「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート114(追記・訂正あり)

■漫画「どうらく息子」第13巻に「ダッポクそば」登場(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3302

 前にも書きましたが私は尾瀬あきらさんの漫画のファン

 尾瀬が以前描いた『ぼくの村の話』(成田闘争がテーマであり政府に批判的)をウヨとしてどう思うのか三浦に聞きたいところです。

しっぽく

・「しっぽく」とは「しっぽくそば」のことで「長崎のしっぽく料理」から来てる言葉です。しっぽく料理とは「長崎出島で食べられてたオランダ料理、中国料理を日本化したもの」でたくさんの料理が出てくる宴会料理です。しっぽく料理には次のようなものがあるそうです。
カスドース
 カステラの一種。
・ハトシ
 パンの間にエビなどのすり身をはさんで、油で揚げた料理(もともとは中華料理らしい)
パステ
 醤油で煮た肉や野菜をパイ生地に詰めて焼いたもの(肉入りパイの一種)
(以上、ウィキペ「卓袱料理」参照)
・ぐぐったところ「しっぽくそば」とは、どうも「けんちんそば」と似たようなもんと考えていいようです。つまり油で炒めた肉や野菜(ねぎ、里芋、人参など)が具として載ってる。
 ただし、ウィキペ「うどん」によれば

京都のしっぽくうどんは、しいたけの煮付け、かまぼこ、ゆば、板麩、三葉などを載せたもの

だそうですが。
 ちなみに「時ソバ」では「花巻」と言う言葉も出てきますが、「花巻ソバ」のことで、かけそばの上に刻んだ焼き海苔を散らしたもんだそうです。

脱北という言葉が一般の漫画に出てもだれもわかるようになったのだなあ、と少しばかり感慨深い気持ちになりました。

・そりゃあれだけメディアで報じられればそうなるんじゃないか。
 小生もたとえば「マタハラ(マタニティ・ハラスメント)」「草食系男子」だのという「新語」*1をはじめて聞いたときは「何だそりゃ?」と思いましたがメディアのおかげ(?)で今は「何となく意味がわかります」し。
・ただしそれは「三浦らウヨの活動が評価されてること」を意味しないわけです。


■拘束の「脱北」日本人 頻繁に中朝国境に渡航(毎日新聞ニュース)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01160

 中国滞在中の日本人2人がスパイ行為に関与したとされる問題で、東北部の遼寧省丹東で拘束された神奈川県の男性が、月1回程度、中朝国境付近を訪れて北朝鮮関連情報を収集していたことが、日中外交関係者の話で分かった。
(中略)
 また、男性は日本政府機関との関係をほのめかす供述をしたため、長期間身柄を拘束されるようになったという情報もある。

 毎日の記事です。
1)「北朝鮮情報」だけでなく「中国情報」も収集しており、その収集には非合法手段もあった
2)日本政府機関も関与していた
と仮にするならこれは「日本のスパイを拘束した」という中国の主張が嘘ではなく「事実だった」ということになるわけで重大な問題でしょう。
 実際どうか知りませんが「可能性としてならば」「日本のスパイ活動」は充分あり得ることでしょう。

 習政権は、民族主義をあおり、日本をたたくことで求心力を維持してきた経緯がある。当初は尖閣問題、次は靖国参拝反日カードを続々切り出してきた。抗日戦勝70年行事が終了し、中国当局は“スパイ事件”を新たな反日の材料にしようとした可能性もある。

 産経の記事ですが、産経らしい反中国記事です。
 尖閣尖閣国有化)にせよ靖国(安倍の参拝)にせよ先に喧嘩を売ったのは明らかに日本です。
 また尖閣については台湾も日本に抗議してるし、靖国については韓国や米国、EUも批判していますがそういうことを平然と無視する産経です。つうか現時点では詳細が分からない以上産経のように「スパイじゃない、言いがかりだ」なんて言える状況じゃありません。

 今回の脱北者の行動はもしかしたら軽率だったかもしれませんが、日本政府とは確実に無関係です。中国政府の言い分は何ら根拠のないものです。

 日本政府高官でもない三浦が何でそんな事を断言できるのか。できるわけがないでしょう。

基本的に、中国政府の脱北者を難民として認めずに強制送還している姿勢こそが本質的な問題

 おいおいです。少なくともこの件はそう言う話じゃないでしょう。

日本政府は堂々と中国政府にこの問題を問いただしてほしいと思います

 マジで「日本政府のスパイ」ならとても「堂々と問いただせない」でしょう(三浦は根拠レスでスパイじゃないと断言しますが)。
 また、仮に「スパイでない、中国の言いがかり」だとしても「非拘束者の安全を第一に考えて」、『スパイかどうかは曖昧な形で解放してもらう』つう考えも充分あり得るでしょう。
 北朝鮮に自国民がスパイ容疑で拘束されたときに「身柄解放してもらうため」米国がとった策はまさに、『スパイかどうかは曖昧な形で解放してもらう』方法だったわけです。


■アジア自由民主連帯協議会「南モンゴルに関する決議案 UNPO*2総会で提案 : 南モンゴル人権情報センター」
http://freeasia2011.org/japan/archives/4234
 まあ、「政治犯の釈放を求める」など、それなりにまともな主張もありますが「アホか」つう主張もあります。

南モンゴルは、中華人民共和国が成立した1949年まで中国の一部であったことは決してないのです。

 おいおいです。清朝時代、中華民国時代に既に中国領でしょうに。清朝末期や中華民国時代の混乱で中央の統治が必ずしも及んでなかったなんて事は独立を意味しないでしょう。つうかこういう事を言うって事は独立あるいは「大モンゴル(外モンゴルへの統合)」でも目指してるんですかね。
 現実性ないと思いますけど。

1966〜1976年、中国政府は南モンゴルでジェノサイド、民族浄化を実行しました。

 まあ、文革時代*3ですからね。当時は「漢民族も殺害されていた」ことを忘れてはいけません。

中国政府は2009年、「南モンゴルが中国最大のエネルギー基地になる」と宣言しました。

 ぶっちゃけた話、鉱山開発自体は必要だと思いますね。問題は「環境に配慮した開発であるべき」つうことであって開発否定ではないでしょう。今時「遊牧で食っていく」なんて非常識です。
 外モンゴルだって確か「遊牧民は減少しており」、一方鉱山開発が進展していたかと思います。

(4)私たちは、UNPO、EU、国連の人権機関が中国当局に圧力をかけ、移住させられた全てのモンゴル人牧民を故地に戻し、伝統的なライフスタイルを維持することを許可させるよう主張します。

 本当に中国政府が「伝統的ライフスタイル=遊牧」を強制的な形で廃止しようとしてるかどうかはともかく、「遊牧が滅びゆく文化であること」は間違いないと思いますけどね。「中国政府の遊牧に対する態度の是非」と「遊牧なんかで食っていけるのかどうか」はきちんと分けて考えるべきでしょう。


■アジア自由民主連帯協議会「2022年冬季オリンピック北京開催についてIOCへの共同公開書簡 : 南モンゴル人権情報センター」
http://freeasia2011.org/japan/archives/4231
 まあぶっちゃけバカバカしい行為ですね。「軍事独裁時代の韓国でソウル五輪」「既に中国で夏季北京五輪」「ロシア議会の同性愛差別法でオバマが開会式を欠席したソチ五輪」をやってる以上、こんな書簡には何の価値もありません。むしろ「五輪が平和の祭典なんて嘘です」とでも宣伝したらよろしいかと思いますが。


■アジア自由民主連帯協議会『第五回・アジアの民主化を促進する東京集会趣意書』
http://freeasia2011.org/japan/archives/4214

 平成27(2015)年8月14日、安倍晋三総理大臣は談話を発表しました。そこには「事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。植民地支配から永遠に訣別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない。」という言葉が刻まれています。

 正式にこの集会の報告が出たら批判する予定ですがこの「趣意書」の時点でズッコケます。
 どうやらこの集会には「安倍談話の支持者=反動右翼」しか参加してはいけないようです。

 チベット南モンゴルウイグル等の諸民族は、中国政府の植民地支配*4におかれ、民族固有の言語、信仰、文化伝統を踏みにじられています。また中国政府は、南シナ海に違法な*5埋め立てと基地の建設を強行するなど、危険な覇権主義と侵略の意志*6をむき出しにしており、東南アジア諸国*7はその軍事的脅威にさらされています。

 一部引用しましたが恐れ入ることに「アジアの民主化」と言うタイトルでありながらこの趣意書には「中国は独裁的だ」という話しか出てきません。
 アジアには中国以外に「独裁的な国はない」のか。そんなことはないわけです。小生がすぐ思いつくだけでも「ミャンマー、タイ(以上、軍事独裁)とベトナム共産党一党独裁)」があります(もちろん他にもあるでしょうが)。では何故この集会の主催者はベトナムミャンマー、タイなど中国以外のアジアの国を趣意書で批判しないのか。
 それはこの集会の目的が「アジアの民主化」ではなく、「アジアの民主化を口実にしたウヨの中国攻撃でしかない」からです。
 ウヨは「ミャンマー、タイやベトナム」を「中国封じ込めに使えるのではないか」「日本が経済進出して金儲けできるのではないか*8」と思うからこそ「批判しない」わけです。
 だったら最初から「中国の民主化」と言うタイトルにした方*9がまだ「マシじゃないか」と思うのですが何故か毎回「アジアの民主化」と宣伝し、にもかかわらず「中国批判しか集会でしない」のは本当に意味不明です。


■朝鮮新報『「新型大国関係」の実像』
http://chosonsinbo.com/jp/2015/09/20150928riyo/

(前略)
 (注:中国の)国営テレビのレポートばかり見ていると、中国が提唱する米国との「新型大国関係」が実現したような錯覚にとらわれた。
▼ところが実際は、米国への迎合姿勢が目立つ外交だった。オバマ*10大統領と会談した習*11主席は会見で「朝鮮半島に緊張を醸成したり、国連安保理決議に違反するいかなる行動にも反対する」と述べた。朝鮮の人工衛星打ち上げ、核実験を念頭に置いた発言だ。米国の対朝鮮敵視政策が緊張激化の最大要因であることには触れなかった。
▼朝鮮は不当な二重基準を用いた安保理決議を認めていない。日本のような同盟国は衛星を打ち上げてもよいが、自分たちに従わない国はそのような技術を持ってはならないというのが決議を主導した米国の論理だ。公平の原則を否定する暴論に同調することが中国のいう「新型大国関係」なのか。
▼他国の権利*12を無視することが「大国」の証だと(注:米国と中国が)考えているのなら勘違いも甚だしい。
(中略)
 「大国」を自称する国々*13の傲慢な振る舞いは、自主の国*14の強い反発を招くだけだ。

 中国と北朝鮮が「微妙な関係にあること」を伺わせる記事だと思います。


■粛正*15、ミサイル、核、拉致:元エリートが読み解く金正恩の本心、NO FENCE10月3日集会のお知らせ
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01159
 「元エリートの話を聞く」と言ったって「本当にエリートかどうか」なんて分からないでしょう。
 しかもこの集会予告、「元エリート氏の名前どころか役職も不明」ですし

(元エリート氏から)何をどこまで引き出せるかは、質疑応答次第

なんだそうです。
 つまりこういう集会に行くのは
1)アンチ北朝鮮集会なら怪しい集会でも行く病的なアンチ北朝鮮
2)怪しい話でもあえて聞きに行く「後で何か使えるかも知れない」という熱心な北朝鮮研究者
のどちらかでしょう。要するに「普通の人は行かない」集会でしょう。

 参加は、事前申し込みを受け付けた方のみとさせていただきます。

ということで余計参加意欲がそがれますね。「事前申し込み」なんて面倒臭いですし、もしかしたら「集会主催者側で参加拒否する恐れ」もあるわけです。
 いや「事前申し込み不要、当日参加OK、誰でも参加可能」でも俺は行きませんが。


北朝鮮、拉致再調査「ゼロ回答」 日本側は承服せず(朝日新聞) 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01158
 まあ真偽は不明ですが。なお、朝日にこのような情報が出るのは「交渉に進展がない→交渉なんかやめちまえ」など何らかの情報工作が目的でしょう。記事の真偽も気になるところですが、その「情報工作者」が何を考えてるのか、この情報工作者は安倍に近い人間で安倍の意思にしたがって情報工作してるのか、それともその逆なのか、朝日は「このような情報を流すことについて」どのように考えてるのか*16気になるところです。なお、「真偽は不明ですが」しばらく「朝日記事が事実だ」と言う仮定の下にコメントします。

北朝鮮による日本人拉致被害者らの再調査をめぐる昨年からの日朝非公式協議で、日本政府が認定し、帰国が実現していない横田めぐみさん(拉致当時13歳)ら12人の拉致被害者について、北朝鮮が「8人は死亡。4人は入国していない」とした当初の調査結果を現段階で覆していないことがわかった。

 ぶっちゃけ日本側に「確実な生存証拠」でもない限りそう言う回答をされても打つ手は何もないんじゃないですかね。「死亡した」という北朝鮮側主張が事実でないとする根拠は何もないでしょう。

また、太平洋戦争の終戦前後に朝鮮半島で亡くなった日本人の遺骨問題については、北朝鮮は協議の過程で約8千柱を返還するとして、1柱約120万円、総額約100億円の経費を求めてきたという。拉致問題を最優先し、「認定被害者がゼロ回答では話にならない」(政府高官)という立場の日本側は承服できない考えを伝達。

 バカバカしい。何でそんなに拉致最優先なのか。遺族の方々の気持ちを踏みにじるのも大概にしてほしい。本来家族会が「拉致以外の交渉が先行してもいっこうに構いません」くらい言えばいいのにと思いますが、そういう博愛精神は家族会のウスラバカ共にはないようです。

 官邸幹部は「北朝鮮は拉致以外の結果を先に出そうとしている。金が先に欲しいのだろうが、それではダメだと言っている」との認識を示している。

 本当に日本側は頭がおかしいと思いますね。そう言う事言って何か意味があるのか。正直な話「あめ玉でつる」以外に何か手があるんでしょうか。ろくな解決案もないのに「先にあめ玉は出せない」と言っても何もどうにもならないでしょう。

おそらくほぼ事実に近いだろうと思われます。

 「朝日報道が事実かどうか政府に問いただしたい」というならまだしも、現時点では政府発表でも何でもないのに何を根拠に「朝日報道は事実だと思う」とか三浦は抜かすんでしょうか?。報道してるのは三浦らウヨがさんざん「慰安婦問題でデマ報道をした」と叩いてる朝日なんですが(苦笑)。自分に都合が良ければ「事実に違いないと抜かす」だけの話でしょう。都合が悪ければ「ありもしないデマで安倍政権を誹謗してる」とでも言うでしょうにね。

問題は、今後、どのように事態を打開し、北朝鮮に捕らわれたすべての同胞、そして独裁政権下で苦しんでいる北朝鮮民衆を救い出すか、それが問われていると思われます

「は?、お前、何が言いたいんだ?」ですね。まあ、三浦は荒木や西岡、島田の類友ですので「自衛隊北朝鮮突入論」など非常識な暴論をかますのでしょうが。

【追記】
 朝日などの「日本政府受け取り拒否報道」について現時点では安倍政権はその事実を否定しています。紹介しておきましょう。

http://www.cao.go.jp/minister/1412_e_yamatani/kaiken/2015/0915kaiken.html
■山谷拉致担当大臣記者会見((平成27年9月15日(火))
(問)
 一部報道で北朝鮮側が新たな安否情報はないというような結果を伝えてきて、日本側は受取りを拒んでいるというような報道があるんですけれども、事実関係等お願いできますでしょうか。
(答)
 そのような報道があるということは承知しておりますけれども、そうした事実はございません。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/gaisho/kaiken3_000023.html#topic3
■岸田外相記者会見((平成27年9月25日(金))
朝日新聞 村松記者】
 日朝協議について今までの非公式協議も含めてですね,北朝鮮側から従来の政府認定被害者の12名について,8人死亡,4人未認定という調査結果を覆す結果が得られていないと内々に伝達があったという報道が,朝日新聞も含めてありましたが,これに関しての事実確認と今後の日朝協議の進め方についてお願いします。
【岸田外務大臣
 北朝鮮から通報があったのではないかということでありますが,今現在,北朝鮮側から調査の結果について通報を受けたという事実は存在いたしません。


■講演『三島と吉本隆明大江健三郎、そして神風連』(三浦小太郎)
http://melma.com/backnumber_149567_5818898/
 以前、三浦が『三島由紀夫の総合研究』(三島由紀夫研究会メルマガ会報:平成25年(2013)5月14日(火曜日)、通巻第723号)に書いた駄文を「いずれ突っ込みたい」と思いながら突っ込まずに忘れていたのですが、オレ流に突っ込んでみます。こういう駄文を書く男・三浦とつきあえるid:noharraの神経は理解不能です。

 三島が自決した後かなりの人が三島を嘲笑したが、その一人が石原慎太郎であった。
(中略)
 三島事件の数年後、石原慎太郎野坂昭如との対談の中で、「あれはほとんど意味がなかった。(三島の自決は) 影響力もなかったし、意味はなかった。」ということ*17をはっきりと言っている。

 まあ石原の場合「ウヨ作家としてライバル(?)三島を否定した上で」俺の方がウヨ政治家として、三島より成果を上げたと言いたいというのが確実にあるでしょうが、まあ確かに「影響力はなかった」でしょうね。三浦はこうした石原の物言いに不快感を感じてるようですが、「所詮プロ右翼活動家」なので石原批判なんかできないで曖昧にお茶を濁しています。

むしろこれからもっと語られる人間であると思う。

 作家としての三島はともかく「右翼活動家としての三島」なんて語られるとは思えませんね。ウヨですらろくに語ってないですし。

 大江健三郎の著書の中で『沖縄ノート*18岩波新書)という本がある。あれは本当にひどい本である。しかしあれを水ですごく薄めたものがあって、それを今佐藤優*19という人が言論活動でやっている。

 三浦が大江氏と佐藤氏の「沖縄についての言論」を敵視していることはよく分かりました。
 大江氏の場合の敵視理由は「彼がノーベル文学賞をもらった著名人」だからでしょう。
 佐藤氏の場合は「彼が保守だから」でしょう。「鈴木宗男*20の元側近」「元外務官僚」と言う彼は明らかに保守でしょう。保守であるにも拘わらず「自民党の沖縄政策は問題だ」などと主張する辺りが「自民党万歳保守」の三浦としては許せないのでしょう。また「同じ保守派物書き」でありながら「世間的に有名な佐藤氏」に対する「無名の三浦」の歪んだ嫉妬もあるかも知れません。
 まあ、率直に言って「水で薄めた大江が佐藤」だなんて言ったら大江氏も佐藤氏も「三浦は何言ってるんだ?」と呆れ、怒り出すのではないか。おそらく大江氏と佐藤氏には「自民党の沖縄政策に批判的」と言う以上には共通点などないでしょうから。

中国という巨大な脅威がある中では、一つの政治として米軍基地があるのはやむを得ない

 絶句ですね。三浦はI濱女史同様、「沖縄米軍基地は中国の脅威があるから仕方ないんだ」と強弁する気のようです。経済的発展著しい近年の中国ならまだしもたとえば「文革期中国」が一体沖縄や日本にとってどう脅威だったのかと聞きたくなりますが。

 かつて沖縄で戦った旧軍人が沖縄を訪れたことがある。そこは沖縄戦において住民の集団自決があったところであった。そこでその旧軍人が何と言ったかというと、「私はここに英霊を弔いにきた。」と言った。それに対して沖縄の人達が「日本軍は沖縄の住民を強制的に死に送り込んだ。沖縄に来るな。」と非難した。それに対して旧軍人の反論があった。
(中略)
「そこまで言うのなら自分も言うが、住民の自決は全部自発的なものであったのだ。軍人が止めようとしたのに自決した人もいた。」
 これを吉本隆明は全く事実であると言っている。

 まあ俺も沖縄戦に詳しいわけではないですが、事実じゃないですよね。こんなん歴史学者沖縄戦経験者の主張に完全に反しますし。
 百歩譲って「一部にそう言う事例があった」としても「そう言う事例もあった」てだけで「軍による自決強要を否定する根拠」には全くなりません。「住民の自決は全部自発的なものであった」なんてデマも甚だしい。
 しかし「軍による沖縄集団自決強要」を平然と否定する人間が吉本であり、三浦だと言うことには唖然としますね。id:noharraはこうした吉本*21や三浦のゲスさをどう思ってるんでしょうか?。
 まあ、それはともかく三浦のこの物言いからは例の「沖縄ノート訴訟」に対する三浦の態度もおおよそ見当がつきます。

 教職員組合など沖縄の本土復帰運動を行った人々は、戦争中は本土以上に熱烈な大東亜戦争の肯定者であったのだ。

 それ「差別されてるから」て面が大きいと思いますけどね。差別された場合「差別者(この場合本土人)に対決する」つう生き方もあれば「差別者の気に入られるような態度を取って認めてもらう」つう生き方もあるわけです。
 まあ、「差別者の側(俺も本土人という差別者の側です)」が安易に「差別と闘え」と言うのも無神経でしょうが、三浦のようにそうした複雑な事情を無視して「沖縄人は昔は愛国的だった」などというのも大変無神経です。つうか「そういう態度を取っても戦前戦中戦後と差別など変わらなかったこと」が沖縄における「左派の一定の政治力の源泉」でしょう。
 例の「戦前沖縄最後の県知事・島田叡」が県民に評価されるのも「歴史的限界はあったでしょうが」、島田がそうした「沖縄差別する本土人」とはかなり違ったそれなりに「人徳のある人間だったから」でしょう。
 当然ながら右派の方は「俺達右派がダメだから左派に頼るんだ」と反省すべきでしょうが、「昔は沖縄も愛国的だった(三浦小太郎)」なんて言い出すんだから話になりません。

 日本が大東亜戦争によってアジアの植民地を解放したといっても、それは南アジア*22だけであった。それ以外を制したのは毛沢東であった。チベットウイグル南モンゴルもそして満洲もすべて中国によって植民地化された。

 おいおいですね。日本が負けたから「結果的に独立ができた」に過ぎませんし、「日本が負けたら自然に独立できた」わけでもありません。ベトナムインドネシアでは旧宗主国(フランス、オランダ)との独立戦争が起こったわけです。
 そして「チベットウイグル南モンゴル*23もそして満洲もすべて中国によって植民地化された」て全て中華民国時代から中国の領土ですが。特に満州なんて「満州族の実質」なんて既に中華民国時代にないでしょう。「チベットウイグル内モンゴル」では時々「反政府暴動」が報道されますが、満州でそんな話は聞いたことがありませんし、「チベットウイグル内モンゴル」に自治区はあっても、「満州族自治区」なんてもんもないでしょう。
 それはおそらく「漢民族との同化が進んだから」でしょうし、進んだ理由は「満州族王朝・清朝がそうした同化を問題視しなかったから」でしょう。中国共産党がどうこう言う話じゃないわけです。

 三島と林が、三島の自決の3,4年前に対談をしているが、その中で林房雄は『大東亜戦争肯定論』*24での立場から、日本が滅びないためには近代化するしかなかった、そして日本は運命的にあの戦争にひきずられていったけれども、ある程度白人のアジア支配をやめさせることができた、と述べているのに対して、三島は大東亜戦争というのはどうしても自分には肯定できないものがある、それは日本は西欧の武器をもって西欧と戦ったことである。三島にとって唯一違うのは特攻隊である。特攻隊による戦いはいわば日本刀で西欧と戦うことであった。三島はそれは認めるが、大東亜戦争の悲劇は日本が西欧化することでしか西欧と戦うことができなかった、そこに大東亜戦争の敗北の理由があるのではないか、また神風が吹かなかった理由ではないだろうか、という意味のことを述べている。

 三浦の紹介だけでコメントしますが、三浦の紹介する三島の言葉はわけがわからないですね(林の大東亜戦争肯定論も酷いですけど。こういう事言うウヨは日本の「南アのアパルトヘイト容認」をどう説明するんでしょうか)。
 「西欧の武器(戦車や軍艦、戦闘機など)で闘った」て今時「日本刀や弓矢」で米軍相手に闘えるわけもないでしょう。つうか日本が勝利した日清戦争日露戦争だって「西欧の武器」で闘ってるわけですしね。
 特攻隊を「日本刀で闘う」てのも意味がわからないですね。たとえば神風特攻に使われた飛行機は「西欧の武器」のわけです。しかもイデオロギー的な理由でああしたわけではなく「もはやまともな航空兵がいないから」ああいう無謀な戦術になるわけです。

沖縄の古代の民話とか神話というものはすべて日本神話と同じ構図である。
(中略)
沖縄精神が根本において日本精神につながるのだということを考えることが一番重要だと考える。

 素人の三浦の主張なので真偽不明ですがそんなことで「沖縄と日本は同じだ」とお為ごかし言っても何がどうなるもんでもないでしょう。かえって「沖縄に米軍基地が集中してるのに何が同じなんだ」と反発を買うんじゃないか。

昭和天皇が人格的に立派であられたということは疑問の余地もない。

 あまり故人のことを悪口雑言するのも我ながらどうかと思いますが「太平洋戦争で沖縄を捨て石にしたこと」一つとっても裕仁という人間は人格者とはとてもいえないでしょう。

現代のアニメとか若者向けの様々な娯楽作品があるが、面白いのはそれらが日本武尊とか日本神話に基づいているものが多いことに気付く。

 「ええ、そうか?」と思いますが。まあ、中にはそういうものもあるのでしょうが、全部がそうだとはとても言えないでしょう(小生はオッサンの上、アニメに興味がないのでよく知りませんが)。そもそも三浦は何一つ具体的な作品名を上げてないので説得力がまるでありません。
 また「日本神話をネタにしてる」からといって手塚治虫の「火の鳥」が「右翼作品とは見なされない」ように「日本神話がネタ=三浦的な右翼思想の現れ」ではありません。

 先日宮崎正弘氏が講演で述べておられたが、昨年末に安倍政権が誕生したのはまさにシナのおかげであったといえる。

 安倍政権誕生を喜んでることと言い「中国をシナ呼ばわりしてること」といい、全く三浦は「レベルの低い反動極右」です。こんな男・三浦とつきあえるid:noharraもおそらく三浦と同レベルの極右なのでしょう。
 なお、安倍政権誕生について言えば「民主党政権への反発や失望」ではあるでしょうがそれを「民主党の対中国外交」と三浦が理解することには何の根拠もありません。安倍が選挙でアベノミクスを前面に打ち出したことを考えても三浦のような理解は正しいとは言えないでしょう。

かつて三島は、自分は佐藤栄作*25のためには死ぬことができない、と言ったように、日本人は民主主義や言論の自由のためには死ねない*26

 おいおいですね。三島が「佐藤のためには死ねない」と言ったのは政治家として佐藤を評価していないと言う事であって

日本人は民主主義や言論の自由のためには死ねない。

と言う意味ではないと思いますが。それはともかく、じゃあ何のために死ぬのかと言えば三浦曰く「日本の伝統文化のため」だそうです。もっとはっきり言えば「天皇のため」なんでしょうが、時代錯誤にも程がある話です。


■アジア自由民主連帯協議会『【報告と動画】第18回講演会「産経新聞連載小説『アキとカズ』出版を記念して」講師 喜多由浩氏』
http://freeasia2011.org/japan/archives/4197
 いつも通り文の書き手は協議会理事のプロ右翼・三浦小太郎です。動画は見るのが面倒臭いし「見るとその愚劣さ、下劣さにおそらく不愉快になる」でしょうからひとまず見ません。
 なお、喜多氏の写真見て「うわ阿比留みてえ、何というか中年太りで養豚場の(以下自主規制)」「精神がいわゆるブタ野郎で、見た目も養豚場の(以下自主規制)」と思いました。

 まず、フィリピンにおけるモンテンルパ刑務所についての話から講演は始まり

 何なんでしょうか、この支離滅裂な話の展開。まさか「北朝鮮問題について書いた本」の講演会で最初に「フィリピンのモンテンルパ刑務所(日本軍のBC級戦犯がいた)」なんて話が始まると思う人はいないでしょう。
 実際、この講演の予告エントリである
■『第18回講演会「産経新聞連載小説『アキとカズ』出版を記念して」 講師 喜多由浩氏』
http://freeasia2011.org/japan/archives/4137
にはモンテンルパなんて言葉はどこにも出てきません。
 「お前は何を言ってるんだ?、喜多」ですよね。喜多氏が「モンテンルパについて本を過去に書いたのか」はたまた「父親がモンテンルパ帰り」なのか何なのか知りません*27が何なんでしょうか、この男。さすが産経出身と言うべきでしょうか(勿論褒めてない)。
 報告文書つくってる三浦も、喜多の話、聞いてた連中も疑問感じないんでしょうか。俺だったら「お前ふざけんなよ!、喜多」「モンテンルパの話なんか手前の本とどう関係があるんだ!」「手前の講演予告のどこにモンテンルパなんて書いてあるんだ!」とマジギレですね。

 フィリピン攻防戦の最後の司令官だった山下奉文*28は昭和21年12月23日(当時の皇太子殿下の誕生日*29)に囚人服のまま絞首刑が執行され、また、マッカーサー将軍を敗走させたバターン戦の司令官本間雅晴*30は、昭和21年4月3日、まさに4年前に(注:本間が)総攻撃を命じたのと同じ時刻の0時53分に銃殺されており、このような象徴的な処刑のやり方を見ても、復讐裁判としての意味合いが強かったことを指摘しました。

 山下の処刑理由である「マニラ大虐殺」「シンガポール華僑虐殺」、本間の処刑理由である「バターン死の行進」に触れず「やれ復讐裁判だ」と言い出す辺りはさすが産経記者です。
 もしかしたら触れた上で「虐殺否定論」かますという暴挙に及んでる(にもかかわらず三浦がそこは都合が悪いので書かないでネグってる)のかも知れませんが。動画を見ればその辺り分かるでしょうが面倒なのでひとまずは見ません。気が向いたら後で見るかも知れません。
 なお、処刑日時の設定が「報復的要素」が仮にあるとしてもそれは「山下や本間の処刑が冤罪だ、彼らに刑事責任はない」とか「そもそも虐殺行為などなかった」とか言うことを意味しません。
 どっちにしろいつになったら「アキとカズ」のメインテーマのはずの北朝鮮に話が行くんでしょうか。

 マニラの軍事法廷では、昭和22年以後フィリピン政府に引き継がれましたが、24年まで続いたこの法廷で、起訴された151人中、死刑判決は半数を超える79人であり、他の国で行われた戦犯裁判はいずれも五分の一強であることに比べても際立って高いことを指摘しました。この理由としては、フィリピン政府の対日感情の悪さと、そしてフィリピン政府が巨額の戦時賠償金を日本から取ろうとしていたことの反映ではないかと喜多氏は述べました。

 要するにフィリピンに対し「反日国家だ」と悪口雑言してるのでしょう。喜多氏のような産経記者や三浦小太郎のようなプロ右翼には「日本の侵略が酷かったからフィリピンの反日感情が強いんじゃないか」「処刑されないで済んだ中国帰還者連絡会のようなケースの方がむしろ例外だ」などという自省の念は勿論ありません。
 しかしこの「フィリピンに悪口雑言する」喜多発言は皮肉にも「大東亜戦争大義」が大嘘であることを暴露しています。どっちにしろいつになったら「アキとカズ」のメインテーマのはずの北朝鮮に話が行くんでしょうか。

続いて樺太におけるソ連軍の侵攻について

いやだからな、いつ北朝鮮の話するんだよ。喜多、お前フィリピンの戦犯裁判とか樺太へのソ連軍侵攻とかふざけんのも大概にしろよ。

地上戦が行われたのは沖縄*31だけではない、(注:樺太にはソ連の侵攻があった)このような歴史を私達は忘れてはならないという思いを込めて、「アキとカズ」を書いたことを語り、講演を終えました。

 え、お前北朝鮮の話しなかったのか?。うがった見方をすれば「当の喜多氏すら」また「三浦小太郎らウヨ連中すら」『アキとカズ』の「自衛隊北朝鮮突撃論」についてあまり話したくない、自分でも「荒唐無稽だと自覚してる」ということなのかもしれません。

続いて質疑応答に移り、樺太の残留韓国人の問題と、彼らをある意味利用した「サハリン裁判」の偽善性

 具体的に「偽善性」てのはどういうことなんでしょうか、三浦先生。いや動画見れば分かるんですけど、面倒だし何で先生が具体的に書かないのかと思ったんで。
 いや何となく見当はつくんですけどね。たぶん偽善性云々ってのは反日だ何だって無茶苦茶な因縁つけてて具体的に書くと三浦先生の評判が悪くなりかねないから、あるいは裁判沙汰になりかねないから姑息にも曖昧にごまかしてるんだろうってことはね(毒)。三浦先生みたいなゲスを尊敬すると寝言を言ってるid:noharraの神経は全く理解できませんね。
 たぶん■誰かの妄想・はてな版『大沼氏は次の生贄』(http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20140917/1410886869)が批判してる

サハリン残留韓国人は「4万3千人」の大ウソ

ってのが三浦先生の言う「偽善(要するに三浦や喜多の言いがかり)」の中身で、偽善者呼ばわりされてるのは「大沼保昭*32」だってことは見当がつきますけどね。そのうち激怒した大沼氏が「植村元記者が西岡力らを訴えたように」産経の喜多相手に名誉毀損裁判を起こすことになるのかも知れません。


id:noharra君ツィートの「頭のおかしさ」を笑う

野原燐 ‏@noharraがリツィート
@a1675ka森下泰典
 今後は、私の方でも日朝関係改善のためのメッセージを積極的に発信していきます。
>自国民抑圧国家である朝鮮民主主義人民共和国という国家との関係改善を善とする前提での言説は、人民共和国からの難民など被抑圧者をさらに抑圧・無視する傾向を帯びる可能性があるのではないか?

 やれやれですね。「北朝鮮との関係改善(最終的には国交樹立)」の何が悪いのか。「打倒北朝鮮」なんてできるわけもないでしょう。そして「独裁的な国家」は何も北朝鮮だけではないわけです。多くのアジア、アフリカの発展途上国がそうでしょう。
 id:noharraはいつもながらアホです。
 実はこのid:noharraツイートには別の問題もあります。野原がリツィートした森下氏(はてなIDではid:vanacoral氏)の文章は以下の通り全文では「野原の部分引用」より、もっと長いものです。

 私、森下泰典(はてなid:vanacoral)は、はてなダイアリー「vanacoralの日記」(http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/)上で、朝鮮語翻訳家の米津篤八氏の朝鮮民主主義人民共和国に関する見解に対し、氏が直接言及していない朝鮮学校無償化問題まで絡めて批判したため、朝鮮学校の方々の名誉を守るため問題のエントリーの内容を撤回の上、該当エントリーの上部にこの謝罪文(http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20150926)を掲示いたします。誠に申し訳ございません。
 また、安倍政権への批判に対し朝鮮民主主義人民共和国を比喩として持ち出す事を容認する主張に関しても、共和国の方々並びに朝鮮学校関係者の方々の名誉を毀損するものと判断いたしましたので、これに関しても全面的にお詫びいたします。
 かつ、朝鮮民主主義共和国と日本との関係の改善に市井から尽力されている米津氏及び市民団体「朝鮮人道支援ネットワーク・ジャパン」(ハンクネット:http://www.hanknet-japan.org/)に対しその見解を貶める主張を行いかつツイッター上でa1675kaアカウントで米津氏に対して数々の罵倒語を並べ立て氏の尊厳を貶めた事、誠に申し訳なく思うばかりであり、これに関しても謝罪いたします。今後は、私の方でも日朝関係改善のためのメッセージを積極的に発信していきます。
 並びに、「社会運動上の人権侵害を許さない」FBグループに関するエントリーに関しても、同会の記事の内容を同会に無断で添付した以上、これも全面撤回したうえ、該当エントリーの上部にこの謝罪文を掲示いたします。改めて、全面的にお詫び申し上げる次第であり、今後この件からは一切手を引く所存であります。
 そして上原潔氏@UeharaKiyoshiのツイートとkztk_wtnb(現zttn)氏@am_notによるtogetterのまとめなどを引用する形で、同グループ並びに鄭玹汀氏の名誉を貶めた事、ここに謝罪いたします。
 誠に申し訳無く考える次第であります。

 つまりは森下氏の主張は単に「日朝関係改善を訴える」というよりは「米津氏やハンクネットなど、森下氏が不適切言動で迷惑をかけた方々へのわびの気持ち、誠意の証明としての日朝関係改善の訴え」のわけです。そういう文脈を無視してid:noharraのように評価することが適切でないことは言うまでもないと思います。
 森下氏がいかなる問題言動を米津氏(id:mujige氏)らに対してしたのか知りませんが、その問題言動をきちんとわびた点は、わびに至る経緯がどのようなものであれ「id:mujige氏に問題言動をしながらわびもせず居直り続けたid:noharraという恥知らず」よりはずっとまともな振る舞いかと「id:noharraに不当な言いがかり『北朝鮮シンパ』扱いを受けた人間の一人として」思います。

日本会議所属の極右は民主党を出ていけ』なんていいたくなる気持ちも分かります。しかし民主党員でもないのに民主党の内部事情に口を挟める立場ではないでしょう。なにより、70年間の民主主義の現在に自分自身が責任を持っているという地点から考えないこうした「要求」は、有害無益と言える

 おいおいですね。野原君曰く「朝鮮学校関係者でもないid:noharra君が朝鮮学校の内部事情に口を挟んで『教育が問題だ、変えろ』などと要求してもいい」が「民主党員でもない人は民主党の内部事情に口を挟んではいけない」んだそうです。それただの屁理屈やん。正直に「日本会議と同レベルの極右・三浦小太郎と親密で、過去には安倍晋三ウイグルの支援者として絶賛した私id:noharra日本会議極右が問題とは少しも思っていません」て自白しろよ。

大石規雄 ‏@snpuku
 俺は北朝鮮崩壊を願う。そのときには多数の難民が発生し、日本にも逃げてくるかもしれない。難しい問題も起きるだろう。
 しかし、その難民に紛れて逃げてくる拉致被害者もいるかもしれない。
id:noharraがリツィート)

 そんな事態になったら「戦乱の中で拉致被害者が死ぬ」可能性高いんですけどね。さすが「巣くう会一味のプロ右翼活動家(大石某)」ってのは非常識です。こんなのにリツィートするid:noharraも全く、まともじゃない。

野原燐 ‏@noharra
 日本は金正恩の被害者人民を10万人くらいまでなら受け入れる宣言をすべきです。そうすれば、うまく行けばかの国は消滅に向かう。

 おいおいですね。「受け入れます」と口先で言っても無意味なわけで「どう受け入れるかそれなりのプランを提示する」その覚悟がid:noharraにあるのか。過去の「ベトナムボートピープル」「中国残留日本人孤児」だってそんなに受け入れてないでしょう。
 そして「10万人なら受け入れる」で崩壊するなら誰も苦労しないんですが。中露の北朝鮮支援をどう考えてるのか。そして北朝鮮国家体制を舐めるにも程があるでしょう。

【追記】
■産経『【移民ショック】英首相がシリア難民2万人受け入れ表明、国民は過半数が反対』
http://www.sankei.com/world/news/150908/wor1509080045-n1.html
 id:noharraの「10万人引き受け」がいかに無責任な放言か分かるニュースです。


■酒井信彦『中共の巨大な軍靴が聞こえぬか』
http://sakainobuhiko.com/2015/09/post-282.html
 いい加減にして欲しいですね。中国の軍拡の是非はともかく、それが「対外侵略を意味してる」と思う人は「反中国極右」以外、「まともな人間なら」まずいないでしょう。南シナ海での小競り合いなんて「是非はともかく」侵略と言って大騒ぎすることでもないでしょう。
 ましてや日本と事を構えるなんてことはやるわけもない。

「習主席『兵力30万人削減』」
「式典の最後には約7万羽のハトも放たれ、『反ファシズム戦争勝利』を記念した式典が『平和を守る決意』(習氏)を示すイベントであるというメッセージを強く演出した」

というのは単に事実報道に過ぎないのですが「朝日新聞は中国に媚びてる」と因縁をつけるいつもの酒井です。


■酒井信彦『安倍談話、逆転利用するしかない』
http://sakainobuhiko.com/2015/09/post-281.html

 戦後70年を期した安倍首相の談話が、8月14日に発表された。それは予想された通り、以前の談話を完全に引き継ぐものであり、これによって1982年の第一次教科書事件に開始された、東京裁判史観の再構築は完全に完成した。
(中略)
 こうなってしまった原因は色々あるだろうが、結局最大の要因はアメリカの存在である。

 そりゃ「先の戦争で日本と闘った米国」にとって「戦前日本は正しかった」なんて談話が容認できるわけないでしょう。当たり前の話です。

 朝日新聞は15日の社説に、「この談話は出す必要がなかった。いや、出すべきではなかった」と書いて、逆の方向から全面否定を行った。ただし直後の朝日自身の世論調査で、「評価する」が「評価せず」を大きく上回り、見事に赤っ恥をかいた。

 やれやれですね。「中韓が評価しないような談話を出すべきでなかった(朝日)」「村山談話を引き継ぐ談話など出すべきではなかった(酒井らウヨ)」と方向性は逆ではあるものの、酒井らウヨも安倍談話を批判してたのに「安倍談話を批判した朝日が赤恥」とは酒井は何を抜かしてるんでしょうか。「朝日の安倍談話批判」が「赤恥」なら「酒井の安倍談話批判」とて赤恥ですし、「安倍談話・評価意見の大半」は「朝日が言うほど極右的で酷いとは思わない」つうものなんですから、酒井が喜べる世論調査結果じゃないんですが。

 ただし今回の安倍談話を逆転利用する手がかりが、無いわけではない。それは侵略・植民地支配について、日本だけの特殊問題ではなく、世界の近代史における普遍的問題として、一般化したことである。

 もちろんそう言うことを安倍が言うからこそ「安倍談話に失望した」という批判が出るわけですがそれはともかく。
 「侵略、植民地支配は昔は皆やってたという安倍談話の見地をもっと宣伝しよう(酒井)」て安倍にそんな事ができるわけないでしょう。中韓との関係が今以上にやばくなってしまう。


■大井健輔のツイッター

 どこの国へ行ってもコンビニやコーヒーショップ等の店員は不愛想。日本の過剰な「ありがとうございました」等の掛け声は、働く人間をあまりにもロボット的にしすぎている気がする。

 ウヨは良く「旧ソ連東欧時代の店員は無愛想だった」として「店員の無愛想さ」を「お客様への敬意がない、それに比べて日本はすばらしい」と言いたがるので、この大井ツィートは意外です。
 なお、「過剰かつ画一的なかけ声」も嫌ですが「全く無愛想」てのも俺は嫌ですね。

週刊ダイヤモンド『日本が中国を撃退!インドネシア鉄道受注の逆転劇』
http://diamond.jp/articles/-/78751
週刊東洋経済インドネシア新幹線、「白紙撤回」の裏事情 手痛い失敗から日本は何を学ぶべきか 』
http://toyokeizai.net/articles/-/85191

 取り上げてる内容自体は同じですがタイトルから受けるイメージがまるで違うダイヤモンドと東洋経済です。
1)インドネシア高速鉄道は、最初は日本が受注することがほぼ決まっていました。
2)それが中国の巻き返しで中国の受注可能性が高まり
3)最後に日本の巻き返しで「高速鉄道計画が白紙になった」という話です。
 「日本が受注(勝利)したわけではない」のだから、これをダイヤモンドのように「中国撃退」「逆転劇」と描くのは詐欺も甚だしいでしょう。むしろ「手痛い失敗」とする東洋経済の方が正しいでしょう。
 今後も「白紙撤回後の新たな鉄道計画」によっては再度日中間でビジネスのバトルが展開されますし、その場合どちらが勝つかは全く不明でしょう。

【2015年9/29:追記】
■産経『中国案「歓迎」、インドネシア高速鉄道 来日中の同国高官伝える 菅氏「極めて遺憾」』
http://www.sankei.com/economy/news/150929/ecn1509290013-n1.html
■産経『中国「豊富な経験ある」 インドネシア高速鉄道で』
http://www.sankei.com/world/news/150929/wor1509290028-n1.html
を見る限り、現時点では中国が一歩リードしたようです。菅長官は「『計画は白紙、高速鉄道は金がかかるから中速鉄道にしたい』と言ったのに、『計画白紙後、中国が新提案を出したからやはり高速鉄道計画にしようかと考えてる』とは事実ならインドネシア政府は朝令暮改だ」と批判したそうですが、まあ、「確かに朝令暮改だとは思いますが」、そう言う事言っても仕方がないわけで「日本側が対抗案を早急に出す」しかないでしょうね。

【2015年9/30:追記】
■NHKインドネシア高速鉄道 日本案採用せず』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150929/k10010251971000.html
 中国案を歓迎し日本案を採用せずとは「中国案採用で決着した」ということでしょう。「日本の考えを持ち帰って検討する」ではなくはっきり「日本の案は採用しない」と言われた以上、これはどうすることもできないでしょう。ぶっちゃけ日本側がお粗末だと言っていいんじゃないか。
 個人的には「これほどごたごたしたビジネス」では「インドネシアの仕事を受注すること」がいいことか疑問に思います。「インドネシアの仕事で全然利益が出ない」可能性がある(他の仕事で取り戻そうという考えはあり得ますが)。また「他の鉄道工事」で「インドネシアでやったことをウチでもやってくれ」と言われるのはちょっと経済的にきついんじゃないか。
 しかし、この記事を読む限り日本は「もうインドネシアの仕事は今回はあきらめることにする、中国と無茶苦茶な競争してたら全然利益が出ない」として自分から進んで撤退したんじゃないわけです。
 何せ

 菅官房長官は、29日午前、総理大臣官邸で、インドネシアのジョコ*33大統領の特使として日本を訪れているソフヤン・ジャリル国家開発企画庁長官と会談しました。

ですから。その場で菅長官は「考え直して欲しい」としたわけですが、平たく言えば*34

「日本案じゃインドネシアの財政負担重すぎるんよね、インドネシア発展途上国やからあまり重いのはちょっとねえ」
「中国の新しい案は、中国の古い案より財政負担が全然軽いのはもちろんだけど、日本案と比べても財政負担、全然軽いんよ。日本は中国案よりも財政負担軽くできるん?。それとも他になんか『財政負担軽減に変わる売り』があるん?」

と言われて

「イヤー、この間の案より財政負担を軽くしろってのは一寸無理かと」
「売りつうのはこの間の案で説明しましたが(今すぐ、新しい売りを言えと言われてもすぐには出せない)」

と言う対応しかできず「それやったら中国案でいくしかないなあ」となったようです。
 まあ、何度も言うように「インドネシアの要望(財政負担はできるだけ軽くしてくれ→建設金額が減らせないならインドネシアの替わりに負担かぶってくれ)」を飲むことが商売的にベターか疑問ですが、「中国の新提案を事前に察知できなかった上、再検討を要望しても、インドネシアの要望に応じない上にそれにかわる売りも出せなかったので、ろくに巻き返せなかった」つうのはやはりお粗末でしょう。報道に寄れば一部の日本政府関係者は「あんな中国みたいな無茶苦茶なダンピングができるか」「財政負担の軽さばかり重視してインドネシアはバカだ」と言ってるようですが、まあ、何言っても「負け犬の遠吠え」でしかないでしょう。

台湾の若者の立法院占拠と、日本若者の安保デモの精神性は対蹠的であり、いずれが優れているかは論を俟たないだろう。

単に「馬政権の中台経済交流に否定的」で「安倍政権の安保法に肯定的」なウヨ・大井が結論ありきの話をしてるだけです。実にバカバカしい。

 台湾桃園国際空港での一枚ですが、琉球(沖縄)になっています。以前は「琉球」だったはず。日本人は素通りでしょうが、この表記は、「沖縄」を中華文明圏の朝貢国として位置づけているということ

 やれやれです。これを「朝貢云々」というには何か根拠が必要でしょう。そんなものが何かあるのか。つうか日本だって「琉球新報」「国立琉球大学」のように琉球という言葉は普通に使われますよね。

川島なお美さんが亡くなったが、胆管がんの手術をして翌年に逝ってしまう*35んだから、近藤誠*36先生の言うように、がんの手術自体に問題があった*37のではなかろうか。

 おいおいですね。がん治療に携わる医師たちから「がん治療の妨害をしている」エセ医者として批判されてる近藤を支持するとはさすがバカウヨです。
 むしろ『抗がん剤放射線治療も受けない川島なお美』(http://www.news-postseven.com/archives/20150918_351451.html)という女性セブン記事が指摘する「怪しい民間医療にのめり込んだ疑い」の方が問題でしょう。
 大体「がんを摘出したって」摘出しきれず、がんが残る危険性やがんが摘出部位の外に転位してる危険性はあるわけでそれを防ぐための「外科治療と並行しての抗がん剤放射線医療」でしょうに。

 昨今の安保法案騒ぎを見ていると「日本国民は中身を知らずに大騒ぎをしている」と明治憲法発布時に慨嘆したベルツの言を思いだす。あの安保騒動の時にも、指導者の東大学生*38が安保なんて読んだこともなく騒いでいたと告白している

 ウヨの大井らしいツィートですが、何を根拠に安倍安保法案反対デモについて「中身を知らずに大騒ぎ」と思うんですかね。まあ、「オラが正しいと思う法律に文句つけるなんて読んでないに違いない」というそれこそ勝手な決めつけでしょうけど。

『「天皇」の原理』(文芸春秋 平成五)を七〇〇円で購入。ブックオフにて。アマゾンだとゆうに二千円以上はする。小室直樹*39博士は異端だ。天皇そっちのけで、ユダヤ教の講義。物の本質を教えてくれる数少ない書き手であった。

 「天皇」と入ったタイトルで「天皇そっちのけでユダヤ教の講義」なんてどう見てもまともな本ではないですが大井が評価してるらしいのには絶句ですね(苦笑)。
 ちなみに小生にとって小室と言えばロッキード事件田中無罪説や南京事件否定論といった暴論・珍論を唱えて立花隆らにボコボコにされる、にもかかわらず自分の負けがマジで理解できないのか、理解した上で負けてないと居直ってるのか知りませんが「負けを認めない」どうしようもないバカですね。

中国が「膨張」するほど遠ざかっていく台湾
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44646

 珍右翼「大井」が紹介する珍右翼「阿部純一」の駄エントリに突っ込んでみましょう。

中国が国境を接した外部に深刻な軍事的脅威が存在しない中で、4半世紀にわたり国防費を急増させてきたのは、第一義的には台湾を武力で統一するためである。

・やれやれです。別に中国の軍拡を支持はしませんがこの珍右翼の脳内には「戦前日本が中国を侵略したこと」も「朝鮮戦争で米韓連合軍が中国領に進出してきたこと」も「中ソ国境紛争」も「中印国境紛争」も「中越紛争」も「CIAの支援によるチベットゲリラの武装反乱」も全て存在しないようです。「深刻な軍事的脅威が存在しない」なんて冗談じゃありません。
 たとえば朝鮮戦争時は可能なら「米韓連合軍は台湾と呼応*40して共産党政権を打倒したかった」でしょう。米中国交正常化や中国の国連加盟が実現するまでは中国にとって「ソ連と為をはれる」「西側最強の軍事強国」米国は相当の脅威だったでしょう。米中国交正常化により「チベットゲリラへのCIAの支援」もなくなり中国は「安心してゲリラ鎮圧ができた」わけです。
 中国が「北朝鮮の現状を容認する理由の一つ」は「統一韓国が中韓国境に在韓米軍や韓国軍を配備したら物騒きわまりないから」です。だから「緩衝地帯としての北朝鮮」の存在は「米韓軍と中国軍が直面しない」と言う意味で大変ありがたいわけです。
・また1950年代ならまだしも、現在の中国は「軍事統一」なんて考えてないでしょう。現在の中国の戦略は
1)「台湾の独立宣言阻止のためなら軍事攻撃でも経済制裁でもどんなオプションでもあり得る」と台湾に圧力をかけて
2)また世界の各国に「台湾を独立国と認めたら国交断絶する」と圧力をかけて
「台湾の事実上の独立」を「法的な独立にしない→将来の統一の余地を残しておく」というものです。 「統一は将来の課題」であって、当面統一なんて考えてない。武力統一なんてリスキーな話は勿論論外です。

 中国は内モンゴル自治区の朱日和戦術訓練基地に、台北の総統府を模した実物大のモックアップを建設し、すでにこれを用いた演習を行っていることを産経新聞が報じている

 単に「独立宣言したら軍事オプションもあり得るというのはフカシではない」という宣伝でしょう。
 そう言う宣伝の「政治的効果や道義的是非」はともかくこの「軍事作戦」はあくまでも「台湾が独立宣言したら」という条件付の軍事作戦です。
 つまりは「独立宣言させないための圧力」のわけです。「独立宣言しない限り」恐ろしくなんかない。本気で中国が軍事攻撃を考えていたらむしろ手の内を見せるわけがないでしょう。

 暗記力の強い人は、奇妙にも創造力が弱いものだ。日本人は百科全書的な物知りをむやみに評価するが、そういうことで世間的にも、地位的にも、えらくなった学者が、実は本当に学問的な仕事は何一つやっていなかったというのがまあ普通のところである。
会田雄次『日本人の意識構造』*41

 少なくとも学者の世界では「単なる物知り」では意味がないのであって「世間に評価される偉い学者」というのは「何らかの学問的仕事はやってる」でしょう。どう見ても「京都大学教授でありながら、世間一般には学者と言うより右翼評論家と認識、評価されていた会田のぼやき」のようにしか見えません。

 世の中には「あの人は読書家だ」という評価があるようだが、「読書とは他人にモノを考えてもらうこと」でもある。そういうことを西洋の哲学者が述べており、多読を慎めとすら言っている(ショーペンハウエル)。インプットのみでアウトプットを考えない読書家は評価に値しない。

 何もこんなことはショーペンハウエルなど持ち出さなくても、

・学びて思わざれば則ちくらし、思いて学ばざれば則ちあやうし
(他人の知識を学んでも、その学びを自分で深く考えなければ、身につくことはない。一方、自分で考えるだけで人から学ぼうとしなければ、考えが独善になる危険がある)

という有名な孔子の言葉もあります。


■「内モンゴルペマ・ギャルポ」楊海英を批判する
ニューズウィーク日本版『ウイグル人なら射殺も辞さない中国に噛み付くトルコ』(楊海英)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/08/post-3866.php

 東トルキスタン南部のホータンでは、戒律を守って慎み深く暮らしている敬虔なムスリムたちに対して、地元の中国共産党政府は隣で華やかなビールパーティーを連日昼夜にわたって開催して挑発。

 以前、
■『今日もMukkeさんに突っ込んでみる(ウイグルのビール祭り)(追記・訂正あり)』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20150627/5632178907
で指摘しましたが、「ウイグルにおいては、酒文化の長い歴史がある」のだから「ビールパーティーによる挑発」というのははっきり言って眉唾でしょう。「イスラム教徒に無理矢理飲ませた」などという事態でもない限り挑発にならないと思いますが。

 悲しいことに、日本や欧米の中国シンパたちは中国の高圧的な民族政策を黙認している。その点、トルコは異なる。「われわれはいかなる場合でもウイグル人と連帯する。同胞たちが弾圧されている事実に接し、トルコ国民は悲しんでいる」とトルコのチャブシオール外相は表明した。

 少しググるだけでこの楊のトルコについて物言いが全くのデマであることが分かります。単に「トルコ国内のイスラム強硬派」に配慮して中国に苦言を呈しただけで、楊が言うほどトルコは反中国ではないでしょう。

http://www.sankei.com/world/news/150729/wor1507290042-n1.html
産経新聞『トルコ大統領、中国訪問 習近平国家主席らと会談』
 トルコのエルドアン*42大統領が29日、中国を訪問し、習近平*43国家主席李克強*44首相らと会談した。トルコは習政権が推進する新しい経済圏構想「一帯一路」の中でも最重要国の一つで、両政府とも経済協力の強化に積極的だ。
(中略)
 中国メディアによれば、エルドアン大統領は企業家らトルコ財界の重鎮を約100人同行させた。30日に北京で中国の政府、企業関係者と経済貿易フォーラムを開催する予定だ。
 習政権が対外開放新戦略の要と位置付ける一帯一路構想は、中国が世界経済の中心的地位を占めていた古代シルクロードを意識したものだ。トルコはアジアと欧州をつなぐ重要な位置にある。中国は原発建設や鉄道、空港、橋などのインフラ整備を協力することで、トルコにおける影響力の拡大を目指している。
 中国とトルコの貿易額は2014年に230億ドル(約2兆9千億円)に達し、トルコにとって中国は、ドイツに次ぐ2番目の貿易相手となった。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM29HA4_Z20C15A7FF2000/
日経新聞『中国、トルコ高速鉄道に協力 首脳会談で一致』
 中国の習近平国家主席は29日、訪中したトルコのエルドアン大統領と北京の人民大会堂で会談した。習指導部が掲げる「シルクロード構想(一帯一路)」での経済協力を強め、トルコが計画する高速鉄道建設への中国企業の参加に向けて協力することで一致した。反テロ対策での連携も確認した。
 エルドアン氏は大統領就任後初の訪中で、30日まで滞在する。トルコは欧州とアジアを結ぶ交通の要衝で、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバー国でもあり、習氏は会談で「貿易や投資、インフラ整備などの協力を強化しよう」と呼びかけた。
 トルコの高速鉄道は、最大都市イスタンブールと首都アンカラを結ぶ区間などが開通している。両国は2010年に中国の資本と技術を導入した大規模な整備計画で合意したが、実際には進まなかった経緯がある。2014年7月、当時首相だったエルドアン氏は全土で合計約3500キロメートルの高速鉄道網を整備すると表明している。
 エルドアン氏の訪中にはトルコ経済界の100人以上が同行した。両国は経済協力などを話し合う副首相レベルの枠組み設置でも合意した。

http://www.asahi.com/articles/ASH3L66Y3H3LUHBI01Q.html
朝日新聞『中国製ミサイル装備、トルコに売却へ NATOでは初』
 中国共産党機関紙・人民日報(電子版)などは18日、中国製ミサイル防衛システム「紅旗9」がトルコ政府に売却されることが決まったと報じた。
(中略)
 トルコ政府が購入を決断した背景には、安全保障面での協力を通じて中国との連携を深め、中東地域での米国の影響力に対抗する狙いがあるとの見方も出ている。


■読売新聞『南シナ海問題ベトナム有識者が東京で講演』
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150920-OYT1T50024.html
 やれやれですね。産経ならまだしも読売新聞が「拓殖大学の極右集会」なんか記事にするとは思っても見ませんでした。
 酷いのは読売が「拓殖大学」という主催者の名前を全く書かず「日本政府主催の公的な学術集会?」と読者に誤読させる気満々のことでしょう。産経も酷いですが最近は読売の劣化も酷いようです。


■アジア自由民主連帯協議会『【9月19日 拓殖大学文京キャンパス】「南シナ海をめぐる中越関係と日本」 : 南シナ海問題を考える会』
http://freeasia2011.org/japan/archives/4172
 集会の宣伝文を読むだけでも単なる反中国極右集会と分かるくだらない代物です。

 ベトナムでは、国民が一丸となって領土防衛と侵略阻止の声をあげているにもかかわらず、政府は十分な対応をしていません。ベトナムの外交国際問題専門家たるデイン・ホアン・タング、ホアン・ベトの2氏は、ベトナム共産党を離脱までして、政府に対し、中国への妥協的姿勢*45を批判するとともに、断固たる対決策を提示するよう要請しています。
 さらに2氏は、日本と連携して中国の海洋覇権と闘い*46、アジアの平和と関係各国の主権を守ることを訴えたいと望んでいます。
 このことに共感、同意する私たちは、今秋、2氏を証言者としてお招きしてシンポジウム及びワークショップを開催する次第です。

 やれやれですね。
 もちろんベトナムは「スプラトリー諸島南沙諸島)やパラセル諸島西沙諸島)」を自国領と主張してるわけで、中国とこの件ではある種の対立関係にある。
 そのベトナム政府の対応ですら「生ぬるい」と言うような人間は「よほどの反中国極右」でしょう。「ベトナム政府関係者を呼んで政府見解を聞く」のならともかく、そんな反中国極右を呼んで集会を開く。反中国極右集会以外何物でもないでしょう。
 そもそも本当に「中国の主張は間違ってる」と言えるのか。
 いやそもそも「この領土問題は中国対ベトナムという話ではなく」、フィリピンや台湾も絡んでくるのに「ベトナムの人間だけ呼ぶ」てのも実におかしな話です。
 「拓殖大ベトナムに肩入れしてるのか」と疑われても仕方がない。つうか肩入れしてるんですかね?
 しかしベトナム戦争時はさんざん「反共主義の立場からのベトナム批判」をしていたウヨ連中が今はベトナム支持ってのも「何だかなあ」と思います。


■アジア自由民主連帯協議会『【9月5日 東京 星陵会館大ホール】ポーツマス条約110周年 日露戦争の意義を考える国民の集い』
http://freeasia2011.org/japan/archives/4165
 いい加減にして欲しい。日露戦争の日本勝利なんてアジアの民主化に関係ない。「アジアの民衆に希望を与えた(日本ウヨの与太)」なんてのはデマも甚だしい。
 あえて言えば日露戦争の意義は
1)日本が南樺太(南サハリン)を自国領にした
2)ロシアに韓国から手を引かせ、日本による韓国植民地化を本格的に実行できるようになった
3)満州中国東北部、中国東北三省*47)のロシア利権を譲り受けた→後の南満州鉄道(満鉄)、関東軍満州国につながる
て話です。要するに日本が「利権を獲得して美味しい思いをした」て話でしかない。これらの利権は「1945年の日本敗戦」で全部チャラになりますけど。
 ウヨ連中が正直に「日本の国益が増進して良かった、当時はそう言う時代だから何の問題もねえよ」というなら、「主張(侵略戦争正当化)の是非」はともかく「事実認識日露戦争侵略戦争)」としては嘘ではない。
 しかしさすがのウヨ連中もそう言う度胸はないらしく「アジアの民衆に希望を与えた」と見え透いたデマを騙るわけです。
 後、少なくともウヨ連中は「意義とは認めない」でしょうが、ロシアの敗戦は「ロシア革命」という後の政治変革の引き金になったとは言えるでしょうね。
 ちなみにこんなデマ集会の呼びかけ人に

伊藤哲夫*48(右翼シンクタンク日本政策研究センター」代表、日本会議常任理事)
加瀬英明*49(「新しい歴史教科書をつくる会」顧問、日本会議代表委員・東京都本部会長)
・工藤美代子(元「新しい歴史教科書をつくる会」副会長)
佐藤守*50(国家基本問題研究所評議員
・杉原誠四郎*51(「新しい歴史教科書をつくる会」会長)
高池勝彦(「新しい歴史教科書をつくる会」副会長)
田久保忠衛*52日本会議会長、国家基本問題研究所副理事長)
田中英道*53(元「新しい歴史教科書をつくる会」会長)
富岡幸一郎*54(「新しい歴史教科書をつくる会」理事)
永山英樹*55台湾研究フォーラム会長、頑張れ日本!全国行動委員会常任幹事)
西尾幹二*56(元「新しい歴史教科書をつくる会」会長)
福田逸(国家基本問題研究所評議員。右翼活動家・福田恒存の息子)
藤岡信勝*57(「新しい歴史教科書をつくる会」理事(元会長))
水島総チャンネル桜社長、「頑張れ日本! 全国行動委員会」幹事長)
屋山太郎*58(国家基本問題研究所理事、日本教育再生機構代表発起人)
柚原正敬(右翼出版社「展転社」創業者)
(以上、ウィキペディア参照)

など悪名高いプロ右翼の皆さんと一緒に「就任してる」んだから「例の三浦小太郎」も完全に正体モロバレです。前も書きましたが、安倍政権誕生により、三浦も完全にたがが外れたようです。
 この期に及んで「自称アンチネトウヨ」の癖に、「守る会幹部のネトウヨ」三浦を批判出来ないんだから「守る会会員」id:noharraという男も全く酷い嘘つきです。
 ちなみにこのデマ集会にはペマ・ギャルポも呼びかけ人になってます。ペマの暴挙を野放しにすればチベットの評判が堕ち続けるのに「ダラムサラダライラマ一味」とか、id:MukkeとかI濱女史とか全く何考えてるのか。いや俺は「チベット人でもチベット支持者でもない」ので、チベットなんて「レベルの低いバカ集団」は滅亡しようと知ったことじゃないですけどね。ダライ一味のようなゴミ連中が「ノーベル平和賞受賞者面」「チベット仏教の高僧面」してでかい態度取ってることが「何様だ、ダライ一味。日本ウヨと野合したり、オウム麻原や念仏宗無量寿寺から金もらったり、チベット人焼身自殺を扇動して恥じない手前らみたいなクズはとっとと死ね」と不愉快でならないので罵倒してるわけです。
 ダライ一味がいかにゴミ以下のカスであるかについては、たとえば
■人民日報『真相:ナチスオウム真理教とダライとの関係』
http://j.people.com.cn/94709/6562097.html
■人民日報『ダライ一味が「焼身自殺」を煽動するのは行き詰まりの現れ』
http://j.people.com.cn/94474/7637249.html
でも参照してください。
 全くid:Mukkeのようなバカしかいないんだから日本の自称チベット支援者もバカの集まりとしか言いようがありません。ああいうバカがいる運動は支持する気にはなりません。つうかMukkeとかI濱って、「本当は藤岡信勝のようなごろつきウヨとして中国攻撃するネタとしてチベットを道具にしてるだけじゃないか」と疑いたくなりますね。Mukkeらのやってることは応援じゃなくて客観的には「チベットネガキャン」にしか見えないんですが。
 最後にこのバカウヨ集会の宣伝文に突っ込んでおきます。

日本が日露戦争に勝利したことは世界を震撼させ、やがてアジア各国の独立運動へと繋がる地殻変動の嚆矢となりました。

 むしろロシア革命の方が「毛沢東*59(中国)」「金日成*60北朝鮮)」「ホーチミン*61ベトナム)」などと世界各地に「共産系民族活動家」を生み出した「地殻変動」じゃないかと思いますが。
 レーニンは「民族自決」を政治スローガンにしていたわけですし。
 そして少なくない民族活動家は「毛沢東蒋介石*62(中国)」「金日成北朝鮮)」「ホーチミンベトナム)」「ネール*63ガンジー(インド)」のように、連合国の立場に立って日本と闘っていたのですが。

中国、韓国による日本誹謗のプロパガンダ*64が拡散して日本が貶められるという「歴史戦」がつづいています。

 中国、韓国が問題にしてるのは「日中戦争及び、そこでの戦争犯罪南京事件731部隊など)」「韓国併合後の植民地統治」なので「日露戦争の意義」なんか語っても何の意味もありません。
 「日露戦争の意義」を語れば
1)「南京事件731部隊慰安婦といった日本の戦争犯罪」「蒋介石政権を打倒して中国全面植民地化を目指した戦前日本の国家方針」が正当化出来るのか。
2)村山談話河野談話が間違ってることになるのか。
 ばかばかしくて話になりません。
 「連中の語る日露戦争の意義=アジアの民衆に希望を与えた」自体が全くのデマですが。

「現代ロシアはどうなっているのか」元ウクライナモルドバ大使 馬渕睦夫*65

 やれやれです。「現代ロシア」と「日露戦争」と何のつながりがあるのか。

*1:まあ例は何でもいいんですが

*2:「代表なき国家民族機構」の略称。ウィキペディアに寄れば「アブハジア共和国(国連に加盟しておらずグルジアも独立を認めていないが事実上の独立状態。ロシア系住民が多くロシア政府が支援)」、「チェチェン・イチケリア共和国(ロシアからのチェチェン分離独立派グループ。現在は海外亡命に追い込まれており国家としての実態はない)」、「コソボ共和国セルビアからの独立を宣言し事実上の独立状態にあるがセルビアを含め独立を認めない国も多く国連未加盟)」、「ソマリランド共和国ソマリアからの独立を宣言し事実上の独立状態にあるがソマリアを含め独立を認めない国も多く国連未加盟)」などがメンバー。

*3:文革の開始は「1965年11月10日、姚文元による論文『新編歴史劇「海瑞罷官」を評す』の発表」とされます。1976年9月の毛沢東死去、10月の四人組逮捕によって文革は終了しました。ただし「文革期に出世した華国鋒」がトウ小平との政治闘争に敗れ首相(1980年)、党主席(1981年)を辞任するまで「文革問題は終結していなかった」と言えるかも知れません(ウィキペ「文化大革命」参照)。

*4:中華民国時代から中国領土ですから植民地支配ではないでしょう。

*5:違法かどうかは争いがあります。

*6:「是非はともかく」領土問題のある場所で小競り合いする程度の事が侵略なんでしょうか。俺はそうは思いませんが。

*7:せいぜい、中国と領土問題を争ってるフィリピンとベトナムでしょう。マレーシア、シンガポールブルネイインドネシアラオスミャンマーカンボジア、タイなどとの間に軍事紛争の危険性なんかないでしょう。

*8:金儲けというなら中国とて同じ事なのですが、何故かウヨの脳内に中国ビジネスはないようです。

*9:まあ「中国の民主化」だって「ウヨのデマ」でしかないですが。連中はそれを口実に中国攻撃しているだけです。

*10:イリノイ州議会上院議員、米国議会上院議員イリノイ州選出)を経て大統領

*11:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て現在、国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*12:北朝鮮の「人工衛星用ロケット打ち上げ」のこと。

*13:米国と中国のこと

*14:北朝鮮のこと

*15:この「粛正」は「綱紀粛正」という時に使う言葉なのでおそらく「粛清」の誤記でしょう。

*16:「朝日に善意に理解すれば」情報工作だと言う事は分かりながらもこの情報を事実と認識した上で「事実報道をすることは情報工作者の意思が何でアレ仕方がない」というところでしょうか。

*17:言い方にもよるでしょうが「あのような行為に意味があったとは思わない」と言う主張それ自体は必ずしも「嘲笑」ではありません。

*18:1970年刊行

*19:沖縄関係の著書に『沖縄・久米島から日本国家を読み解く』(2009年、小学館)、『佐藤優のウチナー評論』(2011年、琉球新報社)、『佐藤優の沖縄評論』(2014年、光文社知恵の森文庫)など

*20:橋本内閣北海道開発庁長官(沖縄開発庁長官兼務)、小渕内閣官房副長官衆院議院運営委員長、衆院外務委員長など歴任。

*21:以前、id:noharraは吉本を絶賛していた。

*22:おそらく東南アジアの誤記と思われる

*23:内モンゴル自治区のこと。外モンゴル北モンゴルになる。

*24:中央公論』に1963年から65年にかけて連載。その後、1964〜65年に番町書房から正続2冊本で刊行。現在は中公文庫で入手できる。

*25:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相科学技術庁長官などを経て首相

*26:本当に「そう言うもののためには死ねない」のならそれは日本人として恥ずべき事でしょう。俺個人はそんな事ないと思いますが。

*27:動画を見れば分かるのかも知れません。

*28:陸軍省軍事課長、軍事調査部長を務めるが皇道派だったことから226事件後は陸軍中枢から外される。その後、関東防衛軍司令官、第25軍(マレーシア)司令官、第1方面軍(満州)司令官、第14方面軍(フィリピン)司令官などを歴任。

*29:本間の処刑日「4/3」は確かに偶然ではないかも知れません。しかし山下の処刑日「12/23」について「単なる偶然じゃない」と喜多氏が考える理由は不明です。そもそも山下と明仁氏と何の関係があるんでしょうか?

*30:台湾軍司令官、第14方面軍(フィリピン)司令官などを歴任。

*31:一応お断りしておけば沖縄と樺太以外の地上戦で、イーストウッドの映画で有名になった「硫黄島の戦い」てのがありますね。アレは一応日本領土です。それと「地上戦でなければ痛くない」つう問題でもないわけです。東京大空襲も原爆投下も被害者にとっては当然痛かったでしょう。

*32:http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20140917/1410886869も指摘してるが、大沼氏はサハリン訴訟にコミットしており、大沼『サハリン棄民』(1992年、中公新書)と言う著書もある。安倍政権誕生に気のでかくなった喜多や三浦らバカウヨが慰安婦のみならず「サハリン棄民問題」でも歴史捏造を画策中ということだろう。でそういうデマ野郎の三浦をどう思いますか、id:noharraさん。

*33:スラカルタ市長、ジャカルタ特別州知事を経てインドネシア大統領

*34:詳しくはNHK記事を見て下さい

*35:そもそもがんという病気自体「最近では医学の発展により大分治療が成功してきたとは言え」治療が難しい病気だと思うのですが。

*36:著書『「治るがん」と「治らないがん」:医者が隠している「がん治療」の現実』(1998年、講談社プラスアルファ文庫)、『がん放置療法のすすめ』(2012年、文春新書)、『近藤先生、「がんは放置」で本当にいいんですか?』(2014年、光文社新書)などトンデモ本多数

*37:もちろん可能性としては「手術に問題があった可能性はある」でしょうが近藤の場合、「ガン放置治療」なんて暴論だから論外です。

*38:後に右転向した一部の連中がそう言ってるってだけの話でそこまでドヤ顔するか?。

*39:「著書名だけでも」小室のトンデモがよく分かる著書としては『中国共産党帝国の崩壊』(1989年、光文社)、『田中角栄の呪い:角栄を殺すと、日本が死ぬ』(1994年、光文社)、『大東亜戦争、こうすれば勝てた』(日下公人との共著、2001年、講談社プラスアルファ新書)。

*40:1950年代当時は台湾は大陸反攻を唱えていました。

*41:1972年、講談社現代新書

*42:イスタンブル市長、首相などを経て大統領

*43:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*44:中国共産主義青年団共青団)中央書記処第一書記、河南省党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て首相

*45:基本的に領土問題のために中国と完全に敵対するわけにも行かないでしょう。だからベトナムはAIIBに参加するし、今度の抗日勝利記念式典でも大統領(国家主席)が出席するわけです。

*46:ウヨ連中のことですから、「南シナ海への自衛隊投入」という物騒な路線でしょう。これでよくもまあ「安保法案は戦争法案じゃない」と言えるもんです。

*47:遼寧省吉林省黒竜江省

*48:著書『教育勅語の真実』(2011年、致知出版社)、『明治憲法の真実』(2013年、致知出版社)など

*49:著書『日本を誤らせた国連教と憲法信者』(2004年、展転社)、『明治天皇日露戦争:世界を感動せしめた日本武士道』(共著、2005年、明成社)、『なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか』(共著、2012年、祥伝社)、『相手が悪いと思う中国人・相手に悪いと思う日本人』(共著、2012年、ワック文庫)、『中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか』(2014年、ベスト新書)、『大東亜戦争で日本はいかに世界を変えたか』(2015年、ベスト新書)など

*50:著書『金正日は日本人だった』(2009年、講談社)で北朝鮮金正日国防委員長は、金日成国家主席が妻・金正淑との間に儲けた子どもではなく、間諜として朝鮮共産党に入党した戦前日本の右翼組織・黒龍会所属の日本人・塚田理(朝鮮名:金策)が金正淑との間に儲けた子であるとの珍説を提示している。また著書『大東亜戦争は昭和50年4月30日に終結した』(2012年、青林堂)ではベトナム戦争までが太平洋戦争の範疇だという珍論を主張している。

*51:著書『よい教科書のための教科書制度改革論・そして教育再生実行会議への期待』(2013年、自由社)、『理想の政教分離規定と憲法改正』(2015年、自由社ブックレット)など

*52:著書『新しい日米同盟:親米ナショナリズムへの戦略』(2014年、PHP新書)、『憲法改正、最後のチャンスを逃すな!』(2014年、並木書房)など

*53:著書『戦後日本を狂わせたOSS「日本計画」:二段階革命理論と憲法』(2011年、展転社)、『戦後日本を狂わせた左翼思想の正体:戦後レジームOSS空間」からの脱却』(2014年、展転社)など

*54:著書『新大東亜戦争肯定論』(2006年、飛鳥新社)など

*55:著書『日本の命運は台湾にあり』(2007年、まどか出版

*56:著書『歴史を裁く愚かさ:新しい歴史教科書のために』(2000年、PHP文庫)、『日本はナチスと同罪か:異なる悲劇・日本とドイツ』(2005年、ワック文庫)、『中国人に対する「労働鎖国」のすすめ』(2013年、飛鳥新社)、『同盟国アメリカに日本の戦争の意義を説く時がきた』(2013年、ビジネス社)、『アメリカと中国はどう日本を「侵略」するのか』(2014年、ベストセラーズ)など

*57:著書『自由主義史観とは何か:教科書が教えない歴史の見方』(1997年、PHP文庫)、『「自虐史観」の病理』(2000年、文春文庫)、『汚辱の近現代史』(2001年、徳間文庫)、『教科書採択の真相:かくして歴史は歪められる』(2005年、PHP新書)など

*58:著書『なぜ中韓になめられるのか』(2005年、扶桑社)

*59:中国共産党主席

*60:国家主席朝鮮労働党総書記、朝鮮人民軍最高司令官

*61:北ベトナム国家主席ベトナム労働党主席

*62:中華民国総統中国国民党総裁

*63:インド初代首相

*64:もちろん慰安婦問題などでの批判は誹謗ではなく正当な批判ですが

*65:イスラエル公使、駐タイ公使、駐キューバ大使、駐ウクライナモルドバ大使、防衛大学校教授などを歴任。著書『「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった!』(2014年、ワック文庫)など(ウィキペディア馬渕睦夫」参照)