今日の産経ニュース(2023年8/7日分)(副題:『今日も』酷いニュースばかりでうんざりする)(追記あり)

女性区議を「ブタ」呼ばわりの渋谷区副区長辞任 区長は「謝って許されるものではない」 - 産経ニュース
 無所属区議なら悪口していいわけでは勿論全くないのですが、「国民民主党所属(なお、渋谷区議団は国民民主、立民の共同会派とのこと)」というから驚きです。区長や他の区役所職員はともかく、この副区長には国民民主党に対して「自公に比べれば弱小勢力(自公との関係さえ良ければOK)」という侮りがあるのか?(当然「国民民主党にだけ異常に敵意がある」のでない限り、表面化してないだけで共産、れいわ新選組など他の「自公以外の党派」への態度もこうした侮辱的な代物でしょう)。しかしここまで暴言が酷いと辞任も当然でしょう。


風力発電事件の秋本氏 自民会派退会 - 産経ニュース
 除名ではなく「退会」と言う辺りが自民らしい(呆)。


国連部会に法的拘束力なし 松野氏、性被害救済声明で - 産経ニュース
 「死刑廃止勧告」「代用監獄廃止勧告」等で過去に発動されたいつもの「法的拘束力はない」の居直りです。大体その理屈だと「国連総会のロシア非難決議」だって法的拘束力はないんですが。
 それにしても「慰安婦」など「日本政府の行為」が非難されたのならまだしも「今からでもジャニー喜多川問題で被害者救済に取り組め」と国連に言われて「法的拘束力はない」て、それは「ジャニーズ事務所と今もしがらみがあるから何もしたくない」と言う話なんでしょうか?。ここで「被害者救済に取り組む」と言えば岸田内閣の株も少しは上がったでしょうに。


国立科学博物館のCF、初日に目標額の1億円達成 - 産経ニュース
 私立博物館ならまだしも、国立博物館で既に行っている「一般的な寄付集め(これなら独法化前からある)」とは別に「1億目標のCF(クラファン=寄付)」とは「予想の範囲外」で絶句します。国がきちんと税金で面倒見るべきではないのか。「予定額をクリアしそうだからいい」と言う話ではないでしょう。大体これが「クラファンでそんなに金が集まるなら博物館の予算を削る(自民や財務省)」という「親族が金銭援助したらかえって生活保護が減らされて生活保護受給者が苦しむ」ような無茶苦茶な方向に行かない保証がない。
 そのうち「国立大学」「国立美術館」「国立病院」など他の国立施設でもこの種の「クラファン」を強要するのか?。そしてこうした「クラファン路線」が「都道府県、市町村立の博物館、美術館」等、他の公立施設に波及しない保証もない。
 そして「無駄な防衛費の方こそ増税じゃなくてウヨ(自民や産経、日本会議神社本庁など)がクラファンしろよ、ウヨは愛国者だろ」と言いたい(勿論、本気と言うより、ウヨへの皮肉、嫌みですが)。
【追記】

nordhausenさん
 一応、上記のCFについても彼のブログに投稿しましたが、それについて彼がどう考えているのか気になるところですね。
イオンとヨーカドーしか選択肢のない社会なんて御免こうむりたい | inti-solのブログ - 楽天ブログ

と言うコメント欄での指摘ですが結局inti-sol氏はnordhausenさん相手に「社会保障費削減は不可避」としか理解できないコメントを書くとともに「(自衛隊合憲、日米安保容認の立場から?)いつもの松竹美化と志位執行部への悪口*1」を書いた物の、「国立博物館のクラファン」については自分の考えを何も述べず、黙りです。
 勿論「永岡文科相、都倉文化庁長官等の文教行政関係者、あるいはこうした問題に意見表明が求められて当然の政治家(岸田首相、泉立民党代表、志位共産党委員長など)等でもないので、inti-sol氏に答える法的義務はない」とはいえ、「意図的に答えない」のはおそらく「卑怯者のinti-sol氏らしい逃げ」でしょう。
 inti-sol氏は「岸田政権がクラファンさせて*2何が悪い、税金が足りないんだから仕方がない」とも「クラファンなんておかしい、岸田政権が税金で面倒見るべきだ」とも言いたくなかったのでしょう。どちらの回答だろうと「クラファン支持派(反対派)」からの批判は当然避けられないからです。そうした批判から逃げたかったのでしょう。inti-sol氏も呆れたクズです(但し社会保障費削減を口にし削減反対派から非難されることはinti-sol氏には躊躇は何故かないらしい)。小生は「inti-sol」という「低劣なゲス」「卑怯者のクズ」「松竹伸幸美化の反共右翼分子」についてはもはや「軽蔑」「憎悪」「憤怒」等と言った負の感情しかない。
 なお

永岡桂子文部科学大臣記者会見録(令和5年8月8日):文部科学省
キーワード
 日本大学アメフト部の学生が大麻所持等の疑いで逮捕された件、学生スポーツ界における大麻所持・使用事案に対する今後の対応、甲子園における熱中症に対するさらなる対策、国立科学博物館クラウドファンディング

だそうです。動画を視聴するのは面倒なので文字化されたら後で取り上げようかと思います。いずれの問題も、どうせ「毒にも薬にもならない」逃げ腰答弁でしかないでしょうが。「日大問題については、文科省への日大の回答に問題があれば、文科省独自で調査に乗り出したい」「夏の高校野球は辞めるべきだ」「クラファンとは別途これから国立博物館に追加予算措置する」とか言うとはとても思えない。


【産経抄】8月7日 感情コトバは無意味 - 産経ニュース

 大正生まれというのは当人が好むと好まざるとにかかわらず、それ*3を意識せざるを得なかったろう。明治と昭和に挟まれただでさえ数が少ないのに先の大戦での戦死者も多かった。マイノリティー世代、そんな感覚があったと思う。

 司馬遼太郎(1923年(大正12年)生まれ)が「述べた感覚」だそうです。但し、司馬がそうだとしても果たして

【誕生年順】
田中角栄中曽根康弘(1918年(大正7年)生まれ)
 元首相。なお、田中以前の首相(例:1901年(明治34年)生まれの佐藤栄作)は全て明治生まれであり、田中は初の大正生まれの首相であったこと(つまり首相としてはかなり若い)、田中のライバル(三角大福中)は「田中と同じ誕生年」の中曽根を除き全て明治生まれだったこと等から田中は当時「今太閤」と呼ばれた。
宮沢喜一(1919年(大正8年)生まれ)
 元首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相
宇野宗佑(1922年(大正11年)生まれ)
 元首相
池波正太郎(1923年(大正12年)生まれ:司馬と同じ誕生年)
 司馬と同じ「直木賞受賞の歴史小説家」
竹下登村山富市1924年大正13年)生まれ)
 元首相

等の「大正世代(1912~1926年)一般」に該当する感覚かどうか。

 「反戦とか非戦とかいう裏返しの旧軍人じみた感情コトバを題目のように唱えることではない

 これも司馬遼太郎の言葉だそうです。産経が「いつ何処(講演、著書等)で、どんな文脈で司馬が発した言葉」か説明しないので、「実はそもそもそんな言葉は司馬は発しておらず産経の捏造」「司馬がそうした言葉を発したのは事実だが前後の文脈を考えると産経の言うような意味合いではない」の可能性があり、司馬批判はあえてしませんが、これだけ見れば「反戦平和運動を敵視してるウヨの言葉」でしかないし、ここでの産経の「司馬発言」利用法もそうした「反戦平和運動の敵視」です。
 こうした発言を本当に司馬がしたのであれば「よほど特別な文脈、事情」でもない限り、「反戦平和運動を敵視してるウヨの言葉」として司馬は批判されて当然だし、司馬小説のファンですらこんな言葉を肯定的に評価するのはよほどの右翼だけでしょう。
 勿論「反戦平和運動」とは単に「反戦というお題目を唱えるだけの運動」ではない。
 なお、あの戦争において「軍部の影響は勿論大きい」のですが「戦争は軍部だけでできる行為ではない」。
 「最高指導者・昭和天皇」以下、政府が一丸となって戦争に進んだのであり、司馬の言葉旧軍人じみたは「軍部以外を免罪してない」か。
 なお、感情コトバを題目のように唱えることではないにむしろあたるのは拉致問題において「段階的帰国(一部帰国)は不可、即時一括全員帰国のみ可」という「実現不可能と思われる主張を放言するウヨ(産経含む)」の方でしょう(他にも「日本にとっての中国経済の重要性」を無視して「打倒中国」を放言するなどウヨ連中の感情コトバを題目のように唱えることはいろいろありますが)。
 まあ、ウヨ連中はどう見ても「拉致問題を解決するため」ではなく「拉致問題解決を妨害して日朝国交樹立を妨害するため」に「即時一括全員帰国」という感情コトバを題目のように唱えることをするわけですが。

*1:オレ流に要約すれば「nordhausenさんがどう主張しようが俺は自分の主張(共産が自衛隊廃止論を前面に出してる)が間違ってるとは思わない」という居直りでしかない。inti-solと話をするのは正直「彼と意見の近い人間」でない限り「時間の無駄」「精神衛生に悪い愚行」でしょう。どんなに批判しようともinti-solは詭弁を弄して、絶対に自分の考えを変えないからです。最初から相手にしないか、「話の通じないバカ」として罵倒するのが適切でしょう。

*2:まあ「クラファンしろ」と命令したわけではないかもしれませんが、クラファン計画が現実化しても「足りない分は税金で面倒見るからクラファンしなくていい」あるいは「足りない分はクラファンとは別途予算措置する(クラファン分はその分、剰余金になる)」とは言ってない(実際何の予算措置もしないのでしょう)で「やらせてる」と言っても問題ないでしょう。

*3:大正生まれであること