「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年5/11分:荒木和博の巻)(追記あり)

飛翔体【調査会NEWS2979】(R01.5.10): 荒木和博BLOG

 最近流行りの「飛翔体」ですが、何でミサイルと言わないのでしょう。

 「はあ?」ですね。答えは簡単で「当初はミサイルかロケット砲かわからなかったから」です。
 結局、各国(日米中露韓)とも「北朝鮮は短距離ではあるがミサイルを撃っていた」「またロケット砲も別途撃っていた」という結論に落ち着きそうです。
 なお、興味深いのは「真偽は不明ですが」、一部マスコミ報道に寄れば、この短距離ミサイルは「ロシア製のイスカンデルミサイルの改良型ではないか」ということですね。
 「ミサイル発射前に金正恩が訪ロしてることは何か関係があるのか(イスカンデルミサイル改良型の発射について事前にロシアの了解を得たのか*1)」「日米韓の反応が今のところ自制的なのはロシアの存在も影響してるのか」などとこの件の素人としては疑問がつきません。

 日本では都合の悪いことは言葉でごまかすことが少なくありません。工作船を「不審船」と言うのもそう*2ですし、(ボーガス注:自衛隊は)軍隊でないという建前があるので歩兵を普通科と言ったり駆逐艦護衛艦と言ったり、ともかく都合の悪いことは言葉を変えて問題がないか、あるいは少ないかのように装います。

 そうすね。
 荒木の言う自衛隊関係ではそもそも

警察予備隊→保安隊→自衛隊

がそうですね。軍隊とは呼ばないわけです。
 他にも

救う会&家族会】
■「除名処分すると世間がうるさいから自主的にやめてくれ→蓮池氏への退会勧告(抗議しても勧告は撤回しないけどな)」
 「あいつらには何言っても無駄」と見切った蓮池氏が自ら袂を分かったため、「勧告処分を無視→除名処分→処分の無効を求めて訴訟」のようなことにはなりませんでした。
■「何があろうと制裁解除にも国交正常化にも賛成しない→全員即時一括帰国なら反対しない(ただし全員には明らかに拉致じゃない特定失踪者が入る)」
【戦前日本】
■「軍のことに部外者が口出すな!」→「統帥権干犯」
■「全滅→玉砕」
■「日本民族滅亡→一億総玉砕」
■「撤退→転進(方向を変えること「転進」は当然ながら「撤退」を必ずしも意味しません)」
■「降伏勧告(ポツダム宣言)の受け入れ」→「終戦の聖断
■「戦前日本軍の男性兵士*3専用の性欲処理用女性軍属*4」→「従軍慰安婦(もちろん「慰安」には「セックス」という意味は含まれません)」
昭和天皇
■「戦争責任のことについて答える気はない→そういう言葉の綾についてはよくわかりません」
【自民】
■「口先だけで何もしない→善処する、前向きに検討する」
■「都合が悪いので何も言わない→デリケートな問題なので答弁は控えさせて頂く」
■「税金→公的資金
小泉政権
■「とにかく何があろうとイラクが危険だとは認めない→自衛隊が居るから安全地帯だ」
【安倍自民】
■「武器の輸出→防衛装備の移転」
■「拉致問題について口先だけで何もしない(でも家族会や救う会へのリップサービスとして適当にほざいておく)→拉致問題は政権の最優先課題」
■「改憲して軍事大国にしたい→戦後レジームからの脱却」
■「北方領土に米軍を置かないなんて確約できない→米軍基地はロシアを敵視する物ではないとプーチン大統領に理解頂きたい」
【その他】
■「結婚する気はありません→これからもいい友達で居ましょう(プロポーズへの対応の一つ)」
■「セックス産業、射精産業(昔は確かこう言っていました)」→「性風俗産業(昔の言い方だとどぎつ過ぎるので言い換え)」
■「ポルノビデオ→アダルトビデオ」
■「首切り→リストラ(本来のリストラは再構築という意味で、必ずしも首切りを意味しない)」

なんかがわかりやすい例です(他にもありますが思いついたもんを書いてみました)。まあ荒木ら救う会自体が「蓮池氏除名勧告」でわかるように「都合の悪いことはごまかすカス集団」です。

 ちなみに政府は「特定失踪者」という言葉は使いません。

 使う義務ないですからねえ。そもそも特定失踪者なんて明らかにインチキですし。何せ生存者の形で発見された特定失踪者が国内で既に何人も発見されてます(全て犯罪、事故などではなく「仕事のトラブルなど」を理由とした自発的失踪)。また、荒木が「DNA鑑定偽造」を放言する山本美保さんのように遺体で発見された人間も中にはいます(今のところこれらについて警察は犯罪性があるとはしておらず、美保さんも含め、事故死ないし自殺と見なしてると思います)。
 また、ウィキペディア「足立区女性教師殺人事件」を見れば詳細が分かりますが、荒木らが「大韓機爆破事件犯人・金賢姫に日本語を教えた李恩恵*5ではないか」として特定失踪者認定した女性(1978年失踪)が、認定後の2004年に「真犯人*6の自首」で「殺害された上、犯人の自宅敷地に埋められていたこと」「しかし自宅敷地が自治体の道路拡張工事の対象に入ったため、工事が行われたら遺体を隠しきれないと思って、殺人の公訴時効が成立*7したこともあり、観念して自首」がわかっています。これらのうち「遺体が腐乱して判別がつかないのをいいことにDNA鑑定捏造と言い出した美保さん以外」については「間違っていたことを否定しようがない」ので荒木も認定の間違いを渋々認めています。
 そんな物の何が信用できるか(それでも「他の認定は正しいと思う」と強弁する荒木や、それを許す家族会も相当のバカですが)。
 正直「4歳の幼児(松岡伸矢君)」まで「特定失踪者」と荒木が言い出したときには「予想の範囲外過ぎて」『そんなん誰が信じるんだよ。気でも違ってるのか』と頭痛がしました。まあ、いくら精神的に追い詰められてるとは言えそんな荒木の与太に付き合うご両親もどうかと思いますが(さすがにご両親も本気ではないでしょう)。
 まあ、でもそんなご両親のおかげで荒木のデマゴーグぶりが完全に露呈されたと感謝すべきなのかな?(もちろん皮肉です)

 言葉遊びをどうやったところで、ミサイルはミサイルです。そして脅威は脅威です。言葉をどう変えても問題がなくなるわけではありません。もうごまかしはやめたほうが良いのではないでしょうか。

 荒木の方こそいい加減「特定失踪者のデマ」をやめたらどうなのか。「間違った認定もあるが、他の認定は正しいと思う」と強弁したところで何の説得力もありません。
 まあ家族会が「そんなデマ流す荒木とは付き合えない」と言えば終わる話ですが。正直、蓮池氏が荒木ら救う会に疑念を感じ、批判を始めた理由の一つは「足立区女性教師殺人事件」などで露呈された「特定失踪者認定のインチキ」でしょう。荒木ら救う会と付き合える家族会の馬鹿さには心底呆れます。
 まともな人間なら「足立区女性教師殺人事件(詳しくはウィキペディアを参照下さい)」の一件だけでも荒木との付き合いはやめます。
 犯人が自首したからいい物の、自首しなかったらどうなっていたと思うのか。ご家族に迷惑をかけたという反省は荒木ら救う会にはないのか(まあ、ないんでしょうが)。
 犯人が自首した理由も「荒木の特定失踪者認定」と全く関係なく「道路拡張工事」ですし。全く荒木ら救う会一味も呆れたクズです。

【追記】
緊張緩和局面に挑発的で悪意的な北侵演習を展開する米「韓」軍、正常的で自衛的な火力打撃訓練を展開する朝鮮人民軍: 白頭の革命精神な日記
 この記事が指摘するように、北朝鮮がミサイルやロケット砲の発射に対する米国、韓国などの非難について「米韓のサード演習への対抗措置」「サード演習の方が挑発(先に挑発したのは米韓であり、我々は正当な自衛措置を発動しただけ)」と反論してることに注目しましょう。
 こうした北朝鮮の主張に賛同するかどうかはともかく、北朝鮮の「公式見解(建前)」において、ミサイルやロケット砲の発射は「挑発ではない」ということは北朝鮮は「朝米、北南交渉」を自分からぶち壊す気はないということです。あの発射は挑発ではなく「牽制」とでも表現すべきでしょう。

*1:もちろん仮に事前了承を得てるとしてもそれだけが「訪ロ目的」ではありえませんが。

*2:これは「工作してるかどうかわからない」という面があるからじゃないか。

*3:当時は女性兵士はいませんが

*4:近年では戦争犯罪であることを明確に示すため「性奴隷」と呼ぶことが多いのはご存じの通りです

*5:現在では増元るみ子さんではないかと見なされてる。

*6:もちろん北朝鮮は関係ない

*7:今は殺人の時効が廃止されましたが当時は15年。