「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(1/3分:島田洋一の巻)(追記・訂正あり)

書いてるのは1/13。パソコンの故障でたまってしまったのでまとめて文章をあげている。島田以外の荒木や西岡も同様に対応する予定。


■河村市長「南京事件発言」で揺れる名古屋にて
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2608429/
 河村の歴史修正主義発言を「つくる会教科書」支持者のプロ右翼・島田は批判などしないわけだが、それでも「南京事件などなかった」とエントリに書かない点も興味深い。島田ですら「完全否定論」は分が悪いと自覚しているのか?

入試の試験監督(県外会場)のため、昨日から、河村市長の「南京発言」で揺れる名古屋市に来ている。中国人観光客が減るらしい分、多少消費で貢献したと思う。

 「らしい」も何も実際減るだろうし、島田が繁華街で大豪遊したのならともかく、島田ごときの消費では何の足しにもならない。
 そしてダメージは観光客だけではなく、トヨタ車の中国での売り上げなどにも響くかもしれない。

なぜ日本軍が中国で戦い、アメリカ軍と戦い、ヒトラーと組んで第二次世界大戦を始めた(ポーランド分割)ソ連戦勝国として日本を断罪する側に回ることになったのか、中国人を最も多く殺害した毛沢東の肖像がいまだに天安門広場を睥睨する形で掲げられているのはなぜか、子どもたちには、まずそうした大きな流れを教えるべきだろう。

いや河村批判派は「そうした大きな流れ」とやらを教えることを否定しないし、そうした大きな流れを教えようが教えまいが、「河村発言」が批判されて仕方がないデマであることに変わりはないが?
そして島田はたとえば「なぜ日本軍が中国で闘った」と思ってるのか?。田母神みたいに「コミンテルンの陰謀」とでも言う気か?
島田の提出した質問とやらに俺なりに答えてみよう。


Q1)なぜ日本軍は中国で戦ったのか?
A1)蒋介石政権を完全打倒し、中国を日本の完全な植民地にするため。日本はそれが可能だと当時考えたが、実際には亡国を招いた。


Q2)なぜ日本軍はアメリカと戦ったのか?
A2)「蒋介石政権の崩壊」や「日本による中国の完全植民地化」を望まないアメリカ(アメリカだけではなくイギリスなどもそうだが)は蒋介石政権を支援し、日本に戦争をやめるよう圧力をかけた。これに対しては戦争をやめるという選択肢もあったが、当時の日本が選んだ選択肢はアメリカとの戦争だった。
 また、それプラス、東南アジアの植民地(アメリカ領フィリピン、イギリス領マレー、フランス領インドシナ、オランダ領インドネシアなど)を日本のものにすると言う目的もあった。
 なお日本が闘ったのはアメリカだけではなく、イギリスやオーストラリアなどとも闘ってるのだがそういう点を無視するのは実に島田らしい。


Q3)なぜヒトラーと組んで第二次世界大戦を始めた(ポーランド分割)ソ連戦勝国として日本を断罪する側に回ることになったのか
A3)ソ連ポーランド分割をドイツとともに実行したものの、ドイツの同盟国として英仏に宣戦布告したわけではないので、「ヒトラーと組んで第二次世界大戦を始めた」と表現することには疑問を感じるが、それは、いいとしよう。
 ソ連が連合国側になったのは「ドイツがソ連を攻撃し」、戦争が「ソ連・中国・英米*1」対「日本・イタリア・ドイツ」という構図になったからだ。ドイツがソ連攻撃をしなければソ連は「中立国」、場合によっては「枢軸国」となったかもしれない。
 日本の松岡外相が独ソ不可侵条約を見て、「日本・イタリア・ドイツ・ソ連」による四国同盟を夢見たことは有名な話だ。


Q4)中国人を最も多く殺害した*2毛沢東の肖像がいまだに天安門広場を睥睨する形で掲げられているのはなぜか
A4)大躍進や文革は、中国近現代史を論じるならともかく、第二次世界大戦理解や南京事件理解に全く関係ないと思うが、それは、いいとしよう。
 毛沢東の肖像が飾られているのは彼が「建国の父」の一人だからだろう。それの是非は中国の政府、国民が決めるべきことで基本的に日本人に関係ない。


最後に島田が紹介する産経の記事に突っ込む。

河村氏は南京で終戦を迎えた父親が南京の人々から温かいもてなしを受け、お礼に桜の木をプレゼントしたことなどを話し、その背景について「南京事件はなかったのではないか」と述べた。

それは蒋介石が言った「以徳報恨」の精神だ。河村の父親を中国人が殺害すればよかったのか?
そして、すべての日本人がそういう好意的扱いを受けたわけではなくて、場所によっては「中国人による報復行為」があった(だからわざわざ、蒋介石が「以徳報恨」発言をしたわけでもある)
それにすでにネット上で突っ込みがあるが、河村の言い分だと、GHQ占領下で米兵に「ギブミーチョコレート」と言った日本人に対してアメリカは一切東京大空襲のような残虐行為をしなかった、もし残虐行為をしたのなら「ギブミーチョコレート」と言うはずがないというトンデモな理解にならざるを得ないと思う。

メディアの中には、「南京事件については、日中共同の歴史研究がある。市長としての発言にはもっと慎重であるべきだ」「配慮が足りなすぎる」などと、まるで河村氏が重大な失言をしたかのような社説もあった。

「したかのような」じゃなくて「重大な失言」に決まってる。

2年前に発表された共同研究では「南京虐殺」があったとの認識が示された。だが、それは研究に参加した日中の一部の学者の意見が一致したにすぎない。

「一部の学者」も何も否定する学者の方が「一部の珍右翼」だ。ちなみに外務省サイト(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/jc_rekishi_list.html)を見ればわかるが、その学者(全部で5人)の中には防衛庁(現・防衛省)研究員の庄司潤一郎氏や正論新人賞受賞者の坂元一哉大阪大学教授といった左翼とは言い難い人間(むしろ右寄り、政府寄りの人)もいる。
 委員5人中2人が右寄り、政府寄りの委員(ほかの3人だって俺が思うにせいぜい穏健保守で左翼とは言い難い)でも「南京事件はあった」という結論しか出ないと言うことだ。そもそも学界通説、政府見解がそうなのだから当たり前だが。

南京事件は昭和12年暮れから13年にかけ、旧日本軍が南京で多くの中国軍の捕虜や市民を殺害したとされる事件だ。

「とされる」いらないから。「南京事件は昭和12年暮れから13年にかけ、旧日本軍が南京で多くの中国軍の捕虜や市民を殺害した事件」で何の問題もないだろ。そして一応指摘しておくと行われた残虐行為は殺人限定じゃなくて強姦、放火、泥棒なんかもある。

最近の研究で、「南京虐殺」や「南京大虐殺」は当時の中国国民党の一方的な宣伝だったことが分かってきた。

・「一方的な宣伝」ってのが「南京事件はデマ」って意味だったら、そんなことわかってないから。大体「最近の研究」って具体的に誰の研究だ?。秦「南京事件」(中公新書)、笠原「南京事件」(岩波新書)はそんな立場に立っていないが。歴史修正主義者の北村稔だの東中野だのと言い出さないだろうな?。
蒋介石と言えば「昨日の敵は今日の友」ということで冷戦下において中華人民共和国と対抗するために産経や自民党清和会など日本ウヨは「蒋介石台湾」を持ち上げていたのだが、こういうところでは戦前日本を美化するため、平然と蒋介石誹謗を行い「昨日の敵は今日の友」が産経ら日本ウヨにとって「ただの野合」でしかないことを暴露してしまうわけだ。

政治的妥協の中で生み出された日中歴史共同研究などにとらわれない、実証的な学問研究の積み重ねが必要である。

 安倍政権時代に実施が決まった「日中歴史共同研究」(成果発表は安倍政権崩壊後だが)をそこまで否定したら安倍がかわいそうだ(毒)。
 冗談はともかく、安倍ですら研究者に圧力かけて産経が大喜びするような方向に研究を持って行くことはできなかったわけです。
 しかし何を根拠に「政治的妥協」呼ばわりするんだか。「実証的な学問研究の積み重ね」は産経が言わずともすでにされており、その結果「南京事件についてどう理解するか(事件の規模や原因論など)」と言う問題はともかく「あったかなかったか」なんかすでに争いはないわけです。
 南京事件否定論は今や「ホロコースト否定論」「アポロは月へ行かなかった説」などと同じデマゴギーでしかありません。


■国基研 北朝鮮問題を論じ尽くす(6)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2606215/

島田
 中国を牽制するには、「中国が北朝鮮の核開発を黙認するなら、日本や韓国も核武装する」という姿勢を見せるのが最もよい、という話が以前からあります。ライスの回顧録にも、二〇〇二年のクロフォード会談でブッシュが江沢民に、「中国が北朝鮮の核開発を黙って見ているようなら、日本も核武装せざるを得なくなりますよ」と言ったと書いてあります。
(中略)
 集団的自衛権に対する憲法解釈を見直すとか、敵基地への攻撃力*3を整備する方針を出すとか、そういう動きとセットになった上での核武装論なら、これは圧力になる。

 全く日本の核武装を主張するとは島田は本気なのか。しかもそれだけでは中国や北朝鮮という「仮想敵国」へのインパクトが弱い(俺は十分強いと思いますが)から「集団的自衛権の行使や先制攻撃が合憲であると政府見解をかえる」などと極右なことを言い出しています。
 俺はたとえ実現可能だとしてもこういうタカ派意見そのものに反対です。そんなことをしても北朝鮮は核開発をやめないでしょうし、むしろ「日本の先制核攻撃の恐怖から我が国を守る」という核開発をすすめる口実を与えているようなものです(おそらく島田にとって核開発それ自体が目的で北朝鮮は口実に過ぎないのでしょうが)。
 しかし、それ以前に実現可能だと思ってるんでしょうか。日本国民がそれを支持すると思ってるんでしょうか?。中国以外(韓国、東南アジアや欧米)は日本がそういうことをしても恐怖感など感じず容認してくれると思ってるんでしょうか?
 救う会副会長という立場の人間がそういうことを公言することはハト派救う会に協力することを明らかに困難にしていますがそれでいいと思ってるんでしょうか?。いずれも島田にとってイエスなんでしょうが。


■国基研北朝鮮問題を論じ尽くす(5)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2605310/
 チェイニーの「北朝鮮と戦争になってもかまわない」と言う乱暴な路線が切って捨てられ、ライス路線が採用されるのは当然のこととしか俺は思わないが島田はそうは思ってないらしい。
 島田はなぜかチェイニーを表現するのに「ハードライナー(直訳すれば「強硬論者」だろう。「ハードライン=強硬論」でいいだろう)」と言う言葉を愛用してるが、これ平たくいえば「極右タカ派」「悪名高いネオコン」ってことだ。そんなチェイニーがブッシュに見限られるのは理の当然だ。で、日本政府がライス路線に異を唱えないのも当然。まあ、「ジャイアン国家」アメリカは日本が異を唱えたところでそれを聞くような国ではないだろうが。


関川夏央氏の達意の一文―田中明先生回想
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2604152/
 関川について言えば、ほかの本*4はともかく北朝鮮問題についてのこの男の文章を俺は全く評価していない。
 まあ、島田に友達扱いされるような男だからな。
 ただ関川は島田と違ってお利口なのか、最近の関川に北朝鮮・韓国本は少ないことはウィキペ「関川夏央」を見ればわかる。
 「白樺派」「林芙美子」「正岡子規」など文学方面にシフトしてるようだ。まあ、極右系北朝鮮ネタが先細りであることは少し目端の利く人間ならわかるからな。
 田中明
 「河野談話をデマだと中傷したり」「ミャンマー軍事独裁政権を擁護したり」「安倍の参院選敗北を嘆いたり」する典型的な真正保守であり全く評価できない。まあ、島田や西岡に恩師扱いされる男だし、あの拓殖大の教授だからな。
 ちなみに「海峡を越えたホームラン」において関川は「朝鮮半島本というと政治ネタ、歴史ネタが多く『日常生活を描いたものが少ない』と感じた」云々と書いていたが、今や韓流ブームであることには時代の変化を感じる。
 なお、『日常生活を描いたものが少ない』云々と書いた関川が北朝鮮関係では島田らと一緒に叩きしかやってないことには本当に呆れる。

【追記】
1)全然関係ないが俺は漫画原作者としての関川は評価していない。週刊漫画アクションで連載された「坊ちゃんの時代」は何が面白いのかさっぱりわからない。社会派ぶってるモーニングならともかく「おっさん向け漫画誌」アクションにああいう漫画を連載した編集部の気持ちも理解できないがあれ読んでた人いるのかね?
まあ、俺的には谷口ジローの絵がどうしても好きになれないというのも大きいし、俺は基本的にあの種のキザったらしいものが大嫌いだが。俺的に今、いち押しはラズウェル細木先生の「酒のほそ道」「う」だね。あと週刊少年チャンピオンの「木曜日のフルット」かな。
2)関川の追悼文とやらは「田中先生はすごい」と言うまるで具体性のないほめ言葉に「左派朝鮮ウオッチャーへのウヨらしい悪口(ただし具体性がまるでない)」と「自分が書いた北朝鮮・韓国本の自慢(これまた具体性がまるでない)」および「最近自分が北朝鮮・韓国ネタをやらないことのいいわけ」という実につまらない文章。
 関川のいいわけ曰く「北朝鮮・韓国よりも日本近現代史に興味がある」んだそうだ。そうですか、関川先生は蓮池さん除名劇などで反北朝鮮右翼連中の旗色が悪くなって、距離を置き始めた卑怯者にしか俺には見えませんが(毒)
3)島田の文章にも突っ込み。

日中は、仕事の関係で、英語の文章を読む時間が長い。

 大学教授としての仕事でアレ、右翼活動家としての仕事でアレ、島田の「仕事」に英文資料を読む必要などあるのか?。


■国家基本問題研究所 北朝鮮問題を論じ尽くす(4)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2603808/
 俺は中国人拉致被害者大韓航空機爆破事件にコミットしたなんて報道は見たことがないがこれ、そもそもマジネタなのか?
 まあ、マジネタだとしても中国が乗り気でないのに持ち出しても全く無意味だろうが。


■暴力的平和あるいは醜い安定―violent peace or ugly stability
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2602137/

野田佳彦首相が、金正日死亡の感想を聞かれ、「今回の事態が朝鮮半島の平和・安定に悪影響を及ぼさないようにしないといけない」と述べたのは、「暴力的平和」「醜い安定」を容認するとも受け取れるもので、失言だった。

何寝言言ってるんだか、このバカは。朝鮮半島で戦争でも起こってほしいのか。
勝手に「朝鮮半島の平和・安定=北朝鮮現体制の全面肯定」と読みかえて因縁つけるのも大概にしろ。じゃあお前はミャンマーとかサウジアラビアとかあらゆる独裁的体制が「戦争による体制打倒でもかまわない」「どんな形でも倒れることが一番いい」と思ってるのか。
 それとも北朝鮮限定か?


島田市長の英断(震災がれき処理)と風評被害
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2601335/
 ろくな根拠もあげずに枝野氏を誹謗する島田には心底呆れる。


櫻井よしこと国家基本問題研究所―北朝鮮問題を論じ尽くす(2)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2599669/
 南北朝鮮統一を支持する人は日本にたくさんいるでしょうし、その場合「事実上、豊かな韓国がイニシアチブをとることになるだろう」と思ってる人もたくさんいるでしょう。
しかし、島田らウヨの統一論はそういう生やさしいものではなく、「北朝鮮を軍事的に打倒してもOK」「北朝鮮が賛同しないような統一戦略でもOK」などというとんでもない代物で、これを支持する人は少ないでしょう。
 まともな人なら誰しも「平和統一」「可能な限り北朝鮮が賛同できるシナリオでの統一」を考えるでしょうに。
 島田の文章にも少し突っ込んでみます。

例えば、チェコスロバキアが、統一してチェコスロバキアであろうが、独立した別個の存在であろうが、両地域とも自由民主体制を取り親日的である限り、日本にとって特に関知するところではない。

 チェコスロバキアの関係は南北朝鮮とは全然違うでしょうに。
 そして南北統一が望ましいのは「親日」とか「自由民主主義」とかそういう問題じゃなくて、「それを多くの北朝鮮人、韓国人が望んでおり」「統一されれば戦争の脅威がなくなる」からです。
 別に北朝鮮反日だからでも、共産主義一党独裁だからでもない。

島田
日本でも外務省あたりでは、北朝鮮が中国の保護国になっても、それで改革開放が進み、経済が安定して発展するならそれでいいという発想が強いと思います。

・さすがに中国の保護国になっていいとは言ってないだろ。
 島田の保護国定義はそもそも意味不明だが。独立国・東ドイツソ連の衛星国呼ばわりしてるからな。ソ連の圧力がすさまじいから衛星国扱いしていいってのなら東ドイツに限らず基本的に東欧は全部衛星国だろうよ。だから「プラハの春弾圧(チェコ)」、「ハンガリー動乱」なんかが起こるわけで。ただしそういう認識が適切かどうかは疑問だが。
・せいぜい「改革開放が進むなら、中国の影響力が多少強くなってもいい」だろう。そして中国以外に積極的に経済進出する国がなければそうならざるをえないだろう。それが嫌ならそれこそ「太陽政策」なのだが、そういう常識がない島田らは「経済制裁で潰す」と事実上、中国の北朝鮮への影響力強化を助長し、にもかかわらず「中国の影響力を阻止せよ」と無茶苦茶なことを言うから始末に負えない。

私は、日本人のほとんどが韓国による統一を望んでいると思っています。

望むも何もあれだけ経済力の差があると韓国がイニシアチブをとらざるを得ないと思うし、それ自体に反対する日本人はまずいないだろう。
ただ北朝鮮と激しく対立するようなリスキーな統一路線はやめてほしいとも多くの日本人が思ってるだろう。


野田首相が沖縄で謝るべき人々―反米左翼とは堂々たる議論を
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2598317/
 米軍基地の被害を受けてるから「反米」になるのであり、「右翼(と言うか保守)」がそうした状況についてまともに対応しないから「左翼」が支持されるのであって、「反米左翼」だから米軍を批判するのではないと言うことが、この男にはわかってないようです。
 米軍基地の被害について何とも思ってないらしい島田や西村のような人間、および彼らとつるむ人間(例:国基研理事長の櫻井よしこ)はとうてい「真の愛国者」だの「保守」だの言えないでしょう。

彼らは、厳しい東アジア情勢や抑止力の必要について、カメラの前で(すなわち日本国民全体が注視する前で)堂々と説明し議論すべき相手であり、下手に出れば付け込まれるだけだ。

そういうこと(厳しい東アジア情勢や抑止力の必要)が事実*5だとしても、だから何だというのでしょうか?
「必要な施設なんだから騒音や事故、米兵犯罪などの米軍基地被害など我慢しろ」というのなら地元が激怒するのは当然でしょう。
「東京に原発を!」ではありませんが「そんなに必要な施設ならお前の住んでる所におけよ」となるのは当然です。

沖縄での謝罪役としては、ルーピー(能天気)鳩山と菅直人を常駐させるべきだ。辺野古移転に汗をかいた人の家、一軒一軒を回って、皿洗いなり床拭きなり反省の意を形で示させる必要がある。

 いろいろな意味でばかばかしい。そんなことをやってほしいとは誰も思ってないでしょう。しかも「公約を破ることによって裏切った民主党支持者」ならまだしも、「辺野古移転に汗をかいた人」ですか?。いつ辺野古移転が「沖縄の総意」になったんだか。

心優しい沖縄の人々は、仮にも元首相二人にそこまでされれば、もう一度汗をかいてみようかという気にもなってくれるだろう。

いつから沖縄の人々の総意が、辺野古移転になったんだか。

http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=709
西村真悟「ワシントンにいる名護市長*6のパスポートを失効させよ」

ばかばかしくて話にもなりません。何を根拠にパスポートが失効できるのか?。違法な人権侵害以外何者でもないでしょうに。常識人には思いつくことすら不可能なレベルの暴言です。西村が落選したことは本当にこの国のためによかった。
大体アメリカだって内心、稲嶺氏の訪米をどう思ってるかはともかく、こんな馬鹿なことは言いません。法治主義、民主主義に反するからです。

基地を如何にするかは、日本とアメリカの国家間の専権決定事項

よくも公然と地方自治を否定できるものです。西村は確か兵庫が地元ですが「沖縄の負担軽減のために兵庫に米軍基地を移設するから」と兵庫県に相談もなしに政府がいきなり言い出しても「専管事項だからOK」と言えるんですか?

しかも、地元市長も既にその日米合意に納得していた。従って、現在の市長が、こともあろうにワシントンで基地反対行動を起こす事項でもない。

当時の市長*7と今の市長は違うんですけどね。政権交代の意義を全否定する暴論です。

基地反対闘争の主導者は何か。
それは、県外から来た反戦地主*8、地元の日教組そして自治労という左翼公務員組織である。

そういうレッテル張りをすれば、基地移転が可能になるとでも思ってるんでしょうか?

沖縄県における反基地運動は、中共及び北朝鮮という外国勢力と連携した日教組自治労を中心とした反日反米闘争

名誉毀損で訴えられても文句言えないレベルの暴言です。大体「基地反対」は必ずしも左派の運動ではなく、必ずしも「反安保」でもない。
生活上、基地被害が耐えられないから安保には反対しないがもうこれ以上、沖縄は基地には耐えられないという保守の方だっているわけです。


■「生体反応なし」谷垣総裁を担ぐ自民党の深刻
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2597436/
 支持率云々というなら首相時代の安倍の支持率も相当低かった。でも島田はやめろとは言わなかった。そして谷垣氏の1%は確かに低いですが、一番高い岡田氏ですらたった10%(一番多いのはつまり「無回答・わからない・いない」の合計です)。島田の大好きな安倍は5%です。要するに谷垣氏だけが低いわけでは全くない。
 島田はご都合主義が酷すぎです。

以前、谷垣氏と会った際の話が出た。
 「田口八重子」と聞いても誰か分からぬ様子

 この話が事実だとして、事前勉強しなくても「李恩恵」として割と有名な田口さんの名前ぐらい知っていてもいい気はします。ただ具体的シチュエーションがわからないので何とも言えません。家族会とあうことがかなり前から決まっていたのなら、それではまずいでしょうが、急遽決まったとか、家族会の方からアポなしできたとかならそれほど責められない気がします。谷垣氏のすべき仕事は拉致オンリーではないでしょうからね。


■寺越家3人の拉致事件―「談合解決」を打ち破る動き
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2596494/
 俺もこの話について、以前突っ込んだことがあるが、この件については
 ライプツィヒの夏「少しは他人の迷惑を考えてほしい」
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/1f74e3aa2e897932af884bf879191179
の一読をおすすめする。
 まともな人間なら島田や、三浦小太郎らの言い分がいかに「他人(寺越武志氏とそのお母さん)の迷惑」かわかるだろう。彼ら母子は拉致認定など望んでおらず、そんなことをされたら彼ら母子には不利益がある恐れがあるのだから。
 では、彼ら母子の不利益を上回る何か利益(国益?)があるのかと言ったらないだろう(上回る利益があれば寺越さん母子に迷惑がかかってもいいというものではないが)。
 「寺越さんを拉致認定したら核、ミサイル問題は解決するのか?」
 「寺越さんを拉致認定したら北朝鮮民主化するのか?」
 「寺越さんを拉致認定したらヨンビョン島砲撃事件のようなことはなくなるのか?」
 「寺越さんを拉致認定したら北朝鮮は豊かな国になり餓死者はいなくなるのか?」
 「寺越さんを拉致認定したら(今も生きていると仮定してだが)横田めぐみさんらほかの拉致被害者が帰国できるのか?」
 「寺越さんを拉致認定したら、拉致犯罪の全容が明らかになり犯人が処罰できるのか?」
 いずれもノーだろう。
 もし「寺越さんを拉致認定」して、利益がある人間がいるとしたら、おそらくそれは 「寺越さん母子を酷い目に遭わせたい人」だけだろう。
 俺は島田や三浦小太郎らは「北朝鮮を挑発することによって寺越さん母子を酷い目に遭わせ、それを口実に『北朝鮮は酷い国』と宣伝したいだけではないか」と疑っている。もちろん俺ですらわかることは北朝鮮もわかるだろうから「拉致認定」しても何もしない可能性もあるが。俺が思うにせいぜい寺越さんが「抗議の意志」を表明し、当分の間、帰国しない(北朝鮮政府が帰国させない)、お母さんの訪朝も許可しないぐらいで収まるのではないかと思うが、「命の危険がない」「降格処分されない」とは断言はできない。
 まあ、日本政府も、そこまで愚かではないと思うが「巣くう会一派」との親密な関係を自他共に認める「松原仁」が拉致担当相であることが不安材料ではある。


■「放置国家」 日本を象徴する寺越事件
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/448629/

森喜朗氏の感覚では、まあ北でそれなりに暮らしているようだからよいではないか、波風立てて得する者はいない、ということなのだろう。それゆえ、武志さんらは北に「海難救助」されたというフィクションを積極的に受け入れてきた。

森氏じゃなくても普通の人間は「北でそれなりに暮らしているようだからよいではないか、波風立てて得する者はいない」と思うだろう。
寺越武志さん親子が波風たてることを望んでないのだから。

13才の少年(注:寺越武志さんのこと。失踪時、彼は13歳)を真剣に救おうとしない政治家(注:森喜朗元首相のこと)が、13才の少女(注:横田めぐみさんのこと。失踪時、彼女は13歳)を真剣に救おうとするはずがない。

それなりに幸せな生活をしてる寺越さんと、そうであったか疑問のめぐみさんと何で同一視できるんだか。


■寺越武志さんの父、北朝鮮で死去
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/449227/

 寺越武志さんの帰国が適わないため、やむなく自ら北に渡って同居していたお父さんが亡くなったということだ(お母さんは日本にいて、時々訪朝)。
 本来、祖国日本で、家族に囲まれて晩年を過ごせたはずのお父さんは、日本政府の無為のため、異常な個人崇拝プロパガンダにさらされつつ生涯を閉じねばならなかった。

 お父さんご本人が自分の意思で北朝鮮に渡っていったのに、何を根拠に「不幸であった」かのようなことを言うのか。
 そして、寺越さんの件について言えば「もっと自由に人の交流ができるようにしましょう」と言えばいいのであって、わざわざ「拉致だ、拉致だ」と騒ぐことに何の意味があるのか?。そして「自由な人の交流」のためにも俺は「国交正常化が必要だ」と思うが。


■中国を選ぶのか日本を選ぶのか(韓国紙『朝鮮日報』社説)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2595128/
 単に朝鮮日報が気が狂ってるだけだ。どっちを選ぶも何も韓国に「日本か中国どちらかと縁を切る」なんて選択肢はない。そういう選択肢があるかのように強弁するタカ派ブレジンスキー*9が馬鹿なだけだ。
 うかつに「中国万歳」だの「日本万歳」だの言えばどういうことになるか考えろ。
 たとえば「日本万歳」と言えば島田のような極右が「じゃあ、歴史問題でごちゃごちゃ言うなよ」と居直ることは目に見えてるんだが。
 島田の文章にも突っ込んでみる。

同席した日本側のある高官*10によると、野田首相が、慰安婦問題については色々知恵を出そうと応じ、通訳の間も置かず日韓FTA(自由貿易協定)の話題につなぐ作戦に出たところ、李明博は落ち着かぬそぶりで側近らの顔を見渡しつつ、まだ慰安婦の問題が終わっていないと再度、再々度蒸し返したという。李明博は、声にも顔にも生気がないだけに、こういう流れになると、軽薄だが外向的だった盧武鉉以上に空気を淀ませる。

・いや慰安婦問題についてろくな回答をせずに、話を別の方向に変えようと野田が露骨に不誠実な態度とれば李閣下が「まだ話は終わってねえ」とそういう態度とるのも当然だ。
・一時期はさんざん「サヨの盧武鉉と保守の李明博は違う」とべた褒めしてたくせに、「声にも顔にも生気がないだけに」「外向的だった盧武鉉以上に空気を淀ませる」かよ。酷いな、おい。


■「中国を信用している軍人は一人もいない」(ミャンマー政府閣僚)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2594197/

大野氏が、以前、ミャンマー軍事政権のある閣僚から聞いた言葉を紹介してくれた。

ミャンマーには、中国を信用している軍人は一人もいない。われわれは、中国の支援を受けたビルマ共産党軍と長く戦ってきたのだから当然だ。西側諸国と関係を強めたいと思っているが、アメリカが何かといじめてくる。日本もその尻馬に乗っており、残念だ。』

 島田や大野氏のような反中国・反共ウヨへのただのリップサービスだろ。そんなのに鼻の下のばして情けない。ミャンマー政府要人も「中国の悪口を言えば大喜びするんだから、日本の真正保守ってちょろいな」と思ってるだろう。

アメリカを中心に自由主義諸国はミャンマーに包括的な制裁を掛けてきた。軍事政権による独裁、選挙の無効化、政敵*11の恣意的な逮捕拘禁などがあった以上、ある程度は当然だろう。
 しかし遙かに大規模な人権侵害を続ける中国共産党とは「友好万歳」「貿易万歳」で接してきたわけだから、明らかなダブル・スタンダードだ。

 むしろ人権問題で中国や北朝鮮は非難する癖に、ミャンマーに甘いこいつらの方が「明らかなダブル・スタンダード」だろう。日本人(フリージャーナリストの長井氏)が殺されて犯人も引き渡されてないのにミャンマー甘やかすのもいい加減にしろ。同じ事を北朝鮮がやったとしてお前らそういう態度がとれるか?。とれないだろ。絶対「北朝鮮が犯人を引き渡さない限り許さない」と言うんじゃないのか?。ミャンマーには犯人引き渡し求めない癖にな。

国基研では、5月にベトナムミャンマー訪問を計画している。

ベトナムも今や真正保守にとっては「中国と対決するためのお友達」なんでしょうか?。あの国も言うまでもなく共産党一党独裁なんですが。


■「敵の牙城」(日本国土)を「打ち砕く」金正恩を慕う朝鮮総連幹部
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2592869/
 このエントリで島田は朝鮮学校無償化除外論を主張してますので、除外論について改めて俺の意見を書いておきます。
1)無償化除外の根拠にしている彼ら極右レイシスト朝鮮学校への非難(偏向教育)は彼らだけが言ってることであり何ら客観的な認識ではありません。
2)たとえ彼らの非難が事実だとしても、是正は現場の保護者や教員の自主努力に任せるべきであり、権力の強権発動など許されません。
3)そもそも「ほかの無償化された学校は教育に問題点はないのか」「教育の問題点とはどのような基準でどう客観的に判断するのか」と言う問題もあります。
4)大体、島田らは「南京事件はなかった」などという歴史修正主義を学校に持ち込もうとしてるのだから、少なくとも彼ら極右には朝鮮学校に限らず「他者の教育を偉そうに裁断する」資格などありません。
 島田の具体的な文章にも突っ込んでみましょう。

2009年4月、北朝鮮が「衛星打ち上げ」と称してミサイル発射実験を行った際、日本は迎撃態勢を取った。

称しても何も「衛星打ち上げ」じゃないという根拠はないかと思うが?。
そしてミサイル、ミサイル言うのはいかがなものかと。ロケット発射実験と言えばいいのに。衛星打ち上げなら周囲の反対や危惧無視してやっていいとは言いませんがやたら脅威を煽るなと言いたい。

 朝鮮総連の機関紙『朝鮮新報』が、その際、「仮に敵が衛星を迎撃しようものなら、敵の牙城もろとも打ち砕く」よう指示した金正恩の「厳しさと冷静さ」こそが、「人民が慕う一つの要素」だと敬慕の情を表している。
「敵」とはこの場合日本であり、「敵の牙城」とは日本の国土だろう。日本国土が「打ち砕かれ」れば、多くの日本人が命を失う。
日本を「打ち砕く」と豪語する男を「慕う」ような集団は、明らかに敵対勢力だ。

「迎撃すれば」と条件付きだし、しかも「後出しじゃんけん」(当時は発表しなかったけど実はそういってたんだぜ、我らの正恩閣下は!)で本当にそんな発言したか真偽不明なんだからそんなに非難するほどのことでもないでしょう。実際、日本は迎撃するメリットがないとの判断の下、迎撃しなかったわけですし。
そして「イラク戦争のようなことを北朝鮮相手に米軍がしてもいい」と公然と自ブログに書く男がよくも「多くの日本人が命を失う」などと心にもない人命尊重の言葉が書けるものです。北朝鮮相手にそんなことをすれば、北朝鮮の出方によっては「多くの日本人が命を失う」んですが。
 まさか「自国が在日米軍から攻撃されても日本は攻撃するな」と北朝鮮に言う気ですか?

洗脳施設「朝鮮学校

根拠もないのに洗脳呼ばわりするなっての。


「ロケット」の件について参考

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-04-08/2009040802_05_0.html
赤旗「制裁強化 衆院で決議、北朝鮮ロケット 共産党は反対」
 衆院本会議は七日、自民、公明両党提案の「北朝鮮によるミサイル発射に抗議する決議」を可決しました。決議には民主、国民新両党も賛成。日本共産党は反対しました。社民党は採決を棄権しました。
 同決議は、北朝鮮のロケット発射を「ミサイル発射」とし、弾道ミサイル計画の全活動の停止を同国に求めた国連安保理決議(一六九五号、一七一八号)に「明白に違反」すると断定しています。また、日本政府に対しては、「更なるわが国独自の制裁を強めるべきである」などと求めています。
 本会議に先立つ議院運営委員会理事会で、日本共産党佐々木憲昭議員は、決議は全会一致で行うべきだと主張したうえで、(1)根拠なく「ミサイル発射」と断定すべきでない(2)したがって、国連決議に「明白に違反」と断定できない(3)「制裁強化」は六カ国協議の合意内容から逸脱する―という見解を述べ、決議案に反対することを表明しました。


反対理由
 日本共産党佐々木憲昭議員が七日の衆院本会議に先立つ議院運営委員会理事会で表明した、「北朝鮮によるミサイル発射に抗議する決議」に反対する理由は次の通りです。

 一、前回(三月三十一日)、北朝鮮に自制を求める決議を全会一致で行った。その際、全会派が賛同できる内容にする努力を行った。今回も全会一致とすべきにもかかわらず、与党が前回の決議以前にもどす独自の案に固執したため、一致できなかったことはきわめて遺憾である。

 二、「決議」には、三つの問題点がある。

 (1)一つは、「ミサイル発射」と断定していることだ。六日の議運理事会で、私が松本純官房副長官にただしたところ、「政府としてもミサイルと断定していない」ということだった。にもかかわらず、国会が根拠なしに「ミサイル」と断定することは、やるべきではない。

 (2)二つ目は、「ミサイル」だと決めつけて、それを前提に、国連決議に「明白に違反」したとしているが、こうした断定はできないはずであり、容認できない。

 (3)三つ目は、「独自の制裁を強めるべき」だとしているが、これは、これ以上状況を悪化させる行動をとらないという六カ国協議の合意からの逸脱である。

 以上の三点について問題があるので、今回の決議には反対である。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-04-09/2009040902_03_1.html
赤旗参院も制裁強化決議、北朝鮮ロケット 共産党は反対」
 参院本会議は八日、自民、公明、民主、改革クラブ(注:現在の新党改革)の各会派が提案した「北朝鮮によるミサイル発射に抗議する決議」を可決しました。
 日本共産党は反対しました。社民党などが棄権しました。
 同決議は、北朝鮮のロケット発射を「ミサイル発射」だとする根拠のない断定にもとづいて、同国の弾道ミサイル計画の停止を求めた国連安保理決議に違反する行為だとして、日本政府に「わが国独自の制裁を強めるべきである」と要求するもの。七日の衆院本会議で可決された決議とほぼ同内容です。
(後略)


■「武器輸出三原則は国是」と「民主主義の武器庫」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2591999/

 安倍晋三シンパであることを公言する極右・島田ごときに絶賛されるとは野田政権は本当にだめですな。

連立を組む「平和主義」公明党の反対に屈し、自民党政権は見直しに踏み込めなかった。

 公明党だけではなくて自民党ハト派の思惑も大きかったと思いますね。まるっきり存在感が感じられない民主党の党内左派って何なんですかね。

福島“現実を”みずほの恫喝

 ただの反対意見の表明も、自分に都合の悪いことは恫喝扱いか。やれやれ。

現在、米共和党の大統領予備選を闘っているニュート・ギングリッチ元下院議長はその公約に、「アメリカがもう一度『民主主義の武器庫』となるよう産業基盤を立て直す。次世代を通じわが空軍力、海軍力が中国のそれを決定的に上回るよう軍に再投資を行う」を掲げている。

ギングリッチは保守派ですからね。彼ほどの保守派でなければまた考えは違うでしょう。
そもそも「わが空軍力、海軍力が中国のそれを決定的に上回るよう」なんて対中関係を考えたら言うべきではないでしょう。せめて「世界最強の軍事力であり続ける」ぐらいの表現にできないんでしょうか?


櫻井よしこと国家基本問題研究所―北朝鮮問題を論じ尽くす(1)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2591082/

ブッシュ政権時代のアメリカの北朝鮮政策の流れについてどう思うかとの問いに対し〉
島田
 本当に甘くなったのは二〇〇五年にライスが国務長官になり、ヒル国務次官補を使うようになってからです。

 甘いというのなら経済制裁路線を支持するのかと思いきや、島田一派の主張は「軍事打倒路線もあり」という道義的、政治的、法律的に問題がある(政権転覆目的での戦争は国際法違反)上、現実性があるとも思えない路線であることが後の島田発言でわかります。
 アンチ北朝鮮の人でも「軍事打倒もあり」という乱暴な路線を支持するのは島田らのような極右だけでしょう。よく家族会もこんな野蛮な奴らにつきあえるものです。

チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、ボルトン国務次官等は北朝鮮を圧迫してレジーム・チェンジ(政体変更)する以外に問題解決の方法はない、という認識で一致していました。

レジームチェンジというのが要するに「軍事打倒」です。チェイニー以下、島田が名前を挙げてる連中は皆いわゆるネオコンとして悪名高い連中。イラク戦争という「イラクにおけるレジームチェンジ」の仕掛け人です。国内外の世論の批判もあって連中は次第に政権での力をなくしていきますが。

関係者の証言によれば、「9・11」の後、ラムズフェルドはブッシュに、北朝鮮に対する軍事攻撃を真剣に準備するよう提案した。ただ、その意見は政権内部で多数派にならず、その代わりに出てきたのがIAI(非合法活動防止構想)です。普通の経済制裁では中国や当時、盧武鉉政権だった韓国の協力が得られない。そこで、アメリカがヘゲモニーを握っている金融の世界で北朝鮮を締め上げていこうというものです。

そりゃ北朝鮮に対して厳しい路線をとる場合でも軍事的打倒なんて支持する人は超少数派でしょう。

いくら北朝鮮に制裁をしても、中国や韓国が支えるからつぶれない、と言う人*12がいますが、現実には金融制裁というやり方でつぶせる寸前まで行ったのです。

 アメリカにいる島田のお仲間がそういってると言うだけの話です。本当につぶせると思ったら、そしてつぶすことがいいことだと思ったらアメリカはそうするでしょう。つぶせば大量の難民がでるなどデメリットが当然あるわけですが、そのあたり島田らはどう考えてるんでしょうか。


非同盟主義と友愛―ネールと鳩山友紀夫
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2589682/
・「非同盟主義」と「友愛」、「ネール」と「鳩山氏」が一緒というのは島田の勝手な決めつけです。「非同盟主義」をどう評価するにせよ、それはネール一人の運動ではありません(俺でも知ってる有名どころではたとえばユーゴスラビアのチトー)。また、今も非同盟諸国会議というものがあって一定の政治力を有してるわけです。過大評価はすべきでないでしょうが、島田のように全否定的に評価するのは論外でしょう。
・「中国の核実験では制裁しなかったのにインドの核実験では制裁した」と島田は日本政府を非難していますが、中国の行為は一応、NPT違反でないのに対し、インドの行為は事実上違反行為ですからね。インドは加盟国じゃないと言ってかばうなら、北朝鮮が「NPT脱退してインドと同じ事やるよ」と言ったら論理的に非難できなくなるのをわかってるんでしょうか。インドと北朝鮮は、親日かどうかで違うなんてご都合主義な主張でもする気ですか?。それが国際社会に通用すると本気で思ってるんでしょうか?

インド研究の泰斗岡本幸治氏は、著書『インド世界を読む』(創成社、2006年)で、「日本(人)に悪意を抱くインド人には過去30年の間、私は一度も出会ったことがない。ところが知識人を含めてインドの指導層がまったく評価しない分野が一つある。それは外交である」と書いている。

 インド人もいろいろですので、「島田らとつきあうインド人がそういった」と話半分に聞いておきますよ。「評価しない」っておそらく単に「インドにとって日本外交が都合が悪い」ってだけの話なんでしょうし。別に日本はインドのために外交してる訳じゃないんですが。
 大体、中国や韓国といった島田らの嫌いな国が「日本外交は評価しない」と言ったら無視するであろうにご都合主義というか何というか。

中国によるインド侵略(1962年)について、岡本氏は次のような解釈を示す。


(西側諸国と対立し、ソ連とも関係が悪化していた毛沢東中国にとって)国際的孤立から脱却するためには第三世界に影響力を拡大することしかないが、非同盟諸国の間では、指導国であったインドの威信が非常に高い。そこでコストのかからない局地の短期限定戦争で勝利することにより、インドの威信を泥にまみれさせるという強硬路線が採用されたと考えられる。

 「単なる領土紛争じゃないの?」「ダライラマがインドに亡命したからじゃないの?」と俺は思いますが、そうじゃないと島田らが言う根拠は何なのでしょうか?


石破茂議員の海兵隊創設案・集団的自衛権―提案に実行が伴うか
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2588753/
 じゃあお前が防衛庁長官小泉政権)、防衛相(福田内閣)の時に海兵隊を作れよとしか言いようがない。長官や大臣の時につくらなかったのは「必要性や緊急性がないと判断した」とか「反対の声があるため、政治的に無理、実現可能性がないと判断した」とかいうことではないんでしょうか?。で、今は「必要性、緊急性もあるし実現可能性もある」んですか?。首相時代は訪中して日中友好をアピールしてたのに、退陣後は無責任に中国批判をする安倍晋三同様、野党であることをいいことに、口から出任せはいてるようにしか見えませんが。
どれほど無責任なんでしょうか、石破という男は。
 そして過去には石破のことを「石破茂氏に対する「ギャル」たちの鋭い批判 」(http://island.iza.ne.jp/blog/entry/714298/)、「『流行語大賞』について」(http://island.iza.ne.jp/blog/entry/820340/)で「顔がキモイ」「きもさは政治家としての能力識見の現れ」とまで罵倒してた島田が

軍事問題に詳しい畏友、潮匡人氏は、政治家の中で石破氏を最も高く買う

とまで石破を持ち上げるとは、島田には信念も何もないのか、と呆れざるを得ない。


北朝鮮がヘッカーを呼ぶとき―核弾頭をミサイルに搭載
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2587667/

北がまだ外部専門家を呼び込んでいない以上、核弾頭のミサイル搭載に成功していないのだろう。

多分そうだろうけど断言はできないと思う。そして「核弾頭ミサイルがなければ北朝鮮が怖くない」訳じゃ全然ない。

速やかに、体制崩壊を実現せねばならない。

どうやって実現するんだよ?



■田中防衛相以下の「平和国家」―バングラデシュに警護される日本
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2586464/
 俺はそもそも、憲法上の問題に抵触する恐れや、自衛官の死亡の危険をおかしてまで自衛隊が無理に南スーダンに行く必要はないと思う。「南スーダンで働くこと」だけが国際貢献でもなければ、「南スーダンで働くこと=自衛隊派遣」でもない。しかし現状は自民党時代と同じだろうによく自民党も「法改正が必要ではないか」と言うよな。しかも自民党南スーダンと同じか、それ以上に危険なイラク自衛隊を送ってるのに。

アジア最貧国のバングラデシュに警護してもらっている日本

 島田はこの発言がバングラデシュへの差別発言だと言うことをわかっていないのか?(大体「金持ち国家のドイツあたりが警護すればOK」という話じゃないだろうに)
ちなみに先日NHKニュースを見ていたら東日本大震災ではバングラデシュは日本に「1億5000万円(うろ覚えなので正確ではないかもしれないことを断っておく)」義援金を出したらしいがそれは島田的には「アジア最貧国のバングラデシュに支援してもらってる日本」ということで恥ずかしいことなのか?
NHKの取材に対し、バングラデシュ側は「我が国の財政は厳しいが日本との友好関係は大事だし、ODAで以前お世話になったから」と言う趣旨の応答をしていた)
 大体こう言うのは「経験のある部隊の下につくこと」に何の問題があるのか?。バングラデシュの方が日本より経験があるのならそれでいいではないか?


■核と瀬戸際政策(2)―正論臨時増刊号より
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2583064/
ブッシュが国務長官ライスの路線を選択し、チェイニー副大統領らタカ派を切り捨てたのはチェイニーの主張に説得力を感じなかったからだろう。で、その判断は俺も正しいと思う。
にもかかわらず「強硬路線こそが正しい」と何の根拠もあげず絶叫できるバカが島田だ。レーガンは対ソ強硬路線で成功したと島田は言うが、たとえそれが事実でも北朝鮮相手にレーガン路線が成功するという保証はどこにもない(そもそも「レーガンが対ソ強硬路線で成功した」と言う認識自体適切かどうか議論の余地があるだろうが)。
島田が紹介するライス回顧録

 北朝鮮への対処に当たっては、限られた選択肢しかないという制約がある。副大統領との議論で、私はしばしばその点を指摘し、ではどういう対案を提示するのかと尋ねた。彼は一度も、実行可能な案を示せなかった。
 北に対する軍事行動はよい選択肢ではない。意図せぬ重大な結果が予想され、ソウルに多大の被害が生じるのはほぼ確実だった。……
 第二のオプションは、制裁のみというアプローチを取り、北が崩壊するか政策を変えるまで体制を締め上げ続けることだったろう。第一の結果(崩壊)は起こりそうになかった。アメリカと国際社会からの孤立*13にも拘わらず、金王朝は半世紀以上生き延びていた。

のどこが問題なのか?


■核と瀬戸際政策(1)―正論臨時増刊号より
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2582125/
 金正日は外交の名手などではない、
1「中国が北朝鮮を支えたからだ」
2「日米韓国がへたれだからだ」と強弁する島田。1について言えば、「そのような状況を築いたこと」が名手と言えるのではないか。
2についていえば「島田のような強硬論」を唱えれば最悪戦争になりかねない。島田にとっては「それでもいい」のだろうが普通の人間にとってそれは「最悪の選択」で回避しようとすることはへたれ呼ばわりされることではない。島田も「福井に住んでる俺は死にません」とでも思ってるからこういう無責任なことが言えるのであって「島田が38度線付近に住んでいても」「島田が韓国軍兵士でも」同じ事が言えるかと言ったら言えないだろう。


■米特殊部隊が拉致被害者を救出―「アメリカはわが国民の拉致を容認しない」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2580162/
 アメリカがソマリアでやったことを日本も北朝鮮でやれと島田は言いたいらしいができるわけがない。拉致被害者の居場所もわからないのにどうやって救出するのか。そしてソマリア武装勢力北朝鮮では保有する軍事力のレベルも全然違うだろう(もちろん北朝鮮の方が強力だろう)。
島田は「憲法9条がなければ自衛隊が出動できる」と思ってるらしいがそんなことはない。憲法9条がない米国だって自国民が拘束されたときとった手段は「外交」であって軍事攻撃などではない。

参考

ウィキペ「ジミー・カーター
2010年8月26日、朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)を訪問し、同国への不法入国罪で服役していたアメリカ人男性のアイジャロン・ゴメスを釈放するよう交渉を行い、特赦。ゴメスと共に出国した。


ラッシュ・リンボーが語るギングリッチ台頭の理由―articulate conservatism
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2579028/
 リンボーと島田が「温暖化CO2原因説はデマ」という陰謀論を唱えた挙句、そうした説をとらないギングリッチを「保守の名折れ」として批判するのにはあきれた。ギングリッチ(元下院議長)がどんな人か俺は知らないし興味もないが、ある程度まともな人なら「温暖化CO2原因説はデマ」が陰謀論であることは理解できる。そしてある程度まともな人なら、「責任感とプライド」があるから「たとえ選挙で勝てたとしても」そんな陰謀論など唱えないだろう。そんなことをすれば自分だけでなく、「自分が所属する共和党」とアメリカ政治を貶めることになるからだ(おそらく選挙の勝ち負けという観点においても「CO2削減は必要だが産業界への配慮が必要」というならまだしも陰謀論の表明は不利に働くのだろうが)。ギングリッチがそんな陰謀論者で、「にもかかわらず」有力候補だったらそのほうがアメリカ政治にとって悲劇だ。まあ、リンボーのようなデマゴーグトークショーのホストとして一定の影響力と人気を持っている点ですでに「ある種の悲劇」ではあるが。


ニュート・ギングリッチ拉致問題を話す
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2578867/
 つい最近までロムニーを持ち上げていたのに変わり身の早い男だ。基本的には共和党候補(保守)なら誰でもいいという見識のまるでない男が島田なのだろう。したがってロムニーでもギングリッチでもない、別の候補が有力となればそれに平気で飛びつくだろう。おそらくロムニーやギングリッチの政策や人間性、人脈には興味もなければ知識もないだろう。なおマスコミ報道によればやはり最有力候補、大本命はロムニーでほかの候補がロムニーに比べ不利という状況は今のところ変わらないらしい。


■沖縄での田中直紀防衛相と、胡錦濤を前にした菅直人
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2578043/
 メモを使うかどうかなど本質的問題では何らない。もちろんメモを使わずに話ができるならそれに越したことはないが、メモなしでミスされるくらいならメモを使用してもらって一向に構わない。問題は「政治的問題の所在をきちんと理解した上で適切な態度がとれるか」だ。菅氏や田中氏を批判するなとは言わないが、もっと本質的な批判ができないのだろうか?。島田は馬鹿だからできないのだろうが。
 それにしても、島田の紹介によれば安倍は「菅首相胡錦濤国家主席の会談」を「皇帝(胡錦濤氏)に臣下(菅氏)が拝謁しているよう」とまで誹謗したそうだがあきれてものも言えない。首相就任直後、中国にご機嫌伺いに行った男が何を言ってるのか。しかも安倍はその時に中国に頭を下げたくせに、首相を退任したら中国をくそみそにののしるのだからそのバカさには際限がない。中国も「安倍は馬鹿だと思っていたが、ここまで馬鹿なのか。日本の歴代首相でここまでひどい人はいない」とあきれているだろう。


石原慎太郎西村眞悟氏らの核武装論と中国
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2576737/
核武装なんてできるわけがない。中国云々以前に、NPT違反行為だし、アメリカと韓国が反対すると思う。

いま石原氏や西村氏が完全に浮いた存在とするなら、それは本人たちの責任ではない。
サッカーでいえば、突破力あるストライカーがバックの押し上げがないため前線で孤立し、動きを封じられているような状況だ。

 核武装論が支持されないのは「核武装論が間違ってるわけでもなければ、自分らの説明が下手なわけでもない、馬鹿な国民が目覚めないから悪い」か。責任転嫁にもほどがある。それはともかく目覚めることなどないと思う。島田が言うような意味で目覚めたら日本もおしまいだ。


■政党としての総合力、総合戦略―反環境オタク*14、反平和主義で「富国強兵」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2575380/

自民党期待の若手保守派、塚田一郎参院議員が、1月20日付ブログ(http://blog.livedoor.jp/t_ichiro01/archives/52032685.html)で、所属グループ*15の会合における麻生太郎元首相の発言を紹介している。下記の部分などその通りだ。

いや率直に言ってこんなのが一時的にでも首相だったかと思うと悲しいんですが。

麻生「今、話題の『社会保障と税の一体改革』についてだが、最も気になるのは、消費税率の引き上げの話ばかり出るが、そもそも社会保障制度をどうするかということについて、具体的なものが全く出て来ないことだ!」

 正論だと思うが、なら自民党時代は具体的な物があったのかよ?

麻生「二つ目は、消費増税をいつやるのかということだ。『今なのか』と問われれば、この景気が悪い時にすればどうなるかは、97年に税率を2%引き上げた時、景気が落ち込み、結局、税収の総額が減ったことを見れば明らかだ。」

 正論だと思うが、97年に消費税あげたのはお前ら自民党(橋本政権)じゃないか。その後も自民党は、景気が悪いにもかかわらず財政再建の手段として消費税増税の話しかしなかったくせによく言う。増税しなかったのは景気云々ではなくて国民世論の反発が怖かっただけだろうに。

麻生「また、なにより、前回の総選挙の際、民主党増税しなくとも、予算の組み替えで16兆円以上生み出せると言っていたではないか。それにもかかわらず、いきなり増税と言われれば、あの時の話はどうなったと言いたい!」

 正論だと思うが公約破り常習の自民党がよく言う。

麻生「ただし、そろそろ我々は、一つの問題、一つの政治課題だけを選挙で問うのはやめた方がいい。政権交代*16郵政民営化といった、一つの政治課題だけで信を問うのはおかしい。日本には、経済、社会保障、外交、安全保障など多くの課題があり、どの党が政党としての総合力があるかということが、比較され、投票行動の基準になって然るべきだ。特定の課題に賛成か反対かだけで選挙をするのは、民主主義として成熟していないと言える。」

 正論だと思うが今頃郵政選挙批判、「シングルイシュー選挙批判」かよ。


 以下は麻生発言を受けてのさらに珍妙な島田コメント。実は当初俺は、愚かにもこの島田コメントを「麻生のコメント」と勘違いして「麻生はアホだな」という麻生に失礼なブクマをこの記事につけてしまった(今はブクマを「島田はアホだな」という趣旨のものに書き直した)。その結果、id:kodebuya1968氏に間違ったブクマをさせてしまったみたいで大変申し訳ありません。自動IDコールをしてお知らせしておきます。【追記:コメ欄での応答ありがとうございました。】
 まあ、うかつな俺が誤読したのがもちろん悪いのだが、誤読させたいのか「麻生の意見」と「自分の意見」をはっきりと区別しない島田もどうかと思うし、麻生の意見(「シングルイシュー選挙や民主党の消費税増税論」等への批判など)と島田の意見(環境主義や平和主義への因縁)には「共通点はまるでない」ので「なぜ麻生の演説を紹介したのか」さっぱり理解できないが。

いま日本社会を弱体化させ、萎縮させ、雇用を減らしているのは、環境・健康オタク(不必要な規制を政府に求め、活動しにくく商売しにくい世の中を作り出す人々。漁師が獲ってきてくれた新鮮なコウナゴを健康にまったく影響のないレベル*17放射能が検出されたとして捨てさせる連中)や平和主義者(ピラニアのいる川でパンツを脱ぎ、友愛のダンスを踊る連中)などである。

・経済不況や雇用縮小の原因は、経済政策や労働政策が不適切だからでしょう。それを「環境主義・健康主義」や「平和主義」に因縁つけるとは島田の脳みそはどうなってるんでしょうか。だいたい島田がほめる自民党政権の時だって日本は景気も雇用状況もよくなかったし、世界的にも雇用状況や景気がいいとはとても言えないと思います。
・島田は「環境主義・健康主義」に因縁つけてますが、その種の規制が必要なのは当たり前。もちろん過剰な規制は問題ですが、過剰なら、「環境主義・健康主義」に限らず何だって問題です。そして「環境ビジネス」とか「健康ビジネス」とか言った頭がないらしいことが痛すぎる。
・「平和主義の是非」はともかくそんなものと景気や雇用と関係ないでしょう。まさか、「武器輸出で景気改善、雇用増加」とか無茶なことを言い出さないでしょうね?
・しかも「ピラニアのいる川でパンツを脱ぎ、友愛*18のダンスを踊る連中」って誰のどんな行為のことなんでしょうか?。この行為が「現実の行為」なのか、それとも「島田流の比喩」なのか、比喩だとして「ピラニア」や「ダンス」が何を意味するのかさっぱりわからないところが「さすが島田」です。

私も「富国強兵」という言葉を否定的に捉える教育を受けてきた世代

 富国(ただし島田の富国は単に経済力強化で福祉や教育の充実はないように思うが)はともかく強兵ってのは今の時代にそぐわないと思いますね。今は専守防衛に必要な軍事力を持てばいい時代であって、「政治目的達成(外交相手を軍事力で屈服させるなど)のために強兵を目指す時代」じゃないでしょう。ましてや富国強兵の結果、日本は戦争の惨禍を経験したのだから「富国強兵」という言葉が手放しでは評価できないのは当然でしょう。


■「豊島園 庭の湯」で国基研・朝鮮問題研究会
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2575289/

 豊島園の温泉施設(http://www.niwanoyu.jp/)で研究会って遊びに行ったついでに、だべったようにしか見えないのだが。

1時間弱、風呂でくつろいだ後、2階の食堂(座敷)の一角で研究会となった。宿泊不可のため、後のことを考えず呑むというわけにはいかない。

いや、宿泊可能なら研究会で早速、飲むのか(苦笑)。日帰り温泉入浴後に、食堂で研究会って、ただ食事しながらだべったようにしか見えないが。

 韓国政治の専門家たちの話では、目下、与野党をリードする二人の女性、ハンナラ党朴槿恵(パックネ)、民主統合党の韓明淑(ハン・ミョンスク)*19は、日本で言えば、前者が川口順子*20、後者は福島瑞穂*21レベルの人材のようだ。
 韓明淑は、対北宥和、「成長より福祉」*22を臆面もなく掲げる筋金入りの阿呆、失礼、左翼である。盧武鉉政権の中心メンバーでもあった。
 野田*23か谷垣*24かの選択を迫られそうな日本の方が若干ましかも知れない(と慰める他ない現状が情けないが)。


・本当にひどい文章だ。どう見てもこの文章は「朴槿恵氏(与党ハンナラ党党首)、韓明淑氏(最大野党民主統合党党首)、川口順子氏、福島瑞穂氏、野田氏、谷垣氏」を侮辱してる。島田の大好きな「下痢便晋三」「安晋会日歯連晋三」「首相就任直後訪中してご機嫌伺いしたくせに首相退陣したら反中国暴言はきまくる晋三」よりは彼らの方がましだと思うが。
・「韓国政治の専門家たち」ってのは一体何者なんだか。国基研役員(http://jinf.jp/about/officer参照)で巣くう会人脈の荒木和博とか西岡力とかか?
 しかし、福島氏のような左派政治家はまだわかるが、保守政治家まで誹謗中傷する、特に朴正煕大統領の娘さん(朴槿恵)をここまで中傷するとは驚きだぜ。君ら朴大統領大好きっ子じゃなかったのか?
 それにしても朴氏も、韓氏も党代表だから、有力大統領候補(まだ正式には決まってないが)だし、谷垣氏も「自民党が政権奪取したときに首相になる人」だ。そういう人を公然と誹謗中傷できる神経がすごい。仮に朴氏か、韓氏が大統領になったらこの男は何という気なんだか。今みたいなことを言ったら日韓友好の破壊行為以外何物でもない。

韓国の政治が大きく動くのは、4月の議会選挙を経て、12月の大統領選挙が視野に入ってきてからのようである。保守派の雄、趙甲済氏らが構想する理念新党に期待したい。

 島田がほめることで予想つくが、「保守派の雄、趙甲済氏らが構想する理念新党」とは日本で言えば平沼の「たちあがれ」や下手したら国会に議席のない「幸福実現党」「維新政党・新風」なんかに該当する極右政党だ。躍進するわけがない。つうか、ソウル市長選で、民主党民主統合党の前身政党。民主党と市民統合党が合同して誕生したのが民主統合党)が支援した左派無所属が勝利してるのによくこういう寝言が言える。
 最後に島田が紹介する趙甲済の珍論に突っ込む。

左傾化したメディア

 もちろんハンギョレのような左派メディアもありますがいわゆる韓国三大紙(朝鮮、中央、東亜日報)は明らかに左派ではなく、メディアの左傾化なんて事実はない。特に中央日報など三星財閥が事実上の親会社だというのに、よくもアホなことが言えたものです。まあ、趙は「ハンナラ党左傾化してる」というような極右ですからね。産経や世界日報からみれば読売や日経も左派に見えるってだけの話です。

ハンナラ党候補が絶対叫べない真実を響かせなければならない。

 保守のハンナラ党候補者が言えないことを言うというのは要するに「野党の某候補は北朝鮮の手先」とか極右的な発言をすると言うことでしょう。選挙民に支持されるとは思えないし、下手したら名誉毀損で訴訟沙汰でしょう。

反共自由闘士がハンナラ党の票を蚕食すると心配する人々もいるが、このような奴隷根性的事大主義は無視せよ。逆に、今のハンナラ党を戦える愛国政党に変えるムチの役割をする。

 「たちあがれ」「幸福実現党」が自民の票を食って民主党を利するかもしれないというのと同じ話で当然の危惧でしょう。ハンナラ党も趙の極右新党も共倒れで、最大野党・民主統合党が漁夫の利を得ることになりかねない。趙の極右新党が躍進すればハンナラ党への「右からのムチ」になるかもしれませんが、まああり得ない話でしょう。

右派行動家が集中すべき地域区は、骨髄までの従北主義者が出馬する選挙区、そして釜山だ。従北人士らが選挙で釜山を奪取し、大韓民国を占領するという戦略をたてているため応戦が必要だ。

釜山は野党勢力議席奪還を目指してる重要選挙区なんでしょうか?。いずれにせよ政権交代を目指すことを「大韓民国を占領する」呼ばわりは失礼にもほどがある。


■野田「太平洋憲章」は「自由と繁栄の弧」からの退化
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2572325/
 島田が非常識なまでに反中国であることには本当にあきれる。中国が政治、経済大国であり、日本の隣国であり、日本からも多くの日本人ビジネスマン、留学生、観光客があの国に行ってることを考えれば島田のような敵対的態度をとれるわけもない(勿論、中国批判するなと言ってるわけではない)。まず島田にはそこまで中国を敵視するのなら、中国製品を使わずに生活してみろと言いたい。無理だと思うが。
 「自由と繁栄の弧」なる概念が島田の言うような反中国的な代物ならばそんな概念はゴミ箱へ捨てられて当然だ。自民党だってそんな主張を支持するのはよほどの極右だけだ。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/18/easo_1130.html
日本とインドの関係は、例えば日中関係に比べまして、かなり見劣りいたします。(島田が紹介する麻生外相(安倍内閣)の演説)

 中国と比べたら日印関係は見劣りして当然だと思う。日本と中国との距離の近さと歴史的なつきあいの長さ(遣唐使など)とかを考えろよ。
 麻生演説への突っ込みを続ける。

具体的に、いま私の念頭にありますのは、例えばカンボジアラオス、それにベトナムです。

いやラオスベトナム一党独裁だろ。そういう点では中国とどこが違うんだ。

中央アジアの諸国や、グルジアアゼルバイジャンなど、コーカサス地方の国々

いやこれらの国は民主主義の観点で手放しでほめられないだろ。アゼルバイジャンなんか

1993年以来、元アゼルバイジャン共産党書記長のヘイダル・アリエフが大統領として政権を掌握し、強権的な政治を引いてきた。2003年にヘイダルは健康不安から引退を余儀なくされたが長男のイルハム・アリエフが後継者に指名されて大統領選挙に勝利し、権力の世襲委譲が果たされた。(ウィキペ「アゼルバイジャン」)

なんて国だぞ。

最後に島田への突っ込みを改めて。

覇権的膨張に走るファシズム国家・中国

 戦前、ファシズム国家ドイツと手を組んで「覇権的膨張に走ったファシズム国家・大日本帝国」を正当化する珍右翼がよく言う。
 それはともかく普通ファシズムというのは右翼全体主義に使う用語で、だからファシズムの特徴の一つとして一般に反共主義があげられる。したがってファシズムは普通「共産党一党独裁」に使う言葉ではない(普通はスターリニズムという)。中国がファシズムならソ連東欧もファシズムなのか?。島田のファシズム理解は一体どうなっているのか?
 

■不見識な素人を防衛相に起用し続ける野田首相と政界再編
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2571036/

 北朝鮮情勢の流動化も予想される中、日米韓の軍事的な機動力を一段と高めねばならない。
 事態急変時に「突撃部隊」の役割を果たすべく訓練を重ねる、沖縄駐留の米海兵隊を除け者扱いするような政治家は論外だ。

 島田は本当にウヨの中でも本当にレベルが低い。自分の発言が世間にどう受け取られるかと言うことを全く考えてないとしか思えない。街宣右翼ならともかくこれが「たかが福井県立大」とはいえ大学教授で、たかが「巣くう会」とはいえ副会長という幹部ですからね。頭が痛い。
 この島田の文章は
 「北朝鮮で有事が起こったら『突撃部隊』海兵隊北朝鮮に投入する」「そのために沖縄の米軍基地はある」としか読めないと思いますが。
 「沖縄県民」、特に「米軍に批判的な左派」は「そんな突撃部隊はいらない」と怒り出すでしょう。それに北朝鮮有事対応なら、沖縄より福岡や山口あたりの方が近いんですがね?
 そして島田の言うような性格を沖縄米軍が持ってるか知りませんが、少なくともそんなことを政府は公言していない。
 だいたい、「北朝鮮で有事が起こらないようにしよう」「北朝鮮への米軍投入など日韓米の国民世論が許すだろうか」と全く考えてないのが痛い。
 この文章の後半で政界再編云々と言ってるのは「そうなれば、今や影が薄くなった僕の好きな安倍さんや平沼さんにも出番が」と思ってるんでしょう。ただ政界再編という名の新党誕生が仮にあったとしても、その中心に安倍や平沼が来ることはないと思います。それだけの能力も人望も人気も彼らにはないでしょう。


■「中国が一目置く対インド兵器輸出と誤った防衛相人事」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2568974/

国内では理性ゼロの野獣、中国高官の前では借りてきた猫のごとき媚中派田中真紀子

・田中氏が好きなわけではないが「安倍晋三の前では借りてきた猫のごとき媚晋三派、理性ゼロの野獣」島田がよくもひどい暴言が吐ける。
 だいたい、安倍も首相就任後、訪中して日中友好をアピールした「島田定義の媚中派」だが?
 まともな政治家で「島田定義の媚中派」でない人は一人もいないだろう。隣国、それも大国・中国と対立関係になっていいことは何もない。もちろんそれは中国の現状をすべて肯定すると言うこととは違う。一定の中国批判は必要だが、島田らのように挑発行為をするなど論外だ。
・インドへの武器輸出をしろと唱える島田。前も突っ込んだが、だいたいインドが親日国家であり続ける保証もなければ、そんなこと(インドへの武器輸出)をすることはパキスタンとの紛争を助長しかねないことをどう思ってるのか?


■日本の「武器・技術輸出規制の緩和」で中国の戦略的抑止力は減退―人民日報
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2568966/
そんなことをすれば日本の侵略、植民地支配の被害国(韓国や東南アジアなど)は中国に限らず警戒や不快感を強めると思うが、島田がそう思わないのにはあきれる。


■「松原仁・拉致担当相は適材適所、その他は」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2567422/

 松原という「効果の全くない経済制裁を絶叫するしか能のない男」「歴史修正主義者でレイシスト」を大臣にするとはアホとしか言いようがない。島田以外の、荒木や西岡や増元も大絶賛のようだが寝言も大概にしろ。
もはや民主党政権に評価できるところは何もないと思うが、いまだに評価している人は何を評価しているのだろうか?。

北朝鮮追加制裁の一環である、再入国禁止対象の拡大(現在は、朝鮮総連の幹部中、北の代議員である6人のみ)には、特に法務省幹部が抵抗していると聞く。

 反対するに決まってる。効果はおそらくない上に裁判起こされたら負けて賠償金払う羽目になりかねない。お前がそのときは責任とるのか、島田?。賠償金を肩代わりして全額払ってくれるのか?。責任とらないんだろ?。
 本当、朝鮮学校無償化(マスコミ報道を信じれば文科省官僚はできればやりたがってる)といい「まともな官僚(文科省法務省)の判断をアホな政治家が覆そうとする」馬鹿話が民主党は大杉だ。アホな政治屋の政治主導より優秀な役人の官僚主導の方が日本は適切らしいことがよくわかる(毒)


佐藤栄作*25首相が米国務長官に語った 「中共核武装は○○○に刃物」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2566701/

 佐藤が本当にそんなことをいったのならいくら二人だけの会話でも常識はずれにもほどがある。
島田によれば

上記佐藤首相の言葉は、外務省記録「総理・ラスク*26長官会談録」1969年12月6日。佐藤晋「佐藤政権期のアジア政策」『池田・佐藤政権期の日本外交』ミネルヴァ書房2004年所収)より再引用。

だそうだし、事実無根だったら佐藤の遺族が「名誉毀損だ」と激怒し、黙ってはいないだろうから残念ながら本当なのだろうが。
しかし、島田は「名言」とでも思ってるのだろう。佐藤時代に日中国交正常化が実現できず、次の田中内閣に持ち越しになったのも当然かもしれない。佐藤のような反中国はよほどの理由がなければ国交正常化などする気にならないだろうし、一方の中国もよほどの理由がなければ佐藤と交渉しようとは思わないだろう。
 ほかの島田の文章にも突っ込む。

インドは、米英露中仏五カ国にのみ核兵器保有を認めている核拡散防止条約は差別的だとして加入せず、主に中国の脅威に対処するため、独自に核武装を進めている。

 インドを北朝鮮に、中国をアメリカに書き直せば、「インドの主張は北朝鮮の主張と同じになること」を島田はどう考えているのか?。核保有についてインドはいいけど北朝鮮はだめだなんてへりくつが世間に通用すると思ってるのか?


関東大震災待望、朝鮮学校支援の井戸敏三兵庫県知事がNHK非難
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2564656/

井戸氏の震災発言は確かに問題だと思うが、「暴言王」島田にそんなことをいう資格はないし、被災者云々というならば島田は「津波で我欲を洗い流せ」と暴言を吐いた石原都知事を批判すべきだが、もちろん島田はそんなことはしない。
井戸氏が朝鮮学校補助金カットなどという島田らの暴論に同意しないことに腹を立て、何とか井戸氏のあら捜しをしたというだけの話だろう。
だいたい清盛の話について言えば井戸氏の発言より島田のお仲間・珍右翼連中の
天皇家と言わず王家というのは失礼(注:当時はむしろ王家と呼ぶ方が自然だったし、そもそも皇室や宮内庁はそんな抗議をしていないのにそんなことを言う方が失礼)」
「清盛が白河天皇のご落胤なんて皇室に失礼(注:そういう説は一応存在する。それにドラマをそのまま事実と思う人間はいないだろうし、皇室や宮内庁はそんな抗議をしていないのにそんなことを言う方が失礼)」の方がよほどNHKにとって迷惑だろう。


■若者に人気ロン・ポール候補の銃保有論―米大統領
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2563605/

ポールの銃保有論を支持するのはいいとしても、「自分も護身用に銃が持ちたい」とは正気の沙汰ではない。島田が保有したいというなら、島田以外にも「保有したい」という人(もちろん島田とは立場の違う左派なども含む)がいるなら、保有を認めざるを得ないが、日本でそんなことをしたら銃犯罪が増えるだけだろう。だいたいそんな恐怖を感じるほど島田の元には脅迫状が来たり、頼んでもないのに出前の寿司がくるなどの何かがあるのか?。ただの被害妄想じゃないの?


■韓国の鬱陶しい反日、中国の凶悪な反日
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2562906/

島田らが「あの戦争は侵略戦争ではない」「南京事件などなかった」などと暴言を吐くからいけないのだがそういう理解はないらしい。


金正恩が、食べずとも排泄するよう人民を指導
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2562308/

島田の紹介する記事が北朝鮮をたたくための、ガセネタでないという保証はどこにもないし、本当のネタだとしても、書いてあることは「糞尿を肥料として有効活用しよう」ということでしかない。たたいてる記事も「そんなこと言ったって食べ物不足なのに糞尿なんかでないよ」と批判してるに過ぎない。
どこにも「食べなくても排泄しろ」などとは書いてない。


■ミット・ロムニー候補の対中「貿易戦争」論
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2561392/
 ロムニー(前マサチューセッツ州知事)が仮に当選してもこんな乱暴な路線は実現できないと思う(そもそもここまで反中国だと選挙民がどん引きして当選できない可能性もあるが)。それにしても島田はどれだけ中国が嫌いなんだか。


■中国が狙う北朝鮮保護国
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2561342/
それを防ぎたければ日本は北朝鮮と国交正常化し交易するしかないと思うが?。日本が経済制裁をすれば北朝鮮は中国との貿易に前のめりになるだろうし、それは中国にとって願ったりかなったりかもしれない。
そして太陽政策の目的の一つも「中国の影響力が強くなりすぎないようにすること」だろう。
島田は「保護国化の危険性があり、日本の国益上、それを阻止したい」と思ってるのではなく「単に中国がたたきたいだけ」だろう。


■与党幹部(輿石東*27前原誠司*28ら)は北朝鮮野田首相罵倒を放置するな
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2559092/
 島田の言う反論が「北朝鮮の批判は不当である、そのように言われる覚えはない」ならまだしも罵倒し返せというのだから話にならない。


■レディー・ガガ、石川さゆりSMAP谷垣禎一
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2556200/

石川さゆり絶唱津軽海峡冬景色」で幕にすべきだった。日本中が引き締まった気分で新年を迎えられたはずだ。スマップの幼い歌を大トリに持ってくるという重大な企画ミスのため、典型的な盛り下がり(anti climax)に終わった。いわば、櫻井よしこ氏の講演の後に、谷垣禎一鳩山由紀夫が登壇したようなものだ。

 谷垣氏や鳩山氏に失礼だが、石川さゆりにも失礼。あの人を桜井ごときと同列視するな。
 それにしても島田が引用する下村博文の安倍礼賛(谷垣総裁は頼りない。もう一度安倍さんが自民党の先頭に立つべきだ!)にはあきれる。安倍政権で官房副長官を務めたからと言ってこの発言はないだろう。本気かリップサービスか知らないが。
最後に島田が紹介する櫻井の言葉に少し突っ込む。

縄文人は今の私たちをはるかにしのぐごちそうを食べていたんですよ。

何が根拠なんだか。今の我々の方がはるかにうまいものを食ってると思うが。

時代時代で、世界の一流国家であり続けてきた。

 縄文時代からずっと一流であったとか、何が根拠なんだか。そもそも櫻井の言う一流って何なんだか。そして一流かどうかなんか祖国愛と全く関係ないから。二流なら愛せないっていうのは愛じゃない。

*1:今の国連常任理事国

*2:大躍進や文革のことだろう

*3:この攻撃力は先制攻撃力も含んでいます。そうした考えは憲法違反以前に国際法違反でしょうし、「何かやりそうだから先に攻撃して潰す」という考えはあまりにも乱暴すぎます。

*4:例えば、韓国プロ野球草創期を描いた「海峡を越えたホームラン」。とは言っても俺が関川の本で唯一まともに最後まで読み、かつ一定の評価をしてるのはこの本だけだが。ほかの本は俺にとって文章がつまらなかった。ただし、少なくとも極右とつるんでる北朝鮮ネタほど酷くはない。

*5:事実かどうか自体議論がありますが

*6:稲嶺進

*7:島袋吉和氏

*8:そもそも「反戦地主=県外住民」では必ずしもないが

*9:カーター政権で国家安全保障問題担当大統領補佐官

*10:誰だよ?

*11:典型的にはアウンサンスーチー

*12:まあ、これが多数派意見であり世界の常識でしょう。支えてるのにはほかにロシアなんかもあります

*13:北朝鮮が多くの国と国交があることを考えれば孤立と呼べるかどうか自体が疑問だが

*14:オタクと表現すること自体も変だと思うが

*15:もちろん麻生派のこと

*16:政権交代することで経済、社会保障、外交、安全保障など多くの課題についてこうします、ああしますと民主党は言っていたので、その主張の是非はともかく政権交代論を「一つの政治課題」というのはおかしいし、そもそも政権交代を訴えるのは野党として当然なのでこの部分の麻生の主張はおかしい

*17:本当に影響がないのか、ないと島田が強弁してるのかは不明。捨ててるのも「危険なので捨てさせてる」のではなく単に売れないので廃棄処分してるだけかもしれない

*18:友愛云々って事は鳩山氏か?

*19:金大中政権の女性家族部長官、盧武鉉政権の環境部長官、首相を歴任

*20:森内閣環境大臣小泉内閣で外相

*21:社民党党首。鳩山内閣内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全、少子化対策男女共同参画担当)

*22:成長より福祉の何が問題なんだか。経済成長しているが福祉が貧弱という韓国の実情を全くわかってないようだな

*23:菅政権で財務相。現在、首相。

*24:自民党総裁小泉政権財務相、福田政権で国交相

*25:岸内閣で蔵相、池田内閣で通産相

*26:ケネディ、ジョンソン政権で国務長官

*27:民主党幹事長

*28:民主党政調会長。鳩山、菅内閣国交相、菅改造内閣で外相