「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年6/8日分:荒木和博の巻)

◆荒木ツイート

令和5年6月13日火曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1155号。「憲法を改正しなければ拉致被害者救出はできない」という意見があります。そのお気持ちはよく分かるのですが改正自体にそれほど期待がかけられるのか、というお話しです。

 6分29秒の動画です。
 米朝間に発生した「プエブロ号事件 - Wikipedia(1968年)」や「ワームビア君身柄拘束」の解決(つまり北朝鮮による身柄解放と米国への帰国)が米軍の投入ではなく「外交交渉だったこと」でわかるように「憲法九条」は勿論拉致解決の制約ではない。米国には憲法九条などないのに「軍事手段」をとらなかったわけですから。
 一番の問題は拉致被害者の居場所が分からないと言うことであり、二番目の問題は「イランアメリカ大使館人質事件 - Wikipedia」が「居場所が分かっていても外交交渉で解決したこと」でわかるように、「居場所が分かったとしても軍事解決はリスキーすぎる」と言うことです。
 それにしても、荒木が「芦田修正ガー」言い出したのには吹き出しました。やはり、「閣議決定で芦田修正を採用すれば現行憲法のママで明文改憲せずとも集団的自衛権行使ができる(例えば憲法9条は自衛権行使の軍隊の保持を認めている!閣議決定で一日で軍隊を持てる! | 新・大森勝久評論集参照)」と大森勝久氏に吹き込んだのは荒木なのでしょう。
 なお、安倍ですらそんな無茶は勿論しませんでしたし、産経や国家基本問題研究所などウヨ連中もほとんどの人間はそんなことは言いません。岸や中曽根のような「自民の改憲右派政治家」もそんなことは言いませんでした。荒木が在籍した民社党も少なくとも(一部の民社党所属ウヨ政治家はともかく)「党としては」そんな立場ではなかったと思います。

 令和5年6月9日金曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1151号。様々なところで社会の分断を進める動きがあります。あえてこのような動きには立ち向かう必要があるのではないでしょうか。

 6分9秒の動画です。蓮池透氏を家族会から追放させた野郎が良くも言ったもんです。「俺(荒木)とウヨ仲間のやる分断はきれいな分断」「俺の敵がやる分断は汚い分断」だから心底呆れます。

 令和5年6月8日木曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1150号。やたらミサイルを発射して強そうな顔をする北朝鮮ですが、実はとても怖がりです。

 6分の動画です。そんな北朝鮮への悪口が「拉致の解決」と何の関係があるのかと心底呆れます。

荒木和博
 令和5年6月7日水曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1149号。よく聞かれることですが、21年前の10月、帰国した蓮池薫さん・祐木子さん、地村保志さん・富貴恵さん、曽我ひとみさん。なぜこの5人だったのかについては諸説ありますが私はこれではないかと思っています。

 6分21秒の動画です。
 馬鹿馬鹿しいですね。
 そんなことは分かる話ではないでしょう。
 勿論可能性だけで言えば「5人以外の拉致被害者は皆死んだから、返したくても返せない(死亡理由が何かはともかく)」の可能性もあります。
 一方で「生存拉致被害者は他にいるが何らかの理由であえて返さない(一方5人にはそうした返さない理由がなかった)」のかもしれない(その「何らかの理由」が何かはともかく)。
 しかしそんなことはわかりようがないし、拉致被害者救出(生存の場合)や遺骨回収(死亡の場合)という「最終目的」に直接関わる話でもない。
 荒木の説(あえて紹介しませんが)とやらもどう好意的に理解しても「一つの可能性」でしかない。
 大事なことはそんなことよりどう「最終目的」を達成するために何をすべきか、です。それは私見では「経済支援とのバーター取引」しかないでしょう。