記
私は、鈴木邦男*1も内田樹*2も買わない*3。こんな人たちばかりを「リベラル」がもてはやす風潮を私は全く好まない。内田や鈴木によって「リベラル」が骨抜きにされている観すらある。
こうした「内田&鈴木」非難文章を過去(約8年前の2015年3月)に自ら書き、「よほどこの文章に自信があるのか」、今回、「鈴木氏の死去」を契機に改めて宣伝しているid:kojitakenですが「内田が著書『シン・日本共産党宣言』の推薦帯文を書いた松竹伸幸*4」を留保条件もつけずに松竹伸幸氏の新刊『シン・日本共産党宣言』を『しんぶん赤旗』が批判。松竹氏はこれに対して赤旗紙上での反論を要求 - kojitakenの日記において「志位執行部批判者」として礼賛するkojitakenはいつもながら、「論理性に(そして誠実性も?)著しく欠ける御仁」です。
八紘一宇−田中智学−北一輝−岸信介−安倍晋三の「ギミック」の連鎖を切れ - kojitakenの日記の立場なら、id:kojitakenは松竹を「内田によって骨抜きにされている」、「何故、松竹は内田以外の人間に推薦文を求めなかったのか?」と批判すべきではないのか。整合性のない文章を良くも書けるもんだとkojitakenには心底呆れます。kojitakenが「論理性に(そして誠実性も?)著しく欠ける」ことは明白でしょう。
但し、id:kojitaken本人は自分のことを「論理的で誠実なな人間」と勘違いしてる(あるいは外部に勘違いさせようとしている)ようで心底呆れます。
【追記】
コメ欄の指摘に寄れば松竹本が「それなりに売れてたそう」ですが、この点は、今や日本戦略研究フォーラム(JFSS)の役員に
◆安倍晋三(元首相、故人)
◆有元隆志(産経新聞正論調査室長)
◆稲田朋美(安倍政権で行革相、防衛相、自民党政調会長など歴任)
◆葛西敬之(JR東海名誉会長、故人。第一次安倍内閣で教育再生会議委員。2013年に産経新聞『正論大賞』受賞)
◆岸信夫(安倍晋三の実弟、菅内閣防衛相)
◆古森義久(麗澤大学*5特別教授、産経新聞ワシントン駐在客員特派員)
◆高市早苗(現在、岸田内閣経済安保相。安倍政権で総務相、自民党政調会長など歴任)
◆田久保忠衛’(杏林大学名誉教授、日本会議会長、国家基本問題研究所副理事長)
◆田母神俊雄(元航空幕僚長)
◆水島総(チャンネル桜社長)
◆八木秀次(麗澤大学教授、日本教育再生機構理事長、元「つくる会」会長)
といった右翼と共に名を連ねるほど劣化し「右翼以外からはもはや相手にされてない」筆坂秀世の『日本共産党』(2006年、新潮新書)も当初はそのように「ある程度売れていた」ようだし、いずれ飽きられるのではないか。購入者は必ずしも松竹の支持者ではなくかなりの部分が「ミーハー(文春で騒いでたし、話の種に購入するか?)」でしょう。
数年後に世間から相手にされなくなった松竹が「筆坂のようにウヨ商売を始め、完全に右翼化」しても俺は全く驚きません。
野党が「〇〇なんて憲法に書いていない」という論陣を張るのは質悪。このロジックを与党が使い出したら山本太郎は切腹モノ (Oricquen氏) - kojitakenの日記*6
山本太郎が「ローテーションを禁じる規程が憲法なり法律なりにあるのか」と言ってるそうで「おいおい」です。
第一にローテーション批判はローテーションについて「違憲(あるいは違法)無効」を主張するものではない。
「比例で当選した議員が他党に移籍するのはたとえ合法でも政治的に不当*7」と言う批判と同じで「たとえ合憲合法であろうとも政治的、道義的に不当」と言ってるのでまるで反論になっていません。
山本がすべきことは「ローテーション制度の意義を訴え、不当ではないと反論すること」でしょうに。
それとも「合憲合法なら当然に妥当」というトンデモな考えが山本なのか。
山本太郎という人は地金が保守あるいは右翼だからそういう言葉が自然に出てくるのだろう。党名に現元号や「新選組」をつけるセンスにも山本の体質がよく現れている。
「はあ?」「kojitakenはアホか?」ですね。「れいわ新選組と言う党名*8」「天皇直訴」はともかく「ローテーション」あるいは「違法でなければ何をしても良い*9」のどこが「保守あるいは右翼」なのか。
kojitakenの物言いは「保守あるいは右翼」を「無法者呼ばわりする暴論」でしょう。日本の「保守あるいは右翼」に515事件の海軍青年将校、226事件の陸軍青年将校など、無法者が多いのは事実ですが「無法者イコール保守あるいは右翼」ではない。
なるほど、kojitakenが「共産支持」を表明する俺を右翼呼ばわりする理由が全く理解できなかったのですが、kojitakenにとっては政治思想ではなく「無法者=右翼」なのでしょう(俺は自分が無法者だとは思っていませんが)。
そのうち、「文革の毛沢東」「カンボジア虐殺のポルポト」などもkojitakenは「右翼」と言い出すかもしれない。
*1:1943~2023年。右翼団体「一水会」創設者、名誉顧問。著書『言論の不自由?!』(2000年、ちくま文庫)、『公安警察の手口』(2004年、ちくま新書)、『愛国者は信用できるか』(2006年、講談社現代新書)、『右翼は言論の敵か』(2009年、ちくま新書)、『愛国と米国』(2009年、平凡社新書)、『愛国と憂国と売国』(2011年、集英社新書)、『〈愛国心〉に気をつけろ!』(2016年、岩波ブックレット)、『憲法が危ない!』(2017年、祥伝社新書)、『竹中労』(2018年、河出ブックス)など
*2:神戸女学院大学名誉教授。著書『寝ながら学べる構造主義』(2002年、文春新書)、『ためらいの倫理学』(2003年、角川文庫)、『私家版・ユダヤ文化論』(2006年、文春新書)、『街場の現代思想』(2008年、文春文庫)、『日本辺境論』(2009年、新潮新書)、『武道的思考』(2010年、筑摩選書→2019年、ちくま文庫)、『街場の大学論』(2010年、角川文庫) 、『街場のメディア論』(2010年、光文社新書)、『街場のアメリカ論』(2010年、文春文庫)、『映画の構造分析:ハリウッド映画で学べる現代思想』、『他者と死者:ラカンによるレヴィナス』、『レヴィナスと愛の現象学』(以上、2011年、文春文庫)、『修業論』(2013年、光文社新書)、『街場のマンガ論』(2014年、小学館文庫)、『街場の共同体論』(2016年、潮新書)、『街場の文体論』(2016年、文春文庫)、『街場の読書論』(2018年、潮新書) 、『街場の天皇論』(2020年、文春文庫)、『戦後民主主義に僕から一票』(2021年、SB新書)など。個人サイト内田樹の研究室
*3:「本を買わない」と「評価しない」のダブルミーニングでしょう。
*4:松竹伸幸氏の新刊『シン・日本共産党宣言』を『しんぶん赤旗』が批判。松竹氏はこれに対して赤旗紙上での反論を要求 - kojitakenの日記にkojitakenが貼り付けた松竹著書の画像には内田の推薦帯文が見えるので、kojitakenも内田の推薦について知ってるはずです。
*5:麗澤大は右翼宗教モラロジーが母体。他にも高橋史朗、西岡力、八木秀次などの右翼が教授を務める。
*6:「同性婚禁止なんて憲法に書いてないし、法の下の平等からはむしろ憲法は同性婚を容認してると解するべき」等の「憲法に書いてない」等ならともかく、ここでの山本の物言いはそういうものではないですからね。
*7:ただしそうした批判があまりにも多かったため、現在では法改正によって他党への移籍は確かできません(やるとその時点で議員資格が失われ、その結果として、もともとの所属政党が繰り上げ当選になるので、議員資格を保持したまま離党するには無所属になるか、新党を結成するしかできない)
*8:この点は「昭和維新(515事件(犬養首相暗殺)の海軍青年将校、226事件(高橋蔵相ら暗殺)の陸軍青年将校など)」「朴正熙の維新体制」などで右翼イメージの強い「維新」をわざわざつけた右翼政党「維新の会」にも該当することでしょう。
*9:さすがにそこまで山本もいっていませんが「法律でローテーションは禁止されてない」と言う彼の物言いはそのように理解されても文句は言えないと思います。なお、むしろ「(形式的には)違法でも正義の行為なら実行してもいい」が515事件の海軍青年将校、226事件の陸軍青年将校など、右翼ではないか。