「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年4/19分:荒木和博の巻)(追記あり)

「その後」を考える集い10 欧州難民問題【調査会NEWS2966】(31.4.19): 荒木和博BLOG

 島国日本は国境に壁を作れないという決定的な弱点

 おいおいですね。むしろ韓国のように地続きである方が北朝鮮からの難民が大挙してくるでしょう。海があると船がなければ日本に来ようがないわけでハードルが高い。そして「国境に壁」てトランプが「メキシコとの間に壁をつくる」といって非難されてることが荒木には見えないのか。「インチキ難民ならともかく」実際、難民であるならば、保護する法的、政治的責任があるわけで「壁を作って追い返す」なんてわけにはいきません。
 そしてインチキかどうかなんかすぐわかることはありえないのだから結局、しばらくは「自称難民」を収容するしかないわけです。

 今回は移民政策学会会員であり、去る3月ギリシャの難民収容施設のあるレスボス島(8割がシリア難民)を視察した真砂太郎氏をメインスピーカーに、シリア難民の問題から北朝鮮難民問題を考えます。

 意味が分からないですね。シリアと北朝鮮と一体何の関係があるのか。現在、北朝鮮は内戦状態にないし、当面そのような可能性もありません。
 まあ移民政策学会は、学会機関誌の過去記事が

移民政策学会(JAMPS)/Japan Association for Migration Policy studies
■第9号 Vol.9 (2017年5月/May 2017)
・特集:排外主義に抗する社会
 ・排外主義の中の朝鮮学校ヘイトスピーチを生み出すものを考える(山本かほり)
■第6号 Vol.6 (2014年5月/May 2014)
・特集:在日コリアンの過去・現在・未来
 ・朝鮮学校で学ぶということ(山本かほり)

なのでまともな団体かと思います。
 「移民政策学会会員」にして「大学教員・研究者」の山本氏は

〈高校無償化〉「無償化ネット愛知」共同代表兼事務局長・山本かほりさん | 朝鮮新報
 朝鮮学校が「高校無償化」制度の対象から完全に排除されようとしている中、愛知と大阪では訴訟の準備が進められている。愛知の朝鮮学校関係者、保護者、弁護士、日本人支援者によって結成された「朝鮮高校にも差別なく無償化適用を求めるネットワーク愛知」(2010年5月20日)の共同代表兼事務局長として活動に従事している愛知県立大学の山本かほり准教授*1(47)は、昨年から週に1度、朝鮮学校を訪問し生徒、教職員、保護者たちと親交を深めてきたほか、訴訟の支援も行ってきた。
 支援活動にかける思いについて話を聞いた内容は次の通り。
(中略)
 民族教育には、在日朝鮮人コミュニティーの歴史と共に形成され発展してきた経緯がある。たとえ朝鮮学校が「総聯傘下」で「北の教育」を行っていたとしても、その教育内容について日本社会が批判することは間違っている。ましてや、現在、朝鮮学校は北一辺倒の教育など行ってはいない。教育内容をどう捉えるかは、生徒自身の問題であって、日本社会がとやかく言うことではないはずだ。 
(中略)
 日本政府はこれまで幾度となく理由をつけて、朝鮮学校を差別してきたが、「高校無償化」は法的に見れば適用されて当然の制度だ。除外する理由のない、シンプルな問題だ。適用除外は、国が公然と行っている差別以外の何物でもない。
(中略)
 これからも生徒、保護者たちの気持ちや生活に寄り添う形で彼らを支えていきたい。
 私たちに正義があるということは主張すべきだし、問題がさらに長期化しても最後まで一緒にやっていくつもりだ。

という記事で分かるように「朝鮮学校無償化除外」を批判するまともな学者ですし。
 しかし、真砂某氏は荒木と付き合うような人間ですから荒木の同類のバカウヨでしょう。「会員」としか書いてませんのでおそらくプロの研究者ではないでしょう。荒木のような「無名のプロ右翼活動家」でしょうか(彼の名前でググってもよく分かりません)。

*1:現在は教授