リベラル21 フジコ・ヘミングさんのこと(盛田常夫*1)
フジコ氏について「日本ではそのスター性(波瀾万丈の人生*2)から人気があったが、ピアニストとしての能力としてはさほどでもなく、日本以外ではそれほど評価されてなかった」と酷評する盛田です(こうした評価が正しいかどうかは、クラシックやフジコ氏について知識も興味も無いので論じません)。
第一にそんなこと(フジコ氏に限らずピアニストの評価)が「護憲・軍縮・共生」というリベラル21の表看板と何の関係があるのか?。そんなことは盛田の個人ブログに書けばいいでしょう。
第二に「実力は勿論、人気(社会的影響力)もない盛田がそういうことを言うか?(呆)」ですね。
まあ「実力も人気も無い」からこそ「人気のある人間」に対して嫉妬して「大して実力も無いのに」と言いたがるのかもしれませんが。リベラル21での「阿部治平*3、広原盛明*4)」の日本共産党に対する悪口も「少なくとも阿部や広原よりは社会的影響力のある共産への嫉妬」なのかもしれない。
なお、上記は盛田記事に投稿しますが掲載拒否でしょう。「自称リベラル」が全く呆れます。
シンポジウム「軍事化とジェンダー:戦争・軍隊」
寄稿者が高齢男性ばかりで異常なまでにジェンダー平等に無関心なリベラル21が珍しく、ジェンダー問題を取り上げていますが、日弁連主催のシンポジウムの紹介にすぎず「やはりリベラル21はジェンダーには関心が薄いな」ということを改めて実感します。
一応紹介しておきます。
◆第1部
∇基調講演「ジェンダーから問う 軍事化・戦争・軍隊」
講師:佐藤文香さん*5(一橋大学大学院教授)
∇現場レポート「自衛隊における性被害*6の実態について」
報告者:武井由紀子さん(弁護士)
◆第2部
∇パネルディスカッション「戦争・軍隊と性を考える」
バネリスト:佐藤文香さん、青井未帆さん*7(学習院大学大学院教授)、秋林こずえさん(同志社大学大学院教授)、堀潤さん*8(ジャーナリスト)
コーディネーター:伊藤真さん*9(日弁連憲法問題対策本部副本部長)
*1:著書『ハンガリー改革史』(1990年、日本評論社)、『体制転換の経済学』(1995年、新世社)、『ポスト社会主義の政治経済学:体制転換20年のハンガリー』(2010年、日本評論社)、『体制転換の政治経済社会学:中・東欧30年の社会変動を解明する』(2020年、日本評論社)
*2:2003年10月17日に、フジテレビで波瀾万丈の半生が、スペシャルドラマ『フジ子・ヘミングの軌跡』としてドラマ化。フジ子役を菅野美穂が演じて、20.1%の高視聴率を記録した(フジコ・ヘミング - Wikipedia参照)
*3:著書『黄色い大地悠久の村』(1993年、青木書店)、『もうひとつのチベット現代史:プンツォク=ワンギェルの夢と革命の生涯』(2006年、明石書店)、『チベット高原の片隅で』(2012年、連合出版)
*4:京都府立大学名誉教授。著書『震災・神戸都市計画の検証』(1996年、自治体研究社)、『開発主義神戸の思想と経営』(2001年、日本経済評論社)、『日本型コミュニティ政策:東京・横浜・武蔵野の経験』(2011年、晃洋書房)、『観光立国政策と観光都市京都』(2020年、文理閣)、『評伝・西山夘三』(2023年、京都大学学術出版会)等
*5:著書『軍事組織とジェンダー:自衛隊の女性たち』(2004年、慶應義塾大学出版会)、『女性兵士という難問:ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学』(2022年、慶應義塾大学出版会)等
*6:五ノ井氏の件などでしょうが、俺の記憶が確かなら、リベラル21は一度も「五ノ井氏の告発した自衛隊セクハラ」を記事にしてないと思います。リベラル21の「高齢男性連中」にとって「自衛隊セクハラ」はどうでもいい問題なのでしょう。心底呆れます。
*7:著書『憲法を守るのは誰か』(2013年、幻冬舎ルネッサンス新書)、『国家安全保障基本法批判』(2014年、岩波ブックレット)、『憲法と政治』(2016年、岩波新書)等
*8:著書『僕がメディアで伝えたいこと』(2013年、講談社現代新書)等
*9:著書『憲法の力』(2007年、集英社新書)、『中高生のための憲法教室』(2009年、岩波ジュニア新書)、『憲法問題』(2013年、PHP新書)等