「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年4/17日:島田洋一の巻)(副題:島田のLGBT差別に呆れる)

島田洋一
 月刊Hanada掲載の山口敬之氏「稲田朋美の裏切り」は、稲田氏に呆れ、LGBT利権法案を阻止しつつ、何とか稲田氏を更生させようと努力した安倍首相の姿勢と動きがよく分かる。
 同時に、その司令塔安倍氏を欠く自民党有志が、極左と組んで利権確保を狙う稲田氏らを止められるのか、大いに不安になる。

 LGBT法案賛成程度で「極左」呼ばわりとは「はあ?」ですね。

島田洋一
 性自認に限らず全て自認は変わり得るし、意図的虚偽の場合もある。
 真正保守を自認した稲田朋美氏が、その後底割れし、極左活動家の利権代理人になったのが良い例だ。
 その稲田氏が、性自認は信用できるし変わらないと言うのを真に受けるほど愚かな自民党議員は多くないと思いたい

 「後天的に身につける」宗教や政治思想は勿論変わりうるでしょうが「生まれながらの性自認」とはそういうもんではない。
 何処の世界に「異性愛→同性愛」なんて人間がいるのか。
 それにしても自民・稲田氏が靖国参拝 主権回復の日 - 産経ニュース(2022.4.28)という「靖国参拝・稲田」を「LGBT法案支持」だけで「極左呼ばわり」とは唖然です。「右翼政党」国民民主や維新も賛意を示す法案の何処が極左なのか。

島田洋一
 まともな国の議会なら安保3文書が大議論*1となっているはずだが、日本の国会は小西猿芝居とLGBT利権法案*2に明け暮れる様相。
 しかも後者の中心は岩屋毅*3稲田朋美*4の元防衛大臣2人。

 LGBT法案に左翼云々と悪口する島田ですが

LGBT法案めぐり経団連会長が苦言 欧米への遅れ「恥ずかしい」:朝日新聞デジタル
 経団連の十倉雅和*5会長は20日自民党内で意見が割れる「LGBT理解増進法案」の議論について、欧米と比べての遅れを「恥ずかしい」と語った。世界では「理解増進ではなくて差別を禁じ、同性婚を認める流れにある」と指摘。「理解増進の法案を出すことですら議論をしているというのは、いかがなものか」と話した。

【産経・FNN合同世論調査】LGBT法案、同性婚法制化…自民支持層の過半数が賛成 - 産経ニュース
 LGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案について尋ねたところ、慎重論が根強い自民党の支持層でも57・2%が「(国会で)成立させるべきだ」と答えた。同性婚を法律で認めることにも自民支持層の60・3%が「賛成」と回答した*6

という記事から分かるように別に「LGBT法案支持=左翼」ではない。
 「経団連会長」「自民党支持層」が左翼の訳もない(勿論、島田は経団連会長や自民党支持層に悪口するのでしょうが)。島田のような「LGBT法案反対」ウヨには心底呆れます。
 なお、島田の言う「稲田」「岩屋」については以下の記事を紹介しておきます。

LGBT法案、サミット前成立を 超党派議連:時事ドットコム2023.2.8
 性的少数者(LGBTなど)に関する課題を考える超党派議員連盟の会長代理を務める自民党稲田朋美元防衛相は、「G7は日本の価値観、多様性、寛容な社会を発信するいい機会だ。G7までに法律を成立させることが必要だ」と記者団に強調した。

LGBT議連会長に自民・岩屋氏「法案成立に全力」 - 産経ニュース2023.2.15
 超党派の「LGBTに関する課題を考える議員連盟」は15日、国会内で総会を開き、空席となっていた会長に自民党岩屋毅元防衛相を選出した。

LGBT法案「必ず実現」 支援団体の会合で―超党派議連:時事ドットコム2023.3.30
 LGBTなど性的少数者の権利保護を巡り、支援団体主催の会合が30日、衆院議員会館で開かれた。超党派議員連盟会長を務める自民党岩屋毅元防衛相は、5月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)に触れ、「議長国として責任を果たさないといけない」と指摘。その上で、議連がまとめた理解増進法案の早期成立を「必ず実現したい」と訴えた。

*1:と言っても島田の「大議論」とは「平和主義や立憲主義の立場からの安保3文書批判」では勿論ない。

*2:「何が利権なのか?」と呆れます。

*3:第四次安倍内閣で防衛相

*4:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相など歴任

*5:住友化学工業常務、社長、会長など歴任

*6:とはいえ、「残念ながら」消極的賛成(容認してもいい)にすぎず「LGBT法問題を理由に自民支持を辞めたり、自民党LGBT法成立を働きかけたりする」ほどの熱意は勿論ないわけですが。