「反共分子」「老害」広原盛明の「共産非難」に突っ込む(2023年2/21日記載)

政党は国民と市民社会の中に存在している、別世界にいるのではない、共産党党首公選問題を考える(その1)、岸田内閣と野党共闘(36) - 広原盛明のつれづれ日記*1
 松竹の除名理由は「公選制オンリー」ではなく「党内で解決すべき問題を党外へ持ち出し不当に党執行部を攻撃」「安保廃棄、自衛隊違憲の党方針を無視し、安保容認、自衛隊合憲を主張」もあるので「党首公選云々」という広原の主張はデマも甚だしい。全く広原も呆れたデマ野郎です(この点は朝日や毎日など反共マスゴミも同じですが)。
 そして広原が「安保容認、自衛隊合憲」という松竹の主張について評価をしないで逃げてることは「卑怯で姑息」というべきでしょう。「公選制」云々で「松竹の右翼的安保論」をごまかそうとは「広原はふざけるな」と言う話です。

 京都はいま大揺れに揺れている。志位共産党委員長に対する異議申し立てをした松竹伸幸氏と鈴木元氏の二人がいずれも京都ゆかりの人物であるからだ。

 「反党分子の党攻撃」を「異議申し立て」呼ばわりとは心底呆れますがそれはさておき。
 京都の党所属だからといって「京都限定ですら」果たして松竹や鈴木にそれほどの声望や権威があるかは疑問でしょう(京都以外ならなおさらですが)。そもそも「声望や権威」があるなら何故もっと穏健な方法で問題を提起しなかったのか。

 先日も私たち京童の間では(高齢者集団なので「京童」などいうのはおこがましいが)この問題がもっぱら話題になり、中には「物申す行動」が必要だと息巻く者もいた。

 ということで広原らが「若者との交遊が皆無な老人集団」にすぎず、その見解が果たして「現役世代」の考えを反映してるかどうかが怪しいことが「語るに落ちています」。いやそもそも、「老人の左派、リベラル層」の意見をどれほど反映してるかも疑問符がつきますが。
 いずれにせよ「広原ら、独りよがりの思い上がった反共分子が、共産に悪口してるだけのいつもの話」なので鼻で笑います。

 世論が圧倒的に「アンチ共産党」に傾いており、このままでいけば、次の選挙では共産党が大きく票を減らすだろうということだ。

 広原等、アンチ志位執行部は「そういうことにしたい」のでしょうが、世論調査では党支持率は「ほぼ横ばい」で目立った変化は見られません。「大きく票を減らす」と決めつける根拠に欠けると言うべきでしょう。
 様々な違いがあるが故に単純比較できないとはいえ、過去の「除名劇(袴田里見、兵本達吉、萩原遼など)」が選挙結果に影響してないことを考えれば今回も同様の可能性は当然あります。そもそも「岸田内閣が軍拡、敵基地攻撃論」といった右翼路線を打ち出し、国民民主や維新は批判精神ゼロ、維新にすり寄る立民は批判が弱い(リベラル、左派支持層に忖度して曖昧な態度で維新、国民民主ほど自民寄りではないが)、れいわや社民は党勢が弱いと言った現状では「共産を伸ばすしかない」として共産にリベラル、左派層の票が集まる可能性は当然あります。と言うか他人事みたいに書いてしまいましたが、俺は「共産を伸ばすしかない」で今後も共産に投票予定です。

 市民連合の中心的存在である山口一郎氏(ボーガス注:原文のまま)が、ツイートで「市民と野党の共闘を言うなら、自らも市民社会の常識を共有する党になる必要がある*2」と発言している。共産党が態度を改めなければ*3市民連合野党共闘から離れていく日も遠くない。

 山口一郎は

山口一郎 (歌手) - Wikipedia
 ロックバンド「サカナクション」のボーカリスト兼ギタリスト
山口一郎 (哲学者) - Wikipedia
 東洋大学名誉教授。著書『存在から生成へ:フッサール*4発生的現象学研究』(2005年、知泉書館)、『人を生かす倫理:フッサール発生的倫理学の構築』(2008年、知泉書館)、『感覚の記憶:発生的神経現象学研究の試み』(2011年、知泉書館

などではなく

山口二郎(北海道大名誉教授、法政大名誉教授:山口二郎 - Wikipedia参照)
 市民連合の運営委員の一人。著書『若者のための政治マニュアル』(2008年、講談社現代新書)、『政権交代論』(2009年、岩波新書)、『政治のしくみがわかる本』 (2009年、岩波ジュニア新書)、『政権交代とは何だったのか 』(2012年、岩波新書)、『いまを生きるための政治学』(2013年、岩波現代全書)、『民主主義は終わるのか:瀬戸際に立つ日本』(2019年、岩波新書)など

の誤記でしょう。それなりに著名人の山口の名前を堂々と間違えるとは、広原(1938年生まれ)も全くお粗末で「高齢化の影響か」「最近物忘れが酷いのか」と呆れますが、それはさておき。
 広原に寄れば、山口が「松竹を除名するなら野党共闘が成り立たない」と共産に不当な因縁をつけ内政干渉してるようですが

◆それなりに野党共闘に熱心だった枝野代表時代ならその発言も説得力あったかもしれんけどさ。泉立民が維新にすり寄って、「野党共闘」に否定的な連合に忖度して、共産どころか、市民連合や社民、れいわから露骨に距離置いてる今、「(立民を含む)野党共闘」なんてそもそも成り立ってるの?
 共産を「野党共闘のパートナーじゃない」と言ったら、あんたら市民連合の手元に残るのは社民とれいわだけやろ。玉木国民民主も自民にすり寄ってるし。それで野党共闘に意味あるの?。枝野時代ならともかく「野党共闘から共産をハブる」と言ってももはや何ら脅しにならないと思うけど?。「やれるもんならやってみろ」「泉の維新スリ寄りを黙認してる市民連合山口二郎ごときに馬鹿にされてたまるか」と志位氏にむしろマジギレされるんじゃねえの?
 「連合や維新」、「維新にすり寄る泉立民」に完全に舐められて、なすすべもない市民連合やあんたが何様のつもりなんだよ、山口。共産相手に偉そうな態度がとれる政治力が市民連合やあんたのどこにあるんだ?
◆共産批判するより維新にすり寄る泉を批判しろよ、山口?。泉の方こそ野党共闘をぶち壊してるだろ。
◆お前も松竹の類友か、山口。お前が*5
『俺が市民連合幹部として応援するから心配するな、松竹。遠慮無く反党行為しろ。お前が除名されそうになったら、市民連合を俺が、お前を擁護する方向で動かす。「松竹を除名したら市民連合は共産とは縁切りする」と言ってやる(但し今のところ市民連合としてはそうした松竹擁護はやってない*6模様)』
『俺(山口)も安保堅持、自衛隊容認を共産党が受け入れることが野党共闘発展に必要だと思ってる』と反党行為をけしかけたのか?

つう話です。
 まあ、山口個人ならともかく市民連合が組織として「松竹擁護」なんぞやり出せば*7、志位執行部も「ならば共闘は成り立たない」と蹴飛ばすだけではないか。
 いずれにせよ俺の

今日も「反党裏切り分子」松竹伸幸に悪口する他(2023年2/15日分) - bogus-simotukareのブログ
 党外に松竹が乱暴に持ち出した理由ですが、(中略)松竹が「野党共闘に支障ガー」を連呼することから俺は松竹が野党共闘勢力(立民、れいわ、市民連合など)に「野党共闘を進めるために志位は松竹の言う安保政策を受け入れろ」と志位執行部を恫喝させ、「松竹流安保施策を志位執行部に強要すること」が目的だったのではないか*8と疑っています。そんな恫喝が志位執行部に効いたかどうかはともかく、松竹は「野党共闘」という「錦の御旗」にはそれほどのパワーがあると思い込むと同時にその「錦の御旗」には志位執行部が「たやすく屈服する」と志位氏をなめていたのではないか。そんな「党員にあるまじき反党分子」松竹に志位氏が激怒するのも当然でしょう。
 (中略)
 もしこの俺の邪推が正しいなら松竹の行為は「党外の政治勢力を利用して党の方針をねじ曲げる」と言う「党員にあるまじき」とんでもない行為です(勿論、党内民主主義にも反する)。
 過去に除名された「ソ連派の志賀義雄 - Wikipedia」「中国派の安斎庫治 - Wikipedia福田正義 - Wikipedia」等の振る舞いと全く変わらない。
(中略)
 「典型的な反党行為」「除名されて当然」と言っていい。
 では「志賀らにとってのソ連(ご主人様)」「安斎、福田らにとっての中国(ご主人様)」に当たる「松竹にとっての党外勢力(ご主人様)」とは何なのか。
 いろいろ考えられるし「複数ある」かもしれませんがやはり大きいのは「立民の泉」ではないか。
 松竹は過去において下記の通り「泉に対してみっともないほど媚びています」。泉を批判したことなど恐らく一度も無い。
(中略)
 勿論泉に反党行為を唆されたわけではなく「泉のリップサービス(松竹さんには期待しているなど)」を真に受けた松竹が「志位執行部を非難すれば泉が支持してくれる」と勝手に思い込んだだけでしょうが。
 しかし皮肉にも泉は松竹の期待に応えてくれませんでした。
 志位執行部が松竹除名にすぐには動かなかったのも「松竹の妙に自信満々な態度」から「立民の泉」「れいわの山本」等外部勢力と組んでの反党行為ではないかと危惧していたからではないか。その場合、松竹との対決は「松竹個人との対決」に留まらず「泉立民」「山本れいわ」等の党外政治勢力との全面戦争になりかねないからです。勿論「いよいよとなれば」志位氏も全面戦争を覚悟し、躊躇しないでしょうが。
 だから当初は規約と綱領からの逸脱は明らか/――松竹伸幸氏の一連の言動について/赤旗編集局次長 藤田健ということで志位氏、小池氏といった大幹部が相手するのではなく、様子を見ていたところ「泉、山本」等と言った外部勢力が松竹に冷淡であり、松竹が「外部勢力が支持してくれるはず」と馬鹿げた勘違いをしてるらしいことに気づいて躊躇無く除名に動いたのでしょう。

という疑念(松竹の反党行為の裏には泉立民や市民連合など党外勢力がいるのではないか、党外勢力を悪用した政策ねじ曲げが松竹の野望ではないか)は「反共分子・広原や山口の無法な言動」で「確信に近いモノ」になりつつあります。
 「俺の疑念」が正しいなら、山口や広原の行為こそ「野党共闘」を口実にした「共産党」の「党内民主主義」や「結社の自由」「政治活動の自由」に対する「不当な侵害」でしょう。
 そんな無法な行為(野党共闘のために安保政策を共産は右にシフトし、立民にあわせろ)の方がよほど「野党共闘の阻害要因」でしょう。山口や広原共産党を「最大野党・立民」の「馬の足」とでも舐めてるのか。
 なお、上記は広原記事に投稿しましたが掲載拒否でしょうね。「自由な言論」が聞いて呆れます。

*1:「国民」と「市民社会」をわざわざ分けて書く意味が不明です。それにしても勝手に「松竹」を「国民や市民社会の側」に置くなと言いたい。志位執行部支持派は松竹には批判的ですし、一方、「自民支持層」などは松竹除名にはほとんど関心は無いでしょう。なお、広原記事はその後リベラル21 政党は国民と市民社会の中に存在している、別世界にいるのではない、共産党党首公選問題を考える(その1)として転載された。

*2:要するに松竹の除名を撤回しろという話。共産党内政干渉して恥じない山口の方こそ「市民社会の常識を有してない」と思います。

*3:「繰り返しますが」要するに松竹の除名を撤回しろという話

*4:1859~1938年。哲学者。著書『デカルト省察』(岩波文庫)、『間主観性現象学』、『内的時間意識の現象学』、『ブリタニカ草稿:現象学の核心』(以上、ちくま学芸文庫)など

*5:つうか内田樹とか他にも松竹擁護者がいるので正確には『お前も』

*6:市民連合が下手に松竹擁護をやると「松竹の党首公選制や右翼的安保政策支持」と誤解されかねませんからね。市民連合がそうしたことに躊躇するのはよくわかります。大体、泉立民が維新にすり寄り野党共闘に背を向ける(そしてそれに市民連合がなすすべもなく無力)中、共産まで離反したら野党共闘は完全に崩壊しますし。しかし泉の維新すり寄りに何もできない市民連合の無力さには「口あんぐり(呆れて開いた口が塞がらない)」ですね。

*7:今のところ組織としてはそんなことはしてないようですが。

*8:但し松竹が外部勢力と談合したという話ではない。もしそうなら、松竹に対して現在、外部勢力(立民、れいわ、市民連合など)が冷淡なことに説明がつきません。松竹が自己を過信し「俺が立ち上がれば外部勢力が支援してくれる」と思い上がっていたと言うことでしょう。「自分が客観的に見れないらしい松竹は政治家の器ではない」と改めて思います。【追記】当初はそう思っていたのですが、山口二郎市民連合幹部の一人)など一部の人間が『松竹さんが志位批判に立ち上がれば市民連合が支援する』などと松竹を煽った可能性はあると考えが少し変わっています。