「反党裏切り分子」松竹伸幸に今日も悪口する(2023年8/19日分)(追記あり)

『続・希望の共産党』—生活実感からの改革案 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba

 この間、10日に刊行した『不破哲三氏への手紙』(ありがたいことに発売後もアマゾンの宝島社新書部門で1位を堅持している)に関連する記事ばかり書いてきた。

 と書く松竹ですが以前、「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年8/2日分:島田洋一の巻) - bogus-simotukareのブログ(後で引用紹介します)で指摘したように「国際政治本ランキングでグラビア雑誌(明らかに国際政治が関係ない)が上位に来るアマゾンランキング」の信用性は怪しいと言うべきでしょう。まあ、仮に「松竹のランキングは正しい」としても「岩波新書、角川新書、河出新書講談社現代新書集英社新書小学館新書、新潮新書ちくま新書中公新書、文春新書、平凡社新書新書レーベル一覧 - Wikipedia参照)」など「全ての新書」の中での「新書部門1位」ならともかく「宝島社新書1位」にそれほどの意味があるとは思いませんが。
 そもそも松竹だって過去に出した

集英社新書
 『改憲的護憲論』(2017年)、『 〈全条項分析〉日米地位協定の真実』(2021年)
◆文春新書
 『シン・日本共産党宣言』(2023年)
平凡社新書
 『憲法九条の軍事戦略』、『集団的自衛権の深層』(以上、2013年)

から出版したかったところ「(あまりにも売れなかったため?)相手にされずに宝島社新書」ではないか。

【参考:アマゾンランキングのデタラメさ】

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年8/2日分:島田洋一の巻) - bogus-simotukareのブログ

島田洋一
 国際政治本ランキング。
 今日もライバル(とアマゾンに位置付けられた)美女軍団とトップ争いを演じています。
 その道の通に言わせると、「橋本梨菜*1森咲智美*2とせり合うとはすごい」とのことで、確かに硬い本を押さえての1位よりインパクトがあるかなと思い始めています

島田洋一
 「もういい」と言われるかも知れないが一応報告します。
 Amazonの国際政治ランキング。今日も強力美女軍団相手に健闘しています。魅惑度で勝てるはずがないが、森咲智美さんに迫っているだけでも大したものだと思うことにしています。

 冗談でも少しも面白くないし、全く馬鹿げてる。「アマゾンの国際政治本ランキング」で「2位が自称国際政治学者(福井県立大名誉教授)の島田*3の著書『腹黒い世界の常識』(2023年、飛鳥新社)」はともかく「1位がグラビア雑誌(橋本、森咲は人気グラビアアイドル)」なんて「アマゾンのランキングがおかしい(全く信用できない)」と言う話です。
 「アマゾンランキングで俺の本は上位だ」と自慢した手前、もはや「アマゾンランキングは全く信用できない、アマゾンを持ち出した俺がバカだった」とは言えず「こういう茶化しでごまかすしかない」のでしょうが無様なもんです。確かに「島田の駄本」よりは「グラビア雑誌」の方がましでしょうが。

 ちなみに「話が脱線します」が、今日アマゾンの国際政治本ランキングを改めて確認したら、「1位、3位、4位」がグラビア雑誌、2位が日本版ニューズウイーク。

◆5位
 高橋洋一(嘉悦大教授)『中国経済崩壊宣言!』(2023年、ビジネス社)
◆6位
 三牧聖子*4同志社大准教授)『Z世代のアメリカ』(2023年、NHK出版新書)
 三牧氏は「1981年生まれの国際政治学者(女性)(アマゾンの著者紹介による)」ということで年齢的には「自称国際政治学者・三浦瑠麗*5(1980年生まれ)」に近い年齢です。三牧氏が「大学教員」になれて、三浦がなれなかったのはやはり「才能の問題」でしょう。
◆7位
 田中孝幸『13歳からの地政学』(2022年、東洋経済新報社
◆8位
 櫻井よしこ(国家基本問題研究所理事長)『異形の敵・中国』(2023年、新潮社)
◆9位
 島田洋一福井県立大名誉教授、救う会副会長)『腹黒い世界の常識』(2023年、飛鳥新社

でした(島田の順位が下がってる)。6位、7位はともかく、5位、8位、9位はトンデモ右翼でありまともな著書とはとても思えません。
【参考終わり】

 1つは、「狙われた国と地域」(あすなろ書房)と題する学校図書館向け3巻シリーズの大型本の監修の仕事で、8月はじめに最初の巻として「ウクライナ」を出した。これから台湾、朝鮮半島へと続いていく。私のような者に、子どもが読む本の監修の仕事が来るのだから、ありがたくお引き受けした。もちろん、真剣に監修させてもらった。

 誰しも疑問に思うのは「何で松竹が監修するの?」ですよね。
 編集ならともかく「監修」というのは通常「内容面のチェック」を含むので、普通は「専門家(学者等)」がします。どう見ても松竹は「ウクライナの専門家ではない」し、となると、この監修とは「事実上、編集のこと(内容面のチェックまではしてない)」なのか。ならば「編集」と言う肩書きにすべきでしょう。
 それとも「専門家でもない松竹が内容面のチェックをするという暴挙」に及んだのか?。あるいはコメント欄で指摘があるように「ただの名義貸し(実際は何もやってない)」か?。いずれにせよまともな本とは思えません。
 それにしても「ウクライナの専門家でもない松竹に、わざわざウクライナ本について仕事を頼む」とは「あすなろ書房=反共出版社」、あるいは「あすなろ書房かもがわ出版の関連会社」か。
【追記】
 松竹が監修したというウクライナ本ですがコメント欄で指摘があるように著者は『稲葉茂勝氏』ですが

AUTHOR & PARTNER 稲葉 茂勝 (いなば・しげかつ)|講談社SDGs by C-station
 NPO法人「子ども大学くにたち」を設立。理事長に就任して以来「SDGs子ども大学運動」の展開にも力を注ぎ、実行委員会の委員長として活動を広めている。

【稲葉氏の過去の著書(SDGs関係が多い)】
◆『食品をつくる責任、消費する責任:食卓からSDGsをかんがえよう!』(2021年、岩崎書店
2.飢餓をゼロに | SDGsクラブ | 日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会)
目標2-1
 2030年までに、飢えをなくし、貧しい人も、幼い子どもも、だれもが一年中安全で栄養のある食料を、十分に手に入れられるようにする。
関係か?
◆『「水災害」とSDGs:過去・現在・未来』(2022年、あすなろ書房
11.住み続けられるまちづくりを | SDGsクラブ | 日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会)
目標11-5
 2030年までに、貧しい人びとや、特に弱い立場にある人びとを守ることを特に考えて、水害などの災害によって命を失う人や被害を受ける人の数を大きく減らす。
関係か?
◆『海を救えるか?SDGs』(2022年、岩崎書店
14.海の豊かさを守ろう | SDGsクラブ | 日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会)
目標14-1
 2025年までに、海洋ごみや富栄養化など、特に陸上の人間の活動によるものをふくめ、あらゆる海の汚染をふせぎ、大きく減らす。
関係か?

ということで明らかにウクライナの専門家ではない。果たしてウクライナ関係の本を書かせていいのか疑問符がつきます。
 確かにSDGsには

16.平和と公正をすべての人に | SDGsクラブ | 日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会)
目標16-1
 あらゆる場所で、あらゆる形の暴力と、暴力による死を大きく減らす。

がありますが、「だからSDGsに取り組む稲葉氏が戦争状態にあるウクライナの本を書いていい」つうなら「現在、内戦状態のイエメンやリビアミャンマーの本を書いてもいいことになる」わけで無茶苦茶でしょう。繰り返しますが、いずれにせよまともな本とは思えません。
【追記終わり】

 もう一つがこれだ。『続・希望の共産党—再生を願って*6」(あけび書房、1650円)。著者が10人いるけれど、私もその一人として書かせていただいた。私は、共産党の綱領の変遷を辿りつつ、その変遷にそった安全保障政策をとるべきことを提案している。じつは、その提案の内容は、本書で小林節さん*7が提案しているものとほぼ重なり合っている。小林さんも、二人の学説が一致していることは認めているから、そのうちどこかで対談することだってあり得るかもしれない。

 イヤー

赤旗敵基地攻撃能力 国を滅ぼす/「結社の自由」侵害 看過できぬ/憲法学者・慶応大学名誉教授 小林節さんに聞く2023.2.16
 処分された党員が、「全党員による党首選」の意見を持つことは自由です。しかし、それを認めると必然的に派閥が生まれ、規約に反することは自明です。
 処分された党員が“日米安保条約の堅持”“自衛隊合憲”という意見を持つことも自由です。しかし、日本共産党は綱領で、国民多数の合意での安保条約の廃棄をきめています。自衛隊についてもアジアが平和になるなど国際情勢が許し、主権者国民の多数が認めたら、解消するとしています。
 それが正しくないと思うなら、まず規約通りに党内で意見を述べるべきです。それが通らなければ、自分の意見を「保留」することも、「結社の自由」を行使して離党することもできます。
 日本共産党は規約で、党員がどの機関にも意見を出し、回答を求めることができると保障しています。にもかかわらず、除名となった党員は党内議論を行わずに、時間をかけて準備した出版という形で、いきなり党外から党への批判的な意見をぶつけてきた。これはルール違反です。他のどの組織であれ、除名を含む処分はありうると思います。

が小林氏の立場ですからねえ。
 松竹が「自分の行為は、小林氏のような党外の人間ならともかく、党員には許されない行為だった(当然、除名撤回など求めず潔く除名処分を受け入れる)」と認めるならともかく「反党行為ではない」と居直り続けるのなら小林氏は対談しないでしょう。
 それにしてもここで、松竹が「他の人間ではなく小林氏の名前だけを出した」のは、赤旗敵基地攻撃能力 国を滅ぼす/「結社の自由」侵害 看過できぬ/憲法学者・慶応大学名誉教授 小林節さんに聞く(2023.2.16)という小林氏の「松竹批判」が松竹にとって相当痛いので「何とか無力化したい」「何とか小林を懐柔したい」ということでしょう。松竹もある意味わかりやすい男です。勿論松竹を褒めてません。むしろ松竹を軽蔑しています。
 なお、著者が10人とは、小林氏、松竹以外は以下の人物です(敬称略)。また、続・希望の共産党ということは「続」がつかないものもあるわけですが、これについては今日もkojitakenに悪口する(2023年1月3日記載)(副題:腐れウヨ小泉悠の珍論を評価する腐れウヨkojitakenに呆れる、ほか)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ(2023.1.3)で著者が誰か簡単に触れました。

碓井敏正
 京都橘大学名誉教授。著書『現代正義論』(1998年、青木書店)、『グローバリゼーションの権利論』(2007年、明石書店)、『格差とイデオロギー』(2008年、大月書店)、『成熟社会における人権、道徳、民主主義』(2010年、文理閣)、『革新の再生のために:成熟社会再論』(2012年、文理閣)、『成熟社会における組織と人間』(2015年、花伝社)、『教科化された道徳への向き合い方』(2017年、かもがわ出版)、『しのび寄る国家の道徳化』(2020年、本の泉社)
五野井郁夫
 高千穂大学教授。
◆西郷南海子
 大阪国際大学短期大学部非常勤講師。著書『デューイと「生活としての芸術」: 戦間期アメリカの教育哲学と実践』(2022年、京都大学学術出版会)
◆醍醐聰
 東京大学名誉教授。著書『労使交渉と会計情報:日本航空における労働条件の不利益変更をめぐる経営と会計』(2005年、白桃書房)、『消費増税の大罪』(2012年、柏書房)等
◆堀有伸
 ほりメンタルクリニック院長。著書『日本的ナルシシズムの罪』(2016年、新潮新書)、『荒野の精神医学』(2019年、遠見書房)、『「ナルシシズム」から考える日本の近代と現在』(2022年、あけび書房)
松尾匡
 久留米大学教授を経て立命館大学教授。著書『セイ法則体系』(1996年、九州大学出版会)、『近代の復権』(2001年、晃洋書房)、『「はだかの王様」の経済学』(2008年、東洋経済新報社)、『新しい左翼入門』(2012年、講談社現代新書)、『ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼』(2014年、PHP新書)、『これからのマルクス経済学入門』(共著、2016年、筑摩選書)、『自由のジレンマを解く』(2016年、PHP新書)、『左翼の逆襲』(2020年、講談社現代新書)、『コロナショック・ドクトリン』(2022年、論創社)等
◆宮子あずさ
 著書『看護婦が見つめた人間が死ぬということ』(1998年、講談社文庫)、『看護師という生き方』(2013年、ちくまプリマー新書)
和田静香
 著書『音楽に恋をして♪:評伝・湯川れい子』(2012年、朝日新聞出版)、『スー女のみかた:相撲ってなんて面白い!』(2017年、シンコーミュージック)等

*1:1993年生まれ。2014年、日本テレビ主催のグラビアアイドルコンテスト『汐留グラビア甲子園2014』で準グランプリを獲得。2015年、準グランプリでの副賞として初のDVD作品『フェアリーナ』を発売。2020年、『はぐれアイドル地獄変』の南風原海空役で映画初主演。また現在、青山ひかる(1993年生まれ、『汐留グラビア甲子園2014』ファン特別賞受賞)、河路由希子(1996年生まれ、2018年、第1回『サンスポGoGoクイーン』準グランプリ受賞)とともにアイドルグループ「シャーベット」メンバー(橋本梨菜 - Wikipedia参照)

*2:1992年生まれ。2010年にアイドルグループ「OS☆U(オーエスユー)」1期生として活動。2016年3月に「OS☆U」を卒業、以降は行動の拠点をグラビア活動に移す。2018~2020年まで3年連続「グラビア・オブ・ザ・イヤー」グランプリ(主催:キネマ旬報社)に選出(森咲智美 - Wikipedia参照)

*3:著書『アメリカ・北朝鮮抗争史』(2003年、文春新書)、『3年後に世界が中国を破滅させる:日本も親中国家として滅ぶのか―』(2020年、ビジネス社)、『アメリカ解体:自衛隊が単独で尖閣防衛をする日』(2021年、ビジネス社)

*4:著書『戦争違法化運動の時代:「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(2014年、名古屋大学出版会)

*5:著書『シビリアンの戦争』(2012年、岩波書店)、『日本に絶望している人のための政治入門』(2015年、文春新書)、『「トランプ時代」の新世界秩序』(2017年、潮新書)、『あなたに伝えたい政治の話』(2018年、文春新書)等

*6:2023年

*7:慶應義塾大学名誉教授。著書『白熱講義! 集団的自衛権』(2014年、ベスト新書)、『なぜ憲法学者が「野党共闘」を呼びかけるのか』(2016年、新日本出版社)、『小林節憲法改正試案』(2016年、宝島社新書)等