高世仁に突っ込む(2026年5/27分)(追記あり)

横田早紀江さんの盗聴被害 - 高世仁のジャーナルな日々
 こんなことで横田早紀江や有田氏が嘘をつくとも思いませんが、盗聴云々は「本当か?」感はあります。
 なお、

 Youtubeチャンネル「有田芳生のここだけの話」では、この話*1以外に、有田さんが議員時代、毎日、警察の公安部の延べ50人によって尾行されていたこと、事務所に盗聴器が設置されていたこと、奥さんまでが監視対象だったことなどのエピソードが語られている。
 国家情報会議設置法案を3月13日に政府が閣議決定し、4月23日に衆議院を通過した。参議院も通過しそうな状況*2だが、実は多くの問題点が検証されないままにされている。
 その一つは、対外情報機関として始まっても、実際には国内監視も強化され、テロ対策、外国勢力対策、サイバー対策という名目で、国内の市民運動、研究者、メディア、外国人コミュニティが監視対象になり、さらには横田家への盗聴のように、政治的に利用される可能性がある。

という高世の書きぶり(赤字部分)では、証拠がないために、断言は避けているものの「北朝鮮の盗聴」ではなく「日本政府(公安警察)の盗聴」とでも早紀江や有田氏、高世は言いたい(というか、疑っている)ようですね。 


高市首相と「中傷動画」問題 - 高世仁のジャーナルな日々
 過去において首相辞任に追い込まれた疑惑としては

内閣総理大臣の一覧 - Wikipedia参照
◆芦田均首相の昭和電工*3疑惑
 芦田は首相辞任後、収賄容疑で起訴されるが無罪判決
◆田中角栄首相の金脈疑惑
◆竹下登首相のリクルート疑惑
 中曽根元首相、宮沢蔵相(宮沢派領袖)の名前も挙がり、宮沢はその後、首相になるが、一時は蔵相辞任に追い込まれ、中曽根はその後復党するが、一時、自民離党に追い込まれた。安倍幹事長(安倍派領袖)、渡辺政調会長ら自民幹部の名前が「疑惑の政治家」として軒並み挙がり、彼らが政治的謹慎に追い込まれたことで傍流の宇野宗佑氏*4、海部俊樹氏*5が首相に就任。
◆細川護熙首相の佐川急便ヤミ献金疑惑
 疑惑自体は熊本県知事時代の疑惑。また、細川の場合「国民福祉税問題」での閣内不一致(細川、新生党*6、公明党*7は推進派である一方、社会党*8や武村官房長官(新党さきがけ代表)は反対派)も首相辞任の一因ですが。その後、社会党、さきがけは、自民党と手を組み自社さ連立内閣が成立
◆鳩山由起夫首相の故人献金疑惑
 鳩山の場合、沖縄基地問題による社民党の政権離脱も首相辞任の一因ですが

がありますね。残念ながらどれ一つとして「首相有罪」には至っていませんが(芦田は首相辞任後、起訴されたが無罪判決*9。田中が刑事訴追されたのはロッキード事件で金脈疑惑ではない。またリクルート疑惑では自民党幹部は藤波元官房長官(中曽根内閣)のみが訴追された)。
 また

◆池田勇人首相の九頭竜川ダム疑惑
 九頭竜川ダム(福井県)の建設を鹿島建設(池田首相の有力支援者で、池田に多額の政治献金をしていた)が国から受注したのは池田の政治力によるものではないかという疑惑。
 映画にもなった小説「金環蝕」のモデルとなった事件。小説では「九頭竜川=福流川」「池田勇人=寺田政臣(映画では久米明*10が演じた)」「鹿島建設=竹田建設」。
 なお、池田首相秘書官だった中林恭夫*11が謎の転落死をしており、当時「九頭竜川ダム疑惑絡みの他殺ではないか?」と騒がれた。
◆安倍晋三首相のモリカケ桜疑惑

が首相辞任までには至らず逃げ切った疑惑です。
 また首相の疑惑ではなく「元首相の疑惑」なら
1)岸信介元首相が「刑事責任は逃れた物の、国会議員引退に追い込まれたダグラス・グラマン疑惑(日商岩井*12の島田三敬常務が自殺したことなどで追及は挫折)」
2)橋本龍太郎元首相の名前が上がりながらも彼は訴追されず、村岡兼造元官房長官(橋本内閣)のみが訴追された「日歯連疑惑」(橋本を訴追しなかった検察が批判された)があります。
 ダグラス・グラマン疑惑はドラマにもなった小説『不毛地帯』でも描かれた疑惑であり、「東京商事の鮫島」のモデルは「日商岩井の海部八郎副社長(ダグラス・グラマン疑惑の中心人物の一人)」だと言われます。
 なお、「田中金脈」も当初は「月刊文春」しか報じてなかったことは有名であり、「今のところ、被害を受けた野党議員が何故か、高市を民事提訴や刑事告発してないことも大きい」とはいえ高市の疑惑追及に後ろ向きなメディアについては「またか」感は禁じ得ません。
 こういうことが起こると思いつく言葉がやはり「悪い奴ほどよく眠る(1960年公開の黒澤映画。政治家の疑惑を追及しようとする主人公(演:三船敏郎)が結局、政治家側に殺害されて疑惑追及が有耶無耶になるという後味の悪い終わり方)」ですね。

*1:高世記事のタイトルになってる「横田早紀江の盗聴被害」のこと

*2:【1】マスコミ(特にテレビ局)がろくに批判報道せず、【2】「自民党補完勢力(参政党、国民民主党、チームみらい)ばかり」の参院で可決成立しそうで、しかもその「補完勢力(参政党、国民民主党)の支持率」が「批判勢力の共産」より高いこと(但し、何故か、チームみらいだけはマスコミ調査において共産より支持率が低いことが多い)には「マスゴミはアホか」「日本人多数派はアホか」とげんなりしますが「仮に法案が可決成立しても諦めず戦おう」とは書いておきます。【5.27追記】残念ながら可決成立しましたが、改めて「諦めず戦おう」と書いておきます。「日本社会、政治の深刻な右傾化」において、それを批判する共産党の存在の重要性を改めて痛感します。この政治状況で、高市政権批判、自民批判より共産党への悪口にハッスルする「リベラル21の広原盛明、阿部治平」や「除名された反党分子」松竹、紙屋など自称「左派、リベラル派」の反共連中は明らかに政治センスが狂っています。なお、参院では「この法案に公明は賛成、立民は反対」であり、もはや「中道改革連合は分裂するしかない」でしょう。無理に一緒にやっても、公明や立民の党勢が衰退するだけです。

*3:2023年に社名をレゾナックに変更

*4:中曽根派所属。宇野氏はそれまでに「中曽根内閣通産相、竹下内閣外相」等の要職経験はあったものの、同じ中曽根派の渡辺政調会長(政調会長就任前も鈴木内閣蔵相、中曽根内閣通産相等の要職を歴任)が中曽根派後継者扱いされていた。

*5:少数派閥の「三木派→河本派」所属。首相就任前は自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田、中曽根内閣文相くらいしか要職経験が無い

*6:新生党の羽田党首が細川内閣副総理・外相。また、当時、新生党の小沢一郎代表幹事と公明党の市川雄一書記長が政権内で強い力を持ち「一・一ライン(一郎の一と雄一の一)」と呼ばれた。

*7:公明党の石田委員長が総務庁長官

*8:社会党の山花委員長が政治改革担当相

*9:元首相が収賄で起訴されたのは「昭和電工疑惑の芦田」「ロッキード事件の田中」だけかと思います

*10:顔立ちが池田勇人によく似ていたことから、『金環蝕』『不毛地帯』(共に山本薩夫監督)では、池田がモデルとなっている政府高官を演じた(久米明 - Wikipedia参照)

*11:中央省庁からの出向で、死亡当時は大蔵省証券局課長補佐。小説では「西尾貞一郎(映画では山本学が演じた)」

*12:その後、ニチメンと合併し双日