いつもながら、非常識な「リベラル21」に呆れる(2022年1/5分)

リベラル21 おかしくないか、日本のオミクロン対策 ほか(盛田常夫)
 いつもながら、プレーヤー意識のない「リベラル21」に呆れる(2022年1/4分)(副題:改めて阿部治平のセカンドレイプ行為を批判する)(追記あり) - bogus-simotukareのブログリベラル21 政党の内なる民主主義について(阿部治平)を批判しましたが、今日もリベラル21を批判します。
 なお、やはり予想通り「阿部は俺のコメントを掲載拒否する」つもりのようです。予想の範囲内ですが心底呆れます。
 「コメント掲載拒否常習」の分際で良くも「自由な言論」「共生」だのほざけたもんです。「恥を知れ」と言いたい。
 さて盛田記事の何がおかしいか。
 まず第一に盛田はハンガリー在住です。第二に盛田は

◆『ハンガリー改革史』(1990年、日本評論社
◆『体制転換の経済学』(1995年、新世社
◆『ポスト社会主義の政治経済学』(2010年、日本評論社
◆『体制転換の政治経済社会学:中・東欧30年の社会変動を解明する』(2020年、日本評論社

という著書で分かるように専門は経済学(特にハンガリー経済)であり「感染症の専門家」ではありません。
 もちろん盛田が個人ブログに書くのなら奴の勝手です。
 しかしリベラル21という組織が「素晴らしい文章」扱いして掲載するとなれば話は別です。リベラル21は何故「日本在住の専門家」に寄稿を頼まないのか。
 「新型コロナ」でググれば

【著者名順】
◆黒木登志夫*1『新型コロナの科学』(2020年、中公新書)
◆宮坂昌之*2『新型コロナ7つの謎:最新免疫学からわかった病原体の正体』(2020年、講談社ブルーバックス)
◆宮坂昌之『新型コロナワクチン 本当の「真実」』(2021年、講談社現代新書)
◆横倉義武*3『新型コロナと向き合う:「かかりつけ医」からの提言』(2021年、岩波新書)

と「日本在住で、専門家(医者、医学者)の肩書きを持つ人間の著書」は複数ヒットします(他にもあるでしょうし、あげたのは例であって、あげた人間についてこだわりはありません)。
 その中から「信用できそうな人間をセレクトして原稿依頼しよう」とは何故思わないのか。
 素人の盛田の文章を載せたところで「素人の勝手な放言じゃん」で終わってしまう。
 とはいえ「何故そうなるのか」は盛田の文章を少し読むだけで分かります。盛田曰く「コロナは平均死亡率が5%だから怖くない」。
 盛田に限らず「一部のバカ」がやってる「コロナは風邪」です。なるほどこれでは、「リベラル21は専門家に寄稿を頼まない」のもよくわかります。
 ここまでコロナをなめてる専門家はまともな人間では一人もいない。俺は「上に上げた著書」を実は一冊も読んでませんが「専門家が岩波、講談社、中公新社から刊行した本がコロナをなめてる」ということはありそうにない。
 盛田は「緊急事態宣言」などがよほど気に食わないのか

エセ学問

とまで放言していますが、むしろ「えせ」は専門家でもない盛田に放言させるリベラル21の方でしょう。
 本気で「盛田が正しい」と思うのならリベラル21は「業務妨害としてコンビニ、デパートなどによって警察に通報されること」もいとわず「米国のアンチマスク派」のように「マスクは不要!」などの運動でも起こしたらどうかと言いたくなります。実際は「常連投稿者の盛田」なら原稿ノーチェックなだけで、問い詰められたら「一つの意見として掲載した、賛同してない」と言い逃れるのでしょうが。
 また盛田は「オミクロンは重症化しない」と勝手に決めつけていますが「今のところ重症化の報告がないだけ」であって「重症化しないかどうか」は現時点では「断定的にいえることではない」(もちろん重症化しない可能性もありますが)。WHOも「現時点で重症報告がないからと言って重症化しないとは現時点では断言できない」と「油断を戒めています」。
 そこでどうせ掲載拒否するのでしょうが

医学の専門家でもない盛田氏の「コロナは怖くない」などという根拠薄弱な文章を掲載しないで下さい

とコメントしました。
 さて問題は「ここまで酷い文章を載せても、特に厳しいリベラル21批判がネット上に見られないこと」でしょう(過去にこの種の酷い文章はリベラル21には多々ありますが)。
 勿論これは「その言論が正しいと評価されているから」ではなく、「リベラル21が社会的影響力皆無で世間に相手にされてないから(どうせ批判しても反省しないし、社会的影響力ないんだから無視してOKと認識されてる)」と見るべきでしょう。
 例えば「例は何でもいい」のですが何故共産党朝日新聞が「産経などウヨに悪口されるのか」といえば「一定の社会的影響力」を認めているからでしょう。

映画「翔んで埼玉」出演者ら謝罪 知事「悪名は無名に勝る」 - 産経ニュース2019.2.8
 埼玉差別が横行する世界を描いた映画「翔(と)んで埼玉」の公開を前に、主演女優の二階堂ふみさんらが7日、県庁で上田清司知事を表敬訪問した。「(埼玉を)ディスるような作品を作って申し訳ございません」と謝罪した武内英樹監督らに対し、上田知事は「悪名は無名に勝る。話題になること自体、悪くない」と余裕の表情をみせた。

小泉元首相「悪名は無名に勝ると」 内定式で竹中平蔵氏:朝日新聞デジタル2020.10.2
 人材サービス大手のパソナグループ(東京)が1日に開いた内定式で、同社会長の竹中平蔵氏が講演した。
 小泉政権下では(ボーガス注:経済財政諮問会議議員や小泉内閣総務相として)構造改革に取り組み、労働市場の緩和などを進めたが、格差拡大を招いたとの批判も根強い。竹中氏は自らを批判する声が今もネットであるとしたうえで、「『悪名は無名に勝る』と小泉元総理はなぐさめてくれた」とエピソードを紹介。「フロントランナーは傷を負うが、最初に動いた人に色々な意味で評価や利益が来る。そのことを肝に銘じて」と締めくくった。

「日本一の嫌われ者」がいま見る夢 元世界王者がプロモーターに転身:朝日新聞デジタル2021.12.15
 プロボクシング元世界3階級王者の亀田興毅さん(35)が、プロモーターとしてボクシング界に戻ってきた。16日、メルパルクホール大阪で「3150(サイコー)ファイト vol.1」を緑ジムと共同でプロモートする。
(中略)
 エンタメ路線には反発も予想されるが、「批判は気持ちいいものではないが、いろいろな意見があるので仕方がないかな、と」。
 悪名は無名に勝る。
 亀田さんの現役時代からの信念だ。

ということで「悪名は無名に勝る*4(世間に相手にされないくらいならまだ悪口された方がまし)」という言葉がありますが「悪口されない」のは「正論だから」ではなく「無名だから」という無様な存在がリベラル21です。

 私たちは護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った。

と大言壮語している連中が「社会的影響力皆無(護憲・軍縮・共生に何ら貢献していない)」の上に、いつもながら、プレーヤー意識のない「リベラル21」に呆れる(2022年1/4分)(副題:改めて阿部治平のセカンドレイプ行為を批判する)(追記あり) - bogus-simotukareのブログなど過去記事でも指摘しましたが、主要な記事寄稿者は

◆阿部治平(1939年生まれ、82歳)
◆盛田常夫(1947年生まれ、74歳)

など「70歳以上の老人ばかり」でしかも「男性ばかり(女性の寄稿者がほとんどいない)」。「リベラル21は夜郎自大」としか言い様がありません。
 多分、リベラル21も「世間にマトモに相手にされてないこと」は自覚してるでしょう。しかし「今の惨状を改善する方策もない」ので「メンツの問題からそれを認められない」のでしょう。滑稽としか言いようがない。

*1:東京大学名誉教授(医学)

*2:大阪大学免疫学フロンティア研究センター招聘教授

*3:日本医師会名誉会長

*4:竹中の場合は完全な居直りで怒りを禁じ得ませんが。