誰が総理になっても拉致問題を前に進めなければならない【調査会NEWS3859】(R6.9.27)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro
自由民主党の総裁に石破茂衆議院議員が選出されました。これに対し保守系の方々からは不満もあるようですが、拉致問題についてはそんなことで一喜一憂すべきではないと思います。
救う会は建前では「右翼運動ではないはず(実態は明らかに右翼運動ですが)」なのに「保守系」云々なんて言葉が躊躇なく出ることには呆れます。
批判もされている(ボーガス注:石破氏の)日朝連絡事務所設置ですが、そもそも相手が認めるかという問題は別として、私は一つの選択肢であると思いますし、それは昨日の野田立憲民主党代表への要請文にも書きました。ただしあくまで官民による事務所ということで私も含め*1民間の人間も入るというのが前提です。
おいおいですね。「財界関係者(日朝ビジネス)」「朝鮮総連関係者」等ならまだしも、荒木ら拉致右翼なんか入れるわけがないでしょう。本気で入る気なのか、そんな主張は北朝鮮や日本政府(与党や外務省等)が受け入れないと思って、事務所設置の妨害目的で言ってるのかはともかく。
交渉するにしてもその相手が(ボーガス注:重病のため?)残り時間2〜3年と言われる金正恩である必要はありません。
おいおいですね。重病説があるとはいえ、あくまで「噂」にすぎませんし、彼が「政府トップ(朝鮮労働党総書記、北朝鮮国務委員長)」である以上、「病気辞任した石橋*2首相」「在職中に病死した大平*3首相、小渕*4首相」等のように、彼が役職を辞めるか、死去し「別の人間(例えば妹の金与正)が新たなトップにならない」限り、外交相手は彼に決まっています。
残念ながらもう一つ訃報です【調査会NEWS 3855】(R6.9.24)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro
先週石原倫理常任幹事の逝去*5についてお伝えしたばかりだったのですが、続いて本日(9月24日)、東広島市に住んでいた水島範恭(みずしま・のりやす)幹事が亡くなりました。石原さんと同じくガンとの闘病の末で(中略)調査会役員の物故者は三宅博さん*6・藤沢忠将さん*7・上野一彦さん・石原倫理さんに続いて5人目です。ある意味皆さん「戦死」とも言えるでしょう。
くだらないお涙頂戴であり、拉致の解決には全く関係ない『どうでもいい話』です。
北朝鮮は日本人拉致被害者全てを把握しているのか(R6.9.24)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro
(ボーガス注:拉致を実行した工作機関を十分管理してるか分からない(工作機関が上層部を無視して勝手に動いた可能性がある)ので)北朝鮮当局はおそらく日本人拉致被害者を完全には把握していないと思います。
「おいおい」ですね。ならば荒木にとって「拉致の解決」とは何を意味するのか?。そもそも「可能な限り拉致被害者を取り戻す」だけの話であって、「把握していない」云々と「拉致の解決はあり得ない(だから交渉は無意味?)」かのように言い出すのは無茶苦茶です。
若い層に拉致問題をどう伝えるか(R6.9.23)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro
そんなことが拉致問題の解決と何の関係があるのかと呆れます。
(まあ伝えるべきは若い層だけでなく、中高年以上の層にも伝えるべきですが)例えば
「関東大震災の朝鮮人虐殺を若い層にも伝え、あのような外国人差別や、災害時の流言による犯罪行為が今後起きないようにしよう」
「日中戦争、太平洋戦争の悲惨さを若い層にも伝え、二度と日本政府が戦争を起こさないようにしよう」
「広島、長崎原爆の悲惨さを若い層にも伝え、核廃絶を目指そう」
「東日本大震災での津波被害を若い層にも伝え、ああした津波被害が二度と起きないようにしよう」
「公害事件(例:水俣病)や薬害事件(例:エイズ薬害)を若い層にも伝え、そうした被害が二度と起きないようにしよう」
「スリーマイル、チェルノブイリ、福島の原発事故を若い層にも伝え、脱原発を目指そう」
等のようなことは拉致にはあり得ない。
今後、北朝鮮が拉致を実行することはあり得ない。あり得ない以上「拉致を伝えて予防する」という事があり得ない。
また拉致解決は「北朝鮮と外交して解決する」以外に道は無いし、そうした外交交渉において「若者が拉致を知ってるかどうか」などどうでもいい話です。
なお、現状は「若い層」以前の話ですね。
「小泉訪朝(2002年)」をリアルタイムで見ている世代(俺もその一人ですが)も、多くはもはや拉致に関心などないでしょう。拉致解決の見込みがないからです。マスコミも「9月17日(小泉訪朝の日)」ですら拉致についてろくに報じない(そもそも小泉氏も既に政界引退しましたし)。
拉致解決の展望が出てくれば、マスコミも頼まなくても拉致について報じるし、マスコミが報じれば若い世代も自然と知ります。
*1:「私も含め」と躊躇泣く言える辺りが酷い。何様のつもりなのか?
*2:吉田内閣蔵相、鳩山内閣通産相等を経て首相。後任首相は岸外相
*3:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、蔵相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)等を経て首相。後任首相は鈴木自民党総務会長
*4:竹下内閣官房長官、自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相等を経て首相。後任首相は森自民党幹事長
*5:石原の死去に触れた荒木記事命の重さ【調査会NEWS3853】(R6.9.16)|荒木和博ARAKI, Kazuhiroには「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2024年9/17日分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログでコメントしました。
*6:1950~2017年。八尾市議(1999~2009年)、衆院議員(2012~2014年:維新の会→次世代の党)を務めた。また特定失踪者問題調査会常務理事、頑張れ日本!全国行動委員会大阪支部代表を歴任(三宅博 (政治家) - Wikipedia参照)
*7:名古屋市議(自民)。現在は妻の藤沢ちあきが地盤を引き継いでいる(藤沢ちあきオフィシャルサイト|名古屋市会議員参照)。まあ自民党議員でも特定失踪者問題調査会役員になるような人間はさすがに少数派でかなりの極右でしょうが。