「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(3/14分:荒木和博の巻)(追記・訂正あり)

■雁谷哲氏をかばう気はないが
 美味しんぼファンですが、雁屋哲氏をかばう気はないんですが。いや本当にないですが、例の鼻血の問題。マスコミも「真偽不明で問題だ」というのなら「小泉訪朝後も拉致はあった」なんていうデマ屋・巣くう会一味も批判したらどうなんだという不快感を禁じ得ませんね。結局叩きやすいところしか叩けないんじゃん。
 もちろんid:vanacoral氏のような「巣くう会のデマを許せない」という雁屋批判派はこうした「不快感」の対象外ですので念のため。


■拓大「国際講座」でお話しします
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/05/post-fef2.html
 講演タイトルが「韓国の反日につけるクスリはあるか」だそうです。むしろこんな酷いタイトルで講演する荒木と荒木の講演を許す「極右の巣窟・拓殖大学」のほうが「つけるクスリがない」でしょう。
 「内容はともかく」普通は「韓国の日本批判を考える」とかもう少しまともなタイトルをつけるでしょう。
 拓殖大関係者(教職員、在学生、卒業生など)ってのはこういう「母校の惨状」を恥ずかしいとは思わないんでしょうか?。それとも「恥ずかしいと思うようでは拓殖大関係者にはなれない」のか。
 日本広しといえども、ここまで異常な極右大学も珍しいでしょう。いや「西岡力の東京基督教大」「島田洋一福井県立大」なども相当酷いのでしょうけど。


■内陸と太平洋側
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/05/post-9c4d.html
 タイトルだけで荒木について予備知識があり、かつ勘の鋭い人ならエントリ内容がわかるでしょう。
 以前荒木は「海なし県・群馬県」での失踪者を「北朝鮮拉致だ」と放言して、拙エントリではおなじみのid:Bill_McCrearyさんが
なにを北朝鮮が群馬県なんかで苦労して拉致をするんだか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)と言う批判記事を書かれたことがあります。
 普通の人間ならBill_McCrearyさんや小生に限らず「内陸、つまり海なし県(例:群馬や埼玉)」や「太平洋側(例:宮城や茨城)」での失踪を「北朝鮮拉致だ」とは思わないでしょう。
 そうした批判をやはり荒木も無視できないらしくこの荒木エントリは「内陸や太平洋側の失踪を北朝鮮拉致と言って何が悪い、政府認定拉致だってそういうのはある」と強弁してるわけです。
 しかし「政府認定拉致」というのは荒木も

 久米裕さん(連れ出されたのが能登半島であるだけで、誘引されたのは東京)

と書いてるように「仮に姿を消したのが内陸部や太平洋岸」でも、その後「いつどこで連れ出されたのか(久米さんの場合、能登海岸)」が「確実な証拠」である程度わかってる事件の訳です。一方、荒木が「拉致だと放言する群馬の事件」などは北朝鮮拉致だと判断できるような証拠は何もありません。いやそもそも「証拠がなさ過ぎて」自発的失踪ではなく、犯罪だと言えるのかどうかすら疑問でしょう。
 政府が北朝鮮拉致認定しないのも当然です。
 また荒木は

 松本京子さん(現場から海岸まで300メートル以上はある)

などという無茶苦茶まで言ってます。
 「海岸から300メートル」と「群馬から最寄りの海岸までの距離(100キロ越えるのではないか?)」を「どっちも距離が離れてるじゃないか」と言えるバカは荒木ぐらいでしょう。「300メートル走」と「42.195キロのマラソン」を「どっちも陸上競技。300メートルを走ることができればマラソンも走れる」と言うくらいの暴論です。蓮池透さんが荒木一味に呆れて批判を始めるのも当然でしょう。むしろ「蓮池さんを除名して荒木を擁護する家族会」の方が異常です。

岐阜大学の大学院生だった林雅俊さんが平成10年(1998)5月12日に失踪しています

日本共産党の橋本敦参院議員の質問に宇野外相、梶山国家公安委員長が「北朝鮮拉致疑惑」を政府として始めて認めたのが1988年。
朝日放送の石高健次が『金正日の拉致指令』(朝日新聞社)という本を出版するのが1996年
横田めぐみさん拉致疑惑が産経新聞アエラなどで取り上げられ、それをきっかけに家族会が出来るのが1997年。
・小泉訪朝が2002年、です。
 つまりは「1998年の失踪」などというのは北朝鮮拉致である可能性が極めて低いと言う事です。
 「岐阜県は海なし県」云々以前の話です。
 「巣くう会結成の1年後に拉致があった」だの「小泉訪朝の4年前に拉致があった」だの言ってることが正気の沙汰とは思えません。そこまで北朝鮮も無謀でもなければ日本の捜査当局も無能でもないでしょう。
・ちなみに林さんは1975年生まれ。ほぼ同年代の有名人としては
 元読売巨人、現在ボストンレッドソックス上原浩治
 読売巨人の高橋由伸
 中日ドラゴンズ川上憲伸
 テニスの杉山愛
 水泳の千葉すず
 柔道の谷亮子*1
 ゴルフのタイガー・ウッズなんぞがいます(ウィキペ「1975年」参照)。
 荒木の立場では「ウッズや谷亮子*2が1998年に岐阜にいたら林さんみたいに拉致されたかも」と言うことになるのでしょうが、「アホか」と思うのは俺だけではないでしょう。

(注:当時の林さんの周囲に?)元工作員と思われる人物が住んでいます。

これは明らかに問題発言ですね。まさか「私が林さんを拉致しました」と『元工作員と思われる人物(by荒木)』氏が荒木ら巣くう会一味に告白したわけではないでしょう。要するに荒木が勝手に偏見で無茶苦茶言ってるだけで本当にこの方の名前を出したら裁判沙汰になるんじゃないですかね。まあ、「山本美保さんの件」で山梨県警をデマ中傷する荒木にとっては「俺のバックには家族会や拉致議連があるから何も怖いものはない」のかもしれませんが。


■思い込み
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/05/post-dfb3.html
 拉致問題で「思い込み」があるとしたら「荒木ら巣くう会一味は拉致解決を本気で願ってる」「荒木一味は北朝鮮の専門家」ってことじゃないですかね。小泉訪朝後11年の無為無策でまともな人間には「荒木一味には拉致を解決する意思も能力もない」「荒木一味にはまともな北朝鮮分析能力がない」ということが明白になったとは思いますが。

 特定失踪者ご家族からの聞き取りをやっていて、時折失踪状況などに思い込みがあるのではないかと感じるときがあります。具体的には様々ですが、例えばご家族の中のトラブルが失踪の原因と思い込んでおられる(私たちに届出をするのですから、当然拉致の可能性を考慮しているはずなのですが)というケースがあります。また、非公開の方でご家族の何人か*3が「自分たちは捨てられた」と決めつけているために、公開したくても反対があってできないというケースもあります。

 ばかばかしいですね。仮に犯罪に巻き込まれたのだとしても「北朝鮮拉致」なんてことはまずありえないでしょう。
 で、何で荒木がこんな事を言うかと言えば
・特定失踪者家族から「うちの子は本当に拉致なのか」などという声が出るのを封じる
・最近「うちの夫の失踪は北朝鮮拉致じゃないか」などといった申し込みがほとんどないので何とかして増やしたい
ということでしょう。
 「お前800人も特定失踪者でっちあげてまだ不満なのかよ、何人でっち上げたいんだ」と聞きたくなりますね。
 なお、「家族間にトラブルがあった場合」は「北朝鮮拉致だ」と普通の人間はあまり思いたくないんじゃないか、自発的失踪だと思いたがると、俺は思いますけどどうですかね。その場合「家族間トラブルが解決すれば」帰ってくる可能性があるわけですから。まあ、根拠があれば北朝鮮拉致と思って当然いいですけど、「山本美保さんや小山修司さん(特定失踪者認定後、日本国内で遺体発見)」「松岡伸矢君や佐賀直香さん(幼稚園児や小学校1年生なので北朝鮮拉致の可能性は明らかに低い)」のケースでわかるように「明らかに拉致じゃない物」を特定失踪者認定して恥じないのが荒木ですからね。
 でそういう物について「幼稚園児や小学1年生なら拉致じゃないと思うのが思い込み」「美保さんのケースはDNA鑑定の捏造」「小山さんのケースは例外、弘法も筆の誤り(例外だと言える根拠は何もないですが)」で居直っちゃうのが荒木一味ですからどうしようもありません。
【追記】
つうか、当初この荒木の文章を「特定失踪者家族が巣くう会に話を持ち込むのに当初躊躇するのは家族間トラブルと思い込んでるからだ」と言う文章と俺は誤解してコメントを書いていましたが、よく読むと「巣くう会に話を持ち込んだ後も、荒木の質問に『家族間トラブルであの子は失踪したのかも』と言ってる」ということですよね?。そういう人が何人かいると。
 荒木が言うように「おかしな話」です。荒木の文章からしてこれは「家族間トラブルにつけこんで北朝鮮工作員が拉致した」という話ではないでしょう。
 しかし「特定失踪者家族のかなりの部分は実は北朝鮮拉致とは全く思っていない」「とにかく何かにすがりつきたかった」のだと考えれば「何らおかしくない」。
 北朝鮮拉致だと思ってないのだから「あの子は自発的に失踪したのだろう、ぜひ荒木さんに探して欲しい」とか言ってしまう。荒木がどんなに「北朝鮮拉致だと思うが」と誘導してもそれを無視して好き勝手なことを言ってしまう。
 つまりはそうしたご家族には荒木一味は「テレビの人捜し番組(最近はあまりないようですが)」と似たり寄ったりの扱いしかされてないわけです。  

ご家族からすれば拉致なのかそうでないのか、そうでないにしても事故なのか自分の意志でいなくなったのかは一刻も早く知りたいことで、「死んだという情報でも良いから欲しい」とすら度々聞かされています。何も情報がない状態というのはまさに生殺しであり、やはり何かの結論をつけたくなるのは当然とも言えます。特定失踪者ご家族が拉致認定を求める理由の一つには「結論」が欲しいということもあります。

 まあ、結論を求めたがるのはわかりますが間違った結論「北朝鮮拉致」に固執しても不幸なだけです。
 こういう「間違った結論にすがる」などというのは拉致に限らず他にも良くあることです。
 たとえば冤罪事件でも「真犯人が逮捕されていない」という結論を認めるのがつらいが故に、被害者遺族が「あいつが犯人に決まってる」と真実を認めないで無罪判決が出た、あるいは再審請求が認められた冤罪被害者を犯人呼ばわりするなんて話も良く聞きますが客観的にはそういうのは愚かしい行為でしかありません。気持ちはわかるんですけどね。

「拉致は1970年代から1980年代に行われていた」というのもまさに思い込みの最たるものです。

といって「1948年の北朝鮮建国と同時に拉致があった」「小泉訪朝後も拉致がある」「2015年以降も拉致があるだろう」と根拠レスでデタラメを抜かしてるのが荒木ですから頭痛がしてきます。
 なお、「1970〜1980年代(福田内閣〜竹下内閣)」というのは思い込みではなく立派に根拠があることです。少なくとも荒木の寝言「建国と同時に拉致があった」「小泉訪朝後も拉致がある」「2015年以降もあるだろう」よりはずっとまともな根拠がある。
 まず「1970年代が始まり」ということについて。1968年に朴チョンヒ暗殺をねらって、北朝鮮が「青瓦台*4襲撃事件」を起こします。大統領官邸が襲われるという事態に韓国は「北朝鮮工作員の入国を防ごう」とガードをがちがちに固めます。このガードを何とかくぐり抜けようと開発(?)されたのが「拉致による日本人なりすまし」と言うのが通説的見解です。だから1970年代以前には拉致はないと。
 もちろん荒木のように「1948年の建国と同時に拉致があった」なんてのは論外です。
 次に「1980年代が終わり」ということについて。1987年に大韓航空機爆破事件が起こります。実行犯として北朝鮮工作員金賢姫が逮捕されます。そして捜査の過程で金に日本語を教えていたという李恩恵なる女性が「拉致日本人」ではないかという疑惑が浮上します。
 この疑惑を国会で1988年に質問したのが日本共産党の橋本敦参院議員です。これに対して当時の宇野宗佑*5外相、梶山静六*6自治相・国家公安委員長は「北朝鮮拉致の疑いが濃厚と考えてる」と答弁します。
 こうして「北朝鮮拉致疑惑」は天下周知の事実となったわけです。こうなった時点で北朝鮮はそれ以降「拉致を中止した」と考えるのが自然でしょう。なお、橋本質問については以前拙エントリ『共産党の「北朝鮮拉致問題追及」のすばらしさをしんぶん赤旗で学ぼう』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20071015/1307052595)で紹介しましたので参照いただければ幸いです。


■大森勝久『新ロシアはソ連=共産ロシアが衣を変えただけの独裁国家・侵略国家である』
http://1st.geocities.jp/anpo1945/shinroshiawa.html
 荒木も良く自ブログに大森氏ブログのリンクなんか張れると思いますね。

米英は、ロシア認識の不十分さゆえに、ロシアの侵略を糾弾しつつも、ウクライナに軍を派遣することができなかった。

 さすがにウクライナに正規軍なんか派遣できないし、派遣すべきじゃないでしょうよ。
「米国やEU諸国は軍を派遣して、ロシアとガチで戦争してクリミアから追い出せ」って考えが無謀すぎでしょう。ウクライナですらそこまでリスキーな策は望んでないんじゃないか。

ゴルバチョフ*7は次には91年8月19日に、ソ連共産党保守派8人組に「改革派ゴルバチョフ」を打倒する「軍事クーデター」の演技をさせていった。

 すごいですねえ。一般人には思いつくことすら出来ないすさまじい陰謀論です。あの一件でゴルビーエリツィン*8にお株を奪われ政治力を失って大被害だったと思うんですが。
 ちなみに8人組とは

ゲンナジー・ヤナーエフ副大統領
ウラジーミル・クリュチコフKGB議長
ボリス・プーゴ内相
ドミトリー・ヤゾフ国防相
ヴァレンチン・パヴロフ首相
オレグ・バクラーノフ国防会議第1副議長
ワシリー・スタロドゥプツェフソ連農民同盟リーダー
アレクサンドル・チジャコフ国営企業・産業施設連合会会長(ウィキペ「ソ連8月クーデター」参照)

の8人です。なお、ウィキペ「ソ連8月クーデター」によれば8人の事前謀議を知りながら、ゴルビーへの反発から黙認した人間として「アナトリー・ルキヤノフ最高会議議長」がいます。


産経新聞『秋田で特攻隊招魂祭 荒木和博氏、自衛官制服で参加』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140429/kor14042919100006-n1.htm
 こんなことをする荒木と言い、こんな記事を書く産経と言い正気ではないですね。
 そして「自衛官制服」とは予備自衛官の荒木が自衛隊から支給された制服でしょうが、公務でもないのに勝手に私用で着ていいのか。しかも着用したのが「特攻隊礼賛の右翼集会」では自衛隊も「自衛隊は特攻を未だに礼賛してるのか?。田母神が幹部だったからなあ」などと「変な色目で見られる危険性大」でいい迷惑です。
 本来なら「予備自衛官を首になる」とか、荒木は処分の対象になりかねないんじゃないか。まあ、荒木を処分して右翼政治家や家族会ともめたくないでしょうから黙認するのでしょうが。でも荒木以外ならいつ処分されてもおかしくない無茶苦茶ぶりでしょう。


■男鹿脇本事件
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/05/post-1a0d.html

 去る30日、秋田県男鹿市で男鹿脇本事件に関わると思われる情報を入手しました。
 男鹿脇本事件は昭和56年(1981)8月5日、ひと月前に短期の工作員教育で北朝鮮に密出国した在日朝鮮人工作員が日本に密入国しようとして秋田県男鹿市の脇本海岸で逮捕された事件です。

 だからなんだって話です。「密入国で逮捕」したのなら当時、警察が徹底的に調べてるでしょう。で当時でなかった重要情報を荒木がつかめるなんて事はありえないでしょう。荒木もどれほどデタラメな男なんですかね。


■「隼CHANNEL」「Sセミナー」
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/05/channels-685c.html

戦略情報研究所Sセミナー
 去る25日に開催された戦略情報研究所のSセミナー第10回「いったい誰の責任なのか?―国内の拉致実行犯・協力者を摘発できない『放置』国家の現状―」の前半部分も配信されています。調査会役員(荒木・岡田・村尾・曽田・杉野)と増元照明家族会事務局長・三宅博衆議院議員がそれぞれ「責任は○○にある」と紙に書いた上でスピーチをしています。

 今更「拉致が起こったのは誰の責任だ」とか言ってもどうしようもないでしょうに。まあ、あえて言えば「拉致は外交問題」「外交によってしか拉致被害者は取り戻せない」「実際小泉政権は訪朝して外交で取り戻した」わけですから、「そう言う意味では外務省と政治家(首相、外相など)の責任」でしょう。
 犯人が捕まえられないという意味では「警察の責任」でしょう。個人的には警察をこの件であまり責めたくはないんですけどね。
 巣くう会や拉致議連が「俺達が解決してみせる」と放言しながら何も成果を上げてないという意味では「巣くう会や拉致議連」に責任があるでしょう。まあ、拉致議連や巣くう会のウヨ共は政府に責任転嫁するだけで自分が悪いとは絶対に言いませんが。
 それはともかく荒木、岡田、村尾、曽田、杉野、増元、三宅といったウヨ面子が「責任は○○にある」の「○○」に何と書くのか動画を見てみましょう。なお、俺の動画視聴は適当に飛ばしながら見てますし、内容紹介もかなりはしょってますので、内容を正確に知りたい方は動画を見ましょう。
 しかしこういう場に「増元が平気で出て行き」、一方増元以外の拉致被害者家族は出ていないと言うことが「いかに増元が右翼活動家と化しているか」ということでしょう。
 まず荒木特定失踪者問題調査会(以下、調査会)代表曰く「自衛隊に一番責任がある」。出たよ、いつもの自衛隊レンジャー部隊・北朝鮮投入論ですか?。拉致被害者の居場所もわからないのにどこに投入するんだよ。自衛隊も「俺達に犬死にしろと言うのか?」「米軍や韓国軍だってそんなことしてねえだろ?。出来ると思ってるのか?(韓国人拉致被害者の方が日本人拉致被害者より多い)」と激怒するんじゃないの?
 普通「拉致問題が解決しないのは自衛隊のせいだ」なんて言わないぜ。
 荒木曰く「私の知人の子どもさんが航空自衛隊の面接試験で『何で受験しましたか』と試験官(もちろん自衛官)に聞かれて『拉致問題に興味があるから受験した』と言ったら試験官から『拉致問題自衛隊と何の関係があるんですか?。拉致が解決したかったら外務省や警察の方がいいんじゃないですか?』と言われた」と。
 「それが理由かどうか知らないが結果的に不合格だった」と。それに不満たらたらの荒木ですが、まあ普通「拉致を解決したかったら外務省や警察を目指す」んであって自衛隊なんか目指しませんよ。
 あげく「自衛隊北朝鮮に突入することなど考えなくなったその理由の一つは軍事音痴の内務官僚・警察官僚(おそらく海原治のことだと思う)が防衛庁幹部だったからだ」と言い出すんですから、警察も「荒木、手前ふざけるな」と激怒するんじゃないですかね。
 ちなみに海原ってのは警察キャリア官僚出身でウィキペ「海原治」によれば

・1939年に東京帝国大学法学部を卒業し、内務省入省。入省同期に後藤田正晴*9がいる。1940年2月、陸軍第11師団歩兵第43連隊(徳島)に入営、第11師団経理勤務班隊長の陸軍主計大尉として終戦を迎える。
・1946年8月警視庁に異動し交通課長、生活課長を歴任。1947年の内務省*10解体後、1948年より国家地方警察本部(警察庁の前身)に移り東京警察管区本部警備部長として自治体警察との調整、国家地方警察本部保安課長として当時武装路線をとった日本共産党対策、国家地方警察本部企画課長として警察法改正を、それぞれ担当する。1951年6月の朝鮮戦争勃発に伴う警察予備隊創設時には、国警本部より出向しその人事を担当。1952年に予備隊後身の保安庁に転じ、後の防衛庁自衛隊の創設に関わる。
・防衛局第1課長、防衛審議官、防衛局長や官房長を歴任、当時平均7ヵ月で交代する防衛庁長官たちを尻目に権勢をふるい、「海原天皇」と形容された。
・次期事務次官の目前であった防衛庁官房長在任中の1967年*11、邀撃戦闘機F-104の後継機選定において、空幕のみならず内局の多数も支持していたF-4の導入に関して、海原はF-4を高級車のロールスロイスに例え、「日本にこんな高性能な戦闘機は必要ないし、専守防衛を逸脱して周辺国に脅威を与えることになる」として反対し、後継機には、価格が安価で航続距離が短いF-5が望ましいと主張した*12。その後、海原は官房長を更迭され、「海原一家」と称された海原派の防衛庁幹部も海原とともに失脚した。
・1967年から国防会議(国家安全保障会議の前身)の事務局長に転任、以後5年間務めた。
・1972年に退官後は軍事評論家として活躍、『日本の国防を考える』(1985年、時事通信社)など国防に関する著書多数。また集英社刊『イミダス』における”国防”に関する章の編集を長く務めた。2006年10月21日死去、享年89。
山崎豊子の小説『不毛地帯』に、防衛庁で権勢を揮う内務官僚(警察官僚)上がりの”貝塚官房長”が登場する。海原がモデルとされる

と言う人物です。それはともかく、荒木は拉致を口実に、自衛隊北朝鮮に突っ込みたくて仕方がないわけです。

戦後レジームの脱却と安倍さんが言うのなら北朝鮮自衛隊を突っ込んで、戦後レジームを脱却して欲しい」
拉致被害者救出なんだから自衛権の範囲に入るはずだ、合憲のはずだ」

と言い出すんだから絶句です。安倍ですら「自衛隊北朝鮮に突っ込む」なんてやらないし、やれないでしょう。
次に拉致議連メンバーの三宅代議士(維新の会)。三宅曰く「日本政府に責任がある」。今更そんな事は言われなくてもわかります。まあ、三宅に限らず増元も含めて、この集会の出席者が「日本政府に責任がある」といってもそれは荒木の暴論「自衛隊が悪い」を自分で宣伝することはさすがに恥ずかしくて出来ないと言うだけで、決して荒木の暴論を否定しているわけではないのですが。
 つうか本当にお前ら「俺達に責任があります」の一言がないのな。「自衛隊が悪い(荒木)」「政府が悪い(三宅)」って人に責任転嫁ばかりしてるんじゃねえよ。
 さて「政府が悪い」で終わればまあ、それなりにまともなんですが「特定失踪者は全員拉致だ、800人も拉致されて政府は恥ずかしくないのか」「責任問題が嫌だから800人を拉致認定しないんだ」「もしかしたら800人所か900人や1000人いってるかも知れない(要するに今後、特定失踪者のでっち上げで900人や1000人越えを目指すという予告)」と言いだして絶句です。ふざけんな、手前。「特定失踪者認定後、国内で遺体が発見された山本美保さんや小山修司さん」の件をどう釈明する気だ。「美保さんについては」手前らは「鑑定が捏造」と強弁してるが、小山さんについては「確かに小山さんの遺体」とお前らだって認めたろうが。それでよく「800人全員拉致」「もしかしたら900人や1000人越えてるかもしれない」とか抜かせるな。単に「ほぼ100パー確実なのだけ政府は認定してるだけ」なの。
 「幼稚園児の松岡伸矢君や小学1年生の佐賀直香さん」すら特定失踪者というデタラメ、何でもかんでも「拉致だ拉致だ」という「拉致拉致詐欺」もいい加減にしろよ。
 あげく「そうした拉致認定を少なくしようという政府の態度が、荒木氏が指摘する山本美保さんDNA鑑定捏造につながってる」だそうですよ。野党・「維新の会」の「当選1回」陣笠代議士とは言え、代議士の三宅が「山本美保さんのDNA鑑定は捏造だ!」と言えば、山梨県警も荒木一味に「名誉毀損訴訟は起こしにくい」でしょう。
 おそらくこうした「山本美保さんの鑑定は捏造だという荒木さんを支持する」という暴論は残念ながら三宅個人ではなく「拉致議連の多数意見」、つまりは平沼赳夫*13拉致議連会長だの松原仁*14拉致議連事務局長だのも同意見なんでしょうし。
 次に調査会専務理事の村尾。村尾曰く「メビウスの輪」だそうです。最初聞いたときは意味がわからなかったんですが、どうも「拉致運動内部に責任がある」と言いたいようです。
 「運動の内側にも責任があって外側の責任とメビウスの輪のようにつながってる」といいたいようです。ただこの「内側」に村尾ら巣くう会一味が入らないことはいうまでもありません。
 つまり自己反省してるわけではない。巣くう会一味に「自己反省の能力どころか、意思すらない」事は言うまでもないでしょう。
 村尾が問題にしてる「内側」は拉致議連です。
 「この集会に参加してくれた三宅代議士など一部を除いて拉致議連の議員は俺達巣くう会に協力的じゃない」。
 つまりは「拉致議連への不平不満」を述べてるだけです。まあ、意外な発言ではあります。巣くう会は拉致議連とは仲良しかと思っていましたので。
 ちなみに「この会場を貸してくれたUAゼンセン(旧民社党、旧同盟系労組)に感謝している」という村尾には絶句しますね。小生は別に「右翼労組は無価値、左翼労組にのみ価値がある」とまでは思っていませんが、この種の「右翼政治ごっこ」する「極右労組」はいらないでしょう。そんな馬鹿な事より「賃金アップや不当解雇防止」などの本業に力を入れたらどうなのか。
 つぎに家族会事務局長の増元。「小泉首相平壌宣言なんて役立たずなものを結んだのが悪い、あんなものは結ばないで日本に帰っていい」んだそうです。
 すごいですね。誰のおかげで蓮池一家、地村一家、曽我一家が帰国できたのか。結ばないで帰ったら今も「5人の拉致被害者とその家族は帰国できない」ですよ。「お母さんミヨシさんが所在不明」の曽我さん以外の拉致被害者が巣くう会、家族会から距離を置くのは当然でしょうね。
 「平壌宣言を結ばなくていい」と言って「拉致被害者(蓮池夫妻、地村夫妻など)」が増元や「奴を事務局長に担ぐ家族会」に好意なんか持つわけないでしょう。
 またここまで酷いことを言われれば、小泉氏も拉致交渉にやる気失うでしょうね。つうか小泉氏にかぎらず歴代首相も交渉をやる気を失ったわけです。
 「何かやっても感謝しないであいつら家族会は政府に文句しか言わないんだから、何もしないでいいよ(歴代首相)」となるのは当然です。でその結果どんどん拉致は風化して、マスコミも全然報道しなくなった。まあ、小泉氏に悪口雑言吐く増元のようなバカを事務局長にしたり、蓮池透氏を家族会から除名するようなバカをすれば「拉致が風化する」のは当然で自業自得ですが。全く俺は家族会には同情しません。むしろ家族会を社会悪として軽蔑し憎悪してる。
 五人の拉致被害者とその家族が帰国できたのは小泉さんのおかげでしょうが。にもかかわらず悪口雑言して、首相時代に何の成果も上げていない安倍を「憎い北朝鮮に制裁してメシウマ」と絶賛するんだから「お前は拉致被害者を救出したいんじゃなくて北朝鮮を打倒したいだけなのか?。本当は姉るみ子ももう死んでると思ってるだろ?。お前、姉の復讐をしたいだけだろ?、増元」と聞きたくなります。
 小泉氏が在任中、朝鮮総連の会合に「祝賀メッセージを送ったこと」について「総連には破防法を適用すべきなのに」とまで放言する増元。だからな、そういう馬鹿な事をしたら北朝鮮との交渉が出来ないし、交渉しないでどうやって取り戻すんだよ。安倍ですら破防法の適用なんかしないだろ。つうか「破防法の適用は違法だ」と行政訴訟を総連におこされたら敗訴する可能性高いだろ。
 また、「山本美保さんのDNA鑑定捏造も官邸主導による謀略だと思う」。増元が拉致被害者家族会事務局長じゃなかったら、小泉氏ら当時の関係者に名誉毀損で訴えられてもおかしくない暴言でしょう。
 次に調査会副代表の岡田。「特定失踪者800人全員拉致と認めろ」と三宅とほとんど同じ事言ってます。次に「政府は責任を取ったといえるのか、たとえば外相が引責辞任したりしたのか」。
 一体誰に引責辞任して欲しいのかよくわかりませんがそれはともかく。
 良く言いますよね。お前らの方こそ「小泉訪朝後11年間経ってもなんの成果も上げなかった責任」をとって、全員、「特定失踪者問題調査会役員」を辞めて田舎にでも引きこもれよ、と言いたい。
 次に「何で帰国拉致被害者とその家族は警備もないのに北朝鮮のテロにあったりしないのか、重要なことは何も話してないからだ」と帰国拉致被害者に逆ギレですよ。
 そんなわけないだろと呆れますよ。
 先ず第一に帰国拉致被害者とその家族(蓮池夫妻、地村夫妻、曽我夫妻、及びその子ども)は政府には知ってることをほとんど全て話してるでしょうね。
 ただ巣くう会や家族会には話してないでしょう。それは当たり前で「政府は信用できますよ」。
 右翼の巣窟になってる家族会や巣くう会なんか信用出来るわけないじゃないですか。いやそもそも政府ならともかく、巣くう会や家族会に何か話したとして何か意味があるんでしょうか?
 「信用できない相手には話さないが、信用できる相手に話す」と言うだけの話を「俺達に話さないのは許せない、何故隠す」と拉致被害者家族相手に逆ギレするんだから呆れて物も言えない。
 第二に今更北朝鮮も「帰国拉致被害者とその家族の襲撃」なんかするわけないでしょう。
 第三に「警護はそれなりにしてる」んじゃないですかね。まあ、最近は警護の数を減らしてるかも知れませんが「帰国当初警護が全然ない」なんてあるわけもないでしょう。
 次に「八尾恵を逮捕しろ、八尾は拉致をやったと著書で言ってるし、共犯が国外にいるから時効も成立していない」。何のために逮捕するんですかね。
 つうか「彼女が拉致への荷担を認めた直後」にそういう事言うなら、まだしも何で小泉訪朝後11年経ってからそんな事を言うのか?。11年経っても何の成果も上がらないから、「警察が八尾逮捕しないから悪い」と居直ってるだけじゃないですか。まあ、こういう事言いたくはないんですが八尾氏と公安警察の間にある種の密約があるんでしょう。
 「あんたが拉致に荷担したと認めればそれを評価して逮捕とか起訴とかせんから公に認めてくれや。それといろいろと情報提供してくれんか」と。
 でそれを巣くう会も一応容認してたんじゃないですかね。
 次に調査会常務理事の杉野。「政治家の責任」だそうです。まあ、「拉致疑惑が重要な政治課題となってから」、あるいは遅くとも「小泉訪朝で北朝鮮が拉致を認めてから」は政治家の責任でしょうね。「拉致疑惑が重要な政治課題となってから」といった場合、いつそうなったかと言う判断は難しいですが一番早いカウントだと「李恩恵問題」についての橋本敦共産党参院議員の質問に「北朝鮮拉致の疑い」を認めた、竹下*15内閣の宇野*16外相答弁、梶山国家公安委員長答弁でしょうか。梶山氏がその後、宇野内閣通産相、海部*17内閣法相、自民党幹事長(宮沢*18総裁時代)、橋本*19内閣官房長官と言った要職を勤めてることを考えれば「竹下内閣での梶山答弁の責めを負って有力政治家の梶山氏は拉致で何か成果を出すべきだった」と言う立場に立てば梶山氏には責任はあるでしょうね。
 なお、小生もさすがに「福田赳夫*20政権時代に最初の拉致が起こってるから福田赳夫氏及び全閣僚に責任がある、もちろん大平*21、鈴木*22などそれ以降の内閣の首相及び閣僚も同じだ」とまでは言いません。
 さすがに「事件が起こったから」というだけで福田内閣閣僚の責任を自動的に問うのは無茶苦茶でしょう。いや「福田政権時代から拉致は認識できた」と言う証拠があれば話は別ですけどね。
 で、次に杉野も荒木や三宅と同様「山本美保さんDNA鑑定捏造が問題だ」と暴言ですよ。これを冷静な顔して聞いてられる聴衆が理解できん。俺だったらマジで頭痛がしますよ。
 次に調査会常務理事の曽田。「責任は私たちにある」という曽田。ただしもちろん巣くう会の連中にまともな自己反省の意思も能力もありません。ここでいう私たちとはいわゆる「一億総懺悔」的な「私たちに責任がある」でしかありません。そういう「みんなに責任があるんだ」と言う物言いがかえって「責任問題をあいまいにしてしまう」ことはいうまでもないでしょう。
 「米軍基地や自衛隊基地のある町での失踪者が多い」と放言する曽田。そりゃ、探せば一人や二人は「米軍基地や自衛隊基地のある町での失踪者」は見つかるでしょうね。何せ荒木一味は「1950年の失踪者さえ特定失踪者認定」「小泉訪朝後の失踪者さえ特定失踪者認定」してるんだから「1950年から2014年の間の約64年間に、米軍基地や自衛隊基地のある町に失踪者がいないかどうか」と探せばいくらでも見つかるでしょう。
 でそんなことに何の意味があるのか。まともな人間ならそんなばかばかしいことは「金と時間の無駄」なのでやる気にならないでしょうが、荒木一味はまともじゃないから平気でそういうことをやるわけです。
 「中曽根*23内閣時代にスパイ防止法の制定が必要だった」と言う曽田。バカじゃねえのと思いますね。 現状だってスパイ行為は「国家公務員法違反」などの犯罪行為として処罰されますし、中曽根時代のスパイ防止法は「情報スパイ対象」で拉致は対象じゃないんですけどね。かつスパイ防止法が何で批判されるかと言えば「スパイ取り締まりの口実で政府に都合の悪い情報が隠される恐れがある」からで、この間の特定秘密保護法案の時には皮肉にも荒木本人が「拉致情報が特定秘密認定されたら困る」と情報隠蔽への危惧を語っていたわけです。まあ、とりあえず以上でオレ流の動画紹介は終わりです。


■サッカー観戦
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-cd84.html
 「1面がサッカー観戦」てのは確かにいかがなモンかなと思う反面、「こんなことにただ悪口雑言するだけの大して意味もないエントリ書くなら、意味のあるエントリを荒木は書けよ」とも思います。まあ、荒木に「意味のあるエントリ」を期待してもそんな事が荒木に出来るわけもないですが。


■ご協力のお願い
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-84d6.html

 去る27日、日比谷で行われた国民大集会の前に、調査会の事務所で特定失踪者家族の懇談会を行いました。
 このとき出た話の中で、「公共施設に調査会ポスターの掲示を依頼に行ったが対応してくれなかった」「区のイベントでブースを借りてパネルなどの展示をしたいと頼んだが一杯だとして断られた」などの話がありました。

 まあ巣くう会に協力する義務はどこにもありませんから。つうか「拉致が風化し、巣くう会の政治力も落ちてきたので怖くない」「巣くう会の極右性が知られ敬遠されるようになった」ということかもしれません。大体、特定失踪者なんて拉致じゃありませんし。荒木が持ち出してる「北朝鮮人権法」も拉致が対象であって「特定失踪者」なんて怪しい代物は対象じゃありません。
 「政府認定拉致被害者についての政府作成ポスター(津川雅彦の例の奴)」ならともかく「民間団体巣くう会が勝手に拉致認定してる特定失踪者のポスター」を公共施設に張ってもらえると思う方がおかしい。

昨年から藤田進さん(埼玉県川口市で失踪)の弟さん・藤田隆司さんや森本美砂さん(山梨県甲府市で失踪)らが中心になってご家族の自主的な活動として全国の統一行動などが行われています

 いずれ直すでしょうが、太字部分は明らかに誤記ですね。「山本美保さん(山梨県甲府市で失踪)の妹さん・森本美砂さん」が正しい。仮にも巣くう会関係者の荒木がこう見事に誤記して恥ずかしくないんですかね。
 なお、「山本美保さん」は山形県の海岸で遺体が発見されています。
 ただし
1)腐乱の状態が酷く肉眼では確認不能(身元はDNA鑑定で確認された)
2)甲府から「山形県の海岸で発見されるまで」の足取りが不明
なことから遺族が「遺体を美保さんと認めたがらない」のにつけ込み「鑑定は山梨県警の捏造、美保さんは北朝鮮で生きてる」と放言してるのが荒木一味です。


セウォル号
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-4d99.html
 「セウォル号事故(今、韓国で首相の辞意表明にまで至っている大規模海難事故)と拉致には共通点がある」「拉致もセウォル号事故と同様に防げたはずなのに日本警察の怠慢で防げなかった」と放言できる荒木には今更ながら呆れます。
 マスコミ報道を見る限り「セウォル号事故」は防げたように思いますね。しかし拉致が防げたとは俺には思えません。どうして荒木は「拉致が防げた」と思うのか。発生前に、あるいは発生直後(今のところ政府が拉致認定してるのは一番失踪時期が早い人で、福田赳夫政権時代の失踪者です)に警察が「北朝鮮拉致だと判断できた」という根拠はどこにあるのか。ぶっちゃけどこにもないでしょう。
 単に「そうした警察への悪口雑言が拉致被害者家族にうける」と思って放言してるだけでしょう。警察も正直、荒木一味の誹謗中傷には「まともな批判ならまだしも何だ、あの言いがかりは!」「拉致被害者家族ならまだ我慢も出来るが、部外者の癖に荒木は何様だ!」などと激しく憤っていると思いますが、荒木がウヨ政治家(安倍晋三*24平沼赳夫*25石原慎太郎*26など)や家族会とつきあってるが故に「批判を躊躇している」わけです。正直、警察は内心では荒木に対して敵意しかないでしょう。
 「山梨県警はDNA鑑定を捏造した」なんて明らかなデマ中傷をされて警察が怒ってなかったらその方が変です。

その被害をごく僅かであるかのように言いつのってきた政府はあの事件に例えるなら(中略)「船は沈んでいない」とすら言っているのと変わりありません。

何のことかと言えば「政府認定拉致被害者だけじゃ数が少なすぎる、特定失踪者800人を全員拉致認定しろ」という暴言です。

拉致問題を放置するというのはまさにセウォル号が沈んでいくのを傍観しているのと変わりがありません。

 沈んでいくセウォル号を見てご家族は「沈む前にレスキュー部隊を突入させて欲しい」と思ったでしょう。まあ、それが可能ならそうすべきだったし、「現在の韓国のマンパワー」ではそれが無理だとしても「あるべき理想的なマンパワー」なら可能であるならば、「今後はそうしたマンパワーを育成して欲しい」ところです。
 ただ「一見救出できそうだが誰にもそんな事は無理」なら残念ながら傍観するしかないでしょう。
 その場合、今後すべき事は「事故の予防」です。

少なくともセウォル号の周りをぐるぐる回りながら、「法律の制約があるの救助できない」などということは言えないはずです。

 先ず第一にセウォル号の場合「法律の制約」ではなく「物理的制約」でしょう。
 第二に「法律の制約」云々で荒木が何が言いたいかと言えば「現行の自衛隊法で北朝鮮への自衛隊投入が法的に無理だとしても超法規的措置で投入して、拉致被害者を救え」と言う寝言です。
 拉致被害者の居場所がわからないのに一体どこに投入するのか。大体、平時に投入したらそれこそ北朝鮮に対する挑発行為、侵略行為でしょう。北朝鮮自衛隊攻撃をしても「専守防衛行為」にすぎず何の問題もないでしょう。そんな馬鹿な事は安倍ですら出来ないでしょうし、米国、韓国、中国、ロシアといった周辺諸国がそんなことを認めるわけもない。

拉致被害者はまだ取り返すことが可能です。

正直取り返せる拉致被害者は「皆無」または「ほとんどない」でしょうね。

私自身もう一度自らの責任を噛みしめたいと思います。

 無責任に「小泉訪朝後も拉致がある」とデマを飛ばす男がよくも心にもないことが言えるモンです。
 そんなに責任取りたかったら「小泉訪朝後11年経っても拉致が解決できない責任」をとって山奥にでも隠居したらどうなんでしょうか。


朝鮮人名録
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-2f8c.html
 「創氏改名朝鮮人の希望で行われ、強制は一切なかった」というデマエントリです。
 荒木の言う「朝鮮人名録」云々というのは小生無知なのでどう反論すべきかわかりません。
 この辺り、宮田節子*27金英達*28・梁泰昊*29共著『創氏改名』(1992年、明石書店)、水野直樹『創氏改名』(2008年、岩波新書)などを読めばわかるのかも知れません。
 なお、水野本の書評エントリ『水野直樹「創氏改名:日本の朝鮮支配の中で」(岩波書店、2008年)』(http://d.hatena.ne.jp/mahounofuefuki/20080804/1217859533)によれば
・創氏について当初は「日本人風の創氏」が総督府によって奨励*30されたが「日本人風の氏にどうしてしないといけないのか(朝鮮人の民族感情)」「何で朝鮮人に日本人風の氏を作らせるのか、日本人と区別がつかないなんて嫌だ」(日本人の差別意識)という考えによって途中から「朝鮮人風の創氏」でもOKになった
そうです。
 同化を「植民地側」が嫌悪するのは当然として「宗主国側」からも「あんな奴らと一緒にされたくない」と嫌悪の感情が出てくるのは興味深いところです。これはおそらく「日本の朝鮮統治」限定ではないでしょう。
 それはともかく、荒木の言う「朝鮮人名録」云々への回答は、もしかしたら、この「途中から朝鮮人風創氏がOKになった」なのかもしれません。つまりは「朝鮮人風の氏」だからといって「創氏拒否」ということではないのでしょう。
 もちろん「朝鮮人風の氏が認められたのなら創氏改名に問題などない」ということにはならないでしょう。荒木だと「朝鮮総督府の寛大さの証明」と言い出しかねませんが。
 いずれにせよ荒木の主張とは異なり、『水野直樹「創氏改名:日本の朝鮮支配の中で」(岩波書店、2008年)』(http://d.hatena.ne.jp/mahounofuefuki/20080804/1217859533)の指摘するとおり、実際には強制が存在したことは否定できない事実です。ただし、書評エントリに寄れば『創氏は明らかに法的強制措置だが改名は少なくとも法的には強制措置ではなく創氏ほどに実行されなかった(改名が強制措置でなかったことは改名を創氏ほど総督府が重要視していなかったことを示している)』そうですが。
 もちろんこの荒木の主張は当然ながら「創氏改名を批判する韓国サイドを嘘つき呼ばわり」しているわけで全く常識のない輩だと荒木には改めて呆れます。


■DNAデータ偽造事件で補充意見書提出
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-c9fc.html
 山本美保さんの件で「DNA鑑定は捏造、美保さんは北朝鮮で生きてる」などと抜かす荒木や川人博は言うまでもなく論外です。
 川人も良くそこまで落ちぶれたもんだと思います。
 とはいえこの「補充意見書」とやらに話を限定すれば「それなりに一理あるので否定しがたいこと」もまた事実です。
 というのもこの意見書は「山梨県警はDNA鑑定を捏造と認めろ」「山梨県警は美保さんを北朝鮮拉致と認めろ」というものではなく、「山梨県警はご遺族の疑念を晴らすためにDNA鑑定データをご遺族に提供し、科警研以外の第三者の再鑑定を認めろ」というものだからです。荒木の寝言を批判する人間でも「あれだけ非難されてるなら、いっそ警察は鑑定データを渡せばいいんじゃないの?」と思う人間が少なくないでしょう。
 とはいえ荒木だと「鑑定データを渡すべきではないか」というだけの日弁連決定でも「山梨県警の鑑定が捏造と日弁連に認められた」とデマる事がほぼ確実に予想されますし、荒木のやる再鑑定など「お仲間ウヨのインチキ鑑定」の危険性が高いのが頭の痛いところです。
 なお、こうなるとご家族(ご遺族)が荒木の主張に乗っかってるのも「本気で北朝鮮拉致だと思ってるわけではない」のでしょう。
 「美保さんは死んでる」と言われても「誤鑑定じゃないのか」と素直に受け入れられず、「だったら鑑定データを提出して欲しい、家族で改めて専門機関にでも持ち込んで再鑑定したい」と思って、「その為には荒木の政治力を使う」と言う判断をしたに過ぎないのでしょう。まあ、警察には迷惑な話ですが気持ちはわからないではありません。


■藤田フミさん逝去の記事(新潟日報
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-8c2b.html
 特定失踪者なんぞと言う与太話を取り上げる新潟日報には心底呆れました。以上。


■本日、戦略情報研究所Sセミナー開催
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-5abc.html

 戦略情報研究所では8月をもって有料の会員制度をとりやめる予定です。以後は「おほやけ」の送信を無料のメールマガジンに代えて行います。それ以降の講演会についてはすべて有料になりますのでご了承下さい。

 だいぶ先ですが、今年8月から有料会員制度を廃止し、今まで会員無料、会員以外は有料だったメルマガ「おほやけ」が全て一律、無料配信となり、一方「無料講演会(会員特典?)もあった」のに今後は全て一律、有料講演会になるそうです。説明がないので何でそうなるのかよくわかりませんが。


■もう一つの偶然?
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-1c53.html

 2002年3月11日、突然に有本恵子さんが拉致認定されます。
 翌12日、金子恵美子の旅券法違反事件公判が開かれ、検察側証人として出廷した八尾恵は「ロンドンに留学していた有本恵子さんを騙して北朝鮮に連れ出した」と証言します。
同じ日のTV朝日「スーパーJチャンネル」で、八尾恵有本恵子さんご両親への謝罪場面が放送されます。
 何年にもわたりご両親が訴え続けたにもかかわらず、何一つ進展のなかった有本恵子さん拉致事件は、2日間で一気に拉致認定にまで進展します。この時間の一致も、偶然の一致なのでしょうか。

 まあ、普通に考えて偶然の一致ではないでしょうね。3/12に証言する前に当然八尾氏は検察相手に「拉致を認める供述」をし、検察は「法廷に持ち出して大丈夫かどうか」裏取りをしていたと見るべきでしょう。で「裏取りの結果間違いない」と思ったから「3/11に拉致認定された」し「3/12に法廷証言した」。八尾氏の謝罪も、TV朝日の報道も勿論偶然ではないでしょう。まあ、実際問題、部外者の俺にはわかりませんが「3/11以前」からご両親には検察から「3/11の認定」や「3/12の八尾氏証言」が伝えられたのかも知れない。
 でそれが「偶然でない」として何がどうだというのか。別に拉致問題解決に役立つ話ではない。

 2002年3月20日参議院外交防衛委員会にて漆間警備局長*31八尾恵について尋ねられ「時効になっていないものとして捜査を進めている。形式的には正に拉致の実行犯」と答弁しています。

 何で時効になってないかというと
1)共犯者がいる犯罪は共犯者が一人でも時効が成立しないと、「全員時効が成立しなくなる」から。Aさん(このケースの場合、八尾氏)は時効が成立するが、BさんやCさん(このケースの場合、たとえば北朝鮮にいる安部公博)は時効が成立しないということは日本の法制度上ありません。
2)犯人(この場合、安部公博)が海外(この場合、北朝鮮)にいる期間は時効が停止するから。
 ちなみに1)、2)は以前、某ミステリ小説や某ミステリドラマで使われたネタなのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。2)は特に有名だと思いますね。
3)1,2より安部に時効が成立しない以上、八尾氏にも時効が成立せず「法律的には彼女を逮捕すること」はまあ、何ら問題ないでしょう。もちろん「そんなことをして八尾氏の反感を買っても意味がない」との判断の下、検察は彼女を訴追しないし、それを有本夫妻も一応受け入れてるのでしょう。
 それが「合法か」と言ったら微妙な気もしますが。
「形式的に」と漆間氏が言うのは「重要な情報元なので起訴したくない、起訴したら協力が得られなくなる」と言うことでしょう。揚げ足取りすれば彼女は「実質的に拉致の共犯」なんですけどね。「だまされて有本さん拉致に協力してしまった」という話じゃないんですから。
 あとは「彼女の自白だけでは有罪が取れるかわからないから起訴したくない」といったところでしょうか。よど号グループ側は勿論拉致を認めておらず、有力な証拠はおそらく八尾証言しかないでしょうが、当の八尾氏もさすがに自分が起訴されて有罪判決が出るかも、となったら前言を撤回して「ノーコメント」となる恐れが否定できないわけでそうなったら有罪判決なんかたぶん無理でしょう。
 

 八尾恵証言に基づき、安部公博が有本恵子さん拉致実行犯として国際手配されますが「私がやりました」という八尾恵を逮捕せずに、「やっていない」という安部公博を逮捕し公判維持できるのでしょうか。

・公判が維持できるかどうかはともかく逮捕は出来るでしょうね。逮捕すら出来ないレベルでは国際指名手配はしないでしょう。
・「八尾氏を逮捕」したらかえって公判が維持できないと思いますけどね。彼女が「そんな不利益を受けるのなら何も言わない」と言って完全黙秘などされ、過去の発言についても「ノーコメント」なんて態度を取られたら裁判が成り立たなくなるんじゃないか。
・つうかそれ以前に「安部が自主的に帰国するか」「北朝鮮が安部を引き渡すか」しない限り「裁判云々」なんて話にはなりませんが。
・しかし何で荒木も今頃になって「八尾を逮捕しろ」なんて無茶苦茶を言うのか。八尾氏を敵視するような何かいざこざがあったのか。まあ、こんな荒木の暴論は検察も無視するでしょうが、「家族会は荒木べったり」なので、「そうだ、八尾を逮捕しろ」などと有本夫妻がとんでもないことを言い出し、本当に八尾氏が逮捕されるなんてことが「絶対にあり得ない」と言えないところが嫌なところです。まあ、「ほぼ100パーあり得ないこと」だとは思いますが。

拉致事件を検証していますと、不思議なことばかりで、頭が痛くなってきます。

 何が「不思議」なのかさっぱりわかりません、こちらの方が「荒木一味の主張」に「頭が痛くなってきます」。


■特定失踪者に関する報道について
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-a6a4.html
 特定失踪者をもっとマスコミに取り上げて欲しいと言うぼやきです。TBS「報道特集」とか未だに特定失踪者を取り上げる酷いメディアもありますが全体としては「減少傾向にある」のでしょう。
 大変いいことです。

ちなみに4月19日、新潟のUX新潟テレビ21では中村三奈子さんのお母さんを題材に「娘に会えるその日まで〜特定失踪者の母の闘い〜」という番組を放送しています。

 中村さん(1979年生まれ)の失踪は1998年ですからね。どう見ても北朝鮮拉致ではないでしょう。ちなみに彼女は当時、高校生。小生は当時は20代で既に就職していました。つまり中村さんの方が小生より若いわけで、「ちょっとねえ」ですよ。
 「もしかしたら20代のサラリーマンだったお前も、1998年に中村さんのように北朝鮮に拉致されたかも知れないのだ、ボーガス(つまり俺のこと)」と言われても「そんなわけねえだろ」としか俺は思いませんが。もちろん「海なし県の埼玉県民だから」という話ではありません。
 なお、彼女とほぼ同年齢の人間としては
・読売巨人のキャッチャー・阿部慎之助
・スキーモーグル上村愛子
なんかがいます。「阿部や上村がもしかしたら高校卒業時に拉致されたかも知れない」といって「そうなんだ」と思う人はまずいないでしょう。どんだけ新潟テレビ21とやらも常識がないんですかね。人としての常識とか羞恥心とかないのか。


■北海道の自衛隊北朝鮮
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-2f9f.html
 時々「荒木一味にマジレスしたら負けかな?」と思うときがありますがこのエントリはその典型ですね。根拠があるのならともかく何の根拠もなく「北海道の自衛隊に対して北朝鮮がスパイ行為をしてるんじゃないか」といい、何の根拠もなく「だから北海道の失踪は北朝鮮拉致に違いない」と放言してる駄エントリがこの荒木エントリです。荒木とつきあえる家族会は本当に理解が出来ません。「アホと違うか」と思う。


■中央メーデー出店について
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-4157.html
 要するに「旧民社党職員」の荒木が「旧民社党系労組」「旧同盟系労組」UAゼンセンの引きで「拉致問題ブース」を出すようですがばかばかしいですね。
 先ず第一に「メーデー」で出店すべきはもちろん「労働問題関係」でしょう。拉致なんかメーデーと何の関係があるのか。
 第二に仮に拉致ブースを出すのを認めるにしてもよりによって何で「陰謀論者」の荒木なのか?。連合のアホさには呆れて物も言えません。


■偶然?(訂正版)
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-3b64.html

※当初掲載された内容の一部(松木薫さんに関わる部分)に誤りがありました。ここに掲載されたものは修正したものです。

 当初は「松木さんご本人が岡本と同じ玉名中出身者」となっていましたが、実際は「松木さんのお姉さんが玉名中出身者」「松木さんが岡本と同じ学校なのは小学校」だったそうです。「拉致被害者救出」を建前とする団体の癖に全くもってお粗末なミスです。

 私*32が住む神戸市で生まれ育った有本恵子さん拉致に関することです。
 有本さんは神戸市立須磨高校を卒業するのですが、よど号犯の柴田泰弘(故人)も同じ須磨高校の出身者であり、有本さんの高校の先輩です。北朝鮮で柴田の妻となったのが八尾恵*33で「ロンドンで偶然に会い有本さんに声をかけた」そうです。八尾は8人のよど号犯妻のうち、ただひとりの兵庫県出身者です。よど号犯の赤木士郎*34の妹は、兄を慕って北朝鮮の革命村で生活しますが、この妹もまた須磨高校出身者*35です。確率的にはあり得ないような偶然につぐ偶然がロンドンでおこったのです。

 よど号犯妻に拉致された松木薫さんのお姉さん・斉藤文代さんはは熊本県玉名市立玉名中学の卒業生です。同級生によど号犯の岡本武がいます。薫さんと岡本とは同じ小学校の出身です。松木さんは大学3年で京都産業大学編入学し、京都外国語大学大学院に進学します。岡本は京都大学であり、今なお京都には岡本を慕うメンバーが活動を続けています。松木さん、岡本ともに熊本県玉名市京都市で多感な青年時代を送ります。
 有本さん、松木さんの二人に、あり得ない偶然が重なっています。これを偶然と言い張るのは余程の隠さなければならない事情があるのでしょう。

・柴田の病死の経緯についてはウィキペ「柴田泰弘」を紹介しておきます。

ウィキペ「柴田泰弘」(1953年〜2011年)
 元新左翼活動家。
 1969年、神戸市立須磨高校に入学。1970年3月31日によど号ハイジャック事件を起こした際には、グループ最年少で高校入学してから約1年の16歳の少年であった。北朝鮮に亡命後、1977年5月4日に八尾恵と結婚、娘2人をもうける(1990年代後半に離婚)。
 1985年春によど号グループ最高幹部の田宮高麿から革命のために日本で人と金を集める命令を受けて極秘帰国(なお、所持していた偽造旅券は北朝鮮に拉致された石岡亨の偽造パスポートである)。他人になりすまして潜伏活動をしていたが、1988年5月に兵庫県警外事課により偽造旅券の疑いで逮捕。指紋の照合でよど号メンバー柴田であることが確認される。よど号メンバー初の逮捕であった。
 よど号事件で強盗致傷罪・国外移送目的略取罪等で起訴され、1990年12月に東京地裁で懲役5年の判決が言い渡される。控訴をするも1993年11月に懲役5年が確定、刑務所に収監される。
 1994年7月に出所。その後は元グループ仲間やその支援者らとは距離を置き、大阪府大阪市で1人暮らしをしていた。その後も娘は北朝鮮に留まっていたが次女が2004年1月に日本に帰国、長女が2006年6月に帰国している。事件から40年後の2010年3月に産経新聞がインタビューを試みた際には「もう(運動は)やりません。疲れちゃってるんで。」とのみ語ったという。
 2011年6月、大阪府大阪市浪速区の自宅アパートで病死しているのをアパートの管理人と大阪府警浪速署員が発見した。享年58歳。
参考
鈴木邦夫サイト『送る会。告別式。そして家族の絆を考えました』
http://kunyon.com/shucho/110704.html

・まあ、荒木一味が「思わせぶりなこと」を書くことによって何を言いたいのかは、わかりますね。
「有本さんは須磨高校出身、よど号グループ柴田も須磨高校出身」→「有本さんと柴田をつなぐ須磨高校出身の人間(つまり有本さん拉致の共犯)がいたに違いない」
松木さんはお姉さんが玉名中出身で、ご本人は京都の大学(京都産業大学京都外国語大学大学院)に通っていた、よど号グループ岡本も玉名中出身で京都の大学(京都大学)に通っていた」→「松木さんと岡本をつなぐ玉名中出身、『京都大学or京都産業大学or京都外国語大学』出身の人間(つまり松木さん拉致の共犯)がいたに違いない」
てことでしょう。まあ、もしかしたらそういう人間はいたのかも知れない。荒木一味が勘ぐるように偶然ではないのかも知れない。
 ただ証拠もないのにそういうことを言ってもしょうがないわけです。何の意味もない。
 警察だって荒木が考えるようなことには既に気付いてるでしょう。で捜査もしたでしょうが何もでなかったわけです。そういう事実がなかったのか、「あったが証拠を得るに至らなかったのか」はともかく警察が何も出来なかったことを、証拠なしで憶測で物をいっても何の意味もない。
 もしかしたら本当に偶然に過ぎず「君も須磨高校出身か、奇遇だな」などということだったのかもしれない。
 大体こんな馬鹿な事を言えば「須磨高校出身者」や「玉名中出身者」への偏見を生みかねないわけです。俺が須磨高校や玉名中の出身者なら憤慨するしかない物言いですね。
 まあ、そういう良識がないバカの集まりが巣くう会(荒木一味)のわけですが。
 つうかこんな憶測で物をいっていいのなら「いわゆる『建国義勇軍事件(刀剣友の会事件)』では巣くう会熊本支部理事の木村岳雄*36が逮捕されたが荒木氏ら巣くう会中央幹部は本当にこの事件に関与してなかったのか」「巣くう会熊本の人間は木村以外に本当に事件に関与していなかったのか」など、何でもありになるでしょうに。
 建国義勇軍事件についてはウィキペの記述を紹介しておきます。

ウィキペ「建国義勇軍
 北朝鮮による日本人拉致問題北朝鮮に対する日本政府の対応への不満を募らせた右翼結社「日本人の会(会長・村上一郎)」の幹部たちは2002年10月から2003年11月にかけて、彼らが北朝鮮寄りと見なしていた朝鮮総聯オウム真理教アレフ)の施設を銃撃したり、ハナ信用組合(旧朝銀)や田中均外務審議官(当時)の自宅に不審物を仕掛けたり、社会民主党本部に実弾入りの脅迫状を送りつけたりした。
 その際に、「建国義勇軍国賊征伐隊」、「建国義勇軍朝鮮征伐隊」等を名乗ったため一連の事件は「建国義勇軍事件」と呼ばれている。
 事件当時「日本人の会」は日本刀愛好者団体「刀剣友の会」と同じ団体として報道されたが、「刀剣友の会」は建国義勇軍事件の主犯・村上一郎が当時会長を務めていた刀剣・ナイフ販売会社・日本レジンの月刊通販カタログ誌「月刊刀剣・ナイフ情報」の定期購読者に対して日本レジンが付けた名称であり、「日本人の会」とは直接の関係はない。ただ、毎号巻末に村上の右翼思想が長々と掲載されており、村上が「月刊刀剣・ナイフ情報」の誌面等を利用し同志を募って結成したのが「日本人の会」である。こちらの方は入会資格が定められていて、日本国籍を有しない者や左翼思想の持ち主は入会不可とされていた。
 当時、西村眞悟が「刀剣友の会」名誉顧問として在籍。西村の事務所では、西村は地元の支援者を通じて事件の約4年前に村上を紹介され、「年に一、二回会ったり、会の講演を頼まれたりする間柄」であったが事件への関与は完全否定した。

神戸市立須磨高校
 よど号ハイジャック事件の後、赤軍派高校生グループにより、バリケード封鎖。

・冗談じゃありませんね。もちろん「赤軍派高校生グループのバリケード封鎖」など支持しませんがそんなことで「有本さん拉致の共犯扱いされる理由」はどこにもありませんよ。
・大体、よど号グループの拉致実行時点で警察は「赤軍派よど号グループ=拉致の実行犯」とは認識してないでしょうが、「赤軍派よど号事件などの犯罪を起こす危ない連中」とは認識しており、まあ、たぶん「赤軍派高校生グループ」も監視対象ではあったでしょう。そういう状況下で荒木の妄想するような「拉致への協力」がそうそう出来るとも思えない。
・そもそも「よど号メンバー=赤軍派の一部」ではあっても「赤軍派は全てよど号メンバー」じゃないわけです(以下の記述はウィキペ「共産主義者同盟赤軍派」参照)。
 田宮高麿(赤軍派軍事委員長)をリーダーとする「赤軍派田宮グループ」とでも呼べるグループが「よど号グループ」であるに過ぎません。
 たとえば塩見孝也*37赤軍派政治局議長、赤軍派のトップ)は日本で活動を続けましたし、重信房子*38赤軍派中央委員)はパレスチナに活動拠点を移し「日本赤軍」を結成した。塩見逮捕や重信、田宮の国外亡命(国外逃亡)など、幹部の消滅によって、空白状態になった赤軍派の主導権を握った森恒夫*39日本共産党(革命左派)*40神奈川県委員会(通称:京浜安保共闘)と合同して、連合赤軍を結成し、いわゆるあさま山荘事件を起こして自滅します。もちろん「よど号事件」後の、塩見、重信、森ら「よど号グループと別れた面子」の活動によど号グループが関係してるとか、逆によど号グループの拉致実行を塩見らが支援していたなんて事実はない(少なくとも認定されてない)わけです。荒木一味だと根拠レスで「塩見らは拉致の共犯に違いない」と言いだしかねないですけどね。

学校内の公認サークルとして日本国内の工作員養成組織といわれる朝鮮問題研究会あり

 朝鮮問題研究会ってのは文字通り「朝鮮問題の研究会」であって「工作員養成組織」なんかじゃないわけです。偏見による言いがかりも大概にしたらどうなのか。名誉毀損で訴えられても文句の言えないレベルの暴言です。


■今後の1万キロ現地調査について
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/1-3996.html

 セウォル号の乗員乗客の救出はなかなか困難な状況のようで、韓国の人々の注目もここに全て集中しています。海軍や海洋警察(日本の海保に該当)も大規模に動員されていますが、この状況は北朝鮮からすれば北方限界線(事実上の海上における南北の境)であれ休戦ライン周辺であれ内陸であれ、何かやるには最適なときのようにも思えます。別に軍事行動でなくてもできることは色々あるでしょう。

などという荒木の主張にはもちろん何の根拠もありません。外国の悲惨な事故を北朝鮮叩きネタにして喜んでるんだからまあ、下劣な人格です。
 まあ、実際何がどうなるかわかりませんが荒木の言い分とは違って今ほど「何かやるには不適切な時期」はないでしょうね。
 下手に何かやれば「韓国民が悲しみの淵に沈んでるときにこんなことをするとは北朝鮮には同胞意識がないのか」と非難されますから。まあ、俺が北朝鮮だったら「哀悼の意思表明」「義援金の提供」とかやって「善意のアピール」をしますけどね。
【追記】
産経新聞『【韓国旅客船沈没】北朝鮮が弔意表明 「深く慰めたい」』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/kor14042320390010-n1.htm
時事通信北朝鮮、沈没事故で弔意=韓国赤十字に伝達』
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014042300831

 まあ、予想通りですね。普通はこうなるでしょう。

第22回は7月17日〜18日、山形の主に庄内地方日本海沿岸)で行います。この周辺は失踪者でも表に出ていない人が多く、工作員の上陸が何度も確認されています。さらに親朝派の大物だった加藤紘一*41・元自民党幹事長の地元でもあります。

 加藤氏が親北朝鮮かどうか知りませんが、だったら何だというのか。加藤氏やその周辺が拉致に関与してるとでも言うのか。加藤氏サイドに名誉毀損で訴えられても文句の言えない妄言でしょう。大体「特定失踪者」なんて拉致ではないでしょう。


民社党歴代委員長演説集
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-9f5b.html
 元・民社党職員の荒木が演説集を作ったんだそうです。「民社党新進党*42に参加するために1994年に解散してから」もう20年経つので最近の若者は知らないでしょうが、昔は民社党という「自民党よりも右に位置する極右政党」がありました。何せ
・一時期、CIAから秘密資金をもらっていた(自民党ももらってたし、もちろん自民党の金額の方が大きいですが)
・チリのピノチェトクーデターを「天の声」と呼んで美化した
・元委員長・塚本三郎は現在、極右団体「頑張れ日本!全国行動委員会」の愛知県本部顧問
というのだからその右翼ぶりは半端じゃありません。荒木が民社党職員になるのも当然と言えるでしょう。ちなみにこの間亡くなった右翼活動家・遠藤浩一も元・民社党職員です(ウィキペ「民社党」「塚本三郎」「荒木和博」「遠藤浩一」参照)。
 今は民社党の残党はある物は自民に、ある物は民主に、そしてある物は維新にというかたちで様々な保守政党に四分五裂しています。
 ちなみに民社党二代目委員長の西村栄一*43はあの「西村眞悟*44」の父親です。西村の親父が二代目委員長というのだからどれほど民社党が極右かがわかるでしょう。
 不思議なのは民社党とは「もともとは民主社会党」といい「社会党右派が離党して作った党」で「社会民主主義政党」を自称し社民政党の国際組織「社会主義インターナショナル」に加盟していたということです。と言うことは普通「自民党より右」ということはありえないはずなのですが「自民党より右」なのだからびっくりです。「社会党左派が何故か日本共産党よりソ連べったりだったこと」といい日本の「社会党」がいかに「世界のスタンダードな社会党からかけ離れてるか」ということですね。
 小生には何でそんな奇妙な事態が起こったのかよくわかりませんが。

【追記】
・荒木お勧めの演説を聴いてみました。
・第二代委員長・西村が「米軍駐留なき安保(有事のみ米軍駐留論)」を演説し「社会党共産党の安保廃棄論と自民党の従来型安保論(駐留ある安保論)をうまく調和させた」云々と自画自賛していたのを聞いて「ああ、そういえば旧民社党って昔はそんな事言ってたかなあ」と。しかし今、旧民社党連中にとって「米軍駐留なき安保」ってどういう扱いなんですかね。たとえばこの西村演説をアップした荒木にとって「米軍駐留なき安保」は今どう理解されてるんでしょうか?。もちろん今彼らは「米軍駐留なき安保」なんて言ってないわけです。


■救助
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-a080.html

韓国西南部で沈没したの客船「セウォル号」は現時点でまだ300人近い行方不明者がいるとのこと。特に修学旅行の高校生が多数乗っていたというのは、教職*45にあるものとして何とも言いようのない思いです。ともかく1人でも多く救助されて欲しいと祈るしかありません。
 そんな事態の中ですが、ニュースを見ていて思ったことがあります。
 こういう場合、救助が最優先であることは言うまでもありません。

まあ、おっしゃるとおりです。で普通の人間ならそこから「拉致でも大事なのは被害者救出、犯人逮捕や『何故拉致が防げなかったのか』という政府当局(警察など)への責任追及は二の次、三の次」となるでしょうがそうはならないのが荒木のとんでもないところです。
 それどころか「拉致被害者救出の為には自衛隊レンジャー部隊の北朝鮮投入が必要」と無茶苦茶な事を言い出し「そのためには憲法上の問題などどうでもいい」「自衛隊派兵の根拠法がなくても構わない、超法規的措置でやれ」と言い出すのだから絶句です。
 単に荒木の右翼としての野望「自衛隊北朝鮮への投入(あるいは北朝鮮をてこにした自衛隊海外派兵の積極的展開)」をしたいだけじゃないですか?。憲法上の問題はもちろんありますが、それ以前の問題でしょう。
 拉致被害者の居場所がわからないのにどこに自衛隊を投入するのか。荒木の言ってることは「何の病気かわからないが、おなかが痛いと言ってるから、開腹手術しよう」位無茶苦茶です。
 おなかが痛いというのはどこが痛いのか、胃なのか、腸なのか、そしてその原因は何なのか、胃だとして胃潰瘍なのか、胃がんなのか、そういうことがわからずして開腹手術しても命が危険にさらされるだけだし、当然そんな馬鹿な事は誰もしない。
 「拉致被害者自衛隊投入で救出する」というなら最低限「どこにいるのか」がわからなければ投入しようがありません。

 昭和52年(1977)のダッカ・ハイジャック事件のとき、福田赳夫*46総理は「人命は地球より重い」と言って身代金をハイジャッカーに渡し受刑者まで釈放しました。それは当然人質の生命を重視したからです。ならば拉致被害者の救出にその決断ができないのか。

  言ってる意味がよくわかりません。つまり「身代金(?)を払うから拉致被害者を帰せ」という交渉をしろとでも?。それを小泉*47首相がやったら「平壌宣言に国交正常化時の北朝鮮への経済支援が書いてあるのはどういう事だ」と因縁つけたのが巣くう会でしょうに。
 「拉致被害者が救出できるなら制裁解除してもいいと思う」と蓮池透さんが言ったら「裏切り者扱いして」、増元照明ら家族会タカ派をそそのかし、家族会から蓮池さんを除名させたのが巣くう会でしょうに。
 大体この「身代金で救出論」は荒木のもう一つの持論「自衛隊レンジャー部隊で救出」と明らかに矛盾します。
 荒木も相当精神的に追い込まれていて「言ってることの整合性」がもはやとれなくなってるのでしょうか?
 ちなみに福田赳夫首相を腰抜け呼ばわりし「そんなことだから北朝鮮が日本を舐めて拉致が起こった」「赳夫の息子だから福田康夫*48は駄目なんだ」と自ブログで悪口雑言していたのが島田洋一です。

*1:1992年バルセロナ五輪銀、1996年アトランタ五輪銀、2000年シドニー五輪金、2004年アテネ五輪金、2008年北京五輪

*2:ただし結婚は2003年なので1998年時点では田村亮子

*3:要するにその「何人か」は「拉致だと全く思ってない」ということでしょう

*4:青瓦台は韓国の大統領官邸

*5:田中内閣防衛庁長官福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相を経て首相

*6:宇野内閣通産相、海部内閣法相、橋本内閣官房長官などを歴任

*7:ソ連共産党書記長、ソ連大統領

*8:モスクワ市党第一書記を経てロシア大統領

*9:警察庁長官。大平内閣自治相・国家公安委員長、中曽根内閣官房長官、宮沢内閣法相を歴任。

*10:後の警察庁建設省自治省労働省の権限を持つ巨大官庁

*11:当時は佐藤内閣で防衛庁長官増田甲子七(吉田内閣で運輸相、労働相、官房長官を歴任)

*12:F4はマクドネルダグラス社、F5はノースロップ社製で日本での代理店も違うので、F4支持にせよ、F5支持にせよ利権がらみの疑いが否定できないと思う。

*13:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相たちあがれ日本代表などを経て、現在、維新の会代表代行、国会議員団長

*14:野田内閣で国家公安委員長。現在、民主党国会対策委員長

*15:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、中曽根内閣蔵相などを経て首相

*16:田中内閣防衛庁長官福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相などを経て首相

*17:福田、中曽根内閣文相を経て首相

*18:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相。

*19:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、村山内閣通産相などを経て首相

*20:岸内閣農林相、自民党政務調査会長(池田総裁時代)、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣経済企画庁長官などを経て首相

*21:池田内閣官房長官、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*22:池田内閣官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(大平総裁時代)などを経て首相

*23:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*24:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)を経て首相

*25:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相たちあがれ日本代表などを経て、維新の会代表代行、国会議員団長

*26:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事などを経て維新の会共同代表

*27:著書『朝鮮民衆と「皇民化」政策』(1985年、未来社

*28:著書『創氏改名の研究』(1997年、未来社)、『創氏改名の法制度と歴史』(2002年、明石書店)、『朝鮮人強制連行の研究』(2003年、明石書店

*29:著書『在日韓国・朝鮮人読本』(1996年、緑風出版

*30:「日本風にすること」が法的に義務づけされていたわけではない

*31:当時、後に警察庁長官麻生内閣官房副長官

*32:荒木が会長を務める特定失踪者問題調査会の副代表・岡田和典のこと

*33:著書『謝罪します』(2002年、文藝春秋社)

*34:本文のママ。実際は「赤木志郎」が正しい

*35:そもそも兄の赤木が須磨高校出身なので妹が須磨高校出身であることに何の不思議もないだろう。

*36:後に懲役8年の実刑判決

*37:著書『赤軍派始末記:元議長が語る40年(改訂版)』(2009年、彩流社)など

*38:著書『日本赤軍私史:パレスチナと共に』(2009年、河出書房新社)、『革命の季節:パレスチナの戦場から 』(2012年、幻冬舎

*39:赤軍派政治局員、連合赤軍委員長。あさま山荘事件での逮捕後、獄中で自殺(享年28歳)

*40:日本共産党という名前が組織名にあるが新左翼がルーツであり、日本共産党衆院議員だった志賀義雄をリーダーとした日本共産党(日本のこえ)や「文革時に日本共産党文革支持派が離党して結成した」日本共産党(左派)などと違い日本共産党とのつながりはない。

*41:中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政務調査会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)を歴任

*42:民社党新進党小沢グループ)、日本新党(細川グループ)、「公明党の一部」が1994年に結党したが選挙で振るわず1997年に解散した。「解散後の政治集団=今の民主党」と考えればそれほど間違ってないと思う。

*43:芦田内閣で経済安定本部(後の経済企画庁政務次官

*44:小渕内閣で防衛政務次官

*45:「荒木が拓殖大学教員であること」を意味する。教職ねえ。俺、荒木のことは右翼活動家だとしか思ってないけど。

*46:岸内閣農林相、池田内閣、田中内閣蔵相、佐藤内閣外相、三木内閣経済企画庁長官などを経て首相

*47:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*48:森、小泉内閣官房長官を経て首相