今日の産経ニュース&しんぶん赤旗ニュース(2021年5月11、12日分)(副題:コロナ問題で色々)

改憲許さぬたたかいさらに/国民投票法改定案 衆院可決

 参院での審議を国民の世論と運動で包囲し、国民投票法改定案の強行を許さないたたかいを急速に広げるときです。

 といったところで「衆院での採決に応じた立民」を共産党はろくに批判しないのだから

◆ならば、立民を批判しろよ
◆立民を批判しないでそんなこと言っても説得力皆無だろ。そもそも立民が衆院での採決に応じてそれを共産も容認して『野党共闘は今後も続ける』なんて言ってるんだから強行採決じゃないだろ(もちろん共産執行部への皮肉、嫌み)
参院でまた立民が採決に応じても何も批判しないんだろ。それでどこが『参院での採決を許さない』なんだよ。どう「急速に広げる」んだよ。
◆『国民の世論と運動』とやらを信用してないのは立民べったりのあんたら共産執行部だろ?

という反感しかないですね(とはいえ『既存の政党では一番評価できる』ので共産支持は今後も続けますが。俺も『共産支持は辞める』と言うほど『大人げない人間』ではなく、その程度には現実主義です)。


東京五輪組織委の橋本会長「IOC理事会の全面支持得た」 参加後の会見で - 産経ニュース
 「だから何だ?」ですね。バッハの日頃の言動を見ていれば何の意外性もない。そんなことでコロナ禍での五輪開催強行が正当化できるわけもない。


競泳・池江選手への五輪辞退強要 加藤長官「あってはならない」 - 産経ニュース
 そもそも誰も強要してませんのでねえ。むしろ「池江への同情」を利用して五輪開催を強行しようと未だに考えてるらしい加藤官房長官ら政権与党のゲスさに心底呆れます。


医療費負担増、衆院通過 75歳以上に2割枠新設 - 産経ニュース
 このコロナ禍の中「医療負担を軽減する(コロナ禍の今限定だとしても)」のならともかく「負担を増やす」というのだから全く正気ではありません。


内閣不信任案「提出できず」は月内の緊急事態宣言中 立民幹部が釈明 - 産経ニュース
 「枝野がびびってる、ヘイ!ヘイ!ヘイ!、解散されたら負けるとびびってる!」と自公の政治家に言われたからといって必死に「びびってない!」と言い訳しなくても良いでしょうに。そんなことをしても「図星をつかれたからみっともなく言い訳してる!」「皆さん、枝野・立憲民主はそんな腰抜け政党です」と更に自公から小バカにされるだけです。「自民、公明がどういう言おうが私の知ったことではない」「私の主張はまともな人間なら理解してくれると思ってる」とドーンと構えてれば良いのに、どんだけアホなんでしょうか?
 しかも「今国会中にコロナが終息すれば提出する用意がある」というのだから「枝野ら立憲民主執行部はアホか」ですね。
 何がアホか。まず第一に「コロナが深刻な状況で政治空白を作れない」と枝野が言ってる以上、そんなことはいちいち説明しなくてもこっちもわかっています(そうした枝野の主張をどう評価するかはひとまずおきます)。説明しなくても分かることを「わざわざ説明すれば」、「本当は解散されたら負けると思ってるからではないか」とか「世間が立憲民主をどう思うかというイメージ(そしてそれが選挙にどう影響するか)にそこまでこだわってみっともない言い訳をするなんて、信念がないのか。大事なのは自らの政治理念では無くて、イメージや選挙の勝ち負けだけか」と思われてかえって逆効果でしょう。どんだけ枝野も小心者なのか。
 しかも「枝野本人が釈明する」ならともかく、「そんなことをしたら恥ずかしい」とでも枝野が思ってるのか、枝野の子分である安住*1国対委員長が「枝野代表曰く」と伝言ゲームですから呆れます。これまた「何故、枝野自身が自分で言わないのか」「都合が悪くなったら『安住の勝手な憶測』と安住を切って捨てるためか」と馬鹿にされるネタになる(もちろんこうした言動は安住が勝手にやっているわけでは無く枝野の了解を得た上でしょう)。
 第二に「今のコロナ状況」で「国会会期中(つまり今から約1ヶ月後の6月中旬まで)にコロナが終息する」と枝野は本気で思ってるのか。俺にはとてもそんな事があるとは思えませんが。第三に国会会期中にコロナが終息するようならそれこそ「五輪は開催可能」でしょう。枝野が主張していた「7月に五輪が開催できるか疑問、延期ないし中止の決断をすべきだ」との整合性はどうなってるのか。こんな「馬鹿野郎」が最大野党党首だというのだから「日本政治の不幸」を嘆かざるを得ません。


枝野氏、中途半端な対決姿勢 首相追及も「現状で内閣不信任案出せず」 - 産経ニュース
「不信任案投げてしまうのは…」 自民・佐藤総務会長が枝野氏批判 - 産経ニュース
自民・世耕参院幹事長、立民・枝野代表発言「不思議な感覚」 - 産経ニュース
 ならば、枝野が不信任案を出せば何というのかと言えば、おそらく枝野が危惧するように「内閣総辞職にせよ、解散にせよ、一時的に政治空白が生まれる、このコロナ禍で無責任だ」というのでしょうから、無責任でデタラメですね。
 今回は「解散されたら選挙に勝てないと思って枝野がびびってる!」と言った方が国民なり、自民支持層なりの受けが良いと思って枝野をけなしてるだけでしょう。
 個人的には、こんなことを言うくらいならまだ「枝野氏が安心して不信任案を出せるようにするためにも、国民の不安を除去するためにも、スムーズなワクチン接種などで一日も早くコロナを終息させたい」と言った方が「まだマシ」だと思います。結局なんでそう言わないかと言えばワクチン接種時期などの見込みがまるで出来ず「言えないから」という酷い話でしょうが。


公明・山口代表「内閣信任と受け止める」 立民・枝野氏発言で - 産経ニュース
 枝野の主張の是非はともかく『深刻なコロナ禍の中、政治空白を作っても構わないと国民に思われたくないby枝野』のどこが「政権の信任」なのか。ここまで公明党も道徳的に劣化したかと思うと絶句しますね。枝野はむしろ「菅政権」に対し「他の問題はともかく、コロナ問題では与野党ともに知恵を出し合うべきだ(菅政権の主張で道理のあるものは野党の我々も支持するが与党の菅政権も野党の主張について正当な物は受け入れるべきだ)」としており「無条件で菅政権を支持する」なんて言ってないのに。


高橋内閣官房参与「さざ波」ツイートに公明・山口代表が苦言 - 産経ニュース
 「高橋参与を更迭すべきだ」「国民の信頼を大きく失った彼が参与を続けて、一体何が出来るのか」などといえない当たりは所詮、自民の「下駄の雪」公明党です。


河野ワクチン相「焦らずお待ちを」 愛知・西尾の優先予約指示で - 産経ニュース
 「どこまで脳天気なのか」と殺意すら覚えますね。焦らず待てば打てるのか?。そんな保証はどこにもありません。
 「焦らなければ打てない」という危機感を生みながら「これこれこの時期に必ず打てます、そういうきちんとした計画を立てています」という具体的なスケジュールを示しもしないで良くもふざけたことが言えたもんです。河野太郎の父親「洋平」も、息子と同レベルのクズだったんでしょうか。


加藤官房長官「誠に遺憾」 スギHD会長にワクチンで便宜 - 産経ニュース
 「他人事か、手前!」ですね。
 まともにワクチン接種が出来ないからこそこういう「コネで早く打とう」とする動きが出るのでは無いのか。「こうした動きが出たことは菅政権のワクチン接種がスムーズに進んでないことに大きな原因がある。菅政権の力不足を心から恥じてる」位のことも言えないのか。


大阪・茨木市、ワクチン接種求める高齢者殺到で窓口予約中止 - 産経ニュース
 日本のコロナ対応の酷さには絶句しますね。もちろん「個々の自治体(例えば今回の茨木市)にも問題はある」でしょうがもはや自治体に丸投げするのでは無く、国、つまり菅政権こそがまともな対応を計画し、その計画に沿って自治体を指導すべきでは無いのか。
 「緊急事態条項改憲(下村政調会長など)」なんて馬鹿なことを言ってる暇があったら、そうした対応にこそ頭を使えと言いたい。

*1:野田内閣財務相民進党国対委員長岡田代表時代)、代表代行(蓮舫代表時代)などを経て立憲民主党国対委員長