反共サイト「リベラル21」と「阿部治平ら反共分子」のバカさに呆れる(2023年10月24日記載)

リベラル21 時代と社会の流れが政治のあり方を決める、政党はその変化を受け止めなければ生き残れない、「身を切る改革」が必要なのは共産党だ、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その3)広原盛明)
 立民が「共産との野党共闘再開」を改めて表明する程度には「政治力を持つ共産」を何の政治力もない「広原らリベラル21」の連中が悪口雑言とは滑稽です。
 それにしても「身を切る改革」ねえ。「維新のキャッチコピー」で「リベラル層の評判の悪い言葉」を良くも平然と使えるもんです。
 そして、「身を切る改革(新味のある外部寄稿者の寄稿)」が必要なのは「寄稿者が岩垂弘、田端光永、横田喬(1935年生まれ:今年で88歳)、坂井定雄(1936年生まれ、今年で87歳)、広原盛明(1938年生まれ:今年で85歳)、阿部治平(1939年生まれ:今年で84歳)等、固定化して新味がないリベラル21」の方でしょう。
 「リベラル21が悪口する共産」の方がよほど「吉良佳子参院議員(1982年生まれ、今年で41歳)」「山添拓参院議員、党政策副委員長(1984年生まれ、今年で39歳)」など若手、中堅登用をしています。
 しかもその「固定メンバー」が「若手(20、30代)、中年(40、50代)」はおらず70歳以上の高齢者ばかり、しかも男性ばかり(フェミニズム研究の上野千鶴子東大名誉教授(1948年生まれ、今年で75歳)など女性はいない)でその上

◆TBSテレビ『サンデーモーニング』MCの関口宏(1943年生まれ、今年で80歳)、TBSラジオ森本毅郎スタンバイ』MCの森本毅郎(1939年生まれ、今年で84歳)等と違い、メディアに取り上げられることもほとんどない無名で社会的影響力皆無

だから話になりません。
 「何故、メンバーが固定化してるのか、しかも高齢者男性ばかりなのか」
 何故

想田和弘(1970年生まれ:今年で53歳)
 週刊金曜日編集委員。映画監督、作家。著書『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(2021年、講談社現代新書)、『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』(2013年、岩波ブックレット)等
雨宮処凛(1975年生まれ:今年で48歳)
 週刊金曜日編集委員。作家。反貧困ネットワーク世話人など社会活動家としても活動。著書『生き地獄天国:雨宮処凛自伝』(2007年、ちくま文庫)、『ともだち刑』(2008年、講談社文庫)、『排除の空気に唾を吐け』(2009年、講談社現代新書)、『ロスジェネはこう生きてきた』(2009年、平凡社新書)、『生きさせろ!難民化する若者たち』(2010年、ちくま文庫)、『右翼と左翼はどうちがう?』(2014年、河出文庫)、『非正規・単身・アラフォー女性:「失われた世代」の絶望と希望』(2018年、光文社新書)、『「女子」という呪い』(2021年、集英社文庫)等。個人サイト雨宮処凛 公式サイト
荻上チキ(1981年生まれ:今年で42歳)
 NPO「ストップいじめ!ナビ」代表理事TBSラジオ荻上チキ・Session」パーソナリティ。著書『ウェブ炎上』(2007年、ちくま新書)、『ネットいじめ』(2008年、PHP新書)、『社会的な身体』(2009年、講談社現代新書)、『セックスメディア30年史』 (2011年、ちくま新書)、『検証・東日本大震災の流言・デマ』(2011年、光文社新書) 、『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか:絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想』(2012年、幻冬舎新書)、『いじめを生む教室』(2018年、PHP新書)等
◆仁藤夢乃(1989年生まれ:今年で34歳)
 Colabo代表。著書『女子高生の裏社会』(2014年、光文社新書)、『難民高校生』(2016年、ちくま文庫

といった「若手、中堅(勿論上記は一例にすぎない)」を寄稿者にしないのか(寄稿を依頼しないのか)と聞かれても、リベラル21にはまともな回答はできないでしょう。

 少し長くなるが、碓井*1提言の中身をよく知ってもらうために、「はじめに」の一節を紹介しよう。
『人々の意識の成熟を示すのは、夫婦別姓同性婚またLGBTへの理解など、個人の自立と生き方の多様性を当然のこととして認める価値観の広がりである。また政治的な動きとしては、安保法制制定当時(2015年)の市民連合、さらにSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)のような学生運動の台頭、さらに環境保護運動地方分権改革の中で、自治基本条例の制定を求める市民運動など、政党の系列に属さない、地域における新たな変革主体形成の動きも見られる。』

 「広原が引用する碓井文章」は「市民連合やシールズを過大評価しすぎ(彼らはどう見ても、共産党など既成政党に取って代われるだけの政治力はないしシールズに至っては既に解散して存在しない)」と思いますがそれはさておき。
 「市民連合やシールズ」と共闘するなど近年の共産は「市民運動とも一定の協力関係」にあります。
 また「夫婦別姓同性婚またLGBT」についても共産は勿論「夫婦同姓、同性婚支持」「LGBT差別反対」の立場で一定の運動をしています。
 例えば「夫婦別姓同性婚またLGBT」に対応する部署として共産は「ジェンダー平等委員会」を設置し責任者を倉林参院議員(党副委員長)、副責任者を山添参院議員(党政策副委員長)としています。
 LGBTについて言えば「1970年代の党の同性愛認識」について志位委員長が正式に謝罪もした。
 なお「他党の名誉(?)」のためにそうした「ジェンダー平等」関係部署を設置し、責任者にそれなりの幹部をつけてるのは共産だけでなく

立憲民主党ジェンダー平等推進本部】
◆本部長:西村智奈美代表代行(衆院議員)
【国民民主党男女共同参画推進本部】
◆本部長:玉木雄一郎代表(衆院議員)

もあることを指摘しておきます。
 それらの運動にむしろ冷淡で無関心なのは「リベラル21や広原」の方ではないのか。自分を棚に上げて良くもふざけたことが抜かせたもんです。

 2名の党員*2を除名したことは、さらに共産党に対する評価を下げることになった。

 以前も拙記事に書きましたが、「除名後も目立った党勢の変化はない(世論調査で共産の政党支持率ががた落ちした事実はなくほぼ横ばい、調査時期によっては微増だが、増加した時期すらある)」ことを考えればそんな事実はないでしょう。
 「共産支持層の多く」は除名を特に問題にしていない(俺もその一人ですが)。
 なお、以上は広原記事に投稿しましたがどうせ掲載拒否でしょう。リベラル21や広原のデタラメさには心底呆れます。

 
リベラル21 共産党のもう一つの衰退現象(阿部治平)
 俺の思いついた限りでコメントしておきますが、コメントしなかったところは「上手いコメントが思いつかなかった」だけで阿部の認識に必ずしも賛同してないことはお断りしておきます。

 党公認でなかったら、選挙で当選はできない

 だから共産が志位委員長によってガチガチに独裁的支配してるように描き出す阿部ですが「お前はアホか」ですね。
 「(党執行部の権力強化を助長する)小選挙区政党助成金の導入」もあって、一部の有力議員を除けば共産に限らず「党と全面対決してやってける議員」などまずいないでしょう。
 そのわかりやすい例が「安倍に逆恨みされて落選に追い込まれた溝手氏」です。
 そして共産をどう評価するにせよ、実際には「パワハラ問題での小池氏の謝罪」でわかるように「阿部が描き出すほど強固な独裁的支配」など存在しないでしょう。
 そもそも今の共産の得票のかなりの部分は明らかに「党外の支持」であり「党内を強固に支配すればいい」という話でもない。

 多様な意見の交換と対立といった緊張がなければ、正しい理論でも衰退することがあると思うからである。

 俺のコメント投稿を過去に掲載拒否した野郎が良くも言ったもんです。

 川上則道氏*3に『本当に、マルクスは書いたのか、エンゲルスは見落としたのか――不破哲三氏の論考「再生産論と恐慌」の批判的検討』(本の泉社、2022)という優れた論考がある。

 「優れた」と書く阿部ですが彼が「本当に川上主張をきちんと理解した上で評価してるかどうか」は何の具体的根拠も示さないので疑問符がつきます。
 「アンチ不破」として「不破批判なら何でも持ち上げる人間=阿部」ではないのか。
 なお、以上は阿部記事に投稿しましたがどうせ掲載拒否でしょう。リベラル21や阿部のデタラメさには心底呆れます。

*1:京都橘大学名誉教授。著書『現代正義論』(1998年、青木書店)、『グロール・ガバナンスの時代へ』(2004年、大月書店)、『グローバリゼーションの権利論』(2006年、明石書店)、『格差とイデオロギー』(2008年、大月書店)、『成熟社会における人権、道徳、民主主義』(2010年、文理閣)、『革新の再生のために』(2012年、文理閣)、『成熟社会における組織と人間』(2015年、花伝社)、『教科化された道徳への向き合い方』(2017年、かもがわ出版)、『しのび寄る国家の道徳化』(2020年、本の泉社)、『日本共産党への提言』(2023年、花伝社)等

*2:松竹伸幸、鈴木元のこと

*3:1943年生まれ。都留文科大学名誉教授。著書『計量分析・現代日本の再生産構造』(1991年、大月書店)、『徹底解明・高齢化社会はこうすれば支えられる』(1994年、あけび書房)、『「資本論」の教室』(1997年、新日本出版社)、『「資本論」で読み解く現代経済のテーマ』(2004年、新日本出版社)、『マルクスに立ちケインズを知る』(2009年、新日本出版社)、『マルクスに立ちミクロ経済学を知る』(2013年、新日本出版社)、『市場原理と社会主義への展望』、『マルクス「再生産表式論」の魅力と可能性』(以上、2014年、本の泉社)、『「空想から科学へ」と資本主義の基本矛盾』(2017年、本の泉社)等