「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年2/22,23分:島田洋一の巻)

島田洋一
‏ 韓国防護のための地上兵力の撤退は非核化の見返りに実施してよい。少なくとも日本として反対する理由はない

 島田発言にはびっくりですね。ほとんどの日本ウヨは「韓国を敵視していても」、在韓米軍撤退論には「たとえ全面的非核化とのバーターであっても」否定的なんですが。つうか在韓米軍撤退論どころか、実際に行われた「米韓合同軍事演習の一時中止」にすら反対してますしね。
 正直、小生は「北朝鮮の脅威」はもはや在韓米軍の口実にはならない、むしろ撤退させて南北友好を目指すべきと思っていますが、島田はそのように主張する気なのか。まあ島田だと単に「撤退論が現実化することはないという見込みのもとに『撤退したら困ると思うがそれでも太陽政策を続けるのか』と韓国に悪口雑言してるだけ」「本当に撤退が現実化したら*1手のひら返しで撤退に反対しかねない」とは思いますが。島田はそう言うデタラメな男でしょう。
 それにしても「日本自衛隊の軍事力が韓国軍に比べて著しく劣る」ということはないでしょうから、この島田の認識だと「少なくとも在日米軍が撤退しても」北朝鮮に関して言えば何の問題もないわけです。まあ、俺個人は「北朝鮮に限らず」「世界有数の軍事力」となった自衛隊を攻撃する国があるは思わないので在日米軍は「日本防衛」という意味ではいらないと思ってます。そもそもベトナム戦争イラク戦争などで出撃していった在日米軍は明らかに「日本防衛が目的ではない」ですが。
 「思いやり予算がなくなることによる財政健全化や福祉・教育等の充実」「アジアの緊張緩和」という意味で俺は在日米軍は撤退すべきだと思っています。

島田洋一
 どうでもいい。もっと大事なこと*2があるだろう。
「虚偽答弁」「だまされた」=厚労省メールの内容に野党反発:時事ドットコム
・毎月勤労統計の調査手法を変更した経緯をめぐり、厚生労働省の担当者が有識者検討会の阿部正浩*3座長に送ったメールの内容が明らかになったことを受け、野党は22日、首相官邸の関与を否定してきた政府の説明は「虚偽答弁だった」などと反発を強めた。
・主要野党は22日、国会内で合同ヒアリングを開催。厚労省の姉崎猛・元統計情報部長は同日の国会答弁で、統計手法の変更について官邸の影響を否定したが、厚労省担当者が阿部氏に「官邸の関係者に説明している段階」などと伝えたメールの内容が報告された。出席者からは「驚きだ。全く今までの答弁と違う」「だまされていた」との声が相次いだ。

 「とにかく安倍が九条改憲することが大事」「そのためならモリカケ疑惑も、統計不祥事疑惑も容認する」とはいつもながらクズです。
 とはいえ「総理は無実だ」とは言えないのが滑稽です。

*1:実際どうなるかは分かりません。過去において撤退論が米韓双方においてそれほど強くないことを考えればそう簡単には残念ながら撤退しないだろうと俺個人は思っています。少なくとも当面ありそうなことは全面撤退ではなく「一部撤退(人員削減)」でしょうね。全面撤退するにしても段階的撤退じゃないかと思います。

*2:島田にとっては「九条改憲」でしょうか。

*3:中央大学経済学部教授(労働経済学)。著書『日本経済の環境変化と労働市場』(2005年、東洋経済新報社)、『職業の経済学』(編著、2017年、中央経済社)など。