今日の産経ニュース(2023年11/23日分)

立民・野田佳彦元首相、共産との政権構想「ない」 次期衆院選で - 産経ニュース
 「ウヨの野田ならそう言うだろう」という以上の感想はないですね。
 とはいえ「2009年の政権交代選挙時とは違い、党勢衰退で独力では自民に勝てず、維新も国民民主も共闘に否定的な現状」で野田のように「共産との共闘」を否定したら立民には「選挙敗北」以外の結論はないですが。


「命の危険、理解して」 共同親権反対の院内集会 - 産経ニュース

[B! 共同親権] 「命の危険、理解して」 共同親権反対の院内集会
bogus-simotukare
 支持はしないものの「反対派の意見を伝えるだけ」で悪口ではないこの記事が意外。文化庁に解散請求された「文が鮮明な人たち」等と一緒に社論として共同親権賛成で反対派を敵視してるのかと思ってた

とブクマしましたがこちらにも書いておきます。
 以前も元将棋棋士・橋本崇載の殺人未遂による逮捕(2023年7月24日記載) - bogus-simotukareのブログで触れましたが俺的には

[B! 共同親権] 「命の危険、理解して」 共同親権反対の院内集会
◆kaerufrog0033
 共同親権運動してる中にはこういう奴が目立つのも事実
◆mur2
 共同親権推進派はまずはハッシー*1の総括して
◆tameruhakida
 まずは(ボーガス注:問題が少なそうな)夫婦揃って共同親権を望む場合のみ与えてみては?

等の指摘に共感しますね。「共同親権それ自体には賛成だが、一部の賛成派(元棋士の橋本など)が異常であることは問題だと思う(反対派を支持しないが、彼らの危惧にはある程度同意する)」し、結局

元将棋棋士・橋本崇載の殺人未遂による逮捕(2023年7月24日記載) - bogus-simotukareのブログからの再引用
 元裁判官で明治大の瀬木比呂志*2教授(民事訴訟法)は「共同親権は、両親と子、両親同士の関係が問題ない場合に認めるなら望ましい制度と言える。ただ、両親双方に客観的かつ冷静に話し合える関係がないとうまく機能しない」とし、こう強調する。
 「共同親権を認めるならとりあえず要件を厳しく限定し、当事者の申し立てに基づいて家裁が審理して許可するような仕組みが必要だ。父母の協議だけで認めれば、弱い立場の方が圧迫される恐れがある。慎重な議論が求められる。もしも、裁判所のチェックが担保されないなら、単独親権を維持する方が無難だろう」

ということ(きちんとした制度設計をするなら共同親権でもいいがそうでないなら問題、いずれにせよ拙速に決めるべきでない:多分、共産党の立場もこれ)でしょう。


【主張】勤労感謝の日 働く喜びを再確認したい - 産経ニュース
 個人的には「勤労感謝の日」というなら「11/23=戦前の新嘗祭で、勤労感謝とは意味が違う」し、ゴールデンウイークの休みも増える(5/1だけでなく、4/30、5/2も休みになる)ので「5月1日のメーデー」をその日にすべきだろうと思っています。

 物価高が続き、これを上回る賃上げが求められている。この課題を乗り越えるためにも、経営者と従業員がたがいに感謝し合う気持ちが必要である。

 賃上げについて、「最低賃金引き上げ」「企業の賃金システム」等、法律や制度の話ではなく「無内容な精神論」を唱える辺り産経らしいアホさです。

 この日は戦前、「新嘗祭(にいなめさい)」の祭日だった。
 新嘗祭はいまも最重要の宮中祭祀であり、天皇陛下が厳粛な儀式に臨まれる。全国の神社でも祭祀が営まれる。
 皇室のもとで国民が一体となり、国と社会の安寧を祈る。それが日本の国柄である。

 おいおいですね。政教分離を何だと思っているのか(呆)

*1:「元棋士の橋本」のこと

*2:瀬木名義の著書に『民事訴訟実務と制度の焦点』(2006年、判例タイムズ社)、『民事裁判実務と理論の架橋』(2007年、判例タイムズ社)、『民事訴訟の本質と訴訟:市民のための裁判をめざして』(2013年、日本評論社)、『絶望の裁判所』(2014年、講談社現代新書)、『裁判官・学者の哲学と意見』(2018年、現代書館)、『民事裁判入門』(2019年、講談社現代新書)、『黒い巨塔・最高裁判所』(2019年、講談社文庫)、『檻の中の裁判官』(2021年、角川新書)、『我が身を守る法律知識』(2023年、講談社現代新書)等。ペンネーム「関根牧彦」名義の著書に『内的転向論:カフカへの旅』(1994年、思想の科学社)、『心を求めて:一人の人間としての裁判官』(1996年、騒人社)、『映画館の妖精』(1998年、騒人社)、『対話としての読書』(2003年、判例タイムズ社)