珍右翼・高世仁に突っ込む(2023年7/7日分)(副題:松竹伸幸とinti-sol氏に悪口する)

日本の凋落は政治のせい「もううんざりだ!」 - 高世仁のジャーナルな日々

 この惨憺たる結果について、本田由紀*1東京大学大学院教授は「人はあまりにも歪んだ状況に長期間慣れ切ってしまうと、それほど異常とも思わなくなる傾向がある*2」ので、こうした国際比較は意義があるとコメントした。
ジェンダーギャップ過去最低、要因は 本田由紀さんのコメントプラス:朝日新聞デジタル

 本田氏については以下も指摘しておきます。

赤旗新春対談/東京大学教授 本田由紀さん/日本共産党委員長 志位和夫さん2022.1.1
◆志位
 本田さんの著書『「日本」ってどんな国?国際比較データで社会が見えてくる*3』を読んで、いくつか大事なポイントがあるなとあらためて思いました。
 第1は、「成長ができない国」になってしまった。OECD(経済協力開発機構)のデータで、この7年間(2013年~20年)で見て、実質GDP(国内総生産)の伸びはアメリカが25%。ユーロ圏が14%。日本が6%です。日本は、世界で最も成長できない国になり、深刻な停滞状態に陥っている。脆弱な経済になってしまいました。
(中略)
 それから第3は、本田さんも著書で強調されているのですが、本当の意味での競争力を失ったということです。このデータでは、1990年代初めに日本は世界で1位だったのに、現在は34位とありますね。競争力をうんと失った。
◆本田
 私の本を取り上げていただいてありがとうございます。そこでも紹介しましたが、日本経済がもうディクライン(衰退)していることは明らかですね。IMDというスイスのシンクタンクが長年にわたって発表している各国の競争力ランキングは、「経済的業績」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「社会基盤」の四つの分類に基づく客観的データとアンケート調査結果による指標を用いて計算したものですが、これによると、90年代以降の日本の低下は著しく、その後も持ち直していないことを示しています。

 本田氏が党員、後援会員といった「コア支持者」なのか、もっとソフトな「党外の支持者」なのか知りませんが

◆本田氏(東大教授)のような研究者と交流し「多様な視点」で政治を論じようとする志位氏
◆自分の興味がある「安保問題しか論じない」松竹

と比較するのも馬鹿馬鹿しい。志位氏に対して失礼でしょう。松竹なんぞを評価し、志位氏を非難する「inti-solのような頭のおかしいバカ」の気が知れません。
 本田氏のような人間にとっては「安保バカ」松竹(本田氏の専門である教育問題に明らかに全く無関心)など「論外の存在」でしょう。
 そして松竹は
新春対談/法政大学名誉教授 五十嵐仁さん “勝利の方程式”が見えてきた/日本共産党委員長 志位和夫さん 「大義の旗」で「本気の共闘」を/野党と市民と“二人三脚”2017.1.1
新春対談/神戸女学院大学教授 石川康宏さん 市民と野党の共闘は日本社会にしっかりと市民権を得た/日本共産党委員長 志位和夫さん 世界でも日本でも、逆流を乗り越え、新しい時代を開く大変動が起こった2018.1.1
新春対談/上智大学教授(政治学) 中野晃一さん 文明壊す安倍政治と決別する「覚醒の年」に/日本共産党委員長 志位和夫さん 国民にポジティブな魅力が伝わる野党共闘へ2020.1.1
新春対談/同志社大学教授 岡野八代さん/日本共産党委員長 志位和夫さん2021.1.1
と言った「研究者との知的交流」に励む志位氏のような「知的交流」がどれほどできてるのか。何ら「知的交流」などできておらず「狭いインナーサークル(松竹ファン集団)」の中で「井の中の蛙」「お山の大将」ではないのか。それでは松竹が「急速に世間に相手にされなくなる」のも当然と言うべきでしょう。

*1:教育社会学者。著書『若者と仕事』(2005年、東京大学出版会)、『多元化する「能力」と日本社会』(2005年、NTT出版)、『「家庭教育」の隘路』(2008年、勁草書房)、『軋む社会:教育・仕事・若者の現在』(2008年、双風舎→2011年、河出文庫)、『教育の職業的意義』(2009年、ちくま新書)、『学校の「空気」』(2011年、岩波書店)、『社会を結びなおす:教育・仕事・家族の連携へ』(2014年、岩波ブックレット)、『もじれる社会:戦後日本型循環モデルを超えて』(2014年、ちくま新書)、『教育は何を評価してきたのか』(2020年、岩波新書)等

*2:「独裁的国家」にせよ「自民党長期政権」にせよそうした「慣れ」という要素は当然あるでしょう。

*3:2021年、ちくまプリマー新書