珍右翼・高世仁に悪口する(2023年8/8日分)

横田めぐみさん写真展での奇怪な出来事3 - 高世仁のジャーナルな日々
 珍右翼・高世仁に悪口する(2023年8/6日分) - bogus-simotukareのブログで批判した横田めぐみさん写真展での奇怪な出来事2 - 高世仁のジャーナルな日々の続きです。

 2014年の田中実さん・金田龍光さん生存情報秘匿問題は、テレビや新聞がほとんど扱わないためか、「初めて知ってショックを受けている」との声がいくつも寄せられ

 ちなみにマスコミが積極的に扱わないと言えば「特定失踪者認定が全くのデタラメで既に40人以上が国内で発見され、全て北朝鮮と無関係、そのほとんどは自発的失踪(一部、事故死や足立区女性教師殺人事件 - Wikipediaのような犯罪被害がある)」ですね。この「特定失踪者認定のデタラメさ」については「荒木和博が怖いのか」高世もほとんど扱いません。

 去年9月には2014年当時の外務事務次官、斎木昭隆氏が『朝日新聞』に事実関係を認めている。
北朝鮮からの調査報告の中に、そうした情報が入っていたというのは、その通りです。ただ、それ以外に新しい内容がなかったので報告書は受け取りませんでした」と。
 これに対して「救う会」(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)は激怒した。救う会会長、西岡力氏が7月20日の集会でこう語る。
動くか北朝鮮・最新報告3
《私が大変怒っているのは、安倍総理が殉職された後、去年の9月に、当時の外務次官だった斎木さんが、「朝日新聞」のインタビューで、「田中さん、金田さんについてはそういう話(生存情報)がありました」ということを認めました。
 終わっていない交渉の一部分だけを抜いてリークするということを、外務次官をやった人がするのか、と。それも安倍さんが亡くなった後に、安倍さんを批判する側に有利になるようなことをするのかと、大変怒っています》
 (ボーガス注:斎木氏が証言した2022年9月時点では既に安倍氏が死去*1(2022年7月死亡)してるのに)「安倍さんを批判する側に有利になる」という政治主義的な批判に目が行く*2
 元外務事務次官、斎木氏を非難する「救う会」だが、実はすでに一昨年の8月、2014年当時(ボーガス注:第二次安倍内閣拉致問題担当大臣だった古屋圭司氏がこの事実関係を認めていた。
「(記者)
 北朝鮮は非公式協議で、行方不明になった神戸市出身の田中実さんと、知人の金田龍光さんの生存を明かしたとされていますが、日本政府は報告を受け取りませんでした。なぜでしょうか。
(古屋)
 過去の教訓から、報告書を受け取れば北朝鮮のペースになるとの懸念がありました。小泉訪朝で(拉致被害者の一部にあたる)5人を帰して(問題の)幕引きを図ろうとしたからです。今回もこの2人で、となれば、同じことになると考えるのは当然です。分析結果をつぶさに話すことはできませんが、当時、拉致対策室であらゆる手段を通じて情報をとり、客観的に分析しましたから。」(『朝日新聞』2021年8月11日付の記事)
 古屋氏はツイッターにこの記事をアップして宣伝しているので、言ってもいないことを記事に書かれたなどと抗議する可能性はないだろう。それに発言からは、本来言うべきでないことを「リーク」したというよりは、むしろ誇らしげに語っている印象だ。
 繰り返すが、古屋氏は当時の拉致問題担当大臣である。役職の重みからいっても、斎木氏より1年も早く事実関係を認めたことからみても、こちらの方が、より罪深いように思うのだが、「救う会」はなぜ批判しないのか。安倍派*3だから?
 この記事での古屋氏の答えは、非常に興味深く、日本政府の拉致問題への対応方針の問題点を考えるのに格好の資料である。
 古屋氏は報告書を受け取らなかったのは、拉致問題の「幕引き」を図ろうとしたからだと言っている。
 実は私、ツイッターで先日「北朝鮮が2名で幕引きを図ろうとしているのが分かりませんかね?*4」と匿名の人から「お説教*5」されたところだ。
 北朝鮮が「幕引き」を図ろうとする?。それって当り前でしょう。
 私は、(ボーガス注:2002年の小泉*6訪朝で拉致を認める前の)北朝鮮が拉致などしたことがないと言い張っていたころから取材*7してきて、あの国のやり方は「お説教」されなくてもわかっている*8つもりだ。北朝鮮は、拉致を認めるにしても最小限にして、早く日本を黙らせたいと狙っている。これは議論の余地がない。
 しかし、北朝鮮側が「幕引き」を図ろうとしているからといって、二人の拉致被害者とその家族の保護・救出を放棄することを正当化できるのだろうか?
(つづく)

 その理屈だと

北朝鮮側が「幕引き」を図ろうとしているからといって、横田夫妻と孫との面会(横田滋死後は横田早紀江と孫との面会)(あるいは『日本人妻の帰国*9』『残留邦人の遺骨回収や墓参*10』『合同調査委員会の設置』『平壌への駐在事務所設置(石破*11元幹事長、和田春樹氏*12が主張)』)を否定することを正当化できるのだろうか?

とも言え、高世は横田夫妻と孫との面会(横田滋死後は横田早紀江と孫との面会)』『日本人妻の帰国』『残留邦人の遺骨回収や墓参』『合同調査委員会の設置』『平壌への駐在事務所設置』に反対した巣くう会や家族会を当初から厳しく批判すべきでした。
 実際、以前も小生も拙記事今日のMSN産経ニュース(10/16分)(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログ(2010.10.16)で指摘しましたし、人間考えることはそんなに異ならないらしい - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2010.10.18)も指摘していますが、米村敏朗氏*13は2010年10月時点(今から約13年前)で

 一連の拉致問題についていつも思うことだが、どうしてこれほどまでに複雑に扱われなければならないのか。人として、親としてもう一度わが子を、わが肉親を抱きしめたい。ただそれだけのことではないか。
 北朝鮮を相手に「お前はなんと甘いことか」という向きもあろう。しかし何事にしても既成概念が優先し、またそれがあらゆる意味で桎梏となっているように思う。その前に人として当たり前のことが当たり前に行われることである。

として「横田夫妻と孫との面会」に反対する巣くう会や家族会を、巣くう会や家族会を名指しでは批判しない「奥歯に物の挟まった、持って回った形」とはいえ、批判していましたが、米村氏と違い、2010年8月当時そんなことは高世はしませんでした。
 「人間としての誠実さや人情味」と言う面では「米村氏>絶対に越えられない壁>クズの高世」といっていい。米村氏のような「それなりの勇気と誠実さ、人情味」があれば高世にも2010年8月時点で「同じこと(巣くう会、家族会批判)ができたはず」です。
 所詮それが高世の限界です。それにしても「元左翼の高世」が「『スパイ組織』など、悪辣、陰険なイメージのある公安警察の幹部・米村氏(警視庁公安部長、警察庁警備局長など歴任)」より「誠実さや人情味で劣る」というのも皮肉な話です。
 「話が脱線します」が、ちなみに米村氏が巣くう会、家族会批判をした2010年は以下の出来事がありました。赤字が北朝鮮、韓国関係です。

2010年 - Wikipedia2010年の日本 - Wikipedia参照
◆1月19日
 日本航空会社更生法の適用を申請(事実上の倒産)
◆1月24日
 沖縄県名護市市長選挙民主党共産党社民党国民新党沖縄社会大衆党などが推薦する基地移設反対派の稲嶺進*14自民党公明党などが支持した現職の島袋吉和*15を下して初当選
◆2月12日~28日
 バンクーバー冬季五輪開催
◆2月18日
 ニジェールで軍事クーデター
◆3月23日
 オバマ米国大統領が医療保険改革法案(オバマケア法案)に署名。米国史上初、事実上の国民皆保険制度が成立
◆3月26日
 韓国の哨戒艦「天安」が沈没し乗組員104名の内46名死亡。韓国は北朝鮮の魚雷が原因とし、北朝鮮はこれを否定

◆3月26日
 足利事件の再審公判で無罪判決。検察が上訴権放棄を宇都宮地裁に申し立てて受理され、無罪判決が即日確定
◆3月29日
 モスクワ中心部の地下鉄2駅で連続自爆テロ事件が発生、39人が死亡
◆4月1日
 神奈川県相模原市が19番目の政令指定都市に移行
◆4月27日
 殺人罪や強盗殺人罪など最高刑が死刑の12の罪について、公訴時効を廃止する改正刑事訴訟法が成立し、即日施行。施行時点で公訴時効が成立していない事件に適用される
◆5月6日
 イギリス下院総選挙が行われ、保守党が306議席で第1党となり、政権与党の労働党は258議席で敗北。労働党のブラウン*16首相が辞任し、キャメロン保守党党首が新首相に就任
◆5月30日
 鳩山内閣で連立政権を組織していた社会民主党が全国幹事長会議を開催し、米軍軍普天間基地移設問題を巡って福島瑞穂党首が鳩山内閣少子化等担当相を28日に罷免されたことを理由に連立政権からの離脱を正式決定
◆6月2日
 鳩山首相が辞意表明。また小沢一郎民主党幹事長も同時に辞任を表明。6月4日、鳩山内閣が総辞職。菅直人鳩山内閣副総理・財務相)が民主党代表選挙で代表に選出され、同日の衆議両院での首班指名選挙にて首相に選出(内閣発足は8日)
◆6月24日
 ギラード副首相がオーストラリア史上初の女性首相に就任
◆6月25日~26日
 カナダ・オンタリオ州のマスコーカで第36回サミット(主要国首脳会議)開催。
◆6月26日~27日
 カナダ・オンタリオ州トロントで第4回G20サミット(20か国・地域首脳会合開催)
◆7月11日
 第22回参院選が実施され参院民主党が「116→106」議席自民党が「71→84」議席となり、与党民主党過半数に届かないためねじれ国会へ。
◆7月20日
 1987年の大韓航空機爆破事件の実行犯・金賢姫北朝鮮日本人拉致事件の被害者家族との面会等を目的に来日(23日まで)

◆8月1日
 クラスター爆弾禁止条約発効
◆9月7日
 尖閣諸島中国漁船衝突事件が発生。9月24日、中国人船長が釈放され25日に中国に帰国。 11月4日、事件発生時のものと思われる映像がYouTubeにおいてアカウント名「sengoku38」を称する海上保安官一色正春により公開され流出。11月10日、一色が流出させたことを上司に名乗り出ていることが判明。12月22日、一色を警視庁が国家公務員法違反(守秘義務違反)容疑で東京地検書類送検。同日、海上保安庁は「一色を停職12カ月、保安官の上司に当たる本部長に訓戒、長官ら23人に減給などの処分を行う」と発表。一方、一色が12月18日に提出した退職願は午後受理され、一色は退職。2011年1月21日、一色及び衝突事件を起こした中国人船長について起訴猶予処分
◆9月21日
 障害者団体向け割引郵便制度悪用事件無罪判決を受けた村木厚子*17・元厚生労働省雇用均等・児童家庭局長の部下だった上村勉被告から証拠品として押収したフロッピーディスクの内容を捜査に有利な内容に改竄したとして証拠隠滅の疑いで大阪地検特捜部の前田恒彦*18主任検事を逮捕し同時に大阪地検が村木の控訴を断念し無罪が確定。厚生労働省が村木の復職を発表(その後、厚生労働省社会・援護局長を経て厚生労働事務次官)。
◆10月1日
 大阪地検特捜部の前田恒彦主任検事が逮捕された事件で、フロッピーディスクの改竄の事実を知りながら隠したとして改竄当時、大阪地検特捜部長だった大坪弘道*19京都地検次席検事と特捜部副部長だった佐賀元明*20神戸地検特別刑事部長を犯人隠避の疑いで最高検察庁が逮捕
◆10月18日~29日
 名古屋市で第10回生物多様性条約締約国会議 (COP10)開催。最終日(10月30日)に「名古屋議定書」を採択
◆11月13日
 ミャンマー民主化指導者アウンサンスーチーが解放され、自宅軟禁が7年半ぶりに解除される
◆11月23日
 延坪島砲撃事件が勃発。朝鮮人民軍北朝鮮軍)が韓国の延坪島に対してロケット砲による170余発の砲撃を行う。韓国兵士2人が死亡、4人が重傷。民間人2人が死亡、4人が負傷

 話を元に戻しますが、そもそも今回とて「巣くう会の西岡会長や島田副会長は二人の帰国について『即時一括全面帰国以外不可』」を主張し公然と反対しているのに対し「特定失踪者問題調査会の荒木代表」が「二人の帰国」を何故か主張するため、荒木に同調してるだけでしょう。
 「巣くう会人脈の荒木に同調してれば、家族会や巣くう会に厳しく批判されない」という政治的計算での言動にすぎない。
 だから荒木が何故か主張しない横田夫妻と孫との面会」「日本人妻帰国」「残留邦人の遺骨回収や墓参」「平壌への駐在事務所設置』については高世は全く言及しません。
 それにしても高世はそういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)ですね。

*1:勿論「安倍が死んだから証言できた」と言う面は残念ながらあるでしょう。

*2:ついに高世が西岡巣くう会会長を公然と批判するとは興味深い。

*3:第二次安倍内閣国家公安委員長(拉致担当相兼務)、自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)等を歴任し、安倍に近い古屋(また拉致議連会長も務めた)なので、つい「安倍派(安倍晋三派)所属」と思いがちですが、古屋圭司 - Wikipediaによれば、「三塚派亀井派三塚派森派(主流派)と亀井派(反主流派)に分裂。古屋は郵政選挙の際に親分の亀井と共に自民を離党するが、亀井と違い国民新党には参加せず無所属)→亀井派の流れにある伊吹派自民党復党時)→伊吹から派閥を継承した二階派→その後、二階派を離れ無派閥」で、実は所属派閥は安倍派(安倍晋三派)ではありません。三塚派に所属する前に「三塚派の前身である安倍晋太郎派」に一時所属したようですが、高世の文章での「古屋は安倍派」はどう見ても「安倍晋三派」であって「安倍晋太郎派」ではないでしょう。素人ならともかく「元ジャーナリスト」高世も随分とお粗末です。思い込みで裏も取らずに書いたのでしょう。そんな無能だからジンネットが倒産するのではないか?。

*4:勿論こうした「幕引き論」の大本は家族会、巣くう会であり、この高世の文章は家族会、巣くう会批判になっています。

*5:「批判された」と書かない辺りが高世らしい(勿論高世を褒めてない)。

*6:宇野内閣厚生相、宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相等を経て首相

*7:高世の北朝鮮取材については例えば北朝鮮が崩壊する前に自分の会社を倒産させた無様で無残な話 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2021.4.28)、けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2021.5.25)、巣食う会とか家族会系の連中とかかわった北朝鮮関係の言論人は、その後ろくな状況でないと思う(関川夏央や高世仁、恵谷治、李英和ほか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2021.7.14)、 高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2022.1.11)、 家族会と巣食う会の見解と違う報道ができずに高世仁の北朝鮮報道は自滅した(関川夏央もたぶん同じ) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2022.6.3)、 参照。高世の北朝鮮関係の著書として『スーパーKを追え』(1997年、旬報社)、『娘をかえせ息子をかえせ:北朝鮮拉致事件の真相』(1999年、旬報社)、『拉致:北朝鮮の国家犯罪』(2002年、講談社文庫)、『金正日「闇ドル帝国」の壊死』(2006年、光文社)。2006年以降、高世が「北朝鮮関係の著書を出せないこと」自体、高世の北朝鮮取材が評価されてないことの証明でしょう。その後、高世は北朝鮮以外でも『自由に生きていいんだよ お金にしばられずに生きる"奇跡の村"へようこそ』(森本喜久男との共著、2017年、旬報社)以降、著書が出せず、ついには2020年に会社も倒産します(北朝鮮が崩壊する前に自分の会社を倒産させた無様で無残な話 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2021.4.28)、けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2021.5.25)、巣食う会とか家族会系の連中とかかわった北朝鮮関係の言論人は、その後ろくな状況でないと思う(関川夏央や高世仁、恵谷治、李英和ほか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2021.7.14)、高世仁の経営する会社(ジン・ネット)が倒産したのは、高世の経営手腕の低さと制作した番組の評価が低いということに尽きるだろうに - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2022.6.20)参照)。

*8:ジンネットを倒産させた今でもこうして「北朝鮮専門家」面する高世には呆れます。

*9:これについては例えばぜひ購入して読んでみたい(「ドキュメント 朝鮮で見た〈日本〉: 知られざる隣国との絆」)(こういう基本的なことをどうにかしてもらわないとどうしようもない) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2019.4.22)参照

*10:これについては例えば戦後75年、北朝鮮に眠る「日本人遺骨27000柱」をどう考えるか(伊藤 孝司) | 現代ビジネス | 講談社(9/12)(2020.8.15)参照

*11:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相等を歴任

*12:東京大学名誉教授。著書『血の日曜日ロシア革命の発端』(共著、1970年、中公新書)、『農民革命の世界:エセーニンとマフノ』(1978年、東京大学出版会)、『私の見たペレストロイカゴルバチョフ時代のモスクワ』(1987年、岩波新書)、『北方領土問題を考える』(1990年、岩波書店)、『ペレストロイカ:成果と危機』(1990年、岩波新書)、『開国:日露国境交渉』(1991年、NHKブックス)、『歴史としての社会主義』(1992年、岩波新書)、『金日成満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『歴史としての野坂参三』(1996年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『北方領土問題』(1999年、朝日選書)、『日朝国交交渉と緊張緩和』(編著、1999年、岩波ブックレット)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社)、『東北アジア共同の家:新地域主義宣言』(2003年、平凡社)、『同時代批評:日朝関係と拉致問題 2002年9月~2005年1月』(2005年、彩流社)、『テロルと改革:アレクサンドル二世暗殺前後』(2005年、山川出版社)、『ある戦後精神の形成:1938〜1965』(2006年、岩波書店)、『日露戦争 起源と開戦(上)(下)』(2010年、岩波書店)、『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の一〇〇年史』(2010年、平凡社新書)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)、『領土問題をどう解決するか』(2012年、平凡社新書)、『「平和国家」の誕生:戦後日本の原点と変容』(2015年、岩波書店)、『慰安婦問題の解決のために』(2015年、平凡社新書)、『アジア女性基金慰安婦問題:回想と検証』(2016年、明石書店)、『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、 青灯社)、『レーニン:二十世紀共産主義運動の父』(2017年、山川出版社世界史リブレット人)、『ロシア革命』、『スターリン批判・1953〜56年:一人の独裁者の死が、いかに20世紀世界を揺り動かしたか』(以上、2018年、作品社)、『韓国併合110年後の真実:条約による併合という欺瞞』(2019年、岩波ブックレット)、『朝鮮戦争70年』(共著、2020年、かもがわ出版)、『慰安婦問題の解決に何が必要か』(2020年、青灯社)、『日朝交渉30年史』(2022年、ちくま新書)等

*13:1951年生まれ。警視庁神田警察署長、秋田県警本部長、警察庁警備局外事課長、警察庁長官官房人事課長、警視庁公安部長、大阪府警本部長、警視庁副総監、警察庁警備局長、警察庁長官官房長、警視総監、内閣危機管理監内閣官房参与等を歴任(米村敏朗 - Wikipedia参照)

*14:名護市総務部長、収入役、教育長を経て名護市長

*15:名護市議を経て名護市長

*16:ブレア政権財務相を経て首相

*17:退官後は全国老人クラブ連合会会長、全国社会福祉協議会会長、中央共同募金会会長など歴任。著書『私は負けない:「郵便不正事件」はこうして作られた』(2013年、中央公論新社)、『日本型組織の病を考える』(2018年、角川新書)、『公務員という仕事』(2020年、ちくまプリマー新書)(村木厚子 - Wikipedia参照)

*18:2010年10月11日に法務省から懲戒免職処分。2011年4月、証拠隠滅罪で懲役1年6か月の実刑判決。その後、静岡刑務所に収監され、翌2012年5月に満期出所。刑期満了から10年が過ぎれば、前田の法曹資格が回復する(但し、弁護士会が入会拒否すれば弁護士として活動はできない)。しかし、満期出所に際して、前田は「法曹界に戻るつもりはない」と述べた。2023年現在の前田は、Yahoo! JAPANに「刑事事件」について解説した記事を寄稿するなどの評論活動を行っている。(前田恒彦 - Wikipedia参照)

*19:2010年10月21日に法務省から懲戒免職処分。2013年9月、証拠隠滅罪で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決。弁護士法の規定により、禁固以上の刑が確定すると弁護士となる資格を失うが、執行猶予期間が満了すれば弁護士となる資格が回復する。執行猶予期間が満了した大坪は、2017年9月、大阪弁護士会に弁護士登録を申請したが、2018年1月に取り下げた。大阪弁護士会内で大坪の弁護士登録に「(執行猶予期間満了から時間が経っておらず)早すぎる」と否定的な意見が多く出ていたことを考慮したもの。FD事件有罪の元特捜部長、弁護士登録へ 日弁連認める:朝日新聞デジタル大阪地検の証拠改ざん隠蔽事件で有罪の大坪弘道元特捜部長、3回目の申請で弁護士に:東京新聞 TOKYO Web(2021.5.2)等に寄れば2021年、改めて弁護士登録申請を行い認められた(大坪弘道 - Wikipedia参照)

*20:2010年10月21日に法務省から懲戒免職処分。2013年9月、証拠隠滅罪で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決(佐賀元明 - Wikipedia参照)