今日の産経ニュース(2025年7/8~7/12分)(副題:排外主義を批判するほか)

中7―1広 中日が3連勝、大野が3年ぶり完投で5勝目 広島は投打に振るわず5連敗 - 産経ニュース
 「阪神の首位独走」に貢献する「広島(4位)の酷い成績(現在、5連敗(阪神に3連敗、中日に2連敗))」です。これは2位巨人、3位DeNAも同じですが。
 何せ「2位巨人」ですら「40勝40敗3分け(7/11時点)」で貯金ゼロだから呆れます(一方で阪神は7/11時点で貯金17)。およそ2位の成績ではない。
 パリーグでは「4位西武」ですら「40勝39敗1分け(7/11時点)」で貯金1なのに。
 数字でみれば阪神は「得点286(リーグ最多)、失点181(リーグ最少)、失策33(リーグ最少)(7/11時点)」で「たくさん点を取って、一方で点を奪われない」という当たり前のことが出来てるから「強いのだ」ということがわかります。


神3―6ヤ ヤクルトは二回に一挙6点、内山が満塁本塁打 阪神は連勝が11でストップ - 産経ニュース
 むしろ「11連勝もしていたこと(そしてその連勝を止めたのが最下位ヤクルト)」が驚きであり、「首位日本ハムがやや優位」とはいえ7月11日時点でゲーム差は1.5ゲームと小さく、混戦状態のパリーグに対し、セリーグは「首位阪神(49勝32敗2分け(貯金17)、勝率0.605)」と「2位巨人(40勝40敗3分け、勝率0.5)」が8.5ゲーム差(なお、パリーグ首位日本ハムと2位オリックスが1.5ゲーム差、4位西武が8ゲーム差)という「阪神独走状態(現状では巨人が阪神に直接対決で3連勝して3ゲーム縮めても5.5ゲーム差。しかも過去の対戦成績を考えれば巨人の2勝1敗がいいところで、3連勝は考えがたい)」で「阪神ファン以外には全く面白くない、つまらない状態(阪神が今後連敗を重ね、巨人等が連勝を重ねない限り、阪神の首位が動かない。もはやクライマックスシリーズでの阪神打倒、下剋上以外に楽しみが無い)」になっています。交流戦前は確かここまで酷くなかった(確か、直接対決で阪神に2勝1敗すれば首位を奪える程度のゲーム差)んですがね。果たして巨人以下がどれほど追いつけるか。


「移民推進団は大噓」れいわ山本代表が参政党を名指し批判 拡散のSNS情報を全否定 - 産経ニュース
 参政党の排外主義を批判するのではなく、「れいわは移民推進ではない」としか言わない辺り「排外主義に対決する気があるのか?」と呆れます。こういう辺りを「共産に批判的で、れいわに肯定的らしいinti-sol氏など」はどう理解するのか。
 なお、「れいわ新選組さん 反国家主義と排外主義の融合という意味不明領域に突入。」(ロジャー鱒男氏のXより) - kojitakenの日記は俺同様「れいわは排外主義に批判的ではない(むしろ迎合してるのでは?)」とれいわを批判しています。


石破首相「日本人が23区で部屋を持てないのはおかしい」 外国人の不動産投機実態把握へ - 産経ニュース
 排外主義を煽るなと怒りを禁じ得ませんね。
 第一に「外資を誘致した」のは、「マンション価格高騰を放置した」のは「誰なのか」。石破ら自民党でしょうに。
 第二に「マンション価格高騰」は「価格高騰規制」という正道をすべきです。「高騰」をもたらしてる買い手の多くが仮に外資だとしても、外資規制をしたところで「日本人が新たな買い手になって高騰が続くだけ」ではないのか。問題は「買い手が外資かどうか」ではないでしょうに。


「外国人優遇は根拠のないデマ」 人権や難民問題に取り組む8団体が排外主義反対の声明 - 産経ニュース
 こうした批判声明をせざるをないほど参政党など排外主義的主張が蔓延してることにはげんなりしますが、とにかく諦めず批判することが大事でしょう。マスコミももっと排外主義を批判すべきです。


<主張>暗殺から3年 安倍政治を評価する時だ 社説 - 産経ニュース
 「安倍の暗殺」があったのがちょうど「2022年(今から3年前)の7/8」であり、当時も参院選の最中でした。
 勿論俺は安倍など評価しませんがそれはさておき。
 興味深いのは産経が【1】予想通り、安倍の暗殺理由(統一協会被害者である山上の統一シンパ・安倍への憎悪)に全く触れず山上に悪罵してること(当然、安倍死後の統一協会解散命令などにも全く触れない)、【2】「安倍を評価すべき」といいながら、記事で持ち出すことが「安保関連法制定」といった右翼的な話(安保外交施策)でしかないことです。
 安倍は首相在任中、他にも「右翼的な安保外交施策」以外にも、例えば以下の事(思いつくまま、上げましたが他にもあるでしょう)をしました(安倍晋三 - Wikipediaを参照。【追記】コメント欄ではアイヌ新法制定が指摘されています)。

【1】いわゆる「未曾有の金融政策(アベノミクスによる大規模な金融緩和)」
【2】国家戦略特区などの新自由主義的経済施策
【3】入管法の改定による外国人労働者受け入れの拡大
【4】働き方改革関連法の成立(高度プロフェッショナル制度の創設など)
【5】消費税増税(8%増税、10%増税
【6】「女性が輝く社会」をスローガンに掲げ、女性活躍推進法(女性の就労を促進)を制定

 しかし産経は「安倍の右翼的な面」しか興味が無いわけです(まあ【1】についていえば今となってはアベノミクスの美化など無理、【5】については「消費税減税」が騒がれる中、功績としてあげにくいというのはあるでしょうが)。
 なお、俺的に興味深いのは【3】、【6】ですね(恐らく産経はどちらも否定的な評価でしょうが)。ウヨの安倍ですら「少子化等による労働力不足」を「外国人労働力や女性労働力の導入」で解消しようとする「財界(日本経団連経済同友会など)の要望があった」のでしょうが「外国人労働力の導入拡大」「女性の就労応援」に舵を切りました(その際の制度改正が「外国人労働者への差別を是正するどころか温存するものになりかねない(入管法改定)」「就労女性の数を単に増やすだけでは低賃金の女性が増えるだけで、男女間賃金格差の是正等、女性差別の解消が必要だがその点での施策に乏しい(女性活躍推進法制定)」などの批判が野党やマスコミからあったことはひとまず置きます)。
 参政党などの極右のような「排外主義」「女性差別」は「人権面で問題」なのは勿論「経済的合理主義」から見ても、全く非現実的です。まあ、「安倍時代から続く、自民の外国人労働者受け入れや女性就労の拡大施策」に反発する層(排外主義、女性差別)が自民支持から離れ、参政党支持に流入してるという面は多少はあるかと思います。