横田夫妻とウンギョンさん面会の舞台裏 - 高世仁のジャーナルな日々
中国の人権抑圧は、娘の葬儀に親が出ることすら阻むところまできている。
(中略)
阿古*1教授は「娘に会いたい、葬儀に参加したいという親の素朴な願いも聴き入れられないのは理解しがたい。『(出国禁止の理由になった)国家の安全』は政権の論理で、国民のことを考えたものではない」と中国当局の対応を非難した。ここまでやるのか中国。
「北朝鮮拉致問題について恐らくコメントはしてない」阿古氏や「横田滋氏は孫と会うべきだ」と言った和田春樹氏や米村敏朗氏*2ならともかく「救う会や家族会」と一緒になって「滋が孫と会うこと」を阻んだ*3高世(未だその件について高世から明確な謝罪無し)が良くも言ったもんです。
阿古教授の言葉をもじれば
孫に会いたいという祖父(横田滋)の素朴な願いも聴き入れられないのは理解しがたい。『(面会反対の理由になった)拉致被害者帰国を阻害する*4』は救う会、家族会の論理で、横田滋氏のことを考えたものではない
が救う会や家族会であり、高世でした。高世らこそが「ここまでやるのか救う会、家族会、高世仁」でした。
一方、米村氏は「北朝鮮シンパではあり得ない警察幹部」でありながら、高世らと違い
人間考えることはそんなに異ならないらしい - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
一連の拉致問題についていつも思うことだが、どうしてこれほどまでに複雑に扱われなければならないのか。人として、親としてもう一度わが子を、わが肉親を抱きしめたい。ただそれだけのことではないか。北朝鮮を相手に「お前はなんと甘いことか」という向きもあろう。目下進行中の権力世襲についてアレコレ言うつもりもない。しかし何事にしても既成概念が優先し、またそれがあらゆる意味で桎梏となっているように思う。その前に人として当たり前のことが当たり前に行われることである。
でした。
しかも記事タイトルが「横田夫妻とウンギョンさん面会の舞台裏」。
「高世は少しは恥を知れ」「高世は何処までクズなのか」と呆れます。
なお、舞台裏とはご存じの方もいるでしょうが
ひ孫誕生、スイスでの面会は幻に 横田滋さん夫妻と孫一家:東京新聞 TOKYO Web2024.3.3
北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪時(13)=の父滋さん=2020年死去、母早紀江さん(88)夫妻と、めぐみさんの娘キム・ウンギョンさん(36)一家との14年の初面会を巡り日本政府が当初、北朝鮮にスイスを打診したことが3日、分かった。政府関係者が明かした。北朝鮮はウンギョンさんに娘が生まれ長距離移動が困難として断った。
政府関係者によると、中国も候補地に上ったが当局の監視を警戒し見送られた。
と言う話です。なお、この情報提供は、「横田早紀江やモンゴル政府、北朝鮮政府」ではなく日本政府による物のようです。
日朝交渉の進展を期待したいがどうなるか。
それにしても滋も全くけっきょく反北朝鮮の道具として使い倒されただけじゃないか(横田滋氏の死) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でしたね。
*1:著書『貧者を喰らう国:中国格差社会からの警告(増補新版)』(2014年、新潮選書)、『香港あなたはどこへ向かうのか』(2020年、 出版舎ジグ)
*2: 秋田県警本部長、警察庁警備局外事課長、警察庁長官官房人事課長、警視庁公安部長、大阪府警本部長、警視庁副総監、警察庁警備局長、警察庁長官官房長、警視総監、内閣危機管理監等を歴任。米村氏の発言については人間考えることはそんなに異ならないらしい - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照
*3:とはいえ物理的に出席できない中国の場合と違い、滋の場合は「精神的圧力」にすぎないので無視して会うことはできました。実際、モンゴルで一回は会いましたが。但し「寺越友枝さんと違い」勿論それ止まりでした。結局、滋は『「巣食う会」にものを言えない人』の一人でした。