今日の中国ニュース(2023年9月1日分)

「観光地マカオ」変身へ難路 カジノ・中国人頼み根深く - 日本経済新聞
 マカオは既に観光地なので「意味不明なタイトル」ですが本文で「脱カジノ」の意味だと分かります。
 「カジノを推進する自民党政権に忖度でもしてるのか?」と疑いたくなります。


台湾の蔡総統がアフリカ訪問 断交ドミノ阻止へ - 産経ニュース
台湾・蔡英文総統、9月にアフリカ外遊 エスワティニ訪問 - 日本経済新聞
台湾の蔡総統、アフリカへ出発 外交関係つなぎ留め狙い:東京新聞 TOKYO Web
 「蔡英文の総統就任後」のいわゆる「断交ドミノ」によって、台湾がアフリカで国交を持つ国は現在エスワティニしかなく、実際、訪問国も「エスワティニだけ(大臣レベルならともかく、台湾政権トップである総統の公式訪問は中国の反発を招くため)」なのにタイトルは「アフリカ訪問(外遊)」とは「一国しか訪問しないことをそんなに隠したいのか?」と苦笑しました(本文ではさすがにエスワティニしか国交がないことは触れてますが)。「これらの日本マスコミは親台湾、反中国なのか?」と疑いたくなります(ウヨの産経は明らかにその立場ですが)。
 一方、
 台湾 蔡総統 来月エスワティニ訪問 アフリカで唯一の外交関係 | NHK | 台湾
 台湾総統、来月エスワティニ訪問=アフリカ唯一の外交相手 | 時事通信ニュース
は「エスワティニ訪問」です。


バイデン大統領、習近平氏のG20欠席に「失望」 - 日本経済新聞
 習氏の欠席理由が体調不良なのか、何らかの政治的思惑なのかが気になるところです。なお、「政治的思惑(「バイデンの対談要請に応じたくない」等、G20に出席したくない何らかの理由がある、国内の重要な政治課題のために外遊が難しい等)」が仮にあるにしても「李首相」がG20出席なので欠席を「出席したくない→G20への敵対」「外遊が難しい→政権崩壊の危機」等と過大評価すべきではないでしょう。


【政治デスクノート】執拗な中国の処理水攻撃 狙いは台湾・韓国での反日誘因? - 産経ニュース
 本気なのか「詭弁による居直り」かはともかく「中国は処理水の海洋排出を環境面で問題だと思ってるから」と素直に理解しない点が本当にどうしようもないアホさです。そもそも「漁協の同意がない限り放出しない」公約に完全に反するのに良くも言ったもんです。


中国の一帯一路構想への参加、「ひどい決定」 伊国防相 - CNN.co.jp

  イタリアのクロセット国防相は3日までに、同国が2019年に中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」に加わる決定を下したことについて「ひどかった」と当時のコンテ*1政権の選択を批判する考えを示した。
 「イタリアは多量のオレンジを中国に輸出していたが、中国は3年の間にイタリア向けのオレンジ輸出量を3倍に増やした」「最も馬鹿げているのは(ボーガス注:中国と)何らかの協定に署名していないフランスが近ごろ、同国製の航空機を数百億ドル規模で中国に売り付けたことだ」と続けた。
 その上で、現在の課題は中国との関係を損なわず*2にどうやって同構想から抜け出す方途だとも述べた。

 「一帯一路に参加したのはG7ではイタリアだけなのに、参加してないフランスのエアバスを大量購入とは中国はイタリアを舐めてるのか!」「そんなことなら一帯一路なんか離脱する!」とは思わず吹き出しました。


伊副首相、3~5日に訪中 「一帯一路」引き留め狙う - 産経ニュース

 中国外務省の汪文斌*3報道官は1日の記者会見で、イタリアのタヤーニ副首相兼外務・国際協力相が3~5日の日程で訪中すると発表した。
 イタリアは先進7カ国(G7)で唯一、中国と覚書を結び2019年に巨大経済圏構想「一帯一路」に参画。だがメローニ*4政権は離脱を検討しており、中国側は今回の訪中を通じてイタリアを引き留める狙いがある。

 中国政府幹部(習国家主席、李首相、王外相等)が訪伊ならともかく、「イタリア副首相兼外相(右翼政党フォルツァ・イタリア*5党首)が訪中」で何でそんな「中国がイタリアにすがりついてるかのような話」になるのか(苦笑)。

*1:2018~2021年まで首相。現在、野党「五つ星運動」党首

*2:ここまで中国に悪口しながら「中国との関係を損なわず」云々と言うのには苦笑しました。

*3:マナウス総領事、チュニジア大使等を経て報道官

*4:右翼政党「イタリアの同胞」党首。イタリア初の女性首相

*5:1994年にベルルスコーニ(1936~2023年。1994~1995年、2001~2006年、2008~2011年に首相)が結成