「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年3/23日分:島田洋一の巻)(追記あり)

◆島田のツイート

島田洋一
 「森*1元首相の女性蔑視発言」という表現を定着させてはならない。

 森発言は「女性の多い会議は時間が長い」にしても「女性というにはお年をとってる」にしてもどう見ても「女性蔑視発言」ですよねえ。島田ごときがかばったところで何がどうなるわけでもない。というか、「拉致被害者の第三国発見発言」で森氏を敵視するウヨもいるところ、島田がそうではないらしいのが興味深い。

島田洋一
 何となく通った過去の付帯決議を金科玉条視するのではなく、立法府らしくしっかり議論すべきだ。
蓮舫氏 旧宮家の男系男子の皇籍復帰「立法府の意思は女性宮家の創設」 - 産経ニュース
 立憲民主党蓮舫代表代行は24日の記者会見で、安定的な皇位継承の在り方を検討する政府の有識者会議で旧宮家の男系男子の皇籍復帰が議論の対象に決まったことに関し、「否定はしないが、立法府(国会)の意思は女性宮家の創設だと理解している」と述べた。
 蓮舫氏はその根拠として、「女性宮家の創設等」の速やかな検討を政府に求めた平成29年成立の譲位特例法の付帯決議を挙げた。

 吹き出しました。自民が反対すれば付帯決議は通らないわけで「何となく」ではない。要するに内心では自民だってほとんどの議員はおそらく「女帝以外にないだろ」「自民支持層だって極右以外は女帝をもはや容認してる」と思ってる。でも「当面は悠仁君がいるし、女帝賛成と言ってウヨ支持層に非難されたくない」と一方では思ってる。
 そして「付帯決議は本文(譲位特例法で意味があるのは、明仁氏の譲位を認めた部分)と違って法的拘束力は無いし、付帯決議も『検討しろ』とは言ってるが、『導入しろ』とは言ってないからいくらでも女帝反対派(日本会議など)に言い訳できる」で賛成したんでしょう。まあ、安倍信者の島田としては「何でこんな付帯決議を当時の自民は認めた!」とは言えないんでしょう。これが民主党政権なら勿論、「宮沢内閣(天皇訪中や河野官房長官談話)」など島田が敵視してる内閣なら自民党政権ですら悪口雑言でしょうが。

島田洋一
 海外の事情通は「日本は中国をひどく恐れている」と見ている。半可通は「日本は中国の仲間」と見ている。政府が口ごもっでも議会が声を上げれば救いがあるが、与党代表の二階氏は骨がらみの媚中派。(ボーガス注:最大)野党代表の枝野氏は見識、勇気ともにゼロの迎合主義者。話にならない

 安倍が首相を辞めたら随分とまあ躊躇無く政府、自民党を「中国に弱腰だ」と批判するもんです。二階氏は安倍政権時代から「自民党幹事長」であり、現首相・菅は「第二~第四次安倍内閣官房長官」なのに。

島田洋一
《アイデアを出し合う内輪のやり取りを告げ口した人の何と卑怯なことか。「女性の容姿を侮辱」などと歪曲*2して伝えるメディアも情けない》。その通りだ。「卑怯者」とまで言われているのだから、その人物は名乗り出て堂々と反論したらどうか。
【思ふことあり】スポーツジャーナリスト・増田明美 的外れな告げ口に対抗を(1/2ページ) - 産経ニュース

 スポーツ業界のしがらみ(つうか利権)からそこまで「五輪組織委員会」や佐々木に媚びへつらうかと思うと増田には「その程度の人間だったのか」「もう少しまともかと思っていた」と心底呆れますね(島田には今更呆れませんが)。
 というか、当事者の佐々木が「すみませんでした」と謝罪して辞任したのに、増田や島田に「すぐに撤回したから佐々木さんは辞めなくていい」「1年も前のことを蒸し返す方がおかしい。そんなことでは怖くて何も言えない」「むしろマスコミに告げ口した人間が許せない、しかも匿名なんて卑怯者だ。『人を呪わば穴二つ』、いずれ報いが来るだろう(私、増田が正体を突き止めて『お仲間』と一緒に報復してやるという恫喝ですか?)」「佐々木さんは余人に代えがたい人物、佐々木さんの辞任が惜しい」などと言われても佐々木もありがた迷惑でしょう。

【追記】
東京五輪めぐり増田明美と有森裕子が論争! コロナを無視して開催を主張する増田のスポーツ至上主義に有森が「社会への愛が足りない」|LITERA/リテラ
 俺的に「増田*3の株が大いに下がり」、一方で「有森*4の株が大いに上がりました」。
 まあ有森の場合「メダルを取ってるからこそ」、先輩である増田(メダルを取ってない)の批判もしやすいという面はあるのでしょうが。

*1:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*2:増田と島田には心底呆れますね。どこが歪曲なのか。

*3:1984年ロス五輪女子マラソン日本代表。日本陸上競技連盟評議員

*4:女子マラソン1992年バルセロナ五輪銀メダル、1996年アトランタ五輪銅メダル。スペシャルオリンピックス日本理事長。著書『やめたくなったら、こう考える』(2012年、PHP新書