<主張>大学の統廃合答申 質の向上へ待ったなしだ 社説 - 産経ニュース
大学統廃合に「絶対反対」とは言いませんが、「統廃合した場合の学生や地域に与える悪影響」を考えれば安易に「統廃合すればいい」といえる話ではないでしょう。
特に国立大の場合、その前に「財政再建」を理由に減らす一方の「大学への交付金」をきちんと予算措置すべきではないのかという問題があります。
女性たちがいかに生きるかに視点 異色の〝恋愛〟映画「早乙女カナコの場合は」ほか3本 シネマプレビュー 新作映画評 - 産経ニュース
◆「早乙女カナコの場合は」
恋愛映画のヒットが続く中、異色の恋愛ものの登場だ。いや、これを恋愛映画と呼んでいいのか。
柚木麻子*1の小説「早稲女、女、男*2」を大胆に再構成。大学で出会った早乙女カナコ(橋本愛*3)と長津田啓士(中川大志*4)の10年にわたる関係を、独特のテンポ感と映像感覚で描く。
男たちと女たちの関係性を描きながら、その視線は一貫して「女たちがいかにして自立して生きるか」に注がれている。女性映画というくくり方がまだ許されるなら、そう呼んだ方がいいのかもしれない。感涙だけの恋愛映画とは一味も二味も違う。
俺的には「いつも」とは何故か言ってることがまるで違う「フェミニズム(?)」産経(2025年3/4日分) - bogus-simotukareのブログの続きですね。
柚木小説は未読、映画も未見なので評価できませんが、映画評、特に赤字部分は俺的に「まるでフェミ系の女性雑誌のよう」で意外な気がします。
最近の恋愛映画のヒットについてはググってヒットした以下の記事を紹介しておきます(他にも恋愛映画のヒット作品はありますが)。
オリジナル恋愛映画「ファーストキス 1ST KISS」 「面白いエネルギーある」 主演・松たか子に聞く | 毎日新聞(福岡版)2025.3.14
オリジナル恋愛映画「ファーストキス:1STKISS」(坂元裕二*5脚本、塚原あゆ子*6監督)が公開中だ。口コミの力なのだろう。週末興行成績は4週目(2月28日~3月2日)にして、初登場以来のトップに返り咲いた。福岡を訪れた主演の松たか子*7に聞いた。
結婚15年、長く不仲だった夫の駈(かける)(松村北斗*8)が鉄道事故で死んだ。残された妻のカンナ(松)はタイムトラベルできる術を手に入れ、駈の将来を変えようと力を尽くす。
「ラストマイル」(2024年)などのヒットを手がけ、日の出の勢いの塚原監督については「脚本を大事にしつつ、ご自分のアイデアを次から次へと出される方です。言葉にしたことを確実に形にするパワーを感じました」と話す。
オリジナルとは一瞬意味が分かりませんでしたが
【現在公開中の恋愛映画(上映中の恋愛映画 - 映画.com参照、映画タイトルのあいうえお順)】
◆「雨の中の慾情」
つげ義春の同名漫画の映画化
◆「お嬢と番犬くん」
はつはるの同名漫画(『別冊フレンド』(講談社)に連載中)の映画化。ヤクザ組長の孫娘(映画では福本莉子*9)と、その世話係である若頭の恋愛模様を描くラブコメディ。
◆「顔だけじゃ好きになりません」
安斎かりんの同名漫画(『花とゆめ』(白泉社)に連載中)の映画化
◆「早乙女カナコの場合は」(既に紹介しましたが)
柚木麻子の小説『早稲女、女、男』(2015年、祥伝社文庫)の映画化
◆「誰よりもつよく抱きしめて」
新堂冬樹の同名小説(2008年、光文社文庫)の映画化
等、「映画化を前提にしていない小説、漫画」の「映画化」ではなく、映画のために書かれた「オリジナル脚本(坂元裕二)による映画」と言う意味でしょう。
なお、小生は最近は映画はまるで見ていませんし、今回紹介(?)の上記「恋愛映画」も多分「全て見ません」。
*1:1981年生まれ。2008年、『フォーゲットミー、ノットブルー』(後に柚木『終点のあの子』(2012年、文春文庫)に収録)でオール讀物新人賞を、2015年 、『ナイルパーチの女子会』(2015年、文藝春秋→2018年、文春文庫)で山本周五郎賞を受賞。2013年に『嘆きの美女』(2011年、朝日新聞出版→2014年、朝日文庫)が、2015年に『ランチのアッコちゃん』(2013年、双葉社→2015年、双葉文庫)がNHKBSプレミアムでテレビドラマ化(柚木麻子 - Wikipedia参照)
*3:1996年生まれ。2013年、 ヒロイン・東原かすみ役を務めた映画『桐島、部活やめるってよ』(2012年公開)の演技が評価され、キネマ旬報新人女優賞、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞(橋本愛 (1996年生) - Wikipedia参照)
*4:1998年生まれ。2019年に映画『坂道のアポロン』、『覚悟はいいかそこの女子。』(いずれも2018年公開)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞(中川大志 (俳優) - Wikipedia参照)
*5:1967年生まれ。脚本家。脚本作品にフジテレビドラマ『東京ラブストーリー』(1991年)、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年、行定勲監督との共同脚本)など(坂元裕二 - Wikipedia参照)
*6:番組製作会社「TBSスパークル(TBSの子会社)」エンタテインメント本部ドラマ映画部エグゼクティブクリエイター。2021年、TBSドラマ『MIU404』(2020年6~9月)の演出によって芸術選奨新人賞放送部門を受賞。『MIU404』の映画版である『ラストマイル』(2024年公開)で報知映画賞監督賞受賞。監督作品にTBSドラマ『グランメゾン★東京』(2019年10月~12月)、映画『グランメゾン★パリ』(2024年公開、ドラマ『グランメゾン★東京』の映画版)等(塚原あゆ子 - Wikipedia参照)
*7:1977年生まれ。映画『東京日和』(1997年公開)で報知映画賞新人賞を、映画『隠し剣 鬼の爪』(2004年公開)で報知映画賞主演女優賞を、映画『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』(2009年公開)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、キネマ旬報主演女優賞、報知映画賞主演女優賞を受賞(松たか子 - Wikipedia参照)
*8:1995年生まれ。男性アイドルグループSixTONESのメンバー。映画『ホリック xxxHOLiC』(2022年公開)で日本アカデミー賞新人俳優賞を、映画『夜明けのすべて』(2024年公開)でキネマ旬報主演男優賞を受賞(松村北斗 - Wikipedia参照)
*9:2000年生まれ。2016年開催の「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリ受賞。2023年に映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(2022年公開)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞(福本莉子 - Wikipedia参照)