今日の産経ニュースほか(2024年6/20~23日分)

丸広百貨店の東松山店が閉店へ 老朽化や売り上げ減少 [埼玉県]:朝日新聞デジタル

 丸広百貨店(本店・埼玉県川越市)の東松山店が、建物の老朽化や売り上げの減少のため、8月に閉店することになった。現在地に店を構えて半世紀以上。地元からは中心市街地の空洞化を懸念する声があがる。

 「駅前や中心市街地等の百貨店閉店(一方で郊外のショッピングモールは盛況)」は近年珍しくないですが、丸広は「埼玉を代表する地場百貨店」で「この百貨店も町の商店街の中心(閉店すれば当然悪影響が出る)」ですし、埼玉県民として複雑な思いを禁じ得ませんね。郊外のショッピングモールは「車がないと行けない(いわゆる買い物難民問題)」ですしね。
 また、丸広だけで無く、コメント欄でご指摘がある八木橋も含めて「今後、ダイエーヤオハンなど倒産した小売りのようにならないか」という不安も感じますね。
 なお、今、県外の人間に「埼玉県の企業」を聞けば出てくる名前は「丸広」「八木橋(コメント欄のご指摘)」ではなく、全国に出店したり、キー局でテレビ、ラジオCMを流したりして県外の人間にもなじみがある「ヤオコー(スーパー)」「しまむら(衣料品小売り)」「日高屋町中華、埼玉県日高市がルーツ)」辺りじゃ無いか。
 どれ一つとして俺(1970年代生まれ)が子どもの頃(1980年代)は今ほどの大企業では無かったので、まさに時代の流れを感じますね。


8月で姿消す百貨店、70年の歴史に幕 10年で売り上げ4割減る 「中心街の集客落ちるのでは」「買い物不便に」の声 26日から閉店セールも(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース

 閉店後は8月23日から市内のビバモール東松山店2階に「まるひろminiビバモール東松山店」を開き、ギフトを中心に手がけるという。

 ということで丸広東松山店は「ビバモール東松山*1」等競合他社(ビバモールはショッピングモールであって百貨店ではないので、ここでの「競合他社」とは小売りという意味で百貨店という意味ではありません、)に敗れたわけです(他にもヤオコー東松山店等、丸広東松山店の客を奪った同業他社は色々あると思いますが)。
 「自分たちを閉店に追い込んだ同業他社の一角」に「ギフトコーナー」というのも複雑な思いはあるでしょう。
 8月で姿消す百貨店、70年の歴史に幕 10年で売り上げ4割減る 「中心街の集客落ちるのでは」「買い物不便に」の声 26日から閉店セールも(埼玉新聞)のコメント一覧 - Yahoo!ニュースにも

◆先日妻と東松山の丸広に行きましたが、店員さんの数もぎりぎりまで削減されている様子でした。妻があるブランドの化粧品について相談したくても、対応できる方がいない状態でした。デパートなのにこれでは先は短いなと感じましたがやはりでした。ここの丸善は自分は好きでしたし、妻は川越になくて東松山にあるブランドの衣類もあったとのこと。閉店はやはり残念です。あくまで個人的意見ですが丸広自体どこかの傘下に入る覚悟が必要かもしれません。
丸広百貨店は川越店も子供服売り場が大幅に縮小して、以前は広かった授乳室も更衣室みたいな小さい個室だけになったりと若い世代の集客を諦めたような店に変わってしまった。屋上遊園地の終焉以降はファミリー層を視野に入れていない感が如実だ。
店内も後期高齢者ばかりで、あのお年寄り客が通わなくなったらお店の運営も時間の問題だと思う。
◆今後、川越本店以外の丸広は厳しいかろう。川越も駅から離れた本店と駅前のアトレマルヒロ、二つは縮小を続けるパイに対して供給過多だろうね。いずれどちらかに集約することになるのではないか。耐震補強を施工した本店は古いが、百貨店には珍しくひろい平面駐車場を備えている。遠くない将来、駅前のアトレから丸広は撤退するかもね。

等厳しいコメントが多いですね。


<主張>通常国会の閉幕 「国の根幹」進まなかった 社説 - 産経ニュース
 「国の根幹=九条改正」ですが、それは産経の勝手な価値観にすぎません。


<主張>沖縄慰霊の日 史実を歪めず追悼したい 社説 - 産経ニュース
 例の「牛島の辞世」について「何の問題も無い」と強弁する産経にはいつもながら呆れます。


テレビ北海道が別人映像を容疑者として報道 北海道・旭川の女子高生殺害 - 産経ニュース
 そもそも容疑者の写真を必死に探し出して放送しようとすること自体が「無用な行為」ではないか。


「現在のような状況引き起こすとは思っていなかった」接見で安倍氏銃撃事件の山上被告 - 産経ニュース

 弁護団によると、被告は「(宗教)2世の人たちにとって良かったのか悪かったのか分からない」と述べた。

 いやむしろ「宗教二世にとっては大変良かった」のでは?。「山上の安倍暗殺」無しで「統一協会やエホバなどの宗教二世問題」が

荻上チキ*2編『宗教2世』(2022年、太田出版
NHKスペシャル シリーズ“宗教2世” 神の子はつぶやく|番組|NHKアーカイブス

等として注目されたかどうかは残念ながら怪しいでしょう。というか、山上は「私は安倍を絶対に許せなかった、殺すしか無かった。安倍殺害が社会に与えた影響は私の知るところではない」と言うかと思っていました。


藤井聡太が8冠から陥落、全タイトル保持の難しさ 羽生善治や井山裕太も1年以内に失冠 - 産経ニュース
 タイトルにもあるように羽生も「短期で全冠制覇からは陥落」なので、やむを得ないのでしょう。藤井に勝利した側を讃えるべきなのでしょう。


内閣不信任案「茶番には付き合えない」 採決棄権のれいわが声明 - 産経ニュース
 こんなことを言って目立とうとするれいわの方がよほど茶番でしょう。確かに

岸田内閣不信任決議案を自公の反対多数で否決。自民は政治資金を「禁止禁止の野党は無責任」というが、政党交付金制度導入の際に企業・団体献金は全面禁止になるはずだった。二重取りを永遠に続ける与党こそ無責任だ - Everyone says I love you !
 泉健太代表になってからずっとそうですが、内閣不信任案を出すタイミングが、まさしく「やったふり」です。
 だって、本当に泉氏が自公維が作った政治資金規正法「改正」案が正しい処方箋じゃないと考えるなら、なぜ、同法案の採決、党首討論、そして翌日の内閣不信任決議案提出なんですか。
 まず党首討論をして、岸田首相に政治改革の意思なしとなれば、即座に内閣不信任案を出して、政治資金規正法「改正」案の採決を止めるべきじゃないですか。
 その採決には協力しといて、あとから党首討論だの内閣不信任案だの出しても、アリバイつくりでしかないんですよ。
 さすが「維新八策」大好き泉です。

も批判するように「最後に不信任案」とは「立民は茶番」かもしれませんが、不信任案を提出した立民の思惑に関係なく、れいわが「政権不支持」なら案に賛成すべきです。まあ、れいわがこんなことをやる理由は予想が付きますが。
 三春充希氏のツイート等で分かりますが、立民、共産支持率が「微増にすぎない*3」とはいえ増加傾向にあるのに対し、れいわの支持率は明らかに低迷(横ばいor微減)しています。「不信任案に賛成しても立民や共産に埋没するだけ」と思ってるのでしょうが、むしろそうした態度が支持率を下げていないか。

*1:ホームセンタービバホーム、食品スーパー「生鮮市場トップ(マミーマートの別形態)」、ドラッグストア「ウエルシア」等(1F)、フードコート、100円ショップ「セリア」、「服のタカハシ」等(2F)がある(スーパービバホーム東松山モール店|ホームセンター ビバホーム DIYからリフォームまで暮らしをもっと快適に!参照)。

*2:「ストップいじめ!ナビ」代表理事。著書『ネットいじめ』(2008年、PHP新書)、『検証東日本大震災の流言・デマ』(2011年、光文社新書)、『いじめを生む教室』(2018年、PHP新書)等

*3:とはいえ、一方で維新の支持率が微減傾向にあることから「一時、維新に負けていた支持率」が維新に勝利し、徐々に引き離しつつあることは立民にとって朗報ではあります。