「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2024年6/17日分:島田洋一の巻)

◆島田*1ツイート

島田洋一
 麻生太郎菅義偉両氏の歴史的評価は、次の総裁選で誰を推すかで決まるだろう

 要するに「石破元幹事長、小泉jr元環境相、河野デジタル相など俺(島田)が評価しない候補*2を支持したら非難する」と言う話ですが「歴史的評価」ならそんなことと関係なく「橋本内閣経企庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)、首相、第二~四次安倍、菅内閣財務相自民党副総裁(現在)(麻生)」「第一次安倍内閣総務相、第二~四次安倍内閣官房長官、首相(菅)」等としての評価でしょう。野党支持層は否定的評価でしょうが。

島田洋一
 今日は鈴木隼人*3衆院議員(自民、東京10区)の政経セミナーで講演した。

 「ガチ右翼」か「商売右翼」かはともかく、島田のような非常識極右をよくもセミナーに呼べるもんです。

島田洋一
 (ボーガス注:都知事選落選後の)蓮舫氏(共産*4)が、都知事選で名前を売ったあと、出馬予定とされる衆院東京26区。保守層の票は松原仁*5(無所属)、今岡(自民公認)で割れる。だから左翼の票*6が自分に集まれば勝てる、が共産にすり寄った「歩く出世欲」蓮舫の計算だという

 おいおいですね。一部にそうした噂(仮に蓮舫氏が不幸にして落選した場合、衆院東京26区から出馬を検討)があるようですが、勿論真偽は不明です。そうした事態を恐れる松原関係者が「牽制発言」してるだけかもしれない。

島田洋一
 蓮舫都知事になれば、東京都教育長は前川「女子の貧困つけ込み」喜平が務めることになる。首都のモラルは完全に崩壊する

 「安倍(モリカケ桜疑惑や統一協会との癒着、安倍友「山口」のレイプもみ消しなど)というモラルのかけらもない人物」を支持し、また
いいかげん家族会も、島田洋一に対して苦言くらいは呈したらどうか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
さんざん非常識な暴言をほざいていて、自分が当事者になったら泣き言をならべる馬鹿 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
というモラルのかけらもない人物が良くもいったもんです。「こんな奴を救う会副会長にして恥じない救う会」と「それを容認する家族会」には心底呆れますがそれはさておき。
 第一に前川氏*7が「蓮舫支持」を表明してることは事実ですが、それのどこが「教育長は前川」なのか。
 第二に前川前次官の出会い系バー通いの真相 - 高世仁のジャーナルな日々(2017.6.1)が指摘するように、もはや「前川氏は出会い系バーで買春していたわけではない」が「確定的事実」でしょう。そうした反論(高世記事が紹介する週刊文春報道等)について結局、「出会い系バー」云々を最初に報じた読売新聞等はまともに反論できず、今やこんなことは前川批判に持ち出さなくなっています。
 それにしても、激怒した前川氏が提訴する可能性もあるのによくもふざけたツイートができたもんです。
 確かに前川氏は「加計告発(安倍生前)」「私(前川)が文化庁宗務課長(宗教団体を管轄)をしていたときには統一協会の改名許可なんて話はあり得なかったし、直接、宗教行政に関わることは無かったが、それ以降もそんな改名許可の話は聞いたことがない。安倍首相、下村文科相(当時)など、かなり上のレベルからの政治的圧力があったとしか思えない(安倍死後)」等で島田ら「安倍信者右翼」には嫌われてるのでしょうが。

*1:福井県立大名誉教授。救う会副会長。国家基本問題研究所評議員兼企画委員。著書『アメリカ・北朝鮮抗争史』(2003年、文春新書)、『3年後に世界が中国を破滅させる』(2020年、ビジネス社)、『アメリカ解体』(2021年、ビジネス社)、『腹黒い世界の常識』(2023年、飛鳥新社)等

*2:とはいえ、石破や小泉はともかく、河野について言えば、河野を第四次安倍内閣外相、防衛相に任命し、河野の出世の糸口を作ったのは「島田が礼賛する」安倍なのですが

*3:菅義偉内閣で外務大臣政務官

*4:原文のまま。共産の支持を受けてるとは言え、勿論蓮舫氏は「立民所属(現在は離党)」です。

*5:野田内閣国家公安委員長(拉致担当相兼務)

*6:反自民、反極右(反松原)」が左翼とは随分と歪んだ価値観です。

*7:文部省教育助成局財務課教育財務企画室長、文化庁文化部宗務課長、文部省高等局主任視学官、教育助成局教職員課長、文部科学省初等中等教育局教職員課長、初等中等教育局財務課長、初等中等教育局初等中等教育企画課長、大臣官房審議官(初等中等教育局担当)、大臣官房総括審議官、大臣官房長、初等中等教育局長、文部科学審議官等を経て文部科学事務次官。2017年1月20日に、文部科学省天下り問題で懲戒処分を受け、同日付で依願退職。著書『前川喜平「官」を語る』(2018年、宝島社)、『面従腹背』(2018年、毎日新聞出版)、『権力は腐敗する』(2021年、毎日新聞出版)、『コロナ期の学校と教育政策』(2022年、論創社)等(前川喜平 - Wikipedia参照)