今日の産経ニュース(12/28分)(追記・訂正あり)

■【戦後70年】韓国とは真逆、台湾人“日本愛”の理由 「早く日本人に戻りたい」と本気で願う台湾歌壇会員の熱い思い
http://www.sankei.com/west/news/151228/wst1512280003-n1.html
 さんざん蒋介石を「反共仲間」として「生前称えてきた」分際で今や「白色テロ(228事件)の親玉」として非難し「それに比べて日本統治時代は素晴らしかった」と言い出すんだから産経のデタラメブリには開いた口がふさがりません。
 まあ今や国民党出身の馬総統が習主席と首脳会談する時代ですからそうなるわけですが。

 ある男性会員(90)は「私は日本人として生まれ、日本人として育った。今でも母国は日本だと思っている」とした上で、こう話す。
 「今は、日本人であることを無理やり中断させられているだけ。まだ私の“戦後”は終わっていません」
 さらに別の男性会員(87)も「私のように、いつか日本時代に戻れる日が来ると信じている人は多い。たとえ自分たちがその日を迎えられなくても、子や孫たちがその心を引き継いでくれるだろう」と日本への思いを語った。

 さすがに日本ウヨへのこびへつらいであって本気じゃないでしょうが、言ってること無茶苦茶ですね。そんなに日本人になりたかったら帰化すればいいでしょう。あるいは帰化した上で日本に移住してもいい。台湾が日本領にまたなるなんてあり得ないわけですから。

 変わっているのは、山岳地帯に住む33歳の男性会員で、先住民族ブヌン族である自身のアイデンティティーを確認するために会に入ったという。
「そもそもは私は、日本語しか話さない祖母の話を聞くために日本語を習い始めました。私の住むところには、今でも普通に日本語で日常会話をする人が多いのです。」

 おいおいですね。先住民族が日本語しか話せないというのは事実ならどう見ても文化破壊でしょう。まさか先住民族が「日本統治以前から日本語を話してた」なんて事があるわけがない。
 「中国はチベット語教育を放棄し、漢語(中国語)教育しかやってない。チベット語が話せないチベット人が増えてる*1。文化破壊だ」という産経がこれですよ。心底呆れます。 
 「日本統治時代は先住民族文化保護なんて考えはなかったから仕方がないんだ。今の中国のチベット統治とは違う」と居直るつもりでしょうか。

*1:産経の主張であり真偽不明なことを断っておきます。中国側は勿論「そんな事実はない、チベット語教育はちゃんとやってる」と反論しています。