「シン・九条の会」 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
「シン九条の会(仮称)」という名前では「九条の会」関係者に「我々をバカにしてるのか?」「人の名称を勝手に使うな!」と憤慨される恐れがあると思います。既に「共産党と完全に敵対関係にある」のに松竹もバカな男です。
また「ネーミングセンスが酷い」とも思いますが、作りたければ何でも作ればいいでしょう。勿論「作っただけでは意味がない」のですが松竹と類友に果たしてどんな成果が出せるかどうか。
現時点において、松竹*1(会の事務局長)と
といった類友(「自衛隊を活かす会」のメンバー)が「自衛隊を活かす会」で「提言を出した」と自慢したところでそんなものはほとんど世間の誰からも相手にされていません。
それにしても「自衛隊を活かす会」のサイトに
自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会
◆泉健太/衆議院議員
柳澤代表をはじめ皆様の叡知と矜持のこもった今回の行動に心から敬意を表します。
本会の取り組みこそ待望しておりました。心から賛同いたします。
と言う賛同メッセージがあるのには呆れると共に吹き出しました。「反共右翼」泉の褒め言葉を躊躇なく載せるとはねえ。
そんな会の事務局長を良く松竹もできるもんです。そんなに泉が好きなら、松竹は共産を離党して立民に入党すればいいのに。
なお、賛同メッセージが掲載されてる「現役政治家」としては泉以外では櫛渕万里(現在、れいわ新選組共同代表)の名前がありますね。
俺の見た限りでは他に「現役政治家」の名前はありませんが。
なお、今の日本では「もはや無名」と言っていいでしょうが賛同メッセージは他には以下の名前があります(経歴はウィキペディアを参照)。
◆加藤宣幸
1924~2018年。芦田内閣労働相を務めた加藤勘十(1892~1978年)の長男。1951~54年まで世田谷区議。1958年、江田三郎が社会党組織委員長に就任すると、加藤は組織部副部長として江田を補佐。1960年に江田が書記長に就任し、構造改革論が社会党の方針に採用されると、加藤は構造改革論の理論家として活動。また、社会党機関紙経営局長として社会新報の有料化を実現。
しかし、1969年の衆院総選挙で社会党が「140議席→90議席」という大敗*5を喫すると、構造改革論が左派の反発で下火になっていたこともあり社会党本部職員を退職し、新時代社を創設。出版業やロシアとの貿易に従事した。
◆鈴木克昌
愛知県議、蒲郡市長を経て衆院議員。 菅内閣総務副大臣、「国民の生活が第一」国対委員長、生活の党幹事長を歴任。2017年の衆院選には出馬せず政界引退。
近く「ウクライナ戦争の終わらせ方」をテーマに連続講座を開催することにしたので、しばらくお待ちを。この問題での第一人者を何名かお呼びできると思う。
これまた連続講座でも何でもやればいいでしょう。
とはいえ、松竹と類友に「ウクライナ戦争の終わらせ方」と言う意味で果たしてどんな成果が出せるかどうか。
終わらせ方は基本的には1)外交交渉で終戦or停戦か、2)ロシアかウクライナが軍事力で勝利か、どちらかしかないでしょうが、戦線は膠着しロシアもウクライナも、2)の見込みが当面ありそうもない一方、ロシアとウクライナが交渉意欲を見せないので1)の見込みもあるかどうかと言う厳しい状況ではあります。
それにしても「第一人者」というなら名前ぐらい出せばいいでしょうに。
国民投票がやられるなら、議論の中心に据えるべきは、9条を守るか守らないかではなくなると思うからだ。というか、9条がそのままなのに集団的自衛権も認められ、敵基地攻撃能力も保有した上で、「9条があれば日本は戦争しない、だから守ろう」という訴えは通用しないだろう。
「はあ?」ですね。言ってる意味がさっぱり分かりません。
何で「集団的自衛権(ソ連のチェコ侵攻や米国のベトナム侵攻等の根拠とされ自衛権とはおよそ言えない代物)や敵基地攻撃能力の容認」が当然の前提になってるのか。そんなものは護憲派として否定するに決まってるでしょうに。
というか、それ以前に何で「改憲国民投票」が当然の前提になってるのか。何で「まずは国民投票阻止」、つまり「まずは改憲案の国会提出阻止、(提出された場合は)可決阻止」ではないのか?
そもそも松竹と類友において「九条」はどう理解されてるのか。
九条とは「九条があれば専守防衛以外では日本は戦争しない、戦前のような日本からの開戦(例:真珠湾攻撃)はない。だから守ろう」ではないのか?
それにしても共産党どころか社民党、新社会党等といった他の左派、リベラル派ですら支持しないような右翼的安保論を唱えながら「共産党の主張の枠内」と明らかなデマがほざける松竹には心底呆れます。
また「入管法改定」「ジャニー喜多川の性暴力問題」など「今現在のリアルな政治問題、社会問題」に触れずに「松竹の興味のある安保問題しか議論しない」松竹の態度にも心底呆れます。
なお、以上は松竹記事に投稿しますが掲載拒否でしょう。賛同コメントしか掲載しない松竹のクズさには心底呆れます。
なお、松竹ブログにコメント投稿すると「ブログの管理者が承認するまでコメントが反映されない場合があります。」と言う表示が出るのですが、松竹曰く「コメントの承認権限はブログの管理者にはない」「アメブロ運営にある」のだそうです。奇妙な話があったもんです。どう見ても明らかな「松竹の嘘」でしょう(呆)。
【追記】
道産子ナオがリツイート
◆堀田信樹
松竹氏、共産党を散々掻き乱したら*6、今度は「シン九条の会」を作ってはどうかだと。例の「自衛隊を活かす会」の連中とつるんで今度は九条の会を混乱させるつもりなのかね。この人腹の中、魂胆は大体見えてきたわ。
どうせなら、(ボーガス注:社会党を離党して民社党を作った西尾末広*7や、社会市民連合(社民連の前身)を作った江田三郎*8、新社会党を作った矢田部理、自民を離党して新自由クラブを作った河野洋平*9、日本新党を作った細川護熙*10、新党さきがけを作った武村正義*11、国民新党を作った亀井静香*12、みんなの党を作った渡辺喜美、維新の会を作った松井一郎*13、小沢自由党を離党してれいわ新選組を作った山本太郎などのように)新党作って好き勝手に足搔けばいいのに、そんな資金も器量もないから、自覚的な組織をとことん変質させるのを目指しているのでしょうか。そして権力者に抵抗運動をしている組織を変質させ痛くも痒くもなく弱体化させるのを狙っているのかと思ってしまいます。
なるほど確かに松竹の物言いは「類友」と一緒に「九条の会乗っ取り」を画策していると疑われても文句の言えない物言いでしょう。
まあ仮にそうだとして乗っ取りなどできず、松竹と類友が「共産だけでなく九条の会まで敵に回し」、奴と類友の評判が落ちるだけでしょうが。
*1:著書『集団的自衛権の深層』、『憲法九条の軍事戦略』(以上、2013年、平凡社新書)、『改憲的護憲論』(2017年、集英社新書)、『対米従属の謎』(2017年、平凡社新書)、『〈全条項分析〉日米地位協定の真実』(2021年、集英社新書)、『シン・日本共産党宣言』(2023年、文春新書)等
*2:著書『武装解除』(2004年、講談社現代新書)、『国際貢献のウソ』(2010年、ちくまプリマー新書)、『紛争屋の外交論』(2011年、NHK出版新書)、『日本人は人を殺しに行くのか:戦場からの集団的自衛権入門』(2014年、朝日新書)、『新・日米安保論』(加藤、柳沢との共著、2017年、集英社新書)、『増補版・主権なき平和国家』(共著、2021年、集英社文庫)、『非戦の安全保障論』(加藤、柳沢との共著、2022年、集英社新書)等
*3:著書『現代戦争論』(1993年、中公新書)、『テロ:現代暴力論』(2002年、中公新書)、『日本の安全保障』(2016年、ちくま新書)等
*4:著書『亡国の集団的自衛権』(2015年、集英社新書)、『自衛隊の転機』(2015年、NHK出版新書)等
*5:当時の成田知巳委員長はさすがに辞意を表明したが周囲の慰留によって辞めることができず1977年まで委員長を務めた(成田の後任委員長は飛鳥田一雄・元横浜市長)。
*6:とはいえ除名後は「あまりの支持者の少なさ(除名反対運動も低調)から、世間から忘れ去られてる」と思いますが。
*7:社会党書記長、片山内閣官房長官、芦田内閣副総理、民社党委員長など歴任
*9:新自由クラブ代表、中曽根内閣科技庁長官、宮沢内閣官房長官、自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長など歴任
*12:村山内閣運輸相、橋本内閣建設相、自民党政調会長(小渕、森総裁時代)、国民新党代表、鳩山、菅内閣金融担当相など歴任