「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート111(追記・訂正あり)

■月刊「宝島」休刊 ただただ懐かしく 淋しく、そしてお礼を言いたい気持ちです(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3235
 月刊宝島ほど「途中から読者無視で編集部、経営陣が好き勝手暴走した酷い雑誌」もないでしょうね。
 小生にとって宝島というと「B級エロ雑誌」ですね(俺と同意見の方も意外と多いかも知れません)。つうのも小生が宝島の存在に気付いた頃(1990年代後半、高校・大学の頃)つうのはそう言う雑誌だったからです。俺の記憶だと、1990年代後半の宝島は「記事の内容がほとんどB級アイドルのエロ写真とエロDVDの宣伝、それに吉原のソープや歌舞伎町のヘルス、イメクラなどの風俗情報」「表紙写真が毎回お姉ちゃんの水着写真」「まさに月刊東スポ状態」「ザ・ベストマガジン(KKベストセラーズ)とか特冊新鮮組DX竹書房)といったB級エロ雑誌と見分けがつかない状態」「1970年代、1980年代はサブカル雑誌だったというのが信じられない状態」というすさまじいことになっていました。いや小生個人は「宝島のエロセンス」が趣味に合わないので、ほとんど買ってなかったのですがコンビニなどでその存在は知っていました。えーと、あまり変な人間だと思われたくないし「上品にエロネタを書く技術もない*1」ので基本、エロネタは書かないことにしていますが、小生はまあ人並みにはスケベかと思います。今回は「読者無視という宝島社の酷い会社体質を説明するため」ちょこっとエロネタを書かせていただきました。
 今後も「基本的にエロネタは書かない方針ですので」ご了承ください。
 ただ「1990年代後期の宝島はB級エロ雑誌」ですが1970年代、1980年代と言った初期の宝島はサブカル雑誌だったし、2000年代の宝島は確か「噂の真相辺り」がさんざんバカにしていましたが、「日経ビジネス週刊ダイヤモンド週刊東洋経済などの二番煎じ的ビジネス雑誌」だったわけです。つまり「儲けることしか考えてなくて、『サブカル雑誌からエロ雑誌』『エロ雑誌からビジネス雑誌』と、過去の読者を無視して好き勝手やって恥じない酷い雑誌」が宝島だったわけです。同業他社でここまで酷い雑誌てのは見たことがないですね。結局今回の休刊も「儲からないからやめちまう」という無責任な話です。もちろん「商売」だから儲けも重要なわけですが、そう言うレベルではない「まともな人間にはまねできない」酷さが宝島の訳です。
 ちなみに三浦が「懐かしい」という宝島は「1990年代中期の宝島」でこの頃の宝島は「諸君や正論と同レベルの極右雑誌*2」だそうです(ただし1970年代、1980年代のサブカル雑誌としての宝島は小生の知識では左派ではないにせよ極右雑誌ではないのですが)。そんな雑誌を公然と懐かしがってる三浦が低能バカウヨであることは言うまでもないでしょう。
 そんな三浦を「代表、副代表、事務局長」など、幹部として処遇してきたし、今も処遇してる守る会は極右団体以外の何物でもないし、三浦とつるんで恥じないid:noharraのような輩が低能なバカウヨであることも言うまでもないでしょう。
 id:noharraといいid:Mukkeと言い最初は「ボーガスの守る会と三浦氏への悪口を許さねえ(id:noharra)」「ボーガスのダライ猊下への悪口は許さねえ(id:Mukke)」などと勇ましいのに途中から「ダライラマの犯罪的愚行(例:オウム真理教念仏宗無量寿寺からの多額の現金受領、日本ウヨとの野合など)を全面正当化はできない(id:Mukke)」「三浦小太郎の犯罪的愚行(例:河野談話否定、日本の朝鮮植民地支配正当化など)を全面正当化はできない(id:noharra)」と気付くや、「小生に何を言われても『あんな奴相手にしねえ*3』と捨て台詞はいて黙りで逃げ続ける」のだから本当にゲスでクズな連中です。Mukkeとお友達らしいid:DG-Lawなどはその人間性が全く理解できませんね。平たく言えば「Mukkeなんかとつきあってて恥ずかしくねえの?。首でもつって死んだら?。本出したから俺は頭がいいんだなんて思ってらお前、大間違いだぞ。バカウヨやトンデモさんでも本は出してるから」てことですが。

 私が最も愛読していたのは、宝島30という短命に終わった雑誌だった。

 「真偽は不明ですが」噂の真相に寄れば「例の大内糾騒動」でやる気を失った経営陣が「あまり売れてないこともあって」編集部を無視して廃刊にしたそうです。
 まあ、宝島30など俺は評価してないので廃刊しようとどうでもいいのですが、この廃刊劇の何が酷いって噂の真相も当時批判してましたが「廃刊前の最後の号」に小林よしのりマンガの連載(読み切りではない)が始まったことでしょう。
 つまりは「小林に連載を依頼したときは廃刊予定ではなかった」が「小林マンガ*4を載せても売り上げが大して変わらない」ので連載1回で経営陣が速攻、廃刊強行というのだから酷い話です。しかも噂の真相に寄れば「小林さんに連載を依頼したのにいきなり廃刊では筋が通らない、こんなことはできないし、やれと言うなら経営陣自ら、小林さんに説明して欲しい」という編集部を無視して、廃刊を経営陣が強行したのに「小林には編集部が説明してくれ、作家対応は経営陣の仕事ではなく編集部の仕事だろう」と全部丸投げというのだから全くもって酷い話です。およそまともな会社ではないでしょう。

 宮台真也、宮崎哲也、小浜逸郎、諏訪哲二*5浅羽通明呉智英切通利作、思い出したらきりがない。
(中略)
(注:宝島の影響で)ものの考えははっきりと右翼的なものに近づいて行った。

・三浦と一緒に「プロ右翼」西村幸祐主催のウヨイベントに出席し、三浦らウヨ仲間と共に中韓に悪口雑言しまくった*6小浜逸郎ががちの極右であることは間違いないでしょう。まあ、そもそもまともな人間は西村のウヨイベントなんかにコメンテーターとして呼ばれません。
 他の面子は「小生は興味もない」のでよく分かりません。調べるつもりもありませんが、まあ、三浦が評価するんですから「全部がそうかはともかく」ほとんど小浜の同類の極右でしょう。このように「宝島」の極右性(といっても1990年代中期ですが)を絶賛する三浦ですが、意外なことに「宝島休刊を報じる」産経記事は

 「宝島」は1974年に創刊。当初は、海外文化の紹介者として知られた評論家の植草甚一*7さんらが編集に携わった。80年代には忌野清志郎さんやイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)といった日本のミュージシャンを積極的に取り上げ(中略)独自の編集で支持を集めた。

としか書いていません(逆に三浦は植草氏やYMOといったサブカル要素には全く触れません)。「故・忌野氏やYMO元メンバーの坂本龍一氏が脱原発派であること(そして彼らは左派かどうかはともかく少なくとも三浦のような極右ではないこと)」から宝島について無知な人は「宝島が一時期は三浦が絶賛するような極右雑誌だった」なんてことは産経記事を読んだだけでは思わないでしょう。三浦に寄れば「一時は三浦が愛読し、三浦の右翼的性格形成に大いに貢献した」のだそうですが。
 産経もなんだかんだ言っても「宝島は一時は素晴らしい極右雑誌でした」なんてことは恥ずかしくて言えないんでしょうね、「プロ右翼」三浦と違って(毒)。また俺みたいに「エロ雑誌時代」「ビジネス誌時代」についても産経は何故か触れていません。まあ、「一時代を築いたとまで評価されるサブカル雑誌時代」と違って「他のエロ雑誌やビジネス誌との差別化ができなかった、つまらない雑誌として扱われたから」てことでしょうけど(エロについて言えば新聞に書きにくいてのもあるでしょう)。
・三浦がウヨになったのって宝島関係ないと思いますけどね(苦笑)。宝島以外に昔なら「産経、週刊文春週刊新潮、諸君、正論*8」、今なら他に「ウィル、月刊日本」など極右メディアはうんざりするほどあるわけですから。
 まあ、それはともかくさんざん「自分の右翼性をあいまいにごまかしてきた*9三浦」もついに「俺はウヨだ」と公然と認めるようになったわけです。安倍政権の誕生で完全にたがが外れたようです。ただ最近の安倍政権支持率を見るに「安倍政権の終わりが近づいてる」「反動で自民が今よりはマシになり、三浦らの苦境が近づいてる」ように思いますが、まあ、それでも三浦は「別に構わない」と思ってるんでしょうね。最近の三浦は正論だの月刊日本だのを活動場所にしてることを全く隠してませんし「ウヨ活動家として飯を食っていくこと」を決定したのでしょう。


北朝鮮最新情報 :「北韓住民の心を掴む」というばかばかしい人道支援論(統一日報) 
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00315
 いつもの「支援しても住民には行かない」と言う勝手な決めつけです。「モニタリングすればいいだろ」と思いますし「仮に不正転用があるとしても*10」何一つ支援が住民に行かないって事はさすがにないでしょう。たとえ100%ではなくても、10%でも20%でも、支援が住民に行くならいい事だと思いますが。
 そして「住民に行かないから支援しないつう輩」と「モニタリングなどで何とか住民に行くよう工夫しよう、として支援に乗り出そうとする輩」とどっちが北朝鮮住民にとってありがたいかと言えば後者でしょう。まあ、この種の反北朝鮮バカウヨは「とにかく北朝鮮を支援したくない」と言う結論ありきの訳ですけど。


■アジア自由民主連帯協議会『台湾国内での一部批判に対し、李登輝・元総統事務所から声明 : 日本李登輝友の会
http://freeasia2011.org/japan/archives/4103

 李登輝・元総統は東京有楽町の日本外国特派員協会において講演を行いましたが、質疑応答の席上、「尖閣列島はどこの国のものでしょうか」と問われ「尖閣列島は台湾のものではありません。日本のものです」と発言したことに対し、国民党や総統府を含め、台湾国内から反発の声が上がっています。また「外患罪を適用せよ*11」、「退任総統として政府から受けている優遇措置を剥奪せよ」と言った過激な批判をする輩もいます。
 しかし、李登輝・元総統が「尖閣列島は日本の領土」と発言したことはこれが初めてではなく、2008年9月に沖縄を訪問した際も、仲井眞弘多知事(当時)が出席する昼食会で発言していますし、著書『日台の「心と心の絆」 素晴らしき日本人へ』(宝島社*12)や『李登輝より日本へ 贈る言葉』(ウェッジ*13)などでは、より詳しく「尖閣列島は日本の領土だ」という根拠を説明しています。

 意味不明ですね。「今回が初めてじゃない、2008年にもそう発言してる」なんて事が反論になるのか。
 李登輝発言について「台湾からの批判」は二つあります。
1)尖閣を日本領と発言することは間違ってる、尖閣は台湾領だとする批判
2)総統時代(1988〜2000年)には蒋介石蒋経国といった過去の総統同様「尖閣は台湾領」と言う態度だったのに総統退任後に「尖閣は日本領」と態度を改めたことに正当な理由はあるのか、総統当時と今の違いは単なる党利党略じゃないのかという批判。
 「李登輝友の会」とやらの「自称反論」がこれら二つの批判に対する反論になってないことは明白でしょう。「李登輝の友の会」といい李登輝といい脳みそは大丈夫なんでしょうか?
 そして「アジアの民主主義」と全く関係ない「李登輝友の会」の弁明なんか転載してるアジア自由民主連帯協議会も本当に頭がどうかしています。


■アジア自由民主連帯協議会『【8月15日東京】「終戦70年若人の集い」:8月15日、靖國神社に集まろう』
http://freeasia2011.org/japan/archives/4094
 小生は「アンチ右翼」「ハト派」なので靖国には批判的ですがそれ以前の話ですね。「アジアの民主主義」と靖国と何の関係があるのか。何の関係もないわけです。


寺田ヒロオ*14に書いてほしかった猫の本(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3226
 寺田というのは三浦も書いていますが藤子不二雄A*15我孫子素雄)、藤子・F・不二雄*16藤本弘)の先輩に当たるマンガ家です。藤子A(我孫子)の漫画「まんが道」にも藤子A、藤子Fの先輩として出てきます。
 ただ当初は「藤子A、藤子Fら後輩よりも売れていた寺田」は次第に売れなくなり最終的には「事実上のマンガ家引退」に追い込まれていきます。マンガというのは才能の世界ですからそういうこともあるでしょう。そして寺田は「商業マンガ家」であって「売れなくてもいいとして、趣味で描いてるわけじゃない」ですから作品を求められなくなれば「描くことを当然やめざるを得ない」わけです。
 晩年は非常に不遇だったわけです。ウィキペ「寺田ヒロオ」にも

トキワ荘時代の仲間とすら殆ど会わなくなる生活を送り、トキワ荘が取り壊し直前に当時のメンバーが集うテレビ番組が企画がされた際も、寺田は出演依頼を拒否し欠席している。
・他界する約2年前の1990年6月23日、突然トキワ荘の仲間(藤子不二雄A藤子・F・不二雄石ノ森章太郎*17赤塚不二夫*18鈴木伸一)を自宅に呼んで宴会を催し、終了後、去ってゆく仲間たちにいつまでも手を振り続け「もう思い残すことは無い」と家族に話したという。翌日、藤子Aは礼を伝えるため寺田宅に電話をかけたが、寺田はもはや電話口に出ず、妻を通じて「今後一切世俗とは関わらない」との旨を伝えた。
・晩年は一人離れに住み、母屋に住む家族とも顔を合わせることはなかった。朝から酒を飲み、妻が食事を日に3度届ける生活を続けていたが、朝食が手つかずで置かれたままになっているのを不審に思い、部屋の中に入ったところ、既に息絶えているのが発見された。妻は晩年の寺田について「身体が悪くなって、病院に行ってくれと頼んでも、行こうとしないんです。色々手を尽くして、あきらめました。この人は、もう死にたいんだなって…」と、ただ見守るしかなかった状況を語っている。

という寺田の寂しい晩年が書かれています(享年61歳)。
 「まんが道」では基本的には藤子Aら、後輩に優しい「理想の先輩」として描かれる寺田です(ただし「まんが道」の最終局面では確か、藤子Aらの説得を無視し『マンガ家引退』を示唆しながら「トキワ荘」を去る寺田ですが)。あの「理想の先輩描写」が藤子A(我孫子)の嘘だとは俺は思いません。
 ただし「当時は先輩として精神的余裕があるから」と言う面は明らかにあるでしょう。「藤子Aら後輩に追い越されれば」どうしてもそんな余裕はなくなり精神的にもすさんでいく。藤子Aら、マンガ家とのつきあいも基本的にほとんどなくなる。
 これは仕方ないことでしょう。大抵の人間はそんなに強くありません。とはいえ「マンガ家をやめて新しい道で生きる」という「建設的生き方」を寺田にして欲しかったとは当然思います。
 まあ、三浦エントリの他の所にもコメントしてみます。

 川本三郎の「今日はお墓参り」*19平凡社)を読みました。しみじみといい本だなと思いました。
(中略)
 朝日ジャーナル編集部で出会い、自分自身が最も苦しかった時に励ましてくれた映画評論家岩崎昶の思い出など、大変美しく哀しい文章が並んでいます。

 三浦はなぜか詳しく書きません*20が「川本氏が最も苦しかったとき」つうと例の「逮捕&朝日新聞懲戒解雇の時」でしょうか(詳しくはウィキペ「川本三郎」を参照)。まあ、励ましてくれたという岩崎氏も「例の問題行為」を擁護したわけではなく「あくまでも逮捕と解雇はやむをえない」とした上でそれでも「励ましてくれた」のでしょうが。いずれにせよ「あの種の問題行為」をやらかせば、距離を置く人間が出てもおかしくない。励ましてくれる人間には当然感謝するでしょう。「川本氏とは逮捕の性格が違うとは言え」、川本氏を励ましたとき、岩崎氏には「治安維持法で逮捕された自分を出所後、雇ってくれた恩人・根岸寛一のこと」が頭にあったかも知れませんね。
 ちなみに岩崎氏についてはウィキペの記述を紹介しておきます。

・岩崎昶(いわさきあきら)(1903〜1981年:ウィキペ参照)
・1929年日本プロレタリア映画同盟(プロキノ)に参加。1934年に当局の圧力により解散させられた時に委員長であった岩崎は翌年上海に渡る。岩崎の映画批評を魯迅が翻訳した事が契機とされている。
・1940年1月、唯物論研究会事件で治安維持法により逮捕されるが翌年2月に保釈。満州映画協会(満映)理事の根岸寛一*21満映理事長・甘粕正彦の許可を得た上で東京支社の嘱託として岩崎を迎えている。岩崎は生涯の恩人として甘粕と根岸への敬意を持ち続けたという。根岸を敬愛した事は尋常でなく没後に伝記も書いている。
・1988年、アニメ映画『AKIRA』を監督した大友克洋は、製作費10億円の映画を監督するにはキャリアが足りないのではという質問に「岩崎昶とセルゲイ・エイゼンシュテインは読みましたから」と答えている。
・著書
『映画の理論』(1956年、岩波新書
『現代映画芸術』(1971年、岩波新書
チャーリー・チャップリン』(1973年、講談社現代新書
『映画に見る戦後世相史』(1973年、新日本選書)
ヒトラーと映画』(1975年、朝日選書)など

 最後に三浦が貼ってる動画についても紹介してみましょう。
 まず動画「もう一つのまんが道寺田ヒロオの真実」(以下の紹介はかなりいい加減ですので正確に知りたい方は動画を見ましょう)。
藤子A(我孫子
「今思えば、テラさんも大変だったと思うんだよね。まだ彼も新人なのに一番年上と言う事もあって僕ら後輩がテラさん、テラさんと言って頼りにするから。テラさんも後輩の僕らの前では弱みを見せられなかったんじゃないか。後でいろいろな方から話を聞いて、棚下照生(たなかてるお)さんなど他の方にはいろいろ弱みとか悩みとか相談してたみたいですが、トキワ荘の僕ら後輩相手にはそう言うことは全くなかったですね。信頼できる兄貴という感じで」
棚下
「ある出版社に寺田は、『スリラーを描いてくれ』と言われたそうです。彼の児童マンガの絵ではスリラーは描けませんよ。それでも寺田は描いたそうです。その後、寺田にあったんですがあまり喜んでなかった。出版社に『絵が古い』と言われたと。出版社に受け入れてもらえないことがはっきりわかった絶望感というか悲しさというか。そのときに筆を投げたんだと思うんです。酷なことを言うもんだとは思いましたがでもそれは事実そうだったと思うんですね。寺田があの世で今描いていけるとは思えないもの。」
ナレーション
「棚下は寺田の思いが分かる気がすると語りました。棚下も今はマンガを描いていません。」
 次に動画「寺田ヒロオ最後のトキワ荘同窓会」。
藤子A(我孫子
「宴会の次の日に僕はお礼の電話をかけた。奥さんが出たんです。『テラさんに代わってもらえませんか』と言ったら奥さんが『寺田は今日から、我孫子さんたちとも一切会わないし電話にもでないと言ってます』と。結局それが最後だったんだよね。だからテラさんの中でその日、一種の決断があったんじゃないですかね。一種の『緩慢な自殺』というんでしょうか。誰にもまねすることのできない生き方ですね。でも僕は『それで良かったのかも知れない』と言う気もするわけです」
ナレーション
「寺田にとってトキワ荘時代とはどんなものだったのでしょうか。後に寺田はインタビューにこう答えています。
我孫子と出会わなかったら、孤独なままのマンガ家人生だったろう。』」
ナレーション
「家族にとっては悲しみよりも『これで終わった』と言うほっとした感情が強いそんな寺田の最期でした。寺田の家に長女の紀子さんを訪ねました」
紀子さん
「父は晩年はトキワ荘の頃は良かったとか昔のことを、同じ事を語ることが多くなっていたので。第一線で活躍してるマンガ家の方々が父のことを先輩としてたててくれることが自慢だったのかなと感じましたね」
「父は野球選手か学校の先生かマンガ家になりたかったと。それが全部叶う夢としてマンガ家になって子どものための野球マンガを描いた、なんて言ってましたね。子どもが『ああこういう風にして友達関係を作っていくんだ』というように学べるようなマンガを描きたいっていつも言ってましたからね。でも時代はそう言う方向とは違う方向に行ってしまって。仕方ないですけどね」
ナレーション
寺田ヒロオという生き方を最期まで曲げられない人生でした」


■守る会関東学習会のお知らせ
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01151

守る会関東学習会のお知らせです。
テーマ:韓国民団から見た帰国事業
講師:民団中央本部議長 呂健二氏

 やれやれですね。民団も「アンチ北朝鮮、アンチ朝鮮総連」なんてくだらない理由で日本ウヨ団体「守る会」と野合して恥ずかしくないんですね。道義的是非以前に、利益判断としても民団は狂ってますよね。三浦らウヨは「民団」に好意なんか抱いてるわけもなく「反共ウヨとして、総連の方が不愉快だが民団だって反日団体だ、いずれぶっつぶす」「今は朝鮮学校だけ攻撃対象だがいずれ民団系の韓国学校も潰す」「日本人より格下の在日ごときが偉そうに地方参政権要求とか勝手なことほざいてんじゃねえよ。日本に文句があるなら手前ら、韓国に帰れよ*22」位にしか思ってないわけですから。
 「本部議長」てことはまあこの呂先生は相当の大物でしょう。
 議長て役職は

宮本顕治共産党議長、不破哲三共産党議長(宮本氏、不破氏とも委員長退任後に議長に就任)
・太田薫・総評議長
許宗萬朝鮮総連議長

のように一般に幹部職に使われる肩書きですから。
 民団執行部のあほさにはげんなりですね。俺は「民団一味」であれ、「ダライラマ一味(チベット)」であれ、「ラビア・カーディル一味(ウイグル)」であれ誰でアレ、理由が何でアレ「日本ウヨとつるんで恥じないような不道徳な個人、団体」は評価しませんから。


■河信基*23の深読み『張成沢粛清と「習近平暗殺計画」(上) 』
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/46444260.html

 文藝春秋8月号に加藤隆則*24元読売新聞中国駐在編集委員が「記者生命をかけた」と寄稿した『習近平*25暗殺計画』が掲載されている。周永康*26中国共産党政治局常務委員を首謀者とする習暗殺計画があったことを幹部たちに伝達した中国共産党の極秘「内部報告」をスクープしたというものだが、北朝鮮と関連し注目すべき件がある。
「内部報告では・・・2012年8月13〜18日*27まで張成沢国防委員会副委員長が訪中し、胡錦涛*28総書記と会談した際、周氏は張氏に公式日程にはない私的面談を求め、国家機密を漏洩したとされた。
信頼できる中朝関係者によると、周氏は面談の場で『今、政変を起こそうとしている。これが失敗したら北朝鮮に亡命する』と持ちかけたという。」

 まあ全然世間で話題になってないので「ガセだ」と思いますが、仮にこれを「事実とすれば」河氏が言うように面白い話になります(何度も言いますが俺個人はガセだと思います)。
 これが事実なら「張成沢粛清は中国の反発を買ったどころか、『周と近い張なんぞ粛清してもらえへんか』と中国に頼まれた」と言う可能性すら出てきますからね。


■7月20日「望楼の決死隊」上映会にご参加くださり、まことにありがとうございました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3216
 今井正の「戦後の反省の弁」をガン無視してただただ「映画が素晴らしい、素晴らしい」だからマジで呆れます。まあ、三浦がその種のバカウヨだなんて事は、三浦の「この種のバカウヨエントリ」を1本でも読めばうんざりするほどよくわかりますが。三浦とつきあえるid:noharraの神経はマジで分かりません。


■書評:「文學と政治」臼井善隆著 近代文藝社(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3221
 長い間エラー状態だった三浦ブログですがいつの間にか復旧していたようです。

 特定秘密保護法案や、集団自衛権を巡る与野党の論争を聴いていると、本書に引用されたジョージ・オーウェルの言葉が何ひとつ古びていないことに驚かされる。
「政府輿党は『これこれ、しかじかの情況のもとで君はどうするか』といふ問ひに絶えず直面してゐる。が、一方、野党は責任をとる事も、眞に決斷を迫られる事もない*29。かくて英國の野党の如く、萬年野党*30*31で、しかも年金附きとなれば、知的堕落は所詮免れまいといふものだ」(74頁)

 要するに特定秘密保護法案や安保法案を支持する、というよりは安倍政権を支持するバカウヨ三浦が野党に「万年野党が無責任に批判してるだけだ」と悪口雑言吐いてるだけの話です。野党批判したいなら「オーウェル*32労働党批判」なんて日本政治と関係のないことを持ち出さずに「特定秘密保護法は、安保法案はこれこれこういう理由で必要だ」などと言えばいいのに、そういえない辺り本当に三浦は哀れです。
 しかしid:noharraも「守る会幹部の三浦が安倍政権を絶賛支持するような極右であるのに、守る会会員として三浦批判一つできない、『三浦のようなデマ右翼を幹部として処遇する右翼団体にはいられない』として守る会・抗議退会もしない」、それなのに「安倍政権批判派ぶってる*33」んだから本当に人間のくずです。ダライ一味の犯罪的行為(オウム真理教・麻原からの金銭受領やチベット人の自殺扇動、日本ウヨとの野合、エセ科学者・村上和雄との対談など)を何一つ批判出来ない癖に偉そうな事ほざいてる「チベットキチガイのカス野郎id:Mukke*34」並みのクズがid:noharraです。

著者も本書各所で、丸谷才一井上靖*35らの俗物性*36と共に、保守派と称される文化人や政治家の偽善を鋭く切り続けていく。

 三浦が詳しく説明しないので何が俗物性で何が偽善だか、「保守派と称される文化人や政治家とは誰なのか」さっぱり分かりません(別に知りたいとも思いませんが)。
 まあ低能バカウヨの三浦が褒めるような本ですから「はあ、それのどこが偽善なの?、俗物性なの?」と言うあほなことしか書いてないんでしょう(そもそも本の書き手・臼井某も三浦のウヨ仲間でしょう)。
 だからこそ三浦もまともに説明できないのでしょう。


産経新聞『マレーシア2紙に発禁処分 政府系ファンド問題を報道』
http://www.sankei.com/world/news/150724/wor1507240047-n1.html
 明らかに表現の自由に反する政府の弾圧行為でしょうがこれを「アジア自由民主連帯協議会」なる「自称アジアの民主主義を考える団体」が取り上げることはないでしょう。彼らはただの「反中国極右団体」にしか過ぎないからです。まあ、これをやったのが「中国政権」ならもう大騒ぎでしょうけど(毒)。


脱北者の経済的自立支援へ模索 ― イチゴ栽培に取り組むも、まだ効果は霧の中−
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01150
 まあ俺はこの種の「三浦小太郎、山田文明らバカウヨとつるむ低能脱北者」が反吐が出る程嫌いなのでイチゴ購入などしません。どうせスーパーや農協の直売所などで売ってるイチゴと比べても大して味も値段も変わらないでしょうし(まあ関東人なので関西のイチゴなんか購入するわけもないですが)。まあ、それはさておき。
 まあ、イチゴ栽培なんてまた厄介なもんに手出したもんだなて気がしますね。

農業なら、買い手が見つからなくても、自分たちで買って食べれば無駄にはならないと考えました。

てそれじゃ大赤字じゃないですか(苦笑)。自然に生えてるイチゴ食ってるんじゃなくて農協やホームセンター(コメリセキチューカインズホームなど)から苗とか肥料とか買ってきて育てるんでしょうから。
 イチゴ栽培なんて既にライバルがたくさんいるでしょうにねえ。世の中「脱北者に同情して買ってくれる」て優しい人ばかりじゃありませんし、仮に「農業をやる」にしてももう少し「ニッチ*37狙い」とかした方が良かったんじゃないですかね。
 まあ個人的には農業より「第二次産業第三次産業に従事させた方がええんと違うか」て思いますけど。俺も「第三次産業」で食ってますし実際、農業で食うって相当大変だと思いますよ。
 定年退職した方が「利益度外視」で「自分で食べる野菜を育てる」とか、趣味の園芸やるのならまだしも。

 イチゴハウスの仕事で得た給与は各自が市に申告し、その分、生活保護費は減額されています。ただ、この減額が大きく、収入の上では、ほとんど仕事をした意味がないようになるため、仕事への経済的なインセンティブは働かない状態です。もう少し就労意欲を刺激する制度であるべきではないかと思っています。

 小生この問題には全く無知ですが、これは良く生活保護の運用で言われる批判ですよね。まあ、生活保護にまるきり興味もないであろう腐れウヨの「三浦や山田」が「御仲間(いやメシの種か?)のウヨ脱北者」がつらい目にあったからと言う理由とは言え「社会の問題点に気づいて批判する」事それ自体はいいことです。

取れたイチゴで作った良質のジャム(イチゴとビート糖だけで作っています)

 保存料は入れてないんです、て事ですかね?。まあビートってのが一般的な砂糖と比べて何が売りかよく分かりませんが(追記:コメ欄のご指摘に寄ればオリゴ糖など栄養素が通常の砂糖に比べて多いのだそうです)。


■酒井信彦『「戦争法案」、大いに結構』
http://sakainobuhiko.com/2015/07/post-273.html
 安倍政権が安保法案を「平和法案」と呼んでることに対し批判派は「むしろ専守防衛の枠を外し、武力行使をオールOKにする戦争法案だ」と批判しています。で酒井が何というかというと「戦争法案で何が悪い」。
 酒井の感覚は完全に狂ってますね。

 (注:法案批判派が戦争法案と呼んでもいっこうに構わない、なぜなら)戦争が出来る国でなければ、侵略を防ぐことができないからである。

 ここで法案批判派がいう「戦争」とは「自衛戦争も含む戦争一般」ではなくて、「専守防衛自衛戦争でない戦争」「具体的にはソ連のアフガン侵攻や米国のフセイン政権打倒戦争のようなもの、日本の国防に関係ない海外での武力行使」「国際法違反の侵略に該当する疑いすらある戦争」を意味してるわけですがその点、酒井はどう考えてるんですかね。

 ではどの国がわが国を侵略するのか。それは中共に決まっている。

 ばかばかしい。人民解放軍が「自衛隊在日米軍に勝利できるだけの軍事力を保有しているか」という能力的な意味でも「日本侵攻できるか疑問です」が仮に能力的に可能でもやらないでしょう。
 今や戦争をやるには「能力的に勝てるか」だけではなく「そうすることが国益になるか」「そうすることを政治的・道義的に正当化出来るか」と言う問題があります。「第一次世界大戦前の植民地争奪が当然の時代、勝てば植民地にしていい時代」「基本的に戦争に勝てさえすればオールOKの時代」ならまだしも、「侵略戦争、植民地支配は悪」と言う観念が常識と化した現在においては「軍事的に勝てれば戦争できる」というほど話は単純じゃありません。
 だからこそ米国はイラク戦争の実施にあたり「国連安保理決議を求めた」し、「決議が得られなかったのに戦争を始め、かつ戦争理由としていた大量破壊兵器が見つからなかったことによってブッシュ政権は窮地に陥った」わけです。「軍事的勝ち負け」だけが問題ならこういうことはありえない。
 「軍事的に勝てればOK」なら中国は「明らかに政治力、経済力、軍事力が中国より劣る隣国」ブータンやネパールに侵攻しているでしょう。でもそれをやらないのは「たとえ勝てても政治的・道義的には正当化は無理」で「かえって欧米の経済制裁で不利益を被る可能性が大きい」からです。
 また、そんなことはありえないでしょうが、「中国の日本侵攻」なら現行法制で十分対応できます。
 現状で対応できないのは「ホルムズ湾での掃海」のような日本防衛と全く関係ないケースであり安倍の安保法案もそうしたものを行うためのものです。

 従来はトウ小平の「韜光養晦」路線によって、その本質を隠して猫を被っていた。

 というよりはトウ一流の「軍部タカ派押さえ込み」じゃないんですかね。「お前ら勇ましい事言ってるらしいけど、そんな力が中国軍にあるのか、まず力をつけてからそう言う事言えよ」という押さえ込み。
 トウの本音は「力があったってすべきでない」ですが、そういうと「価値観の問題で議論がぐだぐだになる」から、「そもそもそんな力ないだろ」で片付けたと。
 今の中国外交(たとえば南シナ海での振る舞い)を「軍事タカ派」と理解すべきか、どう理解すべきか分かりませんがまあ、「仮に軍事タカ派だとして」トウが存命ならむしろそう言う路線には反対するんじゃないですかね。

 日本の領土である尖閣諸島に対して、「核心的利益」の範囲に入るとしたのだから、明らかに我が国に対する侵略宣言である。

 尖閣について言えば国交正常化の時から中国は領有権を主張しており「核心的利益」でした。
 ただ日本と国交を結びたい中国は「領有権は放棄しないが、当面、領有権は声高には主張しない、棚上げにしたい。だから日本も領有権は声高には主張しないで棚上げにしてくれ」と主張した。それに対し「国交を回復して中国市場に本格的に進出したい日本」も応じて棚上げにしたという話です。
 最近「教科書に尖閣記述がないから全部の教科書に文科省の検定指導で書かせる」なんて安倍政権が言って中国とのもめ事になってますがもちろん記述がないのは「政府のミスじゃなくて棚上げ合意があるからわざと書いてない」わけです。昔の自民党にはそういう「懐の深さ」があった。尖閣なんて岩山に固執しても大して利益はないわけです。漁業なんて今の時代そんなに大きな利権じゃない(まあ領有権棚上げでも漁業問題に片はつけられますし)。石油が大量に埋まってるってのは「憶測に過ぎない」。
 石油で儲けたいとなったら試掘とかいろいろしないといけませんが中国や台湾が領有権を主張してるところでそんなことを日本が勝手にやるわけにも行かない。棚上げすることに特に不利益はないわけです。
 ところが「鳩山政権が尖閣に侵入した漁船船長を逮捕する」わ、「野田政権が尖閣を国有化する」わで日本の方から棚上げ合意を反故にした。こうした反故方針は安倍政権でも変わらない上にやれ「安倍が靖国参拝*38する」わ、「安保法制制定を画策する*39」わ、民主党政権時代以上に中国を挑発するようなまねをすれば中国も「棚上げ方針をあんたらがやめるつうならこっちもやめてやるよ!」となるのは当然の話です。なかなか難しいでしょうが「また棚上げにしたい」旨、日本から申し出て中国が納得すれば片付く話でしょう。まあ、その場合「尖閣国有化」をどう処理するのかって問題はありますが。
 いったん国有化した以上、「国有化はやめます」というわけにも行かないから「何もしないで塩漬けにします」と日本が確約するしかないですかね。


■アジア自由民主連帯協議会『【7月24日東京】北朝鮮情勢報告セミナー「玄永哲*40処刑以後の金正恩体制の展望」: デイリーNK』
http://freeasia2011.org/japan/archives/4085
 どうせウヨ連中の集会ですから
1)根拠レスで「北朝鮮崩壊論」をふかす
2)その後崩壊しなくても、すっとぼける
3)ほとぼりが冷めた頃また別の崩壊論をかます
4)そしてまたその後崩壊しなくても(以下略)
でしょうね。まともに相手するのがばかばかしい連中ではあります。
 つうかそもそも玄・前国防相が粛清されたかどうか自体不明なんですが。単に左遷されただけ(今後復権の可能性もある)と言う可能性は現時点では否定できないでしょう。


■アジア自由民主連帯協議会「李登輝・元総統が7月21日から訪日、国会議員会館で講演:日本李登輝友の会
http://freeasia2011.org/japan/archives/4080
 まあ「やれやれ」(呆れ)ですね。
 「現役の総統である馬英九氏」や「馬氏に匹敵する与党・国民党ないし最大野党・民主進歩党の大物政治家」ならまだしも「総統を引退して以降は大して政治力もない李登輝」なんぞを日本に招待して何か意味があるのか。
 単に「李が日本ウヨに媚びるから、『李とは何とカワイイ奴よ』といい気になったウヨが呼んだ」だけの話ですし、李がウヨに媚びるのはそれこそ「台湾で政治力が衰退してることの現れ」でしょう。 


■アジア自由民主連帯協議会『第17回講演会「漫画を通じてみる習近平体制」 講師 王立銘*41(辣椒/漫画家)』
http://freeasia2011.org/japan/archives/4068
 極右団体「アジア自由民主連帯協議会」とつるんで恥じない時点でこの王某は「その程度の人物なんだろう」と察しがつきます。王に限らず、ペマ・ギャルポであれ、イリハム・マハムティ(前・日本ウイグル協会代表)であれ楊海英でアレ、誰でアレ「日本ウヨ団体と平気でつきあえるかどうか」はその人間の「中国批判がまともかどうか」を評価する上で重要なメルクマールだと俺は思っています。まともな人間ならつきあえるわけがない。「反中国なら何でもOK」と言うクズしかそう言う所業はできませんしそういうクズの中国批判は信用できるもんじゃありません。つうかペマや楊に至っては「中国の最終目的は天皇の処刑(ペマ)」「沖縄が危ない(ペマ&楊)」とか平気でデマってますけど。
 なお、この集会報告が出たらそのときは時間的及び能力的に「批判可能なら」批判するつもりです。
 ちなみにググって見ましたがやはり予想通り、「王は反中国のクズ」のようです。

http://www.toho-shoten.co.jp/chinanet/cn201404.html
 次のような漫画がある。死んだ男の子と女の子が次のように話している。「生まれ変わってマケドニアに行こう」「そうだね。あそこでは祖国のスクールバスに乗れるからね」
 これは2011年11月、甘粛省で定員9人の幼稚園のマイクロバスに園児64人が乗せられ、交通事故に遭い21人が死亡したという事故の直後、中国政府がマケドニアに豪華なスクールバス23台を寄贈した問題を風刺している(図)。当時ネット世論では「これでは中国外交部(外務省)ではなく援交(援助交際)部だ」などといった罵声であふれた。辣椒はこの問題を痛烈な漫画で表現した。

 意味がわからないですね。マケドニアにバスを送ったら何か問題があるのか。甘粛省の事故とも何の関係もないでしょうに。まあこれを好意的に紹介する日本語エントリ筆者の脳みそも俺には理解不能ですが。

 戦争と歴史の問題にもこう述べている。
 「中国は戦勝国なのか。どうしていつも日本の侵略を忘れないと言っているのか。」

 「いつも」ではないですね。「安倍のような極右政治家が過去の侵略を正当化しようとする暴言を吐いたとき」「つくる会教科書が検定合格したとき」など「日本で右翼的な言動があったときは」です。中国も始終、「戦前日本の中国侵略を問題にしてる」訳では全然ない。
 つうか韓国や東南アジア、欧米だってあまりあほなことを日本側が言うようなら「はっきりと抗議するかどうかはともかく」不愉快ではあるでしょう。何も日本ウヨに対し不快な感情を有してるのは中国に限らない。
 こういうアホなことを王が言うことによって王がまともな人間ではないことが「大変良く理解できます」。たぶん李登輝ペマ・ギャルポなど、アンチ中国にありがちな反中国を目的とした「日本ウヨへの醜いこびへつらい」でしょう。

「中日の貿易額がこんなに大きくなり、国交断絶が不可能なのに、なぜ不機嫌そうに毎年何十本もの抗日ドラマを撮っているのか?」

 いや「貿易額がでかいんだから対立なんかできないって、それお前がつるんでる反中国ウヨ(例:アジア自由民主連帯協議会)にでもいったらどうなんだよ、王?」と本当に王には呆れます。
 まあ、抗日ドラマってのはあちらではもはや「日本の時代劇扱い」「日本の特撮戦隊物扱い」、つまり「ただの勧善懲悪娯楽ドラマ」のようですからね。日本人としてあまり愉快でもありませんが、「テレ東が昔、深夜に放送してたナチ女囚物」みたいなもんであってまじめにとりあげるようなもんでもないでしょう。もちろん反日の表れってわけでもおそらくない。

ニューズウィーク日本版「中国株暴落は共産党独裁の終わりの始まりか?」 (王立銘)
http://www.newsweekjapan.jp/rebelpepper/2015/07/post-7.php

 まあそんなご大層な話にはならないでしょうし、なってもらっても困る。ソ連東欧の崩壊は「ソ連東欧の西側経済に与える影響が小さかった」ので大してダメージもなかった。
 「言う必要もないとは思いますが」今の中国は違います。中国と「西側諸国(つうか欧米経済先進国)」とは深い経済的つながりがあります。
 中国で深刻な経済危機が起こったらそのダメージはギリシャ危機の比ではないでしょう。
 株価下落を「ざまあ中国」と喜んでる反中国ウヨはニューズウィーク日本版や王に限りません。たとえば産経なんかそうです。
 しかし非常識にも程があります。

ニューズウィーク日本版「南シナ海に中国の「新大陸」ができる?」 (王立銘)
http://www.newsweekjapan.jp/rebelpepper/2015/05/post-3.php

 批判するのにもそれなりのレベルってもんがあるでしょう。中国による南シナ海の埋め立てをこう表現するのは「漫画的誇張表現(要するにネタ)」で済まないレベルのデマだと思いますよ。
 しかし以前ニューズウィーク日本版に掲載された楊海英のデマまみれの反中国雑文も酷かったですが全くニューズウィーク日本版はその辺の街宣右翼と変わりませんね。本家・アメリカ版はさすがにここまで酷くないでしょうが。

ニューズウィーク日本版「中国の新銀行に魅了された世界を待つ「未来」 」(王立銘)
http://www.newsweekjapan.jp/rebelpepper/2015/04/post.php

 もちろん「王は反中国のクズ」ですから「産経やペマ・ギャルポと同レベルの悪口雑言」しかしないわけです。

 加盟表明した国に対して私は非常に失望を覚える。共産党政権と取引することがいかに危険な結果をもたらすか、いずれ歴史が証明するだろう。

と捨て台詞を吐く王ですが「負け犬の遠吠え」としか言いようがないですね。まあ、王の言う「危険な結果」が「AIIBの失敗」を意味するのか、「中国の強権的世界支配」を意味するのか、何を意味するか分かりませんが「参加加盟国の国益」と言う意味では「危険なことは何もない」でしょう。そうそう王が心配する程、「中国が国際社会で何でもやりたい放題できる」なんてこともないでしょう。


■大井健輔のツィート

 明治維新を考える上での基本的一冊。『志士と官僚』*42京都大学名誉教授佐々木克先生。立教史学科ご出身。偉大なる大先輩。

 ウィキペ曰く佐々木氏は「立教大学時代に大久保利謙*43に師事し」
著書に
・『戊辰戦争:敗者の明治維新』(1979年、中公新書
・『大久保利通*44明治維新』(1998年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)
・『江戸が東京になった日:明治二年の東京遷都』(2001年、講談社選書メチエ
・『幕末政治と薩摩藩』(2004年、吉川弘文館
・『大久保利通』(2004年、講談社学術文庫
・『幕末の天皇・明治の天皇』(2005年、講談社学術文庫
・『岩倉具視*45』(2006年、吉川弘文館
・『大久保利通』(2009年、山川出版社日本史リブレット)
・『坂本龍馬とその時代』(2009年、河出書房新社
・『幕末史』(2014年、ちくま新書
があるので大井とは違いまともな研究者なのでしょう。著書名を見る限り「主たる関心」は大久保利通でしょうか。まあ、研究対象にしたくなるビッグネームではあるものの、ビッグネームであるからこそ「大久保って研究できる場所あるの?」て位、研究蓄積がありますよねえ。

日本人ほど自分たちに批判的になれる民族はいない。

 「どこがだよ」と心底呆れます。南京事件否定論とか河野談話否定論とかが蔓延する日本のどこが「自らに批判的」なんでしょうか。

アッサリ欧米の文明が優れていると認めれば、今までの徳川時代を否定してしまう。

 それは批判精神と言うより「実利主義」じゃないんですかね。実利主義は悪いことではないが批判精神というのとは違うでしょう。そしてその種の実利主義なら「中国の改革開放」「ベトナムドイモイ」などいくらでも世界に存在するでしょう。


■大井健輔ブログ
『「原理的保守ほど困った者はいない」遠藤浩一*46教授を偲ぶ(1)』
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/64047194.html
『器の大きいフェアな人 遠藤浩一教授を偲ぶ(2)』
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/64049841.html
『二項対立的思考から抜け出せ 遠藤浩一教授を偲ぶ(3)』
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/64052989.html
 遠藤なんて、ウヨでも「作家の三島由紀夫」「作曲家の黛敏郎」なんぞと違って「ウヨの狭い世界の中でしか知られてない、相手されてない小物」ですがそんなんを「器の大きい人」なんて寝言抜かして偲んじゃうんだから「大井も本当にバカだな」とは思います。大体「歴史家ぶってる大井」ですが遠藤なんて歴史学者でもなんでもないじゃないですか。

http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/64052989.html
 遠藤先生はお会いした時に拙稿をこうも評された。「あなたの原稿は、今の言論の状況に対して風穴を開けるような内容だった」と。
(中略)
 私が「津田左右吉アプレゲールとの対決」(『新日本学』平成二四年春号)を提出した時のことである。先生はメールで返事を送ってこられた。
「玉稿は、原理的保守主義者が目を三角にするでせう。しかし、小生は良いと思ひます」。

とまで遠藤に褒められたことがよほど嬉しかったんでしょうけど。
 何せ

http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/64052989.html
 この時、心の底から良き師に巡り会えたと思い嬉しかった。

ですからね。
 それにしても大井も立教の大学院出身なら拓殖の遠藤より、立教で世話になった教員の名前でもあげたらどうなのか?。いないんですかね?
 ああそれと西部が「新左翼上がりだからか」何なのか知りませんが大井は西部邁が嫌いなようです。

http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/64047194.html
 日本の保守派は、戦前・戦中の日本を一蹴し、戦後の民主主義を賛美する者(左派)に対立する立場として存在してきた。

 やれやれですね。
 この大井理解だと

戦前・戦中の日本を賛美し、戦後の民主主義を一蹴する者=右派

なんでしょう。そんなんが右派なら俺は右派なんぞになりたくありませんね。
 まあマジレスしておけば大井の言うのは右派ではなくて極右でしょう。大井や遠藤のような極右が「右派を詐称するな」て話です。そして別に左派と呼ぶかどうかはともかく大井ら極右が敵視する個人、団体にしても「無謀で大義のない太平洋戦争」など「戦前、戦中の問題点」を批判してるのであって、大井の言うように「過去を全否定してる」わけではありません。大体「過去の全否定」なんてできるわけもないでしょう。
 しかし

二項対立的思考から抜け出せ

つう大井の物言いには吹き出してしまいました。中国に対して「こびへつらうか打倒するか」しかないかのような物言いをして中国打倒論をかっ飛ばす大井らウヨこそ「悪しき二項対立的思考」でしょう。
 何故「時に苦言も呈する、対等な立場での中国との友好関係」という回答が出せないのか。


南モンゴル*47自由民主連帯基金『「内モンゴルから見た中国現代史」出版記念・学術講演会報告』
 文責はいつも通り「あの三浦小太郎」です。

http://smldf.org/?p=525
 研究資料は、中国の公文書、当時の文献、そして当時を知る人たちへのインタビュー証言を使ったと述べ、その理由として、仮に日本やアメリカ、台湾などの資料を使った場合、必ず中国政府から「資本主義国の歪んだ情報」「帝国主義者がねつ造した偽の反中国情報」を使って中国の政策を批判したと言われるので、まず、中国政府自らの資料に根ざして研究を行ったことを述べました。

 いやいやだって内モンゴルの研究をやるのなら「日本や米国や台湾の資料」なんて普通使わないんじゃないですか?。どういう経緯で「日本や米国や台湾の資料」なんて使うんですか?

 内モンゴル中国共産党にとって「模範自治区」となり、そこでの成功した弾圧の方式がそのままウイグルチベットに持ち込まれていったこと、そして、現在の香港やマカオ、そしてもしかしたら将来の台湾や日本にとっても決して他人事ではないと警告を告げたのち、ボヤント氏はさらに詳しく中国政府の政策について論じていきました。

「日本にとって他人事ではない」
 『またかよ、それいつも「ペマ・ギャルポ、イリハム・マハムティ、楊海英とか日本ウヨに媚びる低能な外国人から聞かされる決まり文句」やん?。口からデマカセも大概にして欲しいわ。うんざりやわ。ボヤントちゃん、あんたかてそんな可能性があるなんて少しも思ってへんやろ?。そんなん日本人が信用するとか思ってるの?。日本人どんだけ舐め腐ってんの?。』ですよねえ。
 まあ、「やはりそうだったんですか、ありがとうございます、中国の黒い野望を知って勉強になりました」とかいう低能バカウヨ日本人とつきあってると自然(?)とこうなるんでしょうけど。

 1945年8月、大戦末期に、関東軍顧問金川耕作氏が、ホルチン左翼後旗に日本軍人100あまりと共に訪れ、そこでモンゴル人と共に警察大隊を編成した事、しかし、15日の終戦後、金川氏と日本人大隊は日本を目指してモンゴルを離れることになり、その際、金川氏が「あなたたちの故郷は貧しいので、これを役立ててください」と言って武器と弾薬を後旗の人々に渡して行ったというエピソードを挙げ、モンゴル人と日本との戦前、戦中の関係をよく表すものだと述べました。

 話半分に聞いておきます。何せ話の聞き手は全員日本ウヨですから。

続いて静岡大学教授楊海英氏が登壇

 毎度おなじみ、いつもの楊先生です。つうか、この本の著者ってやっぱ楊先生のお弟子さんですか?

 日本はモンゴル研究においては実は世界的にもトップレベルであり、岩村忍*48による元朝秘史の翻訳は世界的にも早い時期に行われ、岡田英弘*49杉山正明*50、そして若い学者も沢山出ていることを述べ、また人類学の面でも梅棹忠夫*51、小長谷有紀*52各氏の名前を挙げました。そして、梅棹氏の仕事に象徴されるように、日本の文化人類学はフィールドワーク先は南モンゴルが重要な地域だったことを述べました。

とりあえず「へえ」と書いておきます。

1980年代以後、内モンゴルのモンゴル人が「旧宗主国」である日本に大挙してやってきた

 何で楊先生が旧宗主国呼ばわりするかつうと「日本が作った傀儡政権・満州国*53と徳王政権は内モンゴルだから」です。あんま「内モンゴル宗主国=日本」と言う意識ってないですけどね。大体アレって国際的には「中華民国の一部(今の内モンゴル)に対する侵略」だし。「日本が宗主国だったところってどこですか」て聞かれたらまあ思いつくのって台湾と朝鮮かな。

 当時日本では、この自治邦を蒙疆と呼び、現在でもその言葉が使われているが、これは大変問題だと思うと楊氏は批判しました。それは、当時の徳王政権は、明確にその言葉が大嫌いで、何回か来日した折にも、徳王は必ず「蒙古」という言葉を使っている。蒙疆といえば中国の辺境という意味だが、蒙古といえば民族、言語、祖国を意味する。このことは日本の側も改めてほしいし、最近、「ニセチャイナ:中国傀儡政権 満洲・蒙疆・冀東・臨時*54・維新*55・南京*56 (20世紀中国政権総覧)」という本を書いた広中一成という若い研究者に対しても、その業績はもちろん評価するけれども、その点では批判させてもらったと述べました。

 まあ、「モンゴル人はその言葉が嫌だったらしい」と「注記つけて使う」のがいいんですかね。当時は「蒙疆」て呼び方が日本で一番スタンダードなわけですから。
 ちなみに「思い切り脱線になりますが」広中氏については以下の記事を紹介しておきます。「機会があったら彼の本を読んでみたい」気はします。

http://toyokeizai.net/articles/-/17249
広中
 いやらしい話ですけれど、人がやらないことをやらなくては研究者として評価されません。満州国*57はすでに多くの研究者が取り組んでいます*58。でも、冀東(注:防共自治政府)はほとんど誰もやっていない。指導者だった殷汝耕*59は(注:日本が中国に作った同じ傀儡政権の指導者でも汪兆銘中華民国南京国民政府)や溥儀(満州国)に比べたら日本で)ほとんど知られていない*60
(中略)
 単に知られていない事実を調べただけでは通用しません。(学会などで)「で、何が言いたいの?」と言われて終わりですから。研究テーマに歴史的な価値を見いだし、現在の問題とのつながりを示さなければなりません。
東洋経済
 中国における親日傀儡政権の失敗原因は何だったと思いますか?
広中
 複数の政権がありますから、さまざま原因があります。あえてひとつ言えば、日本のエリートが結集して作り上げた満州国の成功例を、各地で踏襲してしまったところが大きな要因でしょう。あまりに広い範囲を統治しようとしたため、日本人も現地の人も力のある人材を集めきれなかったのです。
 また、日本人の中国人に対する不信感や差別感も問題でした。政権を樹立して現地の人材を登用した後も、信用せずに日本人の顧問を送り込んでがんじがらめに支配しようとした。人心掌握ができず、統治能力に欠けていたのも当然です。
東洋経済
 なるほど。『ニセチャイナ』にもそのような分析を載せていたら、さらに面白い本になったと思います。教科書のように淡々と書いているのはなぜですか?
広中
 純粋に技術的な問題です。私は自分の主義主張をうまく文章に書けないんですよ。「何があったのか」をずーっと書くことしかできません。
(中略)
 中国の古代史研究は頭脳勝負と言われています。資料が少ないので想像力を働かせなければならないからです。ただし、資料のほとんどは印刷物になっているので手に入りやすい。私がやっている近現代研究は逆です。資料は無尽蔵にある。ただし、現地に行くしか手に入りようがない。私も毎年、中国に行って資料を探し回っています*61。頭は使わなくていい。私の仕事は体力勝負なんですよ。

モンゴル人の望んでいるものは極めて素朴で、草原を守りたい、遊牧を維持したいだけなのに、中国は、草原を奪って農耕をしたいと考える。

 「えーと、楊先生、それマジで言ってるの?」感が強いんですが。外モンゴルだって多分「遊牧だけで食ってない」ですよねえ。いや小生、もちろん「モンゴル素人」ですけど、日本もそうだしどこの国だってそうですが、今時「第一次産業」だけで食ってないですよねえ。小生もお仕事は「企業サラリーマン(事務屋)」なんで第一次産業じゃないし。
 それも「近代的畜産業」ならともかく「今時、草原で遊牧?」ですよねえ。まあ、中国のやり方の是非はともかく「農耕とかレアアース採掘とかいらん、俺達は遊牧で食ってく」て冗談も大概にして欲しいですよね。こういう事言うと日本ウヨにバカウケなんでしょうか?

 アジア自由民主連帯協議会会長のペマ・ギャルポ氏が登壇、(中略)自分が彼の先生であることも、ボヤント氏にとっては中国当局ににらまれる結果にもなったと思うと述べ

 え、ペマが指導教授なの?。楊さんじゃなくて?。ペマに指導ができるとはとても思えない、つうかペマてモンゴル関係ないやろ?。どういう意味?

 チベットにとって宗主権国家があるとすればそれはモンゴル、元朝時代であると述べた上で、日本人に特に言いたいのは、元朝は決して中国の王朝ではなく*62、モンゴルの王朝であること。チベットが元に朝貢したのも元朝がモンゴルの王国であって中国の国ではないことだと述べました。

 いや元以降の明や清にも朝貢してるやろ。満州族王朝の清はともかく明は漢民族王朝やろ。つうかだな「中華人民共和国チベット支配には納得しとらん」言うのならまだしも
1)「元(モンゴル族)や清(満州族)は漢民族王朝ではないとした上で」
2)「漢民族王朝・明の存在ガン無視して」そこまで必死に「ワシらチベットはいかなる形でも漢民族朝貢したことはない」言うのおかしいやろ。嘘やないか。


■【書評】内モンゴルの東部(旧満州国の一部)で革命後、何が起きたのか 共産主義「革命」とは拷問、獄刑、財産没収、人民の奴隷化だった『内モンゴルから見た中国現代史』
http://freeasia2011.org/japan/archives/4036
 本それ自体はまともかも知れませんが書評者が「あの宮崎正弘」なので書評は非常に異常です。

国民党は二二八事件で台湾人を大量に虐殺し、言論を封じ込め、日本語を使うことも禁止した。

 「お前ら228事件の実行者である蒋介石と『敵(毛沢東中国共産党)の敵は味方』理論で戦後長い間ゴロゴロニャンニャンしてきただろ!。228事件発生当時に蒋介石批判なんかしてないだろ!。今さら228事件批判かよ!」と本当に呆れます(まあ、「蒋介石や台湾について書いた本」ならまだしも内モンゴルについて書いた本の書評で228事件に触れること自体が異常ですが)。
1)最近は与党・国民党が中国との宥和関係に動いてる(もちろん経済目的)
2)ウヨの認識ではむしろ「民主進歩党(最大野党)」や「台湾団結連盟(大して政治力はないようだが李登輝がプッシュしており日本ウヨも絶賛)」の方が中国に厳しい
との認識から日本ウヨは「国民党を非難し民主進歩党その他を応援すること」に決めたようです。まあそれでも「馬英九総統ら今の国民党は蒋介石先生の大陸反攻の理念を裏切ってる、中国の犬だ」とかならまだわかります。
 「228事件をおこしてその後も長く独裁体制を続けるようなろくでもない蒋介石の国民党」とか言い出すんだから本当に唖然です。なかなか真似できないレベルの豪快な掌返しです。
 まあ結局ウヨ連中って「蒋介石中国国民党」にあの戦争で勝てなかったことを「ずーっと恨みに思ってきた」んでしょうね。でも「中国共産党という共通の敵があった」ので我慢してきたのに「国民党が裏切って中国共産党とつきあい始めたから、ぼこぼこに非難してやる」ということになったと。

 おおまかに言って中国の少数民族(この呼称も漢族主体の意識でよくないのだが)のなかでは、チベット族ウイグル族モンゴル族の三大民族が陰に陽に独立を主張している。

少なくとも主流の主張は自治権充実であって独立ではないですが。

 日本は満州国を建国し、清朝の後継者溥儀を皇帝に復辟*63させ、また河北省を基軸に察南自治政府を樹立させ、モンゴルには徳王を中軸とした蒙彊政権を設立させた。徳王は親日的であった。
赤峰の南郊外にあったカラチン府には日本人教師を派遣した。
 日本の敗戦後、徳王らは国民党、共産党の侵略軍と戦ったが、矢尽き、刀折れ、無念の敗北。共産党の軍門に下った。

 徳王側(蒙彊政権)の主観はともかく「日本のバックアップで活動」て蒋介石毛沢東からすれば「日本侵略者とつるむ敵=徳王」ですよねえ。どっちが侵略者なのか。察南自治政府満州国だって日本の侵略以外何物でもないわけです。

「現在の日本では、モンゴル人がかつて遭遇し、今なお存在する悲惨な境遇を真剣に理解してくれる空間が非常に狭い」(389p)。

 まあ申し訳ないんですけど、内モンゴルにしても外モンゴルにしても日本人になじみはないですし(最近外モンゴル力士の活躍で少しなじみが出てきた)。
 「昔の満州国の一部だ!」て言われても「知らんがな、そんなの。俺その頃生まれてねえし」ですよ。


■拉致犯を公訴時効で免罪しないために 守る会 代表 山田文明
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01149

 北朝鮮による拉致犯罪について、このままでは公訴時効が完成し、訴追できなくなる事例が多数発生してしまうのではないかとの私の懸念をまとめたものです。杞憂にすぎないのでしょうか。

・杞憂に過ぎないも何ももうかなりのケースで公訴時効が成立してるでしょうね。
 まあ時効が成立してるしてないに拘わらず、こんだけ時間が経っちゃうと証拠不十分で起訴なんかまず無理でしょうけど。
・ばかばかしいですね。前も書きましたけど「公訴時効がいつまでも成立しないのは殺人だけ」です。
 昔は15年だったのが途中で25年にのばされて最終的に時効無しです(ウィキペ「公訴時効」参照)。まあ実際には時効がなくなってもあまり意味はないでしょうけど。犯人が「時効が成立してなくて多少びくつく」なんてことはあるかもしれませんが15年や25年経って犯人が逮捕できないケースでその後逮捕なんてまずないでしょう。
 で他の犯罪は公訴時効がある。でどういう場合に公訴時効がとまるかといったら「うろ覚えで書いてますが」確か、メインは3つの場合しかありません(他にも細かいのはありますけど)。
1)犯人を起訴した場合
 ただし犯人の身柄確保が必要です。身柄も確保してないのに起訴してもしょうがない。それに起訴するには起訴して有罪判決がとれるだけの証拠がないと話にならない。証拠不十分で無罪判決なんぞ出ちゃったらいわゆる一事不再理でどうにも打つ手がなくなります。
2)犯人が国外にいる場合
 通説判例ではこれは海外渡航が「逃亡目的」でなくても、また海外渡航時に「捜査当局がその人間を犯人と認識していなくても」海外に行けばそれだけで時効はとまります。だから刑事ドラマなんかだと「犯人は絶対に海外に行かない」とかそういうことになるわけです。だからよど号グループなんかは「よど号事件」の公訴時効も、拉致*64の公訴時効もとまっています。
3)共犯者が起訴された場合
 これは以前、某ミステリ小説だかドラマだかでネタになった事が確かあるのでご存じの方もいるかも知れません。まあ、共犯の起訴で時効停止て可能性は拉致の場合、ほとんどないでしょうけど。この場合も1)同様、共犯者の身柄確保しないといかんし有罪判決がとれるだけの証拠がないと話にならない。証拠不十分で無罪判決なんぞ出ちゃったらいわゆる一事不再理で共犯者についてはどうにも打つ手がなくなります。 
 まあ、とにかく1)〜3)、どれも可能性は低いですよね。せいぜいあるとしたら「よど号グループが帰国でもしたら」2)が成立するかも知れない。まあ、でもそううまく話は運ばないでしょうねえ。

犯人が国外にいる時は、時効の進行は停止するとされていますが、この規定が国内にいる他の共犯の時効の進行も停止するのか、法文上疑問があると思います。

 共犯者には及ばないてのが通説だったんじゃなかったかなと思います。まあ、仮に及ぶとしてもそう都合良く「海外に共犯が逃亡してて、一方国内に共犯がいて公訴時効が成立してないから起訴できる」てケースもまずないでしょうけど。

 これまで、拉致実行犯を公訴時効の完成によって訴追できず罰することができなくなる可能性について、ほとんど注目されず、議論もされてこなかった

 そりゃ議論されないでしょう。
 先ず第一に「拉致実行犯人とやらを身柄確保して逮捕起訴して有罪判決をとれる可能性が低いから」です。
 第二にまあ、時効は既に成立してるでしょう。形式論理的には「犯人が海外逃亡してて時効がとまってて、その後日本警察が逮捕する」て可能性もありますけど。でも海外にいたら日本警察が逮捕することはまず無理でしょう。一方、国内にいたら「海外出張や海外旅行を頻繁にしてて日本に滅多にいない」なんて奇特な人でもない限り時効は成立するわけです。
 なお、こういう考えとは違うトンチキ論理を山田はかましてるようですが紹介は省略します。

寺越武志さんは生存が確認されている例外的な一人

 いい加減、寺越さん本人が拉致を否定してるのに勝手に拉致呼ばわりするのはやめたらどうなんですかね。仮に拉致だとしても当人が認めてないのに周りが余計な事言って何かメリットがあるのか。

拉致犯を公訴時効で免罪することに合理性があるか

 おいおいです。北朝鮮拉致だけ公訴時効を適用しないなんて無茶苦茶な訳にはいかないわけで当然ながら公訴時効の適用排除*65というなら「誘拐犯罪一般は排除*66」とかまあ、それなりの合理性つうか、「思いつきとは違う何か」「法律専門家にも受け入れてもらえる何か」を提出しないと行けませんが、まあ山田みたいな低能バカウヨにはまず無理でしょう。つうかさ法的な問題を論じるならド素人の山田に書かせないでせめて弁護士とか専門家にでも書かせろよ。
 山田の個人ブログならまだしも「守る会の公式ブログ」にド素人山田の思いつきを掲載するとか何考えてるんですかね、守る会の低能共は。ねえ、低能の一人のid:noharra君(毒)。

*1:下品に書いて「(エロ的な意味で)下品な奴だ」と見られたいとは思いませんので。

*2:もちろん「1990年代後半にはエロ雑誌」に「2000年代にはビジネス雑誌」にしてしまう編集部、経営陣はただの商売右翼でしかなかった事は言うまでもないでしょう。

*3:「しねえ」のではなく「敗北必至なので、できねえ」のですが

*4:「桃太郎のパロディ」という「それ、もう芥川とか星新一とかがさんざん過去にやってるジャン、バカか?」と言う酷い作品ではありましたが。

*5:著書『<平等主義>が学校を殺した』(1997年、洋泉社)、『「管理教育」のすすめ』(1997年、洋泉社)、『学校に金八先生はいらない』(1998年、洋泉社)、『教師と生徒は“敵”である』(1999年、洋泉社)、『オレ様化する子どもたち』(2005年、中公新書ラクレ)など(ウィキペ参照)。本を読まないと何とも言えませんが著書名と三浦の絶賛をセットで考えると「相当の極右なのかな」つう気はします(興味ないのでわざわざ調べようとも思いませんが)。それと洋泉社(宝島社の系列会社)がやたら諏訪をプッシュしてますね(苦笑)。

*6:以前ネット上に上がったそう言う動画を視聴し拙ブログでもコメントしました

*7:ミステリ、ジャズ、映画の評論で知られる。著書に『ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう』(1997年、双葉社日本推理作家協会賞受賞作全集39巻)、『ぼくの好きなジャズマンたち』(1998年、晶文社植草甚一ジャズ・エッセイ大全)、『江戸川乱歩と私』(2004年、晶文社植草甚一スクラップ・ブック) 、『モダン・ジャズのたのしみ』(2004年、晶文社植草甚一スクラップ・ブック) 、『ヒッチコック万歳!』(2004年、晶文社植草甚一スクラップ・ブック)、『マイルスとコルトレーンの日々』(2004年、晶文社植草甚一スクラップ・ブック、マイルス、コルトレーンとは米国のジャズマン)、『ハリウッドのことを話そう』(2004年、晶文社植草甚一スクラップ・ブック)、『ファンキー・ジャズの勉強』(2005年、晶文社植草甚一スクラップ・ブック) 、『ぼくたちにはミンガスが必要なんだ』(2005年、晶文社植草甚一スクラップ・ブック、ミンガスとは米国のジャズマン) 、『サスペンス映画の研究』(2005年、晶文社植草甚一スクラップ・ブック)、『ぼくの大好きな外国の漫画家たち』(2005年、晶文社植草甚一スクラップ・ブック)、『アメリカ小説を読んでみよう』(2005年、晶文社植草甚一スクラップ・ブック)、『フリー・ジャズの勉強』(2005年、晶文社植草甚一スクラップ・ブック)、『探偵小説のたのしみ』(2005年、晶文社植草甚一スクラップ・ブック)、『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』(2015年、ちくま文庫)など

*8:諸君以外はその多くは残念ながら今も続いてますが

*9:とはいえその言動から三浦がウヨであることは明白でしたが

*10:あるかどうか勿論知りませんが

*11:「優遇措置剥奪」はともかく、これはさすがに暴論だと思います

*12:2012年刊行

*13:2014年刊行

*14:代表作「スポーツマン金太郎」

*15:代表作「忍者ハットリくん」「怪物くん」「プロゴルファー猿」など

*16:代表作「ドラえもん」「パーマン」など

*17:代表作「仮面ライダー」「サイボーグ009」など

*18:代表作「おそ松くん」「天才バカボン」など

*19:アマゾンの内容紹介曰く『寺田ヒロオ入江たか子(ボーガス注:女優)、長谷川利行(ボーガス注:洋画家)…。大衆文化から文学・芸術までの、昭和を彩った18人の表現者たちの墓を訪ね、足跡を追い、遥かなる思いを綴る』

*20:もしかしたら詳しく書いて「そんな新左翼の犬・川本を褒めるとは三浦は何だ!」と御仲間ウヨに非難されることを恐れてるのでしょうか?。酒井信彦なんか川本氏を例の件で「極左テロリスト呼ばわり」して罵倒してましたからね。

*21:戦前、日活多摩川撮影所所長。戦後は日本映画社社長。読売新聞記者時代の同僚・市川正一(戦前共産党の幹部、獄死している)を終生敬愛していた(ウィキペ「根岸寛一」)そうですから根岸氏は少なくとも極右ではないのでしょう。

*22:民団は地方参政権要求をしていますが、一方三浦らウヨは「地方参政権を認めたら過疎地が在日に乗っ取られるかも知れない」だのデマまで飛ばして反対してるわけです。

*23:著書『証言「北」ビジネス裏外交:金正日と稲山嘉寛、小泉、金丸をつなぐもの』(2008年、講談社)など

*24:著書『「反日」中国の真実』(2013年、講談社現代新書)、『習近平の政治思想:「紅」と「黄」の正統』(2015年、勉誠出版)など

*25:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*26:中国石油天然ガス公司総経理、国土資源大臣、四川省党委員会書記、公安大臣、党中央政法委員会書記(党政治局常務委員兼務)などを歴任。政界引退後、巨額収賄容疑で無期刑が確定。

*27:この時期、習氏は党中央軍事委員会副主席に就任し、「ポスト胡錦濤」の後継者最有力候補と見なされていた(実際に党総書記に就任するのは2012年12月、国家主席に就任するのは2013年3月)。また周氏は薄熙来事件(2012年2月発覚)で薄を当初擁護していたため、習氏らから批判を受けていた。

*28:共青団共産主義青年団)中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*29:つうかこの種の物言い「野党は無責任だ、与党は責任が求められる」がジャストミートするのってむしろ無責任に「打倒中国」とかできもしないことほざいてる「在野」の三浦らバカウヨの方でしょうに(日中貿易のことを考えたら論外の主張です)。与党自民、公明は勿論ですが野党各党だって「最大野党なので政権奪取の可能性がある、実際過去に奪取した(民主党)」「支持者に中国ビジネスで食ってる人間がいる。日本人の多くも中国ビジネスで食ってる人間が増えてる事もあって、中国打倒なんて望んでない。中国打倒なんて叫んでも議席や支持者が増えるどころか減る危険性が高い(社民、共産など民主党以外の野党)」などといった現実的理由で中国打倒なんてバカは「次世代みたいな極右政党を除いて」言いません。あるいはこういう批判がジャストミートする存在としては「偉そうに中国批判してるけどどう見ても実務的政治能力があるとは思えないダライラマ一味」とか。ダライ一味に今もチベット任せてたら、チベット鉄道なんかできるわけもなく、国としてすげえ後進国で不幸だったでしょう、ねえ、id:Mukkeさん(嫌みのつもり)。

*30:もちろん、「オーウェルがこの文章を書いた時代は」です。言うまでもなく労働党はその後「マクドナルド政権(1929〜1935年)」「アトリー政権(1945〜1951年)」「ウィルソン政権(1964〜1970年、1974〜1976年)」「キャラハン政権(1976〜1979年)」「ブレア政権(1997〜2007年)」「ブラウン政権(2007〜2010年)」と政権を担当しています。万年野党と言える存在ではない。

*31:実際には民主党社民党は政権入りしていますし、共産党にしたって「中央政権入り」はしていませんが地方政権(例:美濃部都政)の経験ならあります。三浦が言う程無責任ではないでしょう。大体安保法案だの特定秘密保護法案だのは自民党支持層にすら批判者がいるのに三浦は何バカを抜かしてるんでしょうか。

*32:そもそもオーウェルは保守であり、その物言いには一定のバイアスがあるわけですが。とは言えオーウェルは「三浦とそのお仲間」程の低能ではない点は指摘しておきます。

*33:でもウイグル問題で詭弁で安倍絶賛ですから、id:noharraの安倍批判が口から出任せであることは見え透いてます。「正直に安倍総理を絶賛していいんだぜ、ウヨの野原君」。

*34:id:Mukkeのバカが何一つダライ一味批判ができないことに心の底から俺は呆れてますし、id:Mukkeのことは人として軽蔑してます。

*35:著書『蒼き狼』(新潮文庫、チンギスハンが主人公)、『おろしや国酔夢譚』(文春文庫、大黒屋光太夫が主人公)、『孔子』(新潮文庫)、『後白河院』(新潮文庫)、『真田軍記』(角川文庫)、『天平の甍』(新潮文庫、鑑真が主人公)、『額田女王』(新潮文庫)、『風林火山』(新潮文庫山本勘助が主人公、2007年NHK大河ドラマ原作)、『本覚坊遺文』(講談社文芸文庫千利休が主人公)、『楊貴妃伝』(講談社文庫)、『淀どの日記』(角川文庫)などで知られる歴史小説の大家。

*36:三浦が丸谷氏や井上靖氏を敵視する理由がよく分かりません。彼らって「もちろん三浦のような極右ではない」ものの「井上ひさし氏(九条の会呼びかけ人)や松本清張氏(いわゆる創共協定に関与したと言われる)」などと違い三浦らウヨが嫌う左派的な言動も特にないと思うんですが。井上靖氏について言えばもしかして「中国をネタにした歴史小説が多い」辺りが嫌ってる理由ですかね?

*37:まあ「売れるニッチ」てのも「言うは易く、行うは難し」でしょうけど。

*38:米国の批判で一回でやめましたが

*39:安倍はともかく日本のウヨ連中が「法案は尖閣対応だ」「中国の南シナ海進出対応だ」と反中国宣伝していること、安倍がその宣伝を批判していないことは確かです。

*40:現在所在がよく分かってない前・国防相氏。国防相が朴永植にかわったことが朝鮮中央通信の報道により判明しているが、前・国防相氏の動向については発表がなく不明。韓国情報部やウヨ活動家は「粛清説」を唱えてるが真偽は不明(ウィキペ「玄永哲」参照)。

*41:今は「埼玉大学の研究員」だそうですが何を研究してるんでしょうか?。単に「中国に迫害されるかわいそうな人」レベルで研究者でも何でもない人間を大学研究員にして国費を給料として与えるなんて話ならばふざけた話です。出版社が専属マンガ家として抱え込むのならまだしも。

*42:1984年、ミネルヴァ書房→後に、2000年、講談社学術文庫

*43:大久保利通の孫。明治維新研究の権威の一人。名古屋大学教授、立教大学教授など歴任。著書『大久保利謙歴史著作集(全8巻)』(1986〜1993年、吉川弘文館)、『岩倉具視(増補版)』(1990年、中公新書)、『日本近代史学事始め』(1996年、岩波新書)、『明六社』(2007年、講談社学術文庫)など

*44:大蔵卿、内務卿(参議兼任)など歴任

*45:大納言、右大臣(外務卿兼務)など歴任

*46:民社党職員。拓殖大学日本文化研究所所長、国家基本問題研究所理事、日本国際フォーラム政策委員という右翼活動家。著書『消費される権力者:小沢一郎から小泉純一郎へ』(2001年、中央公論新社)、『小澤征爾:日本人と西洋音楽』(2004年、PHP新書)、『政権交代まぼろし』(2010年、産経新聞出版)、『福田恆存三島由紀夫:1945〜1970(上・下)』(2010年、麗澤大学出版会)など

*47:何故か日本ウヨの諸君は内モンゴルと言いたがらない。

*48:著書『元朝秘史:チンギス・ハン実録』(1963年、中公新書

*49:著書『チンギス・ハーン』(1993年、朝日文庫)、『モンゴル帝国の興亡』(2001年、ちくま新書)など

*50:著書『モンゴル帝国の興亡(上)(下)』(1996年、講談社現代新書)、『クビライの挑戦:モンゴルによる世界史の大転回』(2010年、講談社学術文庫)など

*51:モンゴル関係の著書に『回想のモンゴル』(1991年、中公文庫)

*52:著書『モンゴル草原の生活世界』(1996年、朝日選書)、『モンゴルの二十世紀:社会主義を生きた人びとの証言』(2004年、中公叢書)など

*53:全部がではなく一部だが。

*54:中華民国臨時政府のこと(指導者・王克敏)。後に汪兆銘政権に参加し発展的解消。なお戦後、王は蒋介石政権によって漢奸として投獄され獄中で病死。

*55:中華民国維新政府のこと(指導者・梁鴻志)。後に汪兆銘政権に参加し発展的解消。なお、戦後、梁は蒋介石政権によって漢奸として銃殺刑

*56:中華民国南京国民政府のこと(指導者・汪兆銘)。

*57:やはり岸信介満州国総務庁次長、戦後首相)とか日産とか「戦後も満州関係者が日本社会に影響与えたこと」が多くの研究者が取り組みたがるという意味で大きいんでしょうか。

*58:もちろんそれでも「手薄な分野」はたぶんあるでしょうが。

*59:戦後、蒋介石政権によって漢奸として銃殺刑

*60:まあ、こういったら悪いですけど政治家として実績を残せなかったんでしょうね。もちろん「毛沢東蒋介石勝利者」なので評価されないってのもあるでしょうが。

*61:まあ日中関係史ですから「日本国内だって探してる」でしょうが

*62:いや領域は中国で当然住民の大多数も漢民族なんやし「中国の王朝やない」言うのは無茶苦茶やろ。

*63:もちろん形式的なもんで実権は日本が握ってます。

*64:彼らは犯行を否定していますが、ここではそれについては論じません。

*65:ただ法改正して排除した場合でもいったん成立した時効は「さかのぼってちゃらにする」てわけにもいかないでしょう。

*66:もちろんそうすることが果たして適切か議論が必要なことは言うまでもありません。「北朝鮮拉致犯人を裁きたい」なんて理由だけでそういうことを認めるのは明らかにまずすぎでしょう。まあ、たぶん賛同者は少ないんじゃないですかね。「殺人の時効排除」だって未だに批判意見はありますし、俺個人は「殺人の時効を廃止すべきではなかった」と思います。遺族の気持ちは分かりますけどね。でも法律って感情論じゃダメでしょう。