今日の産経ニュース(2/25分)(追記あり)

■【北海道が危ない 第4部(中)】中国資本の影が忍び寄る「北海道人口1000万人戦略」のワナ “素性”不明の発電所が多数存在…跡地は誰も把握せず
http://www.sankei.com/premium/news/170225/prm1702250034-n1.html
 思わせぶりなタイトルですが中身は何もありません。

「北海道人口1000万人戦略」

というのは

 平成17年5月9日、JR札幌駅近くの札幌第1合同庁舎で、国土交通省北海道開発局の主催で「夢未来懇談会」なる会合が開かれた。懇談会では通訳や中国語教室などを手がける北海道チャイナワーク(札幌市)の張相律社長が、「北海道人口1000万人戦略」と題して基調講演

ということで一個人の講演にすぎません。具体的な形になってない上に、中国政府や日本政府、北海道の公式方針でもない。

・北海道の人口を1千万人に
・授業料の安いさまざまな大学を設立し、世界から学生を募集
・研修制度を廃止し、正式な労働者として労働力を受け入れる
・北海道に限定し、ノービザ観光を実施
・札幌中華街を建設

という張社長の主張は現時点では「一つの夢」にすぎません。

“素性”不明の発電所が多数存在

といったところで「正体不明=違法不当」でもないうえに、そもそも「正体不明=中国資本」でもないのだから話になりません。

 人気コミック「ゴルゴ13シリーズ*1No.194」に気になる題材*2が取り上げられている。
 2011年、金融危機にあえぐアイスランドに、中国の投資会社から、全国土の0・3%にあたる3万ヘクタールを買収して、世界最大の人工リゾートゾーンを造るという計画が持ち込まれる。だが、計画は方便だったという設定だ。
(1)土地買収を継続して実効支配し、中国の欧州の拠点にする(2)中国との間の北極海シーレーンを確保して買収地の一角に中国の貿易拠点を建設する(3)買収した土地に40万人を移住*3させ、(ボーガス注:中国の通貨)人民元を流通させ、(ボーガス注:中国の国旗)五星紅旗を掲げ、計画的に中華州を造る(4)国籍を取得させ、選挙権や被選挙権を取らせる。そして立候補して議席を獲得、議会を押さえる−。
 物語では、政府が土地の売買を認めず中国資本は退散したが、投資計画が持ち込まれたのは実際の話だった。
(中略)
 情報関係者や中国資本の動向を知る道民らは「今、北海道で起きていることに似ている*4。物語では法律を盾に拒否できたが、北海道の場合は法律がなく、そうはいかない」と、アイスランドケースと重ねあわせた。

 「マンガが根拠かよ!」ですね。ゴルゴ13で国際政治を語るとか与太でしかないでしょう。
 しかし産経記事を信じる限りゴルゴ13もかなりレベルが低そうですね。いくらフィクションとはいえ「ゲスな反中国扇動」であり、道徳的に許されるレベルではないと思います。本当、ゴルゴの作者・さいとうたかを(1936年生まれ)のような馬鹿にはとっとと死んで欲しいですね(シナリオライターはさいとうではなく、さいとうは絵を描いてるだけでしょうが、シナリオにオーケー出してる以上さいとうも同罪です)。
 何でさいとうのようなバカではなく「総務部総務課山口六平太」の高井研一郎(1937年生まれ)が死ぬのか。さいとうが死んでも少しも惜しいとは思いません。むしろ「繰り返しますが」早く死んで欲しい。
 しかし高井の死は本当に残念です。
 「アイスランドにリゾートを作る」つう話がどうして「人民元を流通させ、五星紅旗を掲げ、計画的に中華州を造る」なんてことになるのか。そんなことができるわけがないでしょう。「ゴルゴ13シナリオライターって産経レベルの反中国陰謀論者?」ですね。つうか今のビッグコミックてゴルゴ以外では「中国が尖閣攻撃する」なんてマンガ『空母いぶき』(かわぐちかいじ)が連載されてるし、相当とんでもない方向に行ってるようです。読者がそう言う反中国バカが多いんでしょうか。

 かつて炭鉱の町として知られた夕張市は2月8日、ホテルやスキー場など観光4施設を不動産会社、元大リアルエステート(東京)に2億2千万円で売却する契約を締結。4月1日、現地法人「元大夕張リゾート」に引き渡すという。同社は22年に設立。代表は中国人で、長野県や道内でリゾート開発の経験があるとされる。
 中国系企業への売却について、同市の担当者は、「日本の会社として認識している」と説明。同社は2〜3年で100億円を投資し、中国などからの集客で「第二のニセコのようなリゾートを造る」という。

 そりゃ代表が中国人でも「中国企業の日本支社」でなければ「日本の会社として認識している」でしょう。産経の理屈だと在日韓国人がオーナーのソフトバンクは「韓国系企業」になってしまいますが普通、そうは認識しないでしょう。
 つうか仮に中国企業だとして「だから何?」ですよねえ。
 つぶれかけたリゾート施設を買い取って再建してくれると言うことの何が悪いのか。
 この会社が買い取ってくれなかったら最悪閉鎖もあり得たわけです。むしろこの件で問題にするなら産経のような陰謀論ではなくこの会社に「経営手腕があるのか」「長野や道内のリゾート経験とはどんなものなのか」でしょう。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO12316230Q7A130C1L41000/
 (ボーガス注:施設を運営する)加森観光との契約が3月末で満了するのを前に、夕張市は施設の売却先を昨春から選定してきた。
 しかし、昨年11月の1回目の入札では応札がなかった。加森観光は3月末で施設の運営から撤退する方針を示しており、2回目の入札で落札者がなければ、ホテルなどの施設は閉鎖に追い込まれる可能性もあった。
 このため、地元では無名企業ながら仮契約先の決定に、安堵の声が大きい。ホテルマウントレースイの前で喫茶店を営む中本満さんは「とにかく、継続して営業してもらえるならよかった」と胸をなで下ろす。

と地元は産経と違い歓迎しているわけです。

 中国資本がニセコトマムリゾートなど観光地に進出していることは知られているが、洞爺湖温泉でも、昨年12月、中国企業が経営するホテルがオープン、さらに、日本企業の保養地を買収した中国企業がホテル経営に乗り出すという。

 おそらくは全てつぶれかけたリゾートを再建する話でしょうから感謝する話ではあっても悪口する話ではない。
 なお、最近、テレビ朝日スーパーJチャンネルで似たような面白い話を見たので紹介しておきましょう。

https://jcc.jp/sp/living/39921/
テレビ朝日スーパーJチャンネル『ここは本当にニッポン!?、外国人だらけの温泉街』(2/23(木))
 外国人が殺到する新潟・赤倉温泉
 外国人のほとんどがオーストラリア人。
 観光客だけでなく、温泉旅館のオーナーになるオーストラリア人が増えている。
 この日、(ボーガス注:温泉旅館のオーナーになりたい)オーストラリア人が(ボーガス注:経営不振で売り出された温泉旅館)物件を見学。
 赤倉温泉観光協会廣島直人副会長は「シャッター街が多かった寂しくなってきた町だったので、外国人(ボーガス注:観光客)が増えてお店も(ボーガス注:オーストラリア人など)色々な人が(ボーガス注:経営)するのは日本人客にとっても楽しい温泉街」と話した。

 まあ赤倉温泉の件もオーストラリアが「産経にとっての反日国家」なら「今、赤倉温泉が危ない」「新潟に忍び寄るオーストラリアの魔の手」とかなったんでしょうがそれはさておき。
 北海道にせよ、赤倉温泉にせよ「儲かるなら国籍関係ない」「中国は嫌だとか、オーストラリアは嫌だとかそんな贅沢言ってられない」わけです。

 在日中国人のチャイナウオッチャー*5は、「中国は移民*6のために、これからもどんどん土地を買っていく」と述べ、「集落を造り、病院や軍隊用の事務所も設置する可能性は高い。太陽光発電はその集落で使え、水源地や農地では、農産物を作れる。北海道の場合、中国人はドンドン増えるから、農産物や水が占領される可能性が高い」と忠告する。

 「病院」はともかく「軍隊の事務所」て(苦笑)。前後の文脈から見てどう考えても自衛隊ではなく「人民解放軍」でしょうが勝手に人民解放軍が北海道に上陸できるとでも思ってるんでしょうか?


追記あり
 まあコメ欄で西原理恵子について触れましたが、小生、西原というと「内閣府のDV啓発のポスター」イメージが強いですねえ。それは「小生がDV問題に関心がある」とか「市役所や警察のDV担当職員です、DVをテーマとしたNPO団体の職員です」とか言った高尚(?)な話ではない。
 もっと程度の低い話で役場かどっかであのポスターをみて「何だ、あの政府啓発ポスターの変なマンガは?。下手くそやなあ。何、蛭子さんがかいたの?*7」つうのが小生の西原初体験だからです。平成25年(今から4年前)だから相当西原体験が遅い(ちなみ26,27,28年度も引き続き西原の絵柄のポスターです)。小生が読んでる漫画雑誌には西原が載ってなかった。いや正確に言うと「スペリオール」には載ってたみたいですが気付かなかった。後で気付きましたけど。ちなみに今はスペリオールには高須クリニック高須克弥)との交際をネタにしたマンガ「ダーリンは70歳」が連載されてます。
 西原のDVポスター登用の理由は何でも「人気マンガ家だから」「前夫*8鴨志田穣(アル中)のDV経験があるから」だそうです。まあ小生もよく知りませんけどアル中ってのは本当に怖いらしいですからね。酒を飲んで暴れる。酒を隠されても禁断症状で暴れる。もうそれDVというのとは一寸違う気がしないでもない(まあメジャーなDVとは一寸違うんじゃないか)
 いちおう政府ホームページなど西原のDV体験について触れたサイトを紹介しておきましょう。

http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/no_violence_act/about_25.html
■ポスターデザインに漫画家 西原理恵子さんの「毎日かあさん」を起用 −
平成25年度女性に対する暴力をなくす運動ポスター
 より多くの方々に「女性に対する暴力」に関心を持っていただくため、ご自身も配偶者からの暴力の被害経験をお持ちである、漫画家の西原理恵子さんの 「毎日かあさん」のキャラクターを今年度のポスターデザインに起用しました。

http://gerge0725.hatenablog.com/entry/2013/11/22/120145
■いつか朝日が昇るまで『「毎日かあさん」が教えるDVの現実とその対処法』
 『毎日かあさん』の著者である西原理恵子さんが,自身のDV体験を踏まえてDVにどう対処すればよいかを話してくれています。映画*9でもその現実がよく伝わっていましたが,今回のインタヴューもとても参考になります。
(中略)
西原
 (前略)
 悪い人というのは実は本当に誰にも気づかれないうまさを持っているんです。弱い人しか狙わない*10んです。
 DVの人もそうですけど、奥さんのおなかだけ蹴るとか、それでいて会社の人にはぺこぺこするとか。だから、暴力を受けている女性たちは誰にもわかってもらえないような方が非常に多いです。あんなにちゃんとした優しいお父さんでしょうと。人前では優しいお父さんを平気でやりますからね。

 ただ今思うと「DV経験のある人気マンガ家」つうのは後付けの理由じゃないかという気がしてきましたね。本当は「拉致ポスターへの津川雅彦登用」「森友学園への土地払い下げ」と同じ「ウヨ仲間(高須クリニックの事実上の妻・西原)への利益誘導」じゃないかと。何せ西原が登用された平成25年から安倍政権ですからね。安倍はそう言うコトを恥じずにやる男でしょう。なにせ森友へのあんな無茶苦茶な利益誘導すらやる男ですから。
 とはいえ「DV経験のある人気マンガ家」という理由がつけられるだけ「森友よりはマシ」ではあります。DV経験も人気マンガ家も嘘ではない(まあ西原以上に人気や知名度のあるマンガ家はいくらでもいますが、メジャー雑誌に連載してるわけですから人気マンガ家というのは嘘ではない)。
 そしてさすがに「森友並みに異常な高額ギャラ」てこともないでしょうし。
 それにしても「DV経験のある人間・西原が外国人(中韓)差別者・高須クリニックとつきあえる」「日本に侵略された韓国がベトナム戦争に参戦する」「亡命者のダライ・ラマ一味、ラビア・カーディル一味が日本ウヨと野合し、日本ウヨの戦争被害者誹謗に荷担」等を見るにつけても「被差別者だから」「人権侵害の被害者だから」「つらい立場にあるから」心優しくなれるとは限らないと言う事を実感して何か空しくなります。


■【歴史戦】米グレンデール慰安婦像撤去訴訟、日本政府が米最高裁判所に審理求める意見書提出
http://www.sankei.com/politics/news/170225/plt1702250008-n1.html
 安倍政権らしいと言えば安倍政権らしいですが事実なら「勝ち目がない裁判で原告支援」「しかも原告は河野談話否定のデマ右翼」って正気じゃないですね。


■【皇室ウイークリー】(475)訪越前に両陛下が随員とご会食 皇太子さま、札幌で名代お務め
http://www.sankei.com/premium/news/170225/prm1702250029-n1.html
 天皇訪中だと文句言うウヨ諸君も訪越だと「共産国ベトナムに行くな」などの文句をほとんど言わないのだから、連中の中国批判が「反共オンリー」でないことは明白でしょう。
 しかし「初めてのベトナム」てやはり「反共的理由*11」から避けてたんでしょうか。


■【産経抄】2月25日
http://www.sankei.com/column/news/170225/clm1702250003-n1.html
 2/26事件*12の教訓の一つは「田母神みたいなバカが軍人だと恐ろしいことになる(軍隊内の人権教育が大事?)」とか「文民統制シビリアンコントロール)は大事」とかつうことでしょう。
 まあ2/26事件の青年将校と田母神を一緒にしては「田母神ではなく」青年将校に失礼だと思いますが「非常識な政治思想の持ち主で放置すると最悪の場合、惨劇が危惧される(なにせ軍人ですので)」つう点では同じでしょう。「田母神が逮捕されるまでは」田母神を礼賛していた産経はどうもそう考えてないようですが。

イデオロギーや正義感、動機の純粋性にとらわれると、人は時に暴挙に出る。

 つうか荒木貞夫*13や真崎甚三郎*14とか言った皇道派幹部連中が「永田鉄山*15東条英機*16ら統制派に対抗するための突撃部隊」として青年将校を煽っていたこと*17を産経が無視するのはいかがなもんなんでしょうか。
 「荒木や真崎の煽りがなかったら事件は起きたかどうか」と思うのはオレだけではないと思います。


安倍晋三首相が俳優の岡田准一さん*18ら映画「海賊」出演者と会食
http://www.sankei.com/politics/news/170225/plt1702250005-n1.html
 「海賊」の原作者が「あの百田」だと知ってれば苦笑せざるを得ないニュースです。


■憎しみの種を植える中国 加担する記者たちは責任を負う 米国人ジャーナリスト、マイケル・ヨン
http://www.sankei.com/premium/news/170225/prm1702250023-n1.html
 まあ、産経が持ち出す人間ですからろくな人間ではありません。

アメリカ人のジャーナリストに、「あなたは中国政府を信じるか」と尋ねてみなさい。

 勿論これに対する答えは「ケースバイケース」が正しいですね。「常に信じる」とか「常に信じない」とか答えたらその人間はおかしい。
 たとえば中国による「南京事件否定論を唱えるアパへの批判」などは何一つ間違ってないわけです。一方で欧米からの人権面での中国批判(例:劉暁波の投獄)が「全て間違い、中国が正しい」とも言えないでしょう。まあこんなんは「中国」でなく「日本」「韓国」「米国」何処だって同じですが。
 神様か悪魔でもない限り「常に正しい」とか「常に間違い」とか普通あり得ない。

もし、答えがノーであるならば、次には「彼ら(中国政府)は、日本について真実を語っていると思うか」とたださなければならない。

 これまた「ケースバイケース」ですね。たとえば中国の「南京事件否定論を唱えるアパへの批判」などは何一つ間違ってないわけです。とはいえ「中国の日本についての言及は常に正しい」とは断言できない。まあ事実に反する物言いも普通に考えてあるでしょう。

2年以上、私たちのチームは、中国が推し進める過激化プログラムが、日本を標的としたテロの発生につながるだろうと警鐘を鳴らしてきた。

 一体何処でそんな事が起こってるのか教えて欲しいモンです。

2015年11月には、過激な韓国人の男が靖国神社内で爆発物を起爆させた。男は韓国に逃亡したが、翌月、日本に戻ったところを逮捕された。

 やれやれですね。韓国人の馬鹿者の行為を中国のせいにできるわけがないでしょう。
 むしろ産経新聞のようなウヨこそが「中韓への敵意」「左派への敵意」をかきたて「浅沼稲次郎*19暗殺事件」「在特会ヘイトスピーチ」のようなテロや差別を助長してきたのですが。

インドネシアでは、日本人は同国の独立のために戦ったとして、米国のアーリントン国立墓地に相当するインドネシアの墓地に埋葬されている。

 1945年の終戦後も、インドネシアに残留してオランダとの独立闘争に参加し戦った人間がそう扱われてるだけです。そして残ったのは個人的意思にすぎない。
 そしてインドネシアには慰安婦問題やいわゆる労務者問題があるし、戦後日本はインドネシアに賠償しています。
 ちなみにインドネシアの賠償がらみで登場するのが例のデビ夫人(スカルノ大統領の元第3夫人)です。
 またウィキペ「マラリ事件」によれば、1975年に田中角栄*20首相(当時)がインドネシア訪問したときに反日暴動が起こっています。
 この暴動では
1)華僑系企業も襲われており、日本だけでない
2)スハルト政権への不満や「日本の経済進出のやり方」に対する反発も理由であり、戦前のインドネシア侵略だけが理由ではない
とはいえ「侵略の問題」も当然あるでしょう。

タイも、(日本人に対する)恨みを持った国であると喧伝されている。

 田中がインドネシア訪問したときインドネシアで暴動が起こったことは既に触れましたが、田中が同時期に訪問したタイでも同様の暴動が起こっています。当然反日感情はあるでしょうし、その一因が戦前の侵略であることも間違いないでしょう。つうか程度の差はあっても「日本の東南アジア侵略」に対し不快感や反発のない東南アジアの国なんてどこにもないでしょう。

タイのアピシット・ウェーチャチーワ元首相とバンコクで個人的に話す機会があり、靖国神社慰安婦について、タイの立場について尋ねたが、答えは、何もないだった。

 ヨンの指摘が正しいとして、単にアピシットが「経済大国日本ともめたくない」だけでしょう。

ある米国人の作家で、有力な雑誌のジャーナリストが、ソウルを旅して突然、慰安婦についての記事を発表した。

 抽象的すぎて意味がさっぱりわかりません。この作家の名前などを具体的に書かないのはヨンが詐欺師だからでしょう。

私がホロコーストを否定する者であると非難した。

 慰安婦ホロコーストとは違いますが、「慰安婦南京事件の違法性」を否定するヨンが歴史修正主義者であることは事実です。

南京で様々な者たちによる戦争犯罪は起きた。日本人も部分的には責任を負っている。

 やれやれですね。日本がやらかした戦争犯罪南京事件)の何が「部分的には負っている」なんでしょうか。「全面的」に決まってるでしょうに。
 「中国の側にも問題があった」と言い出す気なのか。

米国のベストセラー作家、ローラ・ヒレンブランド氏が著書『アンブロークン』において、第二次大戦中の1944年、日本軍が北マリアナ諸島テニアン島で、5000人の朝鮮人を皆殺しにしたと偽りの主張を二度もして

というヨンの指摘については

・そんな記述は『アンブロークン』の何処にもなくヨンのデマ
・そうした記述はあるが実際、日本軍は5000人の朝鮮人を違法殺害した
・日本軍は5000人も殺してないが朝鮮人の違法殺害自体はあった
・ヨンの言うとおりそうした記述は実際にありかつ事実誤認(デマ)

などと「コメントするだけの知識」が俺にはありませんので紹介するにとどめておきます。

もう一つの情報戦の舞台は、東京にある靖国神社だ。私を含む米国の退役軍人の多くがその聖なる地を参拝し、自分たちの祖先とかつて戦った日本人に敬意を示している。

 多くの米国軍人は靖国には批判的、否定的だと思いますけどねえ。
 もちろん米国政府が批判的、否定的なのは言うまでもない。安倍が一回で靖国参拝を辞めたのも米国の批判が大きな理由です。

靖国神社を批判する者や抗議する活動家たちは、北京でガラスの下に横たわる、史上最悪の大量虐殺*21を行った毛沢東の蝋人形を中国が崇拝している、という皮肉を決して口にはしない。

 第1にそんなこと(靖国批判者は軒並み中国に甘い)はありません。
 第2に仮にそれが事実だとしてもそれは「靖国の存在が正しいこと」を全く意味しません。

靖国神社とアーリントン国立墓地を比較すると、アメリカ人の中にも反発する人が出てくる。

 そりゃそうでしょう。
 第一にアーリントンは無宗教です。
 第二にアーリントンは靖国と違い「東京裁判否定論」「大東亜戦争アジア解放戦争論」のような馬鹿げたデマを宣伝しない。

アーリントンにも戦犯たちが埋葬されていると反論することはできる。

 まあ「アメリカの戦争(例:ベトナム戦争)にも侵略はある。侵略の実行者は戦犯だ」と理解すれば、そうなるでしょう。
 ただそれにしたって「東条英機ら、国際刑事裁判(東京裁判)で死刑判決が下った戦争犯罪者を英雄として合祀したあげく、東条らの行った戦争(日中戦争、太平洋戦争)を美化する」ような靖国並みの愚行をアーリントンはしていません。

神道では、死んだ人はすべて平等になる。

 嘘も大概にして欲しいですね。靖国には「天皇のために戦った人間」しか祭られていません。
 しばらく前に亀井静香*22らが「白虎隊や西南戦争西郷隆盛*23などいわゆる賊軍も祭ってはどうか*24」と靖国に要請したことはその証明です。現時点では靖国はその要請には応じてません。

参考
産経
靖国神社会津藩など「賊軍」も合祀を 亀井静香石原慎太郎*25両氏が申し入れ 
http://www.sankei.com/politics/news/161012/plt1610120024-n1.html
西郷隆盛新選組…「賊軍」も靖国神社に合祀を 亀井静香元金融担当相らが近く宮司に申し入れ
http://www.sankei.com/politics/news/161008/plt1610080007-n1.html

*1:500円程度で売られてるコンビニコミック「マイファーストビッグ」シリーズの一冊。「マイファーストビッグ」シリーズには他に「ドラえもん」「美味しんぼ」「味いちもんめ」「総務部総務課山口六平太」「三丁目の夕日」などがある。

*2:なお作品名は『軍隊を持たぬ国』。他にもNo.194にはゴルゴ作品として『顔のない男』、『13番目の客』、非ゴルゴ作品(そもそもさいとうの作品でもない)として「ガーディアン ジョー」(つかさつよし)、「スパニッシュ劇場」(スパニッシュ伊藤)が収録されている。

*3:現実問題、そんなに移住するんですかね?。まあマンガに突っ込んでも空しいですが。

*4:似てねえし、そもそもゴルゴ13のその設定は完全に反中国与太じゃないですか。

*5:このチャイナウオッチャーとやらの名前が出せない時点で怪しすぎます。

*6:そもそも日本は「現時点では」原則として移民を認めていません。

*7:まあ、それは冗談で蛭子能収氏と画風が違うことくらいはさすがに分かります。

*8:後夫(?)はもちろん高須クリニックです。事実婚で入籍はしてないようですが。

*9:西原と前夫との関係を映画にした『酔いがさめたら うちに帰ろう』(公式サイトhttp://www.yoisame.jp/)のこと。浅野忠信が前夫・鴨志田を、永作博美が西原を演じた。

*10:そりゃゲスは皆そうでしょう。安倍だって中韓には挑発的態度とっても米国にはへいこらするわけですし。今西原がつきあってる高須クリニックだってその種のゲスでしょうし。

*11:もちろん「天皇個人が」ではなく「自民党政権が」。

*12:高橋是清蔵相、斎藤實内大臣、渡辺錠太觔陸軍教育総監が暗殺された。

*13:犬養内閣陸軍大臣、近衛、平沼内閣文部大臣など歴任。戦後、A級戦犯として終身禁固判決を受けるが1955年に仮釈放。

*14:台湾軍司令官、参謀次長、陸軍教育総監を歴任

*15:陸軍省軍務局長時代に相沢三郎中佐によって暗殺される。

*16:永田が暗殺された後の統制派の中心人物。関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、近衛内閣陸軍大臣などを経て首相。戦後、A級戦犯として死刑判決

*17:もちろん「北朝鮮瀬戸際外交」みたいなもんで少なくとも荒木や真崎には「永田暗殺や226事件」を青年将校にやらせる気はなかったでしょうが。「ワシら皇道派の若いもんが『オヤジさんをバカにする統制派の連中が許せない、ぶっ殺してやりたい』つうとるんや、少しはあんたら統制派もワシらに気を使ったらどうなんや」というヤクザまがいの脅しにすぎないわけです。

*18:ジャニーズのアイドルグループ「V6」のメンバー。2014年、NHK大河ドラマ軍師官兵衛』で主演。2015年、日本アカデミー賞において『永遠の0』(百田尚樹原作)で最優秀主演男優賞を、『蜩ノ記』(直木賞作家・葉室麟原作)で最優秀助演男優賞を受賞。

*19:社会党書記長を経て委員長

*20:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*21:文革のことか?

*22:村山内閣運輸相、橋本内閣建設相、自民党政調会長(小渕、森総裁時代)、国民新党代表、鳩山、菅内閣金融担当相など歴任。

*23:参議、陸軍大将、近衛都督

*24:ただし亀井氏らの要望する「賊軍」には「日中戦争、太平洋戦争での米国や中国の兵士」などは入っておらず日本人限定という限界(?)があります。

*25:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事、維新の会共同代表、次世代の党最高顧問など歴任