今日もkojitakenに悪口する(2023年9月25日)

矢田稚子の内閣補佐官任命人事を「自民党がどれだけ高い政治的能力を持っているのか、これだけの妙手を放つと、改めて感心します」と肯定的な表現で評した中北浩爾教授のコメントは微温的に過ぎるのではないか - kojitakenの日記*1
 むしろid:kojitakenのこの「中北批判記事」の方が「微温的(中途半端で生ぬるい)にすぎる」でしょう。
 一方で中北の物言い「高い政治能力」「妙手」はどう見ても「自民批判ではない」ので「(自民党批判として?)微温的」とは意味不明な評価です。
 kojitakenとしては中北『日本共産党』(2022年、中公新書)を
中北浩爾『日本共産党』(中公新書, 2022)が喝破する日本共産党の「民主集中制」の問題点 - kojitakenの日記2022.6.26
中北浩爾『日本共産党 - 「革命」を夢見た100年』を読む - (1) 日本共産党の「民主集中制」の問題点 - KJ's Books and Music2022.6.26
等で「優れた共産党批判本」として過去に褒めてしまったが故に「あの人事の何処が妙手(優れた作戦)だ!」「汚い政治謀略ではないか!」「中北はアホか!」等と今更糞味噌に中北批判もできないのでしょう。
 しかしこの「発言の主」が中北以外(特に「産経の阿比留」「国家基本問題研究所理事長の櫻井」など極右)なら糞味噌でしょう。
 kojitakenは、中北を全否定できないのは勿論「共産党についての中北の批判には正当な面もあると思うが、中北は明らかに自民シンパであり手放しで評価できない」「自民シンパとしての中北を厳しく批判する」(一部肯定、一部否定)とすら今更言えないのでしょう。
 まるで「中北が自民党批判者であるか」のような強弁をして恥じないkojitakenです。
 kojitakenも全くデタラメな男です。
 勿論、中北の言う「妙手」とは「矢田の能力を評価してる」ということでなく「立民と国民民主の間に亀裂を生んだ」という意味にすぎませんが。
 勿論

中北浩爾 - Wikipedia
◆『日本労働政治の国際関係史1945~1964:社会民主主義という選択肢』(2008年、岩波書店
◆『現代日本の政党デモクラシー』(2012年、岩波新書

を出していた昔(岩波は左派であり、それなりにまともな本と予想できる)はともかく、明らかに「今の中北」は「自民党に好意的」です(変節したのか、過去も「自民支持」なのに過去は「猫をかぶっていた」だけなのかはともかく)。好意的でなければ「妙手」と表現しない。
 なお、俺個人は「妙手」とはあまり思いませんね。何せ彼女は国民民主党とつながりがあるとは言え、「元国民民主党議員」でしかない。これで国民民主党と自民のつながりができたとは言いがたい。
 また、今回の岸田内閣のような思惑で、菅直人内閣が「自民党幹部だった与謝野馨小渕内閣通産相自民党政調会長(小泉総裁時代)、第一次安倍内閣官房長官福田内閣経済財政担当相、麻生内閣財務相等を歴任)」を菅内閣経済財政担当相で入閣させたことがありましたが結局「自民切り崩し」という意味では大した成果もなかった。今回も同じ結果ではないか。
 むしろその種の「妙手(他党を上手く取り込み政権維持)」というなら「細川内閣から離脱した社会党新党さきがけを取り込み政権復帰を実現した村山自社さ内閣(村山首相(社会党委員長)、武村蔵相(さきがけ党首)、河野外相(自民党総裁)、橋本通産相(後に自民党総裁、首相)等)」「小渕内閣での公明党の入閣(その後ずっと公明が入閣し、公明の協力で政権維持)」等の方が「妙手」でしょう(その種の政治工作を「高い政治的能力」とまで高評価する気はありませんが)。
 そういえば「以前指摘しましたが」中北について言えば以下のようなこともありました。自称「アンチ自民」「アンチ安倍」kojitakenはこうした中北の言説をどう評価するのか? 

今日の産経ニュース(2022年9/7、8分)(副題:中北浩爾の「もったいない」発言に呆れる) - bogus-simotukareのブログ
【旧統一教会自民調査】「反社会的集団との関係でみるべき」中北浩爾・一橋大教授 - 産経ニュース

 このことで自民が傷つくのはもったいない

 呆れて二の句が継げません。何が「もったいない」んですかね。自民党の自業自得でしょうよ。こんな「自民党支持者・中北*2」が書いたという『日本共産党』(中公新書)を読む気が完全になくなりました。そして一橋大もこういう「所属教員の非常識発言」は「事実かどうか詰問」した上で事実ならば「叱責」したらどうか。
 そしてid:kojitakenも「自民党支持者」中北を褒めた「人を見る目の無さ」を恥じたらどうか。
 なお、以上の文章は中北浩爾『日本共産党』(中公新書, 2022)が喝破する日本共産党の「民主集中制」の問題点 - kojitakenの日記中北浩爾『日本共産党 - 「革命」を夢見た100年』を読む - (1) 日本共産党の「民主集中制」の問題点 - KJ's Books and Musicに投稿しましたが「狭量な性格のkojitaken」なので掲載拒否でしょう。

鈴木本と違い、ほとんど騒がれてない「日本共産党批判本」ほか(2023年3月29日記載)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ
◆安倍回顧録と中北

『安倍晋三 回顧録』著者/安倍晋三 評者/一橋大学教授・中北浩爾:FACTA ONLINE
 安倍氏はウィットに富む語り口で、周囲を魅了する人物であったが、それが行間から滲み出ている。

「安倍晋三 回顧録」で日本政治の構造や課題が浮き彫り…中北浩爾教授 : 読売新聞2023.2.8
 一橋大の中北浩爾教授と読売新聞の橋本五郎特別編集委員が8日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、安倍晋三・元首相が生前、政権運営や外交の舞台裏を語った「安倍晋三 回顧録」(中央公論新社)について議論した。
 中北氏は「安倍氏が異例の長期政権を築いた秘けつは何かと誰もが疑問に思っている。丹念に読めば、日本政治の構造や課題が浮き彫りになる」と語った。回顧録で聞き手を務めた橋本氏は「安倍氏にはきちんと歴史に残さなければならないという使命感*3があったのだろう」と指摘した。

 「社交辞令」かもしれませんが、安倍の回顧録にこんなこと言っちゃう人間が中北です。彼をまともな政治学者扱いすることはできないのではないか。

*1:「肯定的な表現で表した」のではなく素直に「肯定した」と評価すべきでしょうにkojitakenも酷い詭弁です。

*2:産経の捏造ならともかく事実なら自民党支持者以外の何物でもないでしょう。統一教会疑惑でこういう言葉を自民党支持者以外は絶対に言わないでしょう。

*3:というよりは自己正当化、自画自賛でしょう。森友疑惑についても「財務省の陰謀」とデマで居直ったそうですから。