そこまでして、国会議員なんぞになろうとするかと思う(井戸正枝(まさえ))(追記あり) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
拙記事政局しか興味の無いkojitakenに悪口する(2024年5/31日分)(副題:井戸まさえが国民民主党東京4区総支部長に就任)(追記あり) - bogus-simotukareのブログをご紹介頂きありがとうございます。
以下、コメントしてみます。
兵庫1区→宮城4区→東京4区→東京15区→政党を変えて東京4区ですか。つまり彼女、地元の後援会や支援者たちとまともな関係を築けていないってことじゃないですかね。
ご指摘の通り、まともな関係を築いていたら、民主党(立民党)もこんな国替えはしないでしょうし、彼女本人や「彼女の支持者」も受け入れないでしょう。その点を「井戸ファンらしい」kojitakenは完全に無視しますが。
「原子力発電への依存度について今後どうするべきか」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「ゼロにすべき」と回答。
だそうですが、国民民主党って、原子力発電については、今年4月8日の玉木代表の発言を引用すれば、
>昨日、能登半島地震の後で初めて、志賀原発に視察に行ってきました。非常に心配されていたいくつかの点について確認ができました。結論から言うと、安全性に問題がないことを確認できました。
というわけです。全廃どころの話ではない。
ということで「過去に原発全廃を主張していた井戸が『志賀原発の安全性に問題は無い』と言う玉木代表の国民民主から何故出馬するのか?」と言う話です。これについては井戸からは未だにまともな説明がない。
これが「理屈が無茶苦茶でも井戸や国民民主を支持する層が山ほどいる」なら「当選は可能」かもしれない。
昔は岩波世界や赤旗日曜版といった左派メディアにコラムを持ちリベラル的な発言をしながら、民主党ならまだしも、後に自民党(それも第一次安倍総裁時代)から出馬し、安倍派所属で右翼的発言に励み「第二次安倍内閣文科大臣政務官、第三次安倍内閣文科副大臣、第四次安倍内閣法務副大臣」を歴任した義家弘介はその一例です(岩波や共産と付き合いがあった奴がそこまで変節できるかと義家には呆れますが)。
義家の場合は「義家が無茶苦茶でも自民党または義家を支持する層が沢山いる→義家当選」のわけです。でも井戸の場合明らかにそうじゃない。井戸自身も国民民主もそんなに支持者はいないでしょう。
井戸にいたっては地方政治家(兵庫県議)出身なわけで、たとえば東京にこだわるのであれば、都議会議員や区議会議員ならまだ当選も可能でしょう。地方政治家ではそんなに嫌なんですかね? 嫌なのでしょうが、彼女だって河村建一同様、そんなことを言える身分じゃないでしょう。お二人とも典型的な「勘違い人間」だと思います。
例えば「俺の知ってる例」だと千葉県議(共産)の浅野史子氏などは国会議員選挙出馬(千葉)を何度かしたが当選できないところ、千葉県議選挙に鞍替えし当選した*1わけですが、「どうしても国会議員になりたい病気」井戸の場合、地方議員選挙に方向転換して当選するかはともかく、そうしたことは「頭にない」んでしょうね。
まあ、河村はともかく、井戸は過去に「無戸籍児問題で著書『日本の無戸籍者』(2017年、岩波新書)、『無戸籍の日本人』(2018年、集英社文庫)を出してる」わけで「その方向(無戸籍児などの社会問題を取り上げるライター)に戻ればええやん」と思いますが嫌なんでしょうね。
彼女が松下政経塾の出身であることは知っていましたが、民主党政権時代に菅直人首相辞任後の代表選挙では、(ボーガス注:松下政経塾出身の)前原誠司*2の推薦人*3に名を連ねていたそうですからね。これはこの記事を書いていて知りました。松下政経塾の先輩だという義理でもあったのかもしれませんが、たぶん彼女は、国民民主党に移籍すること自体には、そんなにイデオロギー的には抵抗はないのかもとは思います。
kojitakenは「井戸をリベラル派扱い」してましたがその認識は怪しい。立民党での「脱原発、護憲」主張も本心ではなく「そう行動した方が自分の利益になる」という完全な党利党略では無かったのか?
【2024.6.6追記】
井戸まさえ
吉田ルイ子さん*4が亡くなった。
子どもの頃「ハーレムの熱い日々*5」を読み、私もこんな文章を書き、写真を撮りたいと願った。もちろん、今も願っている。
フォトジャーナリストの吉田ルイ子さんが死去 89歳 | 毎日新聞2024.6.6
フォトジャーナリストの吉田ルイ子(本名・吉田類子)さんが5月31日、胆管がんのため死去した。89歳。葬儀は近親者で営んだ。後日、親交のあった人たちで「お別れの会」を開く。
著書に「ハーレムの熱い日々」「南ア・アパルトヘイト共和国*6」など。
井戸まさえ
今日の授業は優生保護法の制定と改正について。
1948年に成立、発布された優生保護法は1940年の国民優生法を踏襲し、1970年代、1980年代には、中絶の「経済的理由」の削除をめぐって改正の動きが出るなど、1996年に母体保護法と改められるまで、反対、賛成それぞれの立場から様々な論争や運動が繰り広げられた。
上記の「最近の井戸ツイート」からは、井戸が未だに「女性運動家(フェミニスト)アピールしたい」らしいことがわかりますが、そういうのがアピールするのは「右翼の多い国民民主支持層」よりむしろ「リベラル派の多い立民支持層」じゃないですかね?。今更ながら「何故立民を離党し、国民民主に移籍した?」ですね。
かつ「何が何でも国会議員になりたいらしい井戸」の「どこ」が「吉田さんのようになりたい人間なんだ?」ですね。
望月衣塑子*7
母から薦められた吉田ルイ子さんの「ハーレムの熱い日々」を読み、中学生の時に新聞記者を志した。世界各地を渡り歩き、常に光の当たらない人たちを見つめ、書いて撮り続けていたルイ子さんは、本当に憧れの女性でした。
という「東京新聞記者・望月氏」ならともかく。
またそんな「女性活動家アピール」よりも「過去の言動(護憲や脱原発)と『改憲&原発推進の国民民主』から出馬することの整合性」でも説明したらどうなのか。
「吉田氏訃報」などをネタに「女性活動家アピール」すればごまかせると思ったら大間違いです。
なお、「アホ右翼」黒井文太郎は恐らく「吉田氏の名前すら知らない」のでしょうが、吉田「ハーレムの熱い日々」も、黒井が悪口した本多「アメリカ合州国」同様に米国批判著書であり、黒井のようなウヨにとっては「反米病」ですね(黒井のアホツイートについては黒井文太郎に突っ込む(2024年6月2日分) - bogus-simotukareのブログで批判しました)。
【2024.6.15追記】
井戸まさえ
元兵庫県会議員としては気になるところ。所属していた「(ボーガス注:井戸在籍当時は民主党系、現在は立民系の)ひょうご県民連合」が会派名もそのままに存続している様子も感慨深く。
隣の席だった上野*8先生のお姿も久しぶりに拝見。
【速報】半世紀ぶりに百条委員会の設置を可決、兵庫県議会 斎藤元彦知事は「重く受け止め、今後説明責任を果たす」県職員の告発文書には”知事のパワハラ、おねだり体質”(MBSニュース) - Yahoo!ニュース
兵庫県の斎藤元彦知事に対して、県の元幹部職員が「パワハラ」などとする告発文書を作成し送った件に絡み、さきほど県議会で百条委員会の設置が可決されました。
兵庫県を去って、東京に移籍した人間に今更「元兵庫県議」面されても「はあ?」ですね。
正直、井戸に1)兵庫選出の国会議員を落選した時点で、県議に復帰する意思があって、2)周囲(井戸支持者等)も「是非県議に復帰して欲しい」と言うのであれば、井戸は県議に復帰できたでしょうに。
つまりは「井戸が県議に復帰したくなかったから(国会議員にどうしてもなりたかったから)」or「周囲が井戸に戻って欲しいと思ってなかったから」井戸は復帰しなかったんですが、それを無視して井戸を持ち上げてきたkojitakenの日記には心底呆れます。
なお、「極右政党・国民民主から出馬する人間・井戸を自称リベラル、アンチ極右として支持もできないが、今更、井戸を持ち上げた自分の過去の間違いを認めるのが恥ずかしくて井戸批判もできない」「だから今後、井戸には言及しない」というのが今のkojitakenの日記のようです。
*1:例は浅野氏で無くても良く、他にもそういう例はあると思いますが
*2:鳩山内閣国交相、菅内閣外相、野田内閣国家戦略担当相、民進党代表、国民民主党代表代行等を経て無償会代表
*3:前原以外の候補(代表選に勝利した野田など)もリベラル派とは言えない面子でしたが、とはいえ「前原に投票ならともかく、推薦人」ではねえ。推薦人にならない人間も勿論多数います。
*4:著書『世界おんな風土記』(1983年、旺文社文庫)、『自分をさがして旅に生きてます』(1983年、講談社文庫)、『女たちのアジア』(1984年、旺文社文庫)、『吉田ルイ子のアメリカ』(1986年、講談社文庫)、『フォト・ジャーナリストとは』(1987年、岩波ブックレット)、『南アフリカの新しい風』(1995年、大月書店)、『わたしはネコロジスト』(2003年、中公文庫)等
*6:1989年、大月書店
*7:著書『武器輸出と日本企業』(2016年、角川新書)、『新聞記者』(2017年、角川新書)、『報道現場』(2021年、角川新書)等
*8:現在、県民連合幹事長の上野英一県議のこと